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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と人の架け橋でありたい私が、犬に関する様々なお話、旅の話、子供たちの話などを、マイペースにお届けしています。
より具体的なトレーニング、しつけの相談、質問回答はメンバーシップでお話ししています。
さて、今回は、初対面の方とお話するときに、私が気をつけていること💛をお話ししていこうと思います。
こちらは以前、恋心談のたくみさんとお話しした後、お話ししようかなと思っていたことだったんですが、すっかり忘れていました。
そして、先日ですね、ふくもとはるさんのリアルセミナーで、またたくさんの初めましての方とお会いする機会を得て、
あ、そういえば私、こんなこと話そうって思ってたんだ、と思い出したことでもあります。
私は自分のイメージする自分というものを試行錯誤しながら、
声や話し方を通じて、初対面の方でもお相手に届けることが割と得意なんだなぁということに気がついたのも、たくみさんの恋心談からでした。
私自身がお相手に届けたい自分のイメージはどういうものか。
それは、ひまわりのような明るい光。
私と同じ時間を過ごす方が明るく元気になってもらえるような自分でありたいということ。
それはこの音声配信でも変わりません。
私はカリスマになりたいと思ったことは一度もありません。
みんなの先頭に立ってみんなを引っ張っていく力強いリーダーでありたい、カリスマでありたいという願いは一度も持ったことがないんですね。
それよりも頑張っているみなさんを照らす明るい光でありたいなというのが私のイメージです。
そして、私はあなたの敵ではないよ、安心できる味方です。
ということは、初めての人に対しても犬に対しても、私が常に意識して発しているメッセージでもあります。
たとえお相手が私に対して端に構えていたとしても、相手が私に抱いているイメージと私がお相手に示したいイメージが異なっていても、それは構わないと自分自身は思っています。
なぜなら私は私だから。
私が人でも犬でも接するときに大切にしていること、それは第一に目の前のあなたを尊重しますということ。
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特に初対面の犬というのは怖がっていたり、警戒心を強く抱いてくることがあります。
犬の保育園、ご預かりの初日に飼い主さんによって預けられる犬たちは不安そうなことが多々あります。
そんな時には、「大丈夫、私はあなたの味方だよ。あなたを尊重するよ。来てくれてありがとう。」というメッセージを犬たちに対して出しています。
犬と人とは違うでしょ?という方もいらっしゃるでしょう。
ですが、こういうタイプの方もいらっしゃるんですよね。
なおちゃん先生って、なんだかせかせかしてて、ガツガツきて、マイペースにしゃべり散らかして、
推しが強くて、自分勝手で、自分の話しかしないような、私そういうガツガツ系の人って苦手。
という方は、初対面の方、お話しする前から、
あ、私ちょっと苦手意識持たれてるっていうのが何となくわかってしまいます。
私自身は、言語コミュニケーションの前に、まずは非言語によるコミュニケーションで、
私自身は今、こういう感じであなたに対しています。
よかったら近づいてきてくださいね。というスタンスを示しています。
具体的にどういうことかというと、まずは表情です。
動物の世界では、目の大きさ、角度、口の開き方や唇の角度というのは、
その動物の感情と大きく連動しています。
少なからず人間も共通する分です。
例えば、何も言っていなくても、目の前の相手が目を大きく目開いて口を覆っていたら、
驚いていると多くの人は解釈するでしょう。
同じように、人は人の心からの笑顔にほっとさせられたり、嬉しくなったりします。
これはボディランゲージであると同時に、
集団で生きる私たちのような生き物には確実に伝播するもので、
一つの強い感情は集団に伝播していきます。
ポジティブな人のセミナーなどに参加すると、参加者をはじめ、
なんとなく自分も何でもできそうというポジティブな気持ちになるのは、
この生き物としての感情の伝播がその集団の中で確実に起きるからで、
これは犬たちを見ていても全く一緒です。
むしろ、集団の中の強い感情が全体に波及していくという様は、
生き物としての生存本能の一つでもあります。
水辺で水を飲んでいる多くの草食動物が、水の中から突然現れたワニを見つけた瞬間、
水を飲むのを止めて頭を上げます。
その瞬間、その一頭からは少し距離のある草食動物でさえ逃げる体勢になります。
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感情の伝播、これは生き物としての我々の本能でもあるんですね。
ですから、その集団、それが一対一であれ、対人であれ、対犬であれ、
自分の感情は相手に確実に伝播するということを私は肝に銘じています。
そのため、言葉を交わす前にまず、120%の笑顔で相手を迎えるようにしています。
これは決して作り笑いということではなく、
口角は上がっているけれど目が笑っていないというアンバランスな笑顔にならないように、
大げさに顔の表情を意識します。
とはいえ、あまりにも長い間この習慣を続けてきたので、
もはや出会い頭の笑顔120%というのはもう私には無意識になってしまっているので、
これは私自身が指摘されて初めて、
そういえば私って初めての人と会うとき笑顔だよなーって後から気がつかされたことでもあるんですよね。
どこからそれが始まったのかなと思ったとき、
特に法人時代に私は思い当たります。
私は会社の代表でもあったので、いわゆる会社の顔、
ちょっと厳しいお客様や初対面の端に構えていらっしゃる来店してくるお客様に対しては、
私が積極的に接するようにしていました。
私の緊張感はスタッフたちに、そして犬たちに伝わっていくんですね。
特にご意見版のようなお客様の来店に関しては、私は丁寧に本当に笑顔で接しました。
ポジティブな言葉というのは畳みかけていくと嘘くさく聞こえてしまうこともありますが、
ポジティブな表情というのは大げさに表現しても、
人を大きく不快にさせるということはあまりないと思っています。
皆さんはどうお考えですか?
