1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2024-08-23 14:08

第472回 Netflix「地面師たち」は労働問題と直結している!?

第472回 Netflix「地面師たち」は労働問題と直結している!?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

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サマリー

Netflixのドラマ「地面師たち」では、不動産詐欺とその手口が描かれ、労働の問題とも密接に関連しています。詐欺師たちは巧妙な手法で成功者たちを騙し、土地を不正に取得しようとしています。また、詐欺の背後にいる人々の心理も探られています。この作品を通じて、労働問題と物件詐欺の関連性が探求され、特に採用時の判断力の歪みや拡張バイアスが問題視されています。

ドラマの紹介とテーマ
こんにちは、円道一樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願い致します。
お願い致します。
さあ、ということでいきたいと思いますが。
はい。
今日は何かありますか?
今日はですね。
はい。
あの、Netflixのドラマの。
はいはい。
あの、地面師たち。
おー、流行っておりますよね。
流行ってますね。はい。
見たんですか?
見たんですよ。
全部、もう?
全部見ましたね。
早っ。
一週間ぐらいで見たかな。
早っ。
一回よ。
あのドラマ、映画?ドラマか。
弁護士の先生とかすごい評判高い。
あれマジリアルですよってよく聞くんですけど。
まあ、弁護士って言っても、武道さんのことは使ってないと。
司法書士の先生はよくあるというか、あり得ると思うんですけど。
弁護士はそこまでね、武道さん扱わない人が多いんで。
そっか、私が多分話聞いてるのは、元司法書士の免許を持ってるとかだったりするんで。
なおさらなんでしょうね。
それだったらもう、どんぴしゃですね。
どんぴしゃみたいですよね。
で、どうなんですか?
それでですね、私なんか見たことあんなと思って。
こういうの経験よく聞いたことあんなと思って。
何かと思ったら西洋です。西洋と似てるなと思いました。
詐欺の手法とチーム
ちょっと自名詞知らないからだね。
自名詞わかんない人いるかな。
自名詞ってですね、例えば、すごくいいところにある土地なのに、
売り主が、所有者が、ちょっとお年を召されてて、連絡が取れない。
どこにいるかわかんない。
すごく気難しい人で、外国に住んでて、誰も連絡が取れないとか。
そういう土地を狙って。
でも六本木の一等地に実はとかね。
六本木の一等地とか、東京いっぱいあるんですよ、そういう土地。
実は未だにあって、
なんでこの土地ここにこんな空き地があるの?みたいなのいっぱいあるんです。
自名詞のドラマになったみたいな大きいのはないけど、小さいのはいっぱいあるんですよ。
それで意外と本人確認って難しくて、
警察じゃないから諮問のデータベースとか持ってないわけですよ。
そうするとパスポートとか印鑑証明とか偽造すると出来ちゃうんですよ。
なりすまし作業。
なりすましってことですね。
何億円かのお金を振り込まして、仮想通貨に変えて逃げちゃう。
壮大な詐欺ってことですね。
劇団みたいな感じで、トーク役と騙す人を用意する役と、
土地の騙し情報を市場に流す役と、
はいはい、ブローカーみたいな形の人。
ブローカーみたいな人と、全部取りまとめる人と、
お金を監禁、仮想通貨とかに監禁する人と、
免許証と偽造する人。
5、6人みたいな人たち。
詐欺と採用の類似性
5、6人ぐらい分担して詐欺やるんですけど、
チームってことですね、詐欺チーム。
それが、本当にね、人の特効はなんとやらですけど、
面白いんですよね。
面白いんで、そっち?はいはい。
もう本当にね、大変気の毒なんですけど、
なんでこれ騙されるのみたいな場面が何個もあるんですよ。
それだけの土地を買うっていう、それなりのお金を持っている社長だったり、
いろんな人たちで、その土地が欲しいっていう人たちなわけですよね。
欲しいが、そんな騙されるわけないような社会的な成功者みたいな人が、
ことごとくそのチームに騙されて、土地を買っちゃって、
てか、買ったことになってお金振り込み、
詐欺だったと気づくと。
そう。
これが採用に似てると。
似てる。
例えば、すごくいい履歴書。
おー、はいはい。
すごい良い土地と一緒ですね。
美人な人、かっこいい、爽やかな外観の男性、女性ですね。
こういう人が面接に来て、
当然、ああ、良い人だなと思いますね。
うちに欲しいと。
一方で、なんでこんな良い人材がうちに来るのかなって、
実は思うわけです。
あー、なるほど。
