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2022-06-01 29:52

#54 専業主婦の暮らし☆【前編】日本の高校に編入学するまでのこと

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こんにちは、海外生活を語る人、なんばるわんです。
この番組は、パキスタン以上を経験した私、なんばるわんが、すぐに使えるウルドゥ語やパキスタンでの体験談、またウェブライダーとして学んだこと、感じたことなどをお伝えしていくラジオです。
家事の合間や休憩時間などに、ゆっくりと聞いていただけると嬉しいです。
今日も教育関係というか、学校のことについて話したいと思います。
去年パキスタンの学校を辞めてから、もう1年が経って、そして日本の高校に編入学をしてから、もう1年が経とうとしていて、
同じような恐怖というか、同じような悩み、不安を抱いているお母さんや娘さん、息子さんたちに、この話が届くといいなと思っていて、
今日は高校への編入学をするところまでの話をしますね。
先にコロナ禍でパキスタンの教育現場も大混乱していたんですけれども、その時のことについて、まず聞いていただきたいと思います。
2020年の2月、試験期間中だったんですね、当時パキスタンで。
そうだったのにもかかわらず、コロナで休校になりました、突然です。
もう当日の朝ぐらいな感じで、もう今日から長期休校です、みたいなね。
試験はどうなっちゃうんだとか、大混乱したんですけど、どのレベルで進学できるかっていうのを決定する重要な試験ができなくなったんですね。
その2月も試験期間中だったんですけど、それは準備試験という感じでしたね。
いわゆる卒業とか、学年末、年度末の試験を受ける前の段階のテストをやっていたんですけど、それがまず途中だったっていうことと、長期休校で当然勉強ができないんですよね。
なので、もう不安で仕方がなかったんですけど、娘の大親友のママさんと連絡を取ったりして、どうなっちゃうんだろうってね。
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そんな中、当時の首相であったイムラン・ハーン氏が、ある発表をしました。
全ての学生、生徒、児童に対して特別な措置をとる試験は実施せずに、全員が進級・進学することを認めるということを発表しました。
簡単に言うと、試験は受けずに全員進学、進級ということですね。留年はなしということで、すべての学生、生徒、児童に平等な感じですね。
もうこれにはおそらく国民全員が喜んだと思います。他の国でもそういった措置をとっていたので、真似をしてたぶんやったんだと思うんですけども、よくやってくれたっていう感じだったんですよね。
私たち母子は当時はまだパキスタンに住んでいて、ロックダウンも長期化していたんですよね。ロックダウンも本当当日突然になったので、エリアから買い物以外では出てはいけないっていうね。
私は隣の居住区に買い物に行っていたので、なじみの八百屋さんとか雑貨屋さんとかみんな外の他の居住区にあったので、そういう不安もあったんですよね。買い物にも行けない、学校にも行けない。
年度末だったので、もうどうなるのか分からなくて、でもそういうふうな措置をとってくれて、すごく安心していました。
オンライン授業も始まって、でも先生たちはすごい大変だったと思います。
通信網が発達は全然してないんですよね。少しずつはしてますけども、パキスタンという国は。
4Gがぐずぐずぐらいな感じですね。下手すると3Gも入ったかな。かなりぐずぐずな通信網でですね。
先生たちは結局、通信が安定する学校まで出勤をして、お子さんがいれば小さなお子さんも一緒に連れて行って、学校に待機して、そこからオンライン授業という、すごい先生たちも大変だったみたいですね。
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給料の未払いとか。親はね、とても単純というか、学校が休みなんだから、学費を払う必要はねえみたいなね。
本当にそういうふうに考える親たちいたんですよ。実際に。だから学費も未払いで先生たちに給料を払えないっていうね。
生徒、学生、児童にとってはコロナの感染リスクもなくなるのですごくいい措置だと思ったんですけども、一方では困ってしまう先生なんかもいてね。
とにかく大混乱でしたね。そんな感じでオンライン授業もグズグズでしたけども、なんとか残りの勉強ね、その学年の残りの勉強をしつつ、試験の対策とか。
上級生になるとね、そういうこともやっていたり。まあでも、下級生というんですかね、ちっちゃい子たち。
