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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きそろばんを中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「ようやくと誤解の話」というものです。
物事を考えるときに、抽象化というのはとても大切です。
全く違う出来事の間に共通点を見つけるには、それぞれの出来事を抽象化する必要があります。
それができると、その共通点から、具体的な出来事を見ただけでは、気づかないようなアイデアが生まれたりします。
でも、これにはまずいこともあります。
要するに、とまとめてしまいたくなることはよくありますが、
それによって具体的な出来事に内在していた大事な問題を切り捨ててしまうこともあるからです。
そうなってしまうと、変質してしまったようやくから生まれる議論は、もちろん本来の大事な問題を解決することはありません。
抽象化するときに大事なことは、具体的な出来事の背景とか文脈をきちんと理解しておくことです。
同じように、抽象化された情報を正しく理解するためにも、背景とか文脈の理解は不可欠となります。
文章には前提となる背景や文脈が必ず存在します。
特に文字列となった文章を読むときにはそれが重要です。
音声とか映像とかで伝わるものとは全く違うと考える必要があります。
どんな場合も、誤解はつきものですが、
世の中は読めばわかる人ばかりではないということをきちんと意識しておくと、誤解を避けて活動の範囲を広げられるかもしれません。
要約という表現は、自分の表現活動を見直すためにも使えるのです。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。