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はい、前回の続きの収録です。作曲の過程を解説してみたその②、よいしょ。
はい、ということで前回の続きなんですけれども、僕がですね、作った、自分が作った曲をどういうふうな思考回路で作っていったのかっていうことをですね、解説するというコーナーでございます。
えっとですね、まぁちょっとどんな曲かっていうのを先にもう一回吹いておきましょうか。8小節の曲ですね。
はい、このような8小節の曲でございます。これをですね、僕はどういうふうに考えて、何を考えて作ったのかっていうことをですね、解説しております。
はい、じゃあ前回までの放送を振り返ると、まずですね、あのモチーフって言ってね、最初の思いつきが1小節目のフレーズです。
はい、これをですね、どうやって発展させて、あの曲にしていくかっていうことが作曲なんですけれども、
はい、じゃあこのラシドミレーっていうフレーズが思いつきました。ここまでは誰でも思いつきますよね。
じゃあこれをどうやって組み立てていくかっていうと、まず2小節目にやったことは、ラシドミレーをそのまま逆から読んだ感じになります。
ラシドミレー。リズムは同じにして、音の並び、音列は逆読みしました。
ラシドミレー、レミドシラー、アイウエオー、オエウイアー、みたいな感じ。
逆にするだけで、なんかこうメロディーが発展した感じがするのが面白いでしょう。
はい、ここまでで2小節のメロディーができました。
で、じゃあ次の3、4小節目はどうするかっていうと、よく使われる手法としては、その手前の2小節をまんまコピペするっていうね、そういう手法は作曲でよく使われますので、とりあえずねまんまコピペしましょう。
で、まんまコピペすると、まんまコピペした感が出てしまうので、
えーと、僕がやったのはですね、後半のメロディーをオクターブまんま上げました。
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これもね、よく作曲で使われる手法ですね。 どういうことかというと、
で、ここまで同じ。で、後半がレミドシラーってなってたのを、レミドシラーって言って、レミまで同じなんだけど、
レミドシラーの部分をまんまオクターブ上に上げたんですね。そうすると違ったメロディーに聞こえます。
違ったメロディーなんですけどね。違ったメロディーっぽくなります。 レミドシラーをそのままレミドシラーにしただけで、なんかちょっと盛り上がりが作れた感じがしますよね。
そのね、あの盛り上がりっていうのは何かっていうと、高い音。 その曲の中の最高音っていうのをだいたいですね、まああの5、6小節目ぐらい、
要は曲の真ん中あたりに持ってくると、曲がね、ちゃんとその一つの盛り上がりがあった曲みたいな感じになるので、
なるべく最高音を曲の真ん中あたりにぶち込んでおくと、いい感じの曲になります。
まあそういった意味でね、あのちょっと高い音を使うという意図もあって、レミドシラーにしました。
はいここまでが4小節ですね。はいじゃあちょっと4小節振り返ってみましょう。 はいじゃあこの後ね、5小節目からどうやっていくかっていうと、まあこれもねいろんなやり方が
あるんですけれども、僕が考えた方法は、 レミドシラーって一回高い音域に行ったので、ちょっとこの高い音域を生かしてその流れを組んで
いきたいなって思ったんですね。 じゃあどうするかっていうと、レミドシラーのドシラーっていうこの
語尾ですね、語尾のドシラーっていうこのドシラーをですね、もう一回繰り返す。 これもね作曲でよく使われる手法ですね。
わかりますかね、そのとにかくその真似するっていうね、 レミドシラーのドシラーってその語尾の部分だけを真似して繰り返すっていう
手法ですね。 作曲って基本的に真似して繰り返すっていうのが基本的な手法なんですけれども、
まんま真似して繰り返すんじゃなくて、語尾だけを切り取って繰り返すっていうそういう やり方もあります。
なのでその語尾だけを切り取りました。 レミドシラーなんで、このドシラーを生かして5小節目は
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はい、ドシラーのちょっとリズムを変えて レミドシラー
ドシラーっていう風にやりました。 で今度はドシラーってなったので、今度はドシラソミ
まあ単純にですね音階を下がっていく感じですね。 要はメジャーペンタトニックスケールですね。
メジャーペンタトニックスケールの、ペンタトニックじゃないか。 シが入っているのでね、ドシラソミっていう感じでスケールを下りていった感じですね。
Cメジャースケールっていう感じですかね。Cメジャーの アルペジオっぽい感じでちょっとメロディーを下りていった感じ。
で、ドシラソミ その後は
レミラシドですね。 これはですね、2小節目のレミドシラーを順番を入れ替えた感じですね。
っていうのを レミドシラじゃなくてレミラシドって感じでドにドで落ち着くような感じでちょっとその
メロディーの順番を入れ替えた感じのフレーズです。 これはどうしてかっていうとあえて理屈で解説するんだったら
えっとここはドシラソミっていう感じでドから始まるのでちょっとそのマイナー感が薄らいでるんですね。
マイナー感というのはそのラシドから始まる単調 じゃなくてこのフレーズはドから始まっているので
ちょっと長調に寄ってるんですね。なのでこの長調の感じを そのままキープしたいのでレミ
ドシラって暗くするんじゃなくてレミラシドってドの音を長くすることによって長調の感じを残しました。
実際こんな理屈っぽく考えてるわけじゃなくてなんとなくこの方がいいなっていうふうに 感じてメロディーを作ったという部分もあるんですけれども
後付けして理屈っぽく解説するんだったらそんな感じかなっていう感じですね。 全部理屈だけで考えてるわけではなくて
理屈で考えているところもあればなんとなくで作って後から見たらそういえばこういうふうになってるなっていうふうに解説できるというところもあるっていうぐらいな感じです。
最後の7、8小節目はこれはですね1、2小節目のまんまコピペですね。
1、2小節目のまんまコピペを7、8小節目に持ってくると曲がですね締まるというかですね、ちゃんとまとまるっていうのはよく使われる手法ですね。
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何も考えずにコピペしただけなので、実質何も考えてないって感じですね。
だからもう一回まとめると、まずラシドミレっていうモチーフがあります。
それを逆から読んでリズムパターンを同じにして音列を逆から読むとレミドシラーになりますね。
ラシドミレ、レミドシラーですね。これで2小節ができました。
その次の3、4小節目はこの1、2小節目をまんまコピペして、2小節目の後半部分をオクターブ上げました。
ラシドミレ、レミドシラーですね。
5小節目、6小節目はこのレミドシラーのドシラーを釈用してコピペして、少しリズムを変えてドシラーと始めました。
ドシラってその流れからソミーってそのまま音階が下がっていきます。
ドシラソミーってソミレってくるのです。そのまま音階が下がっていくと。
ソミレだから、でレミドシ、レミラシドって言って、
さっきまで使ってた2小節目のフレーズをまたもう1回釈用して、ちょっと音の並びを変えてメジャー感あるような感じのメロディーラインにしました。
レミド、レミラシドですね。
で7、8小節目は曲の最後を締めるためにもう1回1、2小節目のメロディーを再現というかね、もう1回持ち出してきて
この曲の顔というかモチーフとなる部分をもう1回提示して曲を締めたという感じでございます。
そんな感じで作りました。最後に吹いておきましょうか。
1、2、3、はい。
ありがとうございました。ということでね、僕がどういうことを考えて曲を作っているのかっていうことを今回今日作った曲を例に解説してみました。
はい、ということで最後まで聞いてくれてありがとうございました。さよなら。