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こんにちは、海外生活を語る人、なんばるわんです。
この番組は、パキスタン人を経験した私、なんばるわんが、すぐに使えるウルドゥ語やパキスタンでの体験談、またウェブライターとして学んだこと、感じたことなどをお伝えしていくラジオです。
ぜひ最後までお付き合いください。
今日はですね、居留守で不法侵入というタイトルをつけたんですが、
一応ね、現実のことだったんで、お伝えしようと思ったんですが、いくつか犯罪被害に遭っていました、パキスタンでね。
今日はそのうちの一つをね、シェアさせていただきたいと思います。
何をされたのか、不法侵入と窃盗と器物損壊を、5分くらいの、5分もなかったと思いますね、その間にいっぺんにされましたね。
パキスタンの家に移住して、えっとね、2年目のことでした。
12月、寒かったですね。
ウルドゥを使ったんですよ、人が訪ねてきたんですけども。
そしたら、多分ね、外壁、外の壁をよじ登ってですね、シュッと多分入ってきて、そこで不法侵入。
で、窃盗なんですけど、盗まれたものは蛇口です。
はい。そして器物損壊。蛇口をね、根こそぎ、もぎ取られたんですよ。
で、水がバーってね、出っ放しになっちゃってね。
うん、だから壁も壊れたんですけど、
はい、それから盗まれた物は、
そのうちここにね、
取られたんですよ で水がバーってね出っ放しになっちゃってね
壁も壊れちゃってたのでまぁそれで器物損壊ということでね
日本でもそういったことは経験がなかったのでね 非常にびっくりしましたけども
どうやってねイルスを使ってしまったのか
当日の様子なんですけども 私は娘を学校に送って一人帰宅して家事をしてました
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そしたらねベルが鳴ったんですね あの当時はまだね
防犯カメラもなかったしドアホンねあの 電話みたいので応答するってそういうのもつけてなかったし
まあ 玄関のドアを開けるか1階のガラス窓を開けて誰ですかって答え
るしかなかったんですよね応答するには でそうなるとこっちの姿も相手から見られるんですよ
物声が来ても掃除夫が来ても 用心棒が来ても運転手ねそういうの誰が来ても
相手から見られちゃうんですよ 声だけじゃあのわかんないんで相手が
こっちから目視しないとダメだったんで でその時もベルが鳴って
ほんと簡単なベルですよ 停電してもベルは鳴るっていうね電気が通っていない
なんかそういうシステムのね ベルが鳴って
1階の窓から覗いたんですよ
でその人物はこっちは見てなかったんでね 多分見えないんでしょうわかんなくて初めて尋ねてきたから
どこから人が見ているかもわからなかったんでしょうね
そしたらね頭ボサボサのヒゲボーボーのね
まあ 言い方悪いけどなんか物声みたいな感じでした
ただねあの 今だとわかるんですけど
誰でもそういう格好であの 出入りがあるので出入りするんで
ね一概にこう物語っていうのは決められないんですけども その時は私はまだ
ね1年ちょっとしか 移住を経験していなかったのでよくわからなかったんですよね
であー物声かなぁぐらいに思ってあの無視をすることにしました イルスですね
そしたらですねまあ家事を続けてまあいいやと思って家事続けていたら なんかね外からほーほーとかね
鳥の真似するみたいな動物の声を真似するような変なおたげびみたいなが声が聞こえていたんですよ
ねえちょっとおかしい人かなぁとか
なんか鼻歌を歌いながらこう歩いてるね 人間とかいるんでそんな感じかなぁと思って無視してたんですねその声も
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それはね実はの脅しというかあのベルの次にも次の段階ですね あの泥棒とかがやる出口誰か本当にいないかなっていうのを確認するための
声だったんですよ
ほーほーって言って人間がいるってわかると誰かがえって顔を 出すみたいだね
誰みたいな それも私は顔を出さなかったんですよ
無視してね そしたらね誰もいないって思ったのか
車はあったけども
不法侵入侵入してきたんですよね 1箇所だけねー
高さが低いあの壁があったんで そこから
ひょっとねあの乗り越えて入ってきたんだと思うんですが
私は家事を続けていて 屋上ですね3階部分に
毛布をね干しに行こうと思ったんですよ これで階段てくてく登って