そして、表情と言葉は自分の心にすら影響していくんです。
この前、私はいろいろなところで、方々でちょっとずつお話ししているので、
ああ、あの話ね、と分かる方もいらっしゃると思うんですが、
私のパートナーである旦那さんに対して、とっても怒ることがありました。
そして、あまり怒ることのない私なので、この怒りがどこからやってきたものなのか、
そして、いつまで続けられるのかということを自分で実験してみたんですが、
まあ、怒りというのは続かないんですよね。
そして、私が自分を怒っている表情というのを鏡で見ることをすごく嫌になってしまったんです。
なんでかって?素敵な私じゃないから。
なので、私は、ああ、こんな私、私は好きじゃないと思ったので、
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怒りの表情というのはあっさり捨ててしまいました。
そういった感じで、自分が怒った表情をしていれば、なんとなく気持ちも、
どうして私って怒ってたんだっけ、ああそうそう、あの時に旦那にあんなこと言われたんだ、
ということを蝕かえすことができますが、
私が笑顔で自分の鏡の中の自分をですね、見つめることができれば、
私ってなんだかとっても嬉しそう。
気持ちもポジティブになっていくんです。
ですから、私は自分が緊張しそうな出会いのシーンでは、
必ず自分の最高の笑顔で、自分に大丈夫と笑顔を見せてから出向くようにしています。
言葉を交わす前に、最高の笑顔をお相手に見せるということで意識をしていること。
これは目尻を下げるということです。
まあ、これだから私は目元にシワが多いんですけどね。
犬でも猫でもボディランゲージ、特に目の大きさは感情を特に表します。
大きく見開いた目、目尻が下がっている目、下まぶたが持ち上がって小さくなっている目、
瞳孔が丸く大きく開いている目、それぞれ表す感情が異なります。
人間同士では、口角が持ち上がり、額が広くなり、目尻が下がって、
上下のまぶたが下がり、眉が下がるという表情は、親愛の表れです。
私は初対面の方との出会いのシーンでは、緊張する自分にフォーカスするのではなく、
あなたに会えて嬉しい、自分の感情を相手に伝えるということを相手にフォーカスするので、
あまり緊張することがないんですね。
というのも、緊張するというのは、自分が相手にどう見られているのかということに意識が向いていると思うので、
ある意味ベクトルが自分に向かっているんだと私は思っています。
初対面の方とお話しするときに私は、表情を整えたらフォーカスは自分には向けません。
そしてその後、第二のフォーカスが決まります。
第二のフォーカス先というのは、お相手との空気を合わせるということ。
これはちょっと説明が難しいのですが、相手がここまでなら自分を出しても大丈夫という距離感をつかむことから始め、
どんな言葉に表情を明るくし、どんな言動に興味を失うのか、
それを自分の言葉で会話を楽しみながら、温度と空気、呼吸を合わせていくような感覚です。
これ伝わるかな?
