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こんにちは、横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などもお届けいたします。
さてですね、昨晩500回【イイネ】をいただきました。というお知らせが届きました。500回、すごい数字ですよね。とってもとってもありがたいです。
皆さんいつも【イイネ】してくださり、本当にありがとうございます。
人生は、運と縁とタイミングだと思っています。
私の配信を一度でも聞いてくださったあなたとのご縁は、スタイフを始めなければなかったものだと思います。
人間の一生のうちに出会える人、会話ができる人、お話を聞ける人の数は限られていますよね。
その1回のご縁でもいただけるということは、本当に幸せなことだと思います。
皆さんこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
さて、暑さ寒さも悲願まで、という言葉の通り、だんだん暖かくなってきましたね。
ただし、私は今年からですね、ちょっと遅いんですけど、花粉症とうとうデビューしちゃったかなーっていう感じでですね、目がちょっと痒いし、時々鼻水がね、ツーッと出てきたりするんですね。
まだですね、花粉症じゃないと自分で自己暗示をかけて乗り切っているんですが、皆さんはいかがでしょうか。
実はワンちゃんの世界でも花粉症ってあるんですよね。
ワンちゃんは鼻水やくしゃみっていう症状もあるんですけれども、一番顕著に現れるのが体をかゆがることですね。
この時期は冬毛が抜け変わる時期でもあるので、毛が抜けたり体をかくということはワンちゃんにとってですね、増えるのは最もなことなんですが、花粉症の可能性もあるわけなんです。
そしてワンちゃんが体をかく原因というものは、その多くは外的要因ですね。痛みやかゆみ、それから皮膚とか体のですね、違和感になるんですけれども、実はそうではないという場合もあるんですよ。
え?犬が体をかくのはかゆいからじゃないの?と思った皆さん、ちょっとワンちゃん飼っている方はよく思い返してみてください。
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例えば飼い主さんにいたずらが見つかって叱られている時、例えば他のワンちゃんとご挨拶をしたりする時、
例えばしつけ教室や動物病院の待合室などで大勢の人やワンちゃんと出会った時、突然愛犬が体をかき始めるということはありませんか?
これはですね、以前犬がしっぽを振る時は嬉しい時だけじゃないという配信の時にもお伝えしたアレ。
そうです。犬同士のボディーランゲージ。カーミングシグナルの一つなんですね。
体に何も異常がなくても、相手や自分に対して気持ちを落ち着かせるためによく使われるボディーランゲージです。
逆にこの状態の時はワンちゃんがある程度ストレスを感じている、居心地が良くないというサインでもあるので、
それが何度も続くようであれば、その場を一度離れるなど状況を変えてあげることがいいと思います。
また他にも体を頻繁にブルブルと震わせるとか、あくびをする、目をパチパチパチとシワたたかせたり、
何もないのに不必要なほど地面の匂いを嗅いでいる時などは、ストレスを感じている犬が表すボディーランゲージになります。
注意したいのは、こういうシグナルが出ている時には集中力がなくなっていて、人の言葉がワンちゃんに届きづらいということなんですね。
僕は今ちょっと緊張したりストレスフルな状態なんで、何とか落ち着こうとしているんですよというサインなんです。
どうか見逃さないであげてくださいね。
叱っている時にあくびをしたり、体をかいていたらより怒ってしまいそうですが、逆効果になるのでご注意ください。
人間も緊張したり、なんとなくいたたまれなかったり、傷まずかったりする時には肩を回したり、ため息をついたり、目をそらしたり、頭をかいたりする人もいますよね。
そんな時には環境を変える、少し待ってそのサインが消えるのを待つ、違う動きをして気をそらすなどで解決することがあるので試してみてください。
また犬同士であれば、自分にストレスがかかっている状態であることを相手の犬に伝えています。
ただしこのストレスは決して悪いだけのものということではなかったりしますね。
お散歩やドックランで近寄ったり近寄られたりした場合、自分の犬や相手の犬がふと体をかいたり、急にあくびをしたり、体をブルブルとシェイクしたりすれば、それはなんとなくお互いの中にある緊張感をほぐそうとしているサインなんです。
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僕に敵意はないよ、僕は平和なやつだよ、という意味でわざと目をそらしたり、敵意のないことを表す行動をとるんです。
実際、初対面の犬同士が近づき、片方がこのカーミングシグナルを行うことで、その場が雰囲気がよく収まったということは多々あります。
問題なのは、このカーミングシグナル、ボディーランゲージを使えない犬、読み取れない犬がいるということなんですね。
カーミングに限らず、犬同士で伝え合うボディーランゲージというのは、生まれもったものを経験と学習から使える子もいますし、学習不足、経験不足、社会化不足から、使えない、わからないという子もいます。
使えない、わからないという子は、幼少期に経験を積まないまま親兄弟から離されて、一頭で売られていたり、人間の家庭ではお留守番が多かったり、お散歩が少ないという子に多い気がします。
この場合に関しては、いくら自分のワンちゃんが相手の犬にサインを出して伝えようとしていても効果がないので、最終的にはちょっと怖い思いをしたり、喧嘩になったりすることさえあります。
もし自分のワンちゃんが相手の犬のシグナルに気づいてないなとか、逆に相手の犬が自分の犬のシグナルを無視しているなと感じる場合は、自分の愛犬を止めたり守るのは飼い主さんの役目です。
特にドックランでは起こりやすい事象なので、ドックランにいる時には常に自分の犬と相手の犬のボディーランゲージを観察してみてくださいね。
それだけでトラブルを避けることができると思います。
また、こちらは自分を落ち着かせるために書くということとは少し意味合いが違うんですが、書いている時にだけ痛みや痒みを忘れられたという記憶や経験、時には暇つぶしからすでにその原因となった症状はなくなっているのに、同じ行動を繰り返し、逆に自らを傷つけてしまう書き方もあるんです。
このような精神的な原因の書き方のほか、あまりに頻繁に同じ場所をしつこく書く、環境や状況の差に関係なく体を書く、外的または内的な体の異常があって書く、特定の場所や季節、食べ物や刺激を摂取した後に書くという場合には、獣医さんに相談されることをお勧めします。
特に精神的なことが原因で体を書きむしってしまう場合には、トレーナーさんにも通常の獣医さんにもなかなか対処が難しい時があります。そんな時にお勧めしたいのがホリスティックケア。
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病気や不調の原因を毎日の食事や排泄、運動など、心身ともに総括的な体全体の問題として捉え、アプローチすることで、西洋医学の対処療法とは少し異なるアプローチをします。
ハーブやアロマ、フラワーレミディやホメオパシー、漢方なども知られていますね。
日本ではペットへのホリスティックケアはまだあまり知られていないんですけれども、実は本日3月19日金曜日の20時より、このホリスティックケアが得意分野であるイギリス在住の獣医師、サラ先生とのコラボライブを行います。
サラ先生は、サラ先生のペットの暮らしと健康のページで、犬のみならずペット全般の健康や暮らしにまつわる有益な情報を発信されていらっしゃいます。
サラ先生のチャンネルからのライブになりますので、URLを載せておきますね。お時間のある方、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
それではまた、次回もよろしくお願いいたします。あなたとワンちゃんの今日が、ますます輝くものになりますように。