その子たちは、知り合いの日本人奥さんに聞いたところ、もう全然オンライン授業ならないって言ってましたね。
親も朝起こさないし、起きてこないし、当然子どもも起きてこないし、パソコンの前に座っても寝ちゃうんだって。
寝てる子がいて、先生がもうキンキンキンキン、きいきいきいき怒っててとか、そんなのも聞きましたね。
うちはある程度学年は上なので、それでも出席する子は半分以下でしたね、クラスの。
娘は全部、授業がある日はちゃんとパソコンの前に待機して出席してましたけどもね。
最後の試験というのは受けずに、無事に進級もできて、おととしの8月半ばですね、本来は新学年というか、新学期が始まるのは9月ぐらいなんですけど、
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暑さが厳しいのと、あとラマダン月が毎年10日ずつ早まっていくということもあって、その影響でですね、
イイドという犠牲祭があるんですけども、その休日もどんどん前倒しになっていくんですよね。
ある年は9月の新学期、新学年スタートの時期に犠牲祭があって、休日になっちゃうと。
次の年はまた10日早まっているので、今度夏休みにかかっちゃって、もう休日が延長されちゃう。
だったら、それより早く新学期始めようってなって、8月末になって、次の年は8月半ばぐらいになってきて、そういうふうにどんどん早まっていってるんですね。
なので、おととしは8月半ばぐらいからもね、新学期、新学年がスタートしていました。
私たちはパキスタンには戻れずに、日本からオンライン授業を受けていたんですけどもね、娘は。
大レベルという勉強のビジネスを専攻していたんですね、娘は。
それで、そのラストイヤーが始まったところだったんですね。
娘は相変わらずオンライン授業ぐずぐずで、それでもラストイヤーということで、来年ですね、次の年、去年のことですね、去年の5月に最終試験。
5月に最終試験、もうその大レベルという勉強を卒業、一旦ね卒業っていう、そういう節目の年だったんですね、去年は。
なんかその試験に向けてオンラインで授業をしていた。
で、コロナの感染者数も時々は落ち着いたりとかしていて、第3波、4波、5波とかなっていたんですけども、パキスタンもね。
それでもやっぱり勉強が足りないって言って。
で、おととしの新学年がスタートして、年末よりもうちょっと前かな、11月ぐらいに、当時の教育大臣がですね、来年は、去年のこと、ちょっとね、ぐちゃぐちゃしてきましたけども。
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来年は、前みたく試験は実施せずに全員が進級進学するなんてことはありえないっていうふうにわざわざ発表したんですよ。
で、学生も保護者ももう動揺しましたよね。
自分たち今こんなオンライン授業ぐずぐずでやっていて、え、今からもうそんなこと言っちゃうんだって。来年コロナがどうなってるかもわからないのに、もう試験は絶対受けさせるって言ったんですよね。言い切ったんですよ。
まあその頃からざわざわはしていたんですけども、まあとにかくオンライン授業を真面目に受けようと。で、学費も当然払い続けていました、私たちはね。
なのでオンラインもつながるというか、払わない人はね、オンライン授業も切られたそうですよ。
で、結局は退学にはなってなかったですけど、うん、オンライン授業を受けさせてもらえなかったみたいです。
で、まあロックダウンなので塾とかもね禁止なんですけど黙って、あの隠れてね、塾をオープンしたり、家庭教師呼んだりとか、そういうまあ水面下では皆さん活動していましたね。
やっぱり収入源が立たれちゃうのでね、先生なんかは。うん、じゃあまあ教育大臣がそんなこと言ったし、もしかすると試験は本当に実施されるかもしれないって考えて、
まあ勉強はし続けてはいたんですけどもね、で去年に入って、やっぱり感染状況はね、全然落ち着かなくてパキスタンは。
まあ落ち着くどころか、どんどん増えていく時期もあったりして、あの待機汚染がひどかったのと、あとあれですね寒かったのと、うん、それでもう風邪って絶対ひくんですよ、みんな。
で、うつっていって、うつっていって、次はこの子だ、次はお母さんだ、次はお父さんだって、みんなね、同じようなタイミングで全員が風邪ひくんですよ。ちょっとなんかよくわかんないんですけど。
まあそういう時だったので、コロナであるのかないのか、で結婚式もやったりとかしてね、強行突破っていうかロックダウンなのに、お金になるのでやはり結婚式場もあのウェルカムになりますね。
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時間は何時から何時までで完全撤退してもらうけど、結婚式やっちゃっていいよ、みたいなね、儲かるし、みたいな。
