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2022-11-13 04:39

#372 【刻】行ってみたいもぐらの土合駅/時刻表は読み物だからな(31)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第31回です。

#351で話した、上越線のループによる山越えに関係するちょっとおもしろい駅について話します。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1pavcm/a-a8mq0ga

「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
https://youtu.be/A_gzRkM3YeM

#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1gdn10

#044 時刻表を語る
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1bf1t3

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「行ってみたいモグラの土合駅。時刻表は読み物だからな。」の31回目です。
前回は、上越線のループ区間の話をしました。
今回は、そのループ線の近くの、かなり変わった駅の話をします。
群馬県と新潟県の境にある山を鉄道で越えるのは、なかなか大変だったようで、
尾根の両側にループ線を作り、ある程度高度を稼いだ上で、ピーク近くをできるだけ短いトンネルで越えるという仕組みが作られた話を前回はしています。
比較的短いといっても、ピークを越える清水トンネルは9kmありますから、工事が完成した昭和6年の時点では、なかなかの難工事だったと思われます。
当時の上越線は単線でしたが、首都圏と新潟の所要時間が大幅に短縮された効果を大きく、交通量が増加したことから、複線が行われることになったのですが、
ループ・トンネル・ループの区間をそのまま複線にするのではなく、別に清水トンネルよりも長い新清水トンネルを掘って、それを下り線とする方式になりました。
それは良いのですが、清水トンネルの群馬側には土合駅がありました。ループとループの間の駅です。
新清水トンネルは2つのループの外側をつなぐ1.5倍ほどの長さのトンネルとなります。
ということは土合駅は通らないということになるわけです。
新清水トンネル自体が複線になるわけではなく、あくまでも新しい下り線で旧来の上り線とセットで複線化を達成するわけです。
そのままでは土合駅は上り線だけという妙な駅になってしまいます。
そこで考えられたのが、新清水トンネルの途中に土合駅を作るという方法です。
トンネルの位置は地上の土合駅から水平距離で数百メートル離れていて、深さは70メートルもあります。
そういうわけで、上り線のホームのある地上の土合駅駅舎から下り線ホームに行くには、長さ338メートル462段の階段を降りる必要があるのです。
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ホームに降りるのに時間がかかるので、駅員が行った時代の1988年3月の時刻表には、「土合駅の改札は下り列車に限り発車10分前に打ち切りとなります。」と書いてあります。
駅が無人化されている2022年6月号では、「土合駅は改札口から下りホームまで約10分かかります。」と書かれています。
微妙な表記の違いですが、時代を反映している感じがして面白いですよね。
上越線のこの区間は並行している上越新幹線が開通したため、今はとても本数が少なくなっています。
土合駅を経験するにはちょっと工夫がいると思われますが、一度行ってみたい駅だなと思います。
次回はトンネル繋がりの話題をもう一つしたいと思います。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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