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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「倫理観をひとまず置いて考え、実行するときには倫理を考える。」というものです。
木曜日は、日頃なんとなく考えたことを話しています。
以前の職場で、よくブレインストーミングというのをやりました。
アイデア出しによく使われる手法で、簡単に言うと複数人であるテーマについて伝想的に思い浮かぶことをどんどんアウトプットしていき、その中からやるべきことや進む方向を見つけるものです。
この時に大事なことは、アウトプットするときに余計な制限をつけないことです。
一見関係ないことも深いところで繋がっていることがあったり、もう少し深掘りすると面白いアイデアが出たりすることがあるからです。
僕が結構大事だと思っていたことは、アウトプットに関する良い悪いの判断はしないということでした。
例えば経費節減のアイデアを出すときに、「従業員を解雇する。」というアイデアを、「それは良くないから。」と却下してはいけないのです。
良くても悪くても出すことが大事なのですね。
でもこれ、案外難しいものなんです。
日頃何かをやるときには大体まずは良い悪いを考えます。
良くないことを実行するのは当たり前ですけどダメですよね。
この原理を、やることを見つけたり分析したりするときに適用してしまうと、本当にやるべきことを見つけることができなくなる可能性があります。
実は、今考えている領域の外側に、真の原因とか解決策のヒントがあるかもしれないからです。
これは良くないから、と最初から考えないようにしてしまうと、思考停止になってしまうことが多いのです。
倫理が独自に陥りがちなのは、こういう視野強策が原因です。
自分が視野強策に陥っていないかどうかを確かめる一つの方法は、良い悪いで考えてしまっていないかを点検することです。
そういうときには具体的なデータに当たるのが良いかもしれません。
まずはフリーハンドで方法のバリエーションをいろいろ出して、実行するという段階で良い悪いを考えましょう。
周りの人に発想力がある人と思われるようになれますよ。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。