そういうので人が集まったりとか密になったりして、うん、学校に行ってないから子供たちは暇になるし、人に会えないから結婚式ならもう親戚に会えるし、いとこに会えるし、
友達にもね、何なら呼んじゃって誕生日パーティーとか、結構みんなね無茶してましたね。あの娘の大親友ちゃん聞いたところ、ママさんにもね聞いたし、あの結婚式行ったとかねマスクして行ったとか言ってましたね。
それでいよいよこの最終試験というかね、その時期になってきたんですよね。2月、3月準備の試験もあって、それもオンラインでやってくれたんですけど、なんかうちの娘も受けることができて、ある程度のレベルが把握できて、
じゃあもっと勉強しようねとかそういうふうに、もう自分でやるしかないんですけどね。大切な参考書っていうんですかね、それもほとんどが置いてきちゃったので、パキスタンに。
ネットで調べたりとか、なんかこれでいいのかなって疑問に思いつつ、娘も一生懸命やってましたけどね。
それで、当時の首相であったイムランハン氏はなぜか黙ってるんですよね。あれ、去年みたいに宣言してくれないかなって、みんな今度期待を持ち始めるんですよ。
だってあの教育大臣がほざいていたのはすごい口悪いんですけど、みんなそれぐらいにもう相手にしてなかったっていうか、いやいやコロナひどいし、去年と同じようにしてくれるかなって当たり前に考えていたんですよね。
他の国、近隣の国なんかも去年と同様にいろんな公募というかデモとかそういうのもあったりした国もありましたけど、話し合って話し合って政府と喧嘩して、なんか国民があって。
次々とそういう去年と同じ措置を取るという国はね、次々と発表していて、残るはパキスタンとあともう一つの国ぐらいとかなんかそういう感じだったんですよね。
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だから何でいつまでもイムランハン氏は何も言ってくれないんだろうって思って。
私はですね、ツイッターをね、アカウントを作りました。
一応パキスタン人になりすましっていうかね、なりすましてないんですけど、別にパキスタン人とも言ってないんですけど、
英語でツイートするアカウントを作って、パキスタン人の人たちをフォローして、政府のこともイムランハン氏もフォローして、見ていたんですよ。
何を言うのか、教育大臣とかも、パンジャー部首の教育大臣とか、いろんな人フォローして見てたんですね。
保護者の人もフォローしてフォローされて、英語で連絡取るようになって。
最後の最後の方には外国人ということは言ってたんですけど、保護者の人たちにはね。
それまでは別に普通にみんなでなんか、デモするぞっていうかなんか抗議するぞみたいなスタンスでツイートしてたんですけど。
やっぱりね、教育大臣はね頭が固くて、結局試験は強制実行されました。
それは5月のことなんですけど、その試験にもお金がかかるんですよね。
それは去年の1月に、いやもうそろそろパキスタン戻れるかななんて、ちょっと甘く考えていた部分があったので、支払っていたんですね、ちゃんと日本から。
その試験の費用をね。
だからまあ決して安くはなかったので、払ったんだから受けなきゃっていう考えもあったし。
あとはもう卒業の年なので、一旦そのOレベルっていうのを終えなきゃいけなかったんで、そうしないと次のね、アドバンスレベルでAレベルっていうのがあって、そこに行けないんですよね、Oレベルを終えないと。
いやこれは困っちゃうっていうので、娘も私も非常に焦っていましたね。
教育大臣の固い頭は変わることなく、強制的に試験を受けさせられることになりましたね。
私たちは日本からその様子を見ていて、パキスタンに戻れない。
パキスタンに戻れない。
じゃあある学年だけは試験解除に向かわせて、ある学年は休ませてっていうか、そういう訳のわからないことを政府がしていたんですよね。
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当然私たちは日本にいるので、試験を受けられないし、かといって向こうに戻るのはね、いろんな意味で危険だからっていうことでね、
本当、去年と同じ措置を取ってもらうように、政府に単眼書のような形でね、学生とか保護者たちと、ツイッターで知り合った彼らとグループを作って、
そこに潜入していたとかね、言い方おかしいけど、そこにいたんですよ、私も。
匿名ですけどもね、そういう活動が始まって、
パキスタンの学校、校長先生、娘の学校の校長先生とか、その学校のヘッドオフィスっていうんですかね、本部、あそこにも連絡して、
そんなことを言われても、あなたは勝手に日本にいるんでしょ、みたいな、そういうニュアンスでね、言われたんですよね。