例えばゆっくりお話しされる方には、その呼吸を隣に座って合わせるというところから始めます。
ゆっくりお話しするようにします。
逆にテンションが上がっていて楽しそうに嬉しそうにおしゃべりする方には、早いテンポや呼吸に合わせます。
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放っておいてほしいという表情の方には放っておきますが、
集団の時にはその空気に合わせることが難しいと感じているような方には、できるだけ寄り添うようにしています。
これはやっぱり職業病だなぁと思うんですが、
昔、法人経営をしている時には、小さいながらもドックラン付きの施設を運営していた私。
土日にはドックランを一般開放していました。
ドックランには様々な方が遊びに来てくださいました。
常連さんとお友達同士、ファミリー、そして初来店の方。
そういう方々が一堂に集まることもあったんですね。
そういう時、初来店の方はポツンとしてしまうことがあるので、
私はその方の近くに行き、表情と空気と呼吸に気をつけて、もちろん笑顔で、
本日はご来店ありがとうございました。
わかりづらい場所にあるので、秘密基地という名前にしたんですが、
すぐにお分かりになりましたか?迷われませんでしたか?
というような何気ない会話からスタートしていくことにしていました。
おしゃべりしたいという方は、そこからおしゃべりが始まりますし、
放っておいてほしいという方は、来店の感謝を伝えて、少し距離を置いて見守っていました。
さらに、私はペトロスカウンセラーの一面も持ち合わせていますが、
このペトロスのお話を聞く時に一番必要になるのは、この非言語コミュニケーションです。
呼吸を合わせる。これは表情を意識するよりも気をつけます。
なぜなら、深い悲しみをこの人の前に出していいのか、それともこらえようかと
悩まれて迷われている時には、言葉は無用で、
ただ、私という受け皿だけはここにありますよという
安心感をお相手に感じてもらうためのコミュニケーションが必要になるからです。
まあ、これらの使い分けはある意味、もう無意識に行っていると言えるでしょう。
そして動物に対しては、この呼吸と温度を合わせるということはとても重要だと感じています。
動物に対しては、こちらが相手に合わせてほしい空気を徹底することもあります。
特に若くてやんちゃな犬たちには、「こら、いたずらしないの?」
などと言葉で叱るよりも優弁に、「ここでは私はあなたにこれをしてほしくないの。わかるよね?」
という空気感、態度を示すということが重要になります。
なぜなら、先ほども言ったように集団の中で感情は伝播していくものだから。
表情で自分のスタンスを伝え、空気と呼吸と温度で相手との適度な距離を保ちながら、
安心感を伝え、最後は言葉になります。
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私が対面する方にお話しすることで最も大切にしていることは、
自分の持っているカードをとりあえず目の前に広げるということです。
これはきっとあまり良い方法ではないでしょう。
ただ、私自身は、「私はこういう人間です。こんなカード持ってます。気に入ったら拾ってみてください。
気に入らなかったら無視してOKですよ。」という気持ちでいつもお話をしています。
これは温泉配信でもそうですね。
相手によって何かを変えるというよりは、自分の手の内をほぼ最初から全部広げてしまうということなんですね。
なぜなら、私は私です。こういうものです。
押し付けることはしませんが、手持ちのカードを広げることで面白いと思った方には拾っていただき、
面白くなさそう、自分とは違うなという方にはスルーしてもらう。
そういった楽な部分が私はあると感じています。
そして、この人はこんなに自分に対してオープンに色々な目を見せてくれるんだということで
信頼、安心、なんとなく親しみを感じていただけるということもあるんですね。
そうそう、これが本当のラストです。
最後に一つでもいいから、その方と時間を過ごした後、その方の中の光る部分を見つけて、
それを声に出して褒めるということができたらいいなといつも思っています。
身につけているものでも、その方のお考えでも、態度でも、言葉の中にあるきらめくものでも、
ワンチャンズレなら愛犬さんのことでも、何でもいいんです。
あなたのここが私はとっても素敵だと思います、ということを伝えることを私は務めて行っています。
いかがでしたか?
これらの話が一体何の役に立つかは分かりませんが、
以上が私が初対面の方、初対面のお客様、初対面の犬たちと接するときに気をつけていることになります。
これはかなりお相手とポジティブな関係を築きたいというときに意識して行っていることではあるんですが、
逆のパターンも確かにあるんですよね。
つまり、お相手とあまり合わないなぁと感じているときとか、
相手に私があ、この人って私のことあんまり好きじゃないんだなぁということを感じているとき、
そんなときは私をどうしているのか、どういうところでそれを見極めているのか、
それらはきっとお話するとブラックナオコが出てきてしまいそうなので、
そんなことをお聞きしたい方がいるのかなということで、
もしかしたら、需要がありそうだったら有料配信にするかもしれませんね。
ということで、今回も長い時間になってしまいましたが、
ここまで聞いてくださった方がいたら本当に本当にありがとうございます。
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きっと私はあなたととてもとても仲良しになりたいなと思うことでしょう。
本当に最後まで聞いていただきありがとうございました。