でその階段がその盗まれた蛇口の音 設置されていたその外のねえっとキッチンの勝手口のと横に行こう階段があって
うちの中でね そのキッチンのちょうど外側です真裏のところに蛇口があったんですよ
でもう一箇所あの
もう一つそうなんてが外回りの方に蛇口があってそっちも盗まれていたんですけど
その階段をこう登っていくときに なんかシャーってこう音がするんですよね
シャーって音がしていて で
まあ 何だろうって思いながらも毛布を持って
担いでね毛布を担いで屋上まで登ったんですよ で屋上出て
毛布をよっこらしょって干して それでもなんかシャーって音がするんですよね
何かなぁと思って屋上からそのキッチンの真裏にある蛇口のあたり
でもう一箇所の蛇口のあたりを私屋上から覗き込んだんですよ
でちょうどね蛇口の部分は見えないんです
音だけ聞こえますねシャーって いやーこれおかしいなぁと思って
で 階段降りてまあ部屋に戻ってきて1階に来て
でもなんかシャーって言うんだけどまさか自分の家と思っていないので
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でそこで私はあの
日本で父が昔働いていましたというね若者の話を前回したんですけども
そのご夫婦ねもうすでに結婚していたのでその時には
ご夫婦の家がちょうどその蛇口のね
盗まれた蛇口のところの道路が横にあってその反対側というかね本当わかりづらくて申し訳ないんですけども
まあ簡単に言うと家の後ろ隣っていうかね
そういうとこに彼らの家があるので
その旦那さんの方のね電話に電話しました連絡して
で眠そうな声でね出てあの
彼らはすごく遅くまで寝ていたので
ごめんなさい朝早く申し訳ないんだけども
なんかお宅の水道の蛇口なんか水出しっぱなしじゃないかしら
ちょっと確認してもらえるって言ったんですよ
水もったいないしねーなんて言って
そしたらわかりました電話このままでって言ってカタカタカタカタって音がして
アンティあれ大丈夫ですようちは全部蛇口閉まっていますって言ったんですよ
でいやなんか聞こえませんかシャーって音聞こえないって言ったら聞こえますねー
で自分の家をあの自分の家の玄関を出てきてくれて
その音も聞こえるんですよあ玄関出てきたなあゲート開けたなぁって
でうちのうちにはもう外壁高い外壁があるんで
これアンティの家じゃないんですかって言ったんですよ
え?と思って
僕行きますよ今から
あじゃあ私も外出てみる
でもわかんないから
まああの10秒ぐらいですぐ外出られるんで
で
あの旦那さんも家に
来てくれてゲートをまず開けて
で2人でその
まあ家のキッチンの裏手のところにね2人でこうゆっくりと
近づいていったんですよそしたらシャーっていう音の正体が2人でね
一緒に同時に目にして
水が出てるってなったんですよ
しかも出方がおかしくて
普通蛇口だと下に水落ちますよね
それが垂直に
真横にチャーって出てるんですよ
でまあすごく状況を整理しようと
お互いこう頑張ってね
蛇口がないってなったんですよ
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それ気がつくのもなんか5秒ぐらいかかったんですよ5秒か10秒
蛇口がないってなって
あじゃあ
水道の線締めなきゃねってなったんですよ
でどっちが締めに行ったのかちょっと今は覚えてないんですけど
あのまたその水道管っていうんですか水道の線が外にあるんですよね
敷地の外に
でまあそれを締めて
どっちが締めたのか覚えてないんですけど締めて水が止まりました
で
あれ?と思ったらもう穴が開いてるんですよ
だから根元からね
もぎ取られても簡単にねもぎ取られちゃうの
バキスタンってあのレンガ
作りでね
外側からモルタルを塗りたくてですね
固めたみたいな
非常にね柔らかい構造なんですね
作りなので
簡単に蛇口なんかねもぎ取られちゃって
でもう一箇所のところもね
あのその旦那さんが見に行ってくれて
あっちもないです
いやーでどういうこと?ってなって
誰が来たんですか?って
えーと頭を整理して
あー
物恋みたいな男が来たけど
いや私無視しちゃった
多分そいつがあそこの低い壁から
入ったんじゃないですかって言うんですよ
いやいやいや意味がわからない
もう途端にね
ガタガタ震えてきましたね
そしたら彼の奥さんがね
あのゲートが開いていたので
うちのアンティ大丈夫ですか?
で旦那さんの名前呼んで大丈夫?