戻れないから、去年と同じ措置を取ってくださいっていうふうにお願いしたんですよね。
本当に身勝手かもしれないですけど、でも主張する権利はあるんですよね。
ちょっと日本の感覚では考えられないですけど、他のパキスタン人の人と同じようにして、同じようにお願いしました。
そう、やっぱり外国にいるパキスタン人の学生さんたちもいたんですよね。
だからこう、戻れない、パキスタンに戻れないのに、試験もね、そういう実施せずに進学・進級を認めてくれないと、ちょっと困ってしまうと。
この先のギャリアっていうんですかね、それに影響が出るから、どうにか去年と同じふうにしてくれっていう、本当にみんなが思ってましたね。
パキスタンの学校もなんかそういうつれない態度でね。
じゃあそのOレベルやっていたり、Aレベル、パキスタンの中のインターナショナルスクールとかだと、イングランドの教育機関があって、そこの勉強をしているんですよね。
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だからその教育機関にメールしたり、あとはパンジャブ州の政治家とか、その人たちにも連絡しました。
あとね、パキスタン政府に従事する医師っていうのがいてね、担当の。
その言い分にね、警鐘を鳴らすというんですかね、異論を唱えていたイングランド在住のパキスタン医師がいて、
その方にメールしてね、返事もらったりとか、自分は医師の立場として子どもたちを学校に行かせる、試験を受けさせるために外出させるということを反対していきますねっていう返事をもらってましたね。
あとはね、パキスタンの裁判所にメールしたりとか、外国人が何か苦情を申し立てるっていうそういうフォームがあったんですよ。裁判所にね。
それで夫の名前と私の名前を書いて、アイデンティティカードの番号とか、そういうのも書いて、私たちはパキスタンのビザを持っているのでその番号とか、それを添えてメールしたりとかして。
他にもね、そうですね、ツイッターやっていたんですけど、新規感染者数がどうもね、おかしいと。
国民たちも、ツイッターできる人っていうのはある程度、学校にちゃんと通っていて、高学歴の人たちだと思うんですけど、自分たちの周りにコロナだらけなのに、この数字はどうもおかしいと。
データ改ざんしてるんじゃないかっていうのを指摘したりとかね。
あと、教育大臣がちょっとおかしいことを言ったりとか、暴言吐いたりね、保護者をバカにしたりとかね、そういうことをしていたので、それに反発するツイートとかしてましたね。
そしたらね、テレビ討論をする番組の司会者の人からDMが来てですね、今度教育大臣の暴言、それに関する講義の番組をやるんですが、そこに出演してくれませんか?オンラインで。
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来たんですよ、それで。
いやいやいや、外国人のペアレンスとして出るのはいいんだけども、やっぱりちょっとね、ウルドゴはちょっとそんなテレビで流されちゃったら、すぐにアンティーだってバレちゃうし、ちょっとまずいよと思って定調にお断りしました。
まあ、とにかくね、いろいろやりました。
あの、あれですね、マララ、マララちゃん、あの子のツイッターにもなんかメンションしたり、あれは何でしたっけね、WHOとか、会長とか、パキスタンのWHOの会長とか、いろんな人にメンションしてましたね。
何だろう、怖いもの知らず、ね。
まあ、あの、英語でやりましたけども、Google先生にね、お世話になって、娘にもちょっと確認してからツイートするみたいなね。
ママ、完璧な英語だ、これは、みたいなね、言って、やってましたね。
あとね、まだちょっと話は長いんですけど、イギリスの、あれ、なんか、ハッカー集団みたいな、ああいうのをね、日本のテレビで特集をやってたんですよ。
で、彼らの名前を調べて、その人たちをフォローして、そこを彼らにもメンションして、本当になんか衛星写真でなんか確認してほしいぐらいなことを言ってましたね、私。
当然返事はないですけども。
パキスタン人ジャーナリスト、あとはイギリス人ジャーナリストにフォローされたりとか。
まあ、いろいろやりましたけども、ちょっと今日長くなっちゃったんで、また次にしましょう、続きは。
ね、そうします。はい。
では、一旦ここでね、終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
また次回、必ず続きを話しますので。
はい、またお会いしましょう。
ナンバルワンでした。アラハフィス。
29:52

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