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2023-06-20 05:42

#591 【談】歳を取ることは仕事が増えていくこと

定年退職を控えた人に強く伝えたいことは、自分ができることをきちんと考えておけば仕事はいくらでも作り出せるということです。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

サマリー

年を取ると、仕事が増えることについて話されています。定年退職後、自分ができることを認識し、人の役に立てる仕事を見つけることが困難であることや、歳をとると広く周囲のことを見られるようになり、仕事の仕組みを考えて整備する能力があることが説明されています。

年を取ることは仕事が増えていくこと
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「年を取ることは仕事が増えていくこと」というものです。
火曜日は日頃考えていることを話しています。
最近、就寝雇用というのは幻想だ、というようなことをよく言われます。
人口動態とか経済の状況を見ればその通りだし、
僕が生きてきた60年弱の体感から見ても、
就寝雇用が実現できたのは、たかだか一世代の、せいぜい20年か30年のことだったように見えます。
僕が社会人になったのはバブルの末期で、
給料の安い若い頃は物価が高く、
その後は円安でそこそこの豊かさを享受できたけれど、
並行してどんどん年功序列や就寝雇用が否定されていき、
今や年金で生活するのは無理、というところまで転がり落ちてきた感じです。
ただ、最近思うのは、たまたまいい時期に当たったラッキーな人々はいるけれど、
それ以外は今みたいなことが当たり前なんだろうなーってことなんですね。
そして、一般的な定年退職の年齢が近づいたからこそ思うことがあって、
それは、定年退職って実は残酷なシステムだなーってことなんです。
僕は早めにサラリーマンを辞めて、自分のやりたいこと、やれることを模索し始めたのですが、
これが相当な難問なんです。
まず、自分ができることを認識するのが大変なんですね。
何が大変なのかというと、できることの中で人の役に立てることを見つけるのが大変なんです。
気づいてしまえばどうってことはないんですけど、
大体は退職した途端に何もできない自分に直面するんですね。
それはサラリーマン的な役割の中にどっぷり使っていたからで、
実は勘違い以外の何者でもないんですけど、
そのことに気づくのに何年かかかるかもしれないんです。
それを例えば60歳からやるのは相当きついんですよ。
体力も気力も衰える時期ですから。
でもね、本当は違うんです。
歳をとると、広く周りのことを見られるようになっているんですよ。
ちょっと違う次元で物を考えられるようになっているんです。
それは仕事の仕組みを考えて整備する、みたいなことができるってことなんですね。
これは周りをよく見て、何もないところから何かを作り出す力です。
定年退職後の仕事選び
広く考えるから考えることはいくらでもあります。
これまでの経験からいくらでも仕事を作り出せるんですよ。
要するに仕事はいくらでもあるってことなんですよね。
それに気がつかないのは、多かれ少なかれ、人に言われて働いてきたからなんです。
定年退職って強制的に人から言われる仕事から卒業させられることなんですね。
逆に言うと、定年退職後って自由に仕事をしていいってことでもあるんですよね。
ちょっと違う角度から見ると、お金にとらわれることからの卒業なんです。
歳をとったら食べていくのはそれほどお金はかからないので、好きな仕事をやればいい。
年金をもらえればラッキーですけど、年金だけで生きていくのは無理です。
それは生活費が足りないという意味ではなくて、満足して生きていくという意味での無理。
それは、お金があればできるってことではないのですね。
年金があればちょっと安心ですが、自分で稼いだ方がずっと楽しく生きられます。
そのためにも、自分で稼ぐ方法を早くから考えておいた方がいいのですね。
出勤すればお給料がもらえるという感覚から脱却するために、
身の回りをよく観察して、誰かの役に立つ、仕事が増える人生を選びましょう。
今回は、年をとることは仕事が増えていくこと、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
05:42

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