二人ともどうした?って言って
来てよーって言ってさ
なんか
なんかすごいね感情が溢れちゃうね
あの奥さんが来てくれて
もうすぐに抱きついちゃいました
アンティ大丈夫?って言って
であの旦那さんが説明してくれて
こういうことになったよ
じゃあその物恋
その男じゃないのかなって奥さんもね
いやーどうしようどうしようって
大丈夫じゃ口だけだから
はーそっかーって
あの娘がね学校に行っていて
それでよかったんですよって言って
いやーそうだなーと思って
でまぁパニックになりながらも
この後どうしようって考えがね出てきて
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私の頭にはもう夫にね
あのなんていうの罵倒されるだろうみたいなね
うーん
日本に連絡したらもう私おしまいかな
みたいなそういうことまで考えちゃいましたね
で旦那さんは何を考えたかというと
これを警備ねセキュリティに報告しましょうと
あの僕が電話すればすぐ来ますからみたいな
じゃあお願いします
であとこの蛇口をつけないとあれですよね
水道の線が開けないんで
うちの水使えなくなっちゃうから
この蛇口もつけてもらいましょうって言って
あの当時はですね
運転手兼用人房となる男性を
あの我が家は雇っていました
でその人のこともあの若い夫婦もね知っていたので
旦那さんがじゃあ僕がその人にも連絡しますんで
蛇口つけてもらいましょうって言って
で余計なことは言わずにあのアンティのうちね
ここに来てって言って
あの旦那さんは連絡してくれました
でセキュリティが来るより先に
用人房君が来たのかな
それも結構若い男性だったんですけどもね
まあとりあえずつけてくださいって言って
で私があの奥さんに抱きついて離れないので
やっぱりちょっと様子が変だなって思ったみたいで
あの旦那さんにね
アンティ奥さんどうかしたんですかって聞いてくれてね
まあそれで事情を話して
でセキュリティが来て
あのすぐに警察に連絡してくださいって言ってね
あとゲートはね
えっとなんていうか閉鎖してくれみたいな
でもまあ電話で伝えていたみたいで
誰もそういう怪しい人物はいなかったよって
のんきにね言ってました
お前らの目が節穴だからなって思ってましたけどね
すごいすごいもう嫌なやつになってましたけど
私
まあそれでまあすぐ蛇口もねつけてもらって
じゃあ後日ねあのパテで埋めますから
この空いちゃったところはね埋めるので
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あの心配しないで奥さんねって
養人房君もね言ってくれましたけども
でそうこうしているうちに
娘を迎えに行かなくてはいけない時間になって
いやーこのことちょっと娘には言わないで
あとあの日本にいる夫にもね
ちょっと内緒にしてくんないかなって
あの3人にね
若いご夫婦と養人房君に言っといて
わかりましたね
やっぱ娘も結構その時
怖がりっていうかね
まあセンシティブな感じだったので
今もそうですけどもね
まあそうやってまあ内緒にしてくれってなって
迎えに行って
で何事もなかったようにね
娘は車を降りて
まっすぐ家の中入っちゃうんで
その外がねびしょびしょになってるとか
あんまり気がつかないんですよ
まあそれでいいと思って
私はあの涙でぐちゃぐちゃになった顔も洗ってね
あのなんとかバレないように
あの悟られないように平静を装っていたんですけどもね
まあずっと後になってから
そのことはね話をしました
娘に結果的にあの夫にも言わなくちゃいけなかったんでね
防犯カメラをねつけたらどうかってね
若いご夫婦が提案をしてくれて
まあ結局ね犯人は見つからなかったですね
まあゲートは本当に警備員もやる気ないんでね
素通りですよね
で盗まれたものが蛇口なんで
蛇口なんか盗まれたうちに入んないよぐらいな
そんなこと言われましたね
失礼なね
ああそれで後からね警察も来たんです
でその時にはね娘はどうしていたのかな
夕方来たんですよ
え夕方じゃない
その日じゃないな
ちょっと覚えてないな
3日ぐらい後だったかな
私ね警察に向かってすごい激怒したんですよ
なんかピンポンって来て
えー警察ですみたいな
ポリスですって言って
は?今さら何?みたいに言って
あのとにかく現場を見せなさいみたいな
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何が偉そうにこんなね遅くに来てみたいな
でもう一人で出て
あー多分ね一人だったんだ
