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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「地方から見る東京近郊区間の驚きポイント。
時刻表は読み物だからな。」の21回目です。
前回の配信は、時刻表にはいくつか種類があるということから始めました。
今回もその話からします。
僕は、時刻表の王様は、全国版時刻表と思っています。
その他に、北海道内だけのコンパクトな時刻表などもあります。
地域版は、その地域の情報だけが載っているわけですから、地域ごとの特徴などを見比べることはちょっと大変ですよね。
僕は北海道で生まれ育っていますので、北海道の交通網の様子は、実際に目にしていてイメージしやすいのですが、
他の地域のことは、時刻表から間接的に知ることになりました。
田舎に住んでいると気になるのは、都市部がどうなっているのかということです。
大都市の代表といえば、やっぱり東京ということになります。
時刻表は、東海道線から始まって、北海道の北とか東の線区が終わりにくる順番で掲載されていますが、
その後に、東京近郊区間というのが載っているのです。
借員地図もそうなっています。
北海道のすぐ後ろですから、割と目にすることになるわけですが、
それで最初に驚いたのは、全ての列車の時刻が載っていないことでした。
東京に住んでいる方々には当たり前のことですが、北海道のような辺境では、列車の時刻が載っていないというのは、時刻表としてありえないわけです。
1時間に1本なんていうのは、まだ恵まれている方で、日に何本しかないというような路線では、列車がいつ来るかわからないということは、そのまま使えないということになるわけですから。
時刻を気にせずに、駅に行って北電車に乗るなんてことは、夢のまた夢みたいなものです。
綿密に乗り換え計画を立てるために時刻表はあると言っても過言ではありません。
で、東京近郊区間を見ると、始発と終電のあたりの何本かの時刻が載っていて、その間は、この間5、6分ごとなんて書いてありますよね。
これはカルチャーショックです。むしろそんなに列車を走らせてどうすんだっていうレベルです。
この感覚は、小学4年の頃に初めて山手線の満員電車に乗るまでアップデートされませんでした。
時刻表のページの両端には線区名が書かれています。
東京近郊区間などと縦に書かれているわけですが、最近の時刻表にはそれらの下の方に標準時刻なんて記述もあります。
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何らかの事情で時刻を変更して走ることがあるということを示してあるわけですね。
東京近郊区間という言い方は、比較的最近のものです。
国鉄時代には国鉄電車、略して国電と呼ばれていました。
電車があまり走っていない北海道から見ると、電車というのも結構眩しいものです。
札幌の周辺に住んでいる人は電車という言い方に慣れてきましたが、少し離れると電車というのはちょっと気取った言い方に聞こえるものです。
実際に走っているのはほぼディーゼルエンジン車ですからね。
今でも汽車というのが一般的なんですね。
まあ、そんな地域カルチャーのことを考えられるのも時刻表の楽しいところではないかと思います。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。