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2023-05-06 04:34

#546 【史】地図地理検定/国の広さを比較して考える/地図も読み物だから(28)

地図地理検定の過去問を読んでいたら、国の広さを比較する問題があったので、その意図を考えてみました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。

地図地理検定 国の広さを比較して考える
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特著と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、特著とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、
地図地理検定 国の広さを比較して考える
地図も読み物だからの28回目です。
土曜日は地図を読む話をしています。
前回は、地図に関する検定を調べていたら、地図地理検定というのを見つけて、その過去問を学んでみようと思った話をしました。
現時点で、過去問は第37回と第38回の文が公開されています。
これは問題だけではなくて、回答も説明付きで載っているので、勉強になるのです。
2022年6月19日に実施された第37回の試験を結構難しいなぁと思いながら読んでいて、
そういえばこのパターンの話は案外勘違いするよねと思ったのが、国の広さを比較するタイプの問題です。
ヨーロッパに日本列島を持っていったらどれくらいの大きさになるかと言われると、結構間違いそうじゃないですか。
でもこれはまだ簡単な方なのですね。
もっと難しいのは、ロシア連邦を北アフリカの辺りに持っていったらどんな大きさになるのかという問題です。
ロシアの国土はとにかく大きいというイメージがまずありますよね。
実際に一つの国としての国土面積は世界最大ですからね。
さらに東西に長いです。
これ、そのものつばりの問題を見たことがないと解けない感じがしませんか?
確かに同じ問題が出たら一発で答えられますが、問われているのはそういうことではありません。
地図がどのようなものなのか理解があると、類推的に解ける可能性が高くなる問題なのです。
ヨーロッパの近くに日本を持っていった場合は比較的簡単というのは、井戸が同じような場所だからです。
世界地図を眺めたことがあったら、だいたいこんな感じじゃないかなという感が当たりやすいのです。
逆に地球の北の方と赤道あたりを比較するのは難しいのです。
これはよく見る世界地図がメルカトル図法という、北極点南極点を無限大に広げた図法だということが原因です。
ロシアは大きい国ですけど、メルカトル図法だと実際の面積以上に大きくなっているわけですね。
こういうのを比較するのには、ザ・トゥルーサイズオブというサイトを使うと面白いです。
国を選んで好きな場所に移動させることができます。
例えば中国をロシアのあたりに重ねてみると、中国も結構大きいなということになりますし、
日本をいろいろなところに持っていくと、狭いけど長いって思います。
こんな風に楽しんで地理を学んでいくと、世界で起きていることにもっと関心を持てるようになるかもしれません。
真っ黒な視点を持つための一つのツールとして、地図を読むというのは有効だと言えるのではないでしょうか。
今回は地図地理検定の過去問から、国の広さに思いを馳せてみるという話をしました。
地理学的知識を活かした地図の読み方
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
04:34

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