じゃあ違う日だったかな
後日来たのかな
うんこことであっちの裏模様って言って
すごいねふてぶてしい態度でね私は
あの応対しましたけども
であーここの室外機ね
エアコンの室外機に足をかけて
外壁にジャンプをして向こうに抜けていったんですね
みたいなね
すごいね呑気にしてるんですよ
でなんか3人ぐらいお付きの人間も来ててね
なんか偉そうにヒゲの親父が言ってるんですよ
なんか探偵気取りみたいな
私にはそういうふうにしか見えなくて
もうなんか犯人とか捕まんないんでしょって
もうすごいもう敬語じゃなくて
すごいなんかもう田舎のおばちゃんみたいにね
本当にねいや見たらしくね会話しましたね
いやあのインシャアラ必ず捕まりますよとかね
そんなこと言ってるんですよ
インシャアラっていうのは
あのまあ神がね
アンラーが望む通りに
まあそういう言葉ですね
まあそれは習慣になっているので
あの大丈夫アンラーが望むようになるので
あなたは心配しないでっていう意味なんですけどもね
そういうありがたい言葉ももうその時には
私には無意味でしたね
それであの防犯カメラと
あとね外壁に有刺鉄線わかりますかね
プロレスのね
あの鬼田篤氏がね戦っていた時に
あの有刺鉄線でね
あの電気通してねビリビリみたいなね
あの火花散るみたいな
ああいう有刺鉄線をぐるぐるっとね
外壁とかあとゲートの上とかね
猫もあの壁を歩けないようなね
そんなようなものを
トゲトゲしたものをつけた方がいいっていうね
ことをあの若いご夫婦がね
提案をしてくれたんですよ
ただ無料ではないのでね
まとまった料金がかかるので
24:00
やはり日本にいる夫にも連絡しないといけないって
なったんですよ
アンティ話したほうがいいですって
3人で相談していやもう怒られるよって
でも自分と娘さん守るためにつけたほうがいいですよ
そのためには話したほうがいいってなって
わかったって言ってね
あの電話しました
そしたらね案の定
なんであの時イルス使ったんだよってね
怒鳴られましたね
夫もすごく心配症なので
もしねその時あなた家事続けないで
あのひょっこりね外に玄関上げて
あの居合わせてしまったらどうするのって
なんか本当に殺されたかもしれないんだよってね
またそれでね私は電話でね
もうガタガタ触れてもう大泣きしちゃいましたね
大号泣ごめんなさいってなってね
いや娘にはこのこと言ってないし当たり前だ
であの若い夫婦は助けてくれて
あの養人坊くんも助けてくれて
もうそんなことして
もうね大変でしたよ
あの時はどう夫とどういうやりとりしたのかね
あんまりは思い出したくもない
あれですけども
そういうことがありました
まあそれこそ命がねあったから
蛇口だけだったんでね
よかったですけど
本当に精神的にはね
だいぶ傷つけられたっていうかね
ほっかなかったですね
これは本当パキスタンという国でね
単身で母子だけで住むっていう
なんていうんですかね
難しさっていうかもう責任重大っていうかね
なのでねこの経験から
あのパキスタンに移住される方
すでに住まれている方
あのねシスターの皆さんにお伝えしたいのはですね
あの防犯カメラはつけましょう
まあ皆さんついてるかもしれないですけどもね
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今もそんな話だって5年ぐらい前のことなんで
5年ですっかりねもう全て最新のもの
いろんな新しいものが入ってきているので
防犯カメラもiphoneからね遠隔操作とか
できるようになっているはずですし
あとはあれですね外のなんていうの
そのね有刺鉄線みたいな
そういうこともあのパキスタンの人は心得ていて
多分設置もしているでしょうから
あのね
ムスリムの皆さんは安全な家に住まれていると存じます
それであれですね
えっとさっきねちょっとイルスっていうキーワードでね
ちょっと軽く調べてみたんですけど
あの日本でもねイルスは危険だよっていう
あの注意喚起をね
促すこうホームページもありましたね
イルスを使えば安全というわけではないっていうことがね
書かれていましたね
そういうページを見つけました
本当にそうだなーって思いましたね
まああのねパキスタンでも
日本でも本当に用心していただきたいと思います
はい今日は不法侵入にね
あってしまった日のことをシェアさせていただきました
はい私は元気です
負けない
はい最後までお付き合いいただきありがとうございます
また次のラジオでお会いしましょう
ナンバルワンでした
アラーフィーズ
