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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「日本鉄道旅行地図帳。地図も読み物だから。」の12回目です。
土曜日は、地図を読む話をしています。
去年の暮れに、年末にふさわしい本はないかなぁと、いくつもある本棚を漁りました。
こういうことをやるときのあるあるで、目的のものは一向に見つからないのに、
あれ?こんなのあったっけ?面白そうだなぁ、と思うものがいろいろ出てきました。
その中に、日本鉄道旅行地図帳北海道編というものがありました。
シリーズで出ている地図帳で、その第1号が北海道だったようです。
鉄道に特化した地図帳というのも面白いのですが、
今現在の鉄道の現実は厳しくて、
特に北海道の鉄道は、地方に行くほど息も絶え絶えという状況で、
地図的に見てあまり面白いものではなかったりします。
ただ、この配信で地図を読むときには、歴史にスポットを当てていますよね。
これはもちろん、僕の趣味とか考え方があるわけで、
だとすると、この地図帳にはそういう歴史的な側面が含まれているから本棚にあった、ということになります。
実際そうなんです。
この地図帳には、前線・前駅が載っていますが、
さらに、前配線が載っています。
これが大きいポイントなんですね。
前配線の中には、戦前に廃止されたような、ごく短期間運営されたものまでが含まれています。
こういう情報をまとめてみるのは、なかなか大変なのです。
とても安価な本なので、詳細な情報は載っていないのですが、
この本をインデックスとして使うことで、ネットなり図書館なりで詳細を掘り起こしていくことができます。
計画はされたけれど、実現されなかった未成線も載っていて、
もしもこの線路があったらどうだったろう、なんて想像するのもなかなか楽しいものがあるんです。
出版されたのが2008年。
多分、ほどなく買っているはずで、なぜこれが本棚に埋もれていたのか考えるのも個人的には面白いです。
この本もちょこちょこめくりながら、地図の話をしていきたいと思っています。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。
ではまた。