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  2. #083 方眼Excelは紙の呪い
2022-01-22 06:20

#083 方眼Excelは紙の呪い

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

紙の呪縛は強力なもので、ITをうまく活用する障害になっている。

という話です。

配信書き起こし
https://note.com/nchiba

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、
https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
「方眼エクセルは紙の呪い、デジタル化のために乗り越えなければならないこと」です。
方眼エクセルというのは、自由なレイアウトで書類を作るために、
エクセルの列を1文字ぐらいの幅にしたものをテンプレートにして使うものですね。
結構そういう使い方をしている人はいて、会社なんかではよく見かけるんじゃないかと思います。
これ、暗黙のうちに紙を印刷するということを前提にしているんですね。
こういうエクセルの使い方をしている方は、大抵の場合、ワードを上手に使うことができないようです。
ワードでレイアウトを作るのは結構大変ですからね。
紙というのはとても便利です。
パピルスは古代エジプト時代ですから、5000年ぐらい前ですかね。
その頃から作られていて、
まあ要するに5000年ぐらい前から紙は使われているということになるわけですけれど、
なかなかこれを手放すというのはやはり難しいことのようです。
紙にこだわってしまうものの代表として挙げられるのはお金があると思います。
お金というかお札ですよね。
やっぱりお金っていうのは手で触れるものの方がいいなと思っている方は案外多いんじゃないでしょうか。
でもよく考えてみると、世の中に流通しているお金の大半がデータです。
銀行とかで預金として扱っているものだったりとか、
誰かに貸し出すお金みたいなものは数字のデータだったりするわけです。
これをよく考えてみると、紙が大事なのではなくて、書かれているものの方が大事だということになりますよね。
お札は紙でできていますけど、その上に書いてある数字が大事なわけです。
これですごくよくわかることは、紙と書かれているものは別物だということです。
これはちゃんと分離をして考えるということがすごく大事で、
書かれていることっていうのは紙とは独立しているわけだから、
その書かれている部分をデータに変換して考えるということができるということになります。
データにしてしまうといいことがたくさんあります。
まず、遠くに送るのが簡単で安く済むということがあります。
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データとしての数字を送るだけだったら、
ちょっとした暗号を使うとか、いろんな手段で上手にデータとして送るということは割と簡単にできてしまう。
そういう時代になったわけです。
さらに言うと、データになったものっていうのは機械が自動処理をするのにとても向いているということがあります。
要するにコンピューターで自動処理をするということですよね。
実際銀行の処理っていうのはほとんどコンピューターで行われていると言っていいと思います。
お金をデータとして見るように、他の書類も紙じゃなくて、
その上に載っているデータを主体に考えるということがとても大事なわけです。
これをきちんとやっていくと、我々が今通販でお金を払うみたいに、
当たり前にやっていることが他のいろんな処理でもできるよってことになるわけです。
ただ、紙の呪縛ってのは大きくて、今は残念ながら何でもすぐに印刷しまうというところがあります。
最初に言った方眼エクセルも、暗黙のうちに印刷を前提としてシートを設計してしまうという癖があるわけですね。
印刷を前提としない書類を設計するというのは、紙に書くのとは全く違う考え方・技術が必要になります。
今のパソコンはほとんど横長の画面を使っていますけど、そこにA4縦の紙を表示するというのはあまり使いやすくないんですよね。
実際スクロールとか増えてしまうということになるわけですから。
なので、画面に合わせた電子的な書類みたいなものをきちんと作るということが大事です。
これはパソコンだけじゃなくて、スマホでも同じように考えなければいけないことで、
効率よく使うためには画面の横長とか縦長に合わせて変わってくれるような書類にするのがいいわけですよね。
これは紙に固定されたものを作るのとは全く違う技術や設計能力が必要ということになってしまうわけです。
紙ではない書類を作れるようになるために意識を変えましょう。
まずそのためには、Excelでかっちり形線を引くということをやめてみてはどうかなと思います。
読書と編集では、ITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
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千葉直樹でした。ではまた。
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