そうですね。
結構ね、私ね、これネットに書かなかったんだけど、
ポッドキャストだから喋りますけど、
実はね、小試験終わった後の検察収集で、
取り調べ収集ってあるんですよ。
一定の条件で収集生が取り調べできるっていう、
こういうプレイグラウンド。
へー。
勉強というか、やるもんなんですか、全員。
全員やる。
で、私ね、不動産詐欺扱ってます。
自面誌、案件じゃないですか。
自面誌じゃないんだけど、
ちょっと内容を言うとまずいから言えないけど、
不動産詐欺扱ってます。
へー。
もう、要するに僕に来るみたいなのは、
簡単なやつだった。
警察官がお膳立てしてるようなやつなんですね。
なるほど、なるほど。
でも、前回ナンパンの、
もう、もろ詐欺で何回も刑務所に入ってるおじさんで、
びっくりしましたね。
え、こんなの僕やるんですか?みたいな。
やあ、向井くんやれよ、みたいな。
うん。
え、え、これいいんですか?みたいな。
ほうほうほう。
それで、思い出したんですけど。
そんなにね、繰り返すんですね。
繰り返すの。
同じことを何回も何回もやって言ってるんです。
へー。
リアルなそういう詐欺師ってあったことないじゃないですか。
そうですね。確かに。
刑務所何回も入ってる詐欺師の人に会わないでしょ。
そうですね、確かに会わないですね。
でも、私ね、取り調べしたんですよ。
はいはいはい。
取り調べしたの。
ほんとに爽やかな感じですよ。
あ、一見。
手錠かけられて、中年のおじさんなんだけど、
なんていうの、一見すると本当に、
まあ、不動産会社の普通の営業マンとも取れなくない感じですね。
へー。
ちゃんとしてる感じ。
でも、詐欺をするような知恵はあるわけですもんね。
うん、そう。
で、本当に自分は騙してないんだって思ってる節もあるんですよ。
うーん。
騙してる方も、あんまり自分は騙してるつもりないって思ってる感じなんですよ、詐欺師の人って。
悪いことやってる感覚も意外とないみたいな。
いや、あのね、自分で自分をまず騙すんですよ。
自分で自分を騙せないと人を騙せないから。
なるほどね。ちょっと話が迫ってきましたね。はいはいはい。
それで、それでですね。
で、太陽となんで似てるかと言うと、やっぱりおかしいとこいっぱい出てくるんですよ。
あれ?この人なんで職歴ここでこんなに刻んだような職歴繰り返してるの?みたいな。
はいはいはいはい。
あれ?なんでこの人留年こんなに繰り返してるの?とか。
あー。
なんでこの人前の職場こんな悪口言うの?みたいな。
あー。
で、普通は、いやーちょっと、うちの会社にこの大学でちょっと危ないからやめとこうみたいな。なんだけど、
もう雇うっていう結論が決まっちゃうと、全部いいように解釈しちゃうんですよ。
うんうんうん。
ちょっとそのシーンは何度も見てきておりますね。
あーやっぱり、あの要はね、周りがなんて言っても止めらんないんですよ。
でも、聞かないですからね。社長たちは。
いや、やめた方がいいですよって言っても。
拡張バイアスと採用の問題
いやいや、あの彼女はこれこれこうなんだとか、彼はね、いやこういう良いところみんな気づいてないんだよとか。
そうですね。よく言えば良いとこ見えるっていうね。
うん。なんか、え?社長なんかお金もらってます?ぐらい代弁してこう。
はいはいはい。
まあ当然、雇った後大変なこといろいろ起きるっていうパターンですよね。
いや地面誌とか先ほどの収集制時代の詐欺の話とかだと、いやーいないですねって言いましたけど、採用になった瞬間に、
それ詐欺ではないですけどね。いきなりリアリティのある話に変わりますね。
これはですね、拡張バイアスって言って、結論が決まっていると人間認知が歪むっていう、判断力が歪むっていう拡張バイアスと言われますよね。
はいはい。
ですから、社長さんが採用するとか、不動産取引に最高責任者が出てくるとか、危ないんですよ。
うーん。
むしろ権限のない人が出てって、冷静に見た方が当たってるんですよね。
社長っていうのはね、そもそも拡張バイアスの塊みたいなところがね、環境上もありますからね。
環境上もあるんですよ。だから、見る目がないとかあれじゃなくて、そういう立場にある人は、
採用とか不動産の仕入れっていうかな、決済とか、ギリギリの決済みたいな判断を任せちゃダメなんだよ。
あー。
なるほどね。採用と自明治がここで本当にくっつくわけですね。
くっつくとくっつく。
例えば、私なんかって規制検査で判断してますけど、
はいはい。おっしゃってましたね。何度も番組で言ってますよね。
知ってるけど、自明治詐欺もやっぱり簡単なんですよ、実は。ミヤ分の。
近所の人に引っ込みすればいいんです。
おー。リファレンスみたいな感覚ってことですね。
要するにもらうんじゃないですか、免許証の図書とか。
まず偽造免許証、先にもらうんですよ、大体。ドラマ見てると小説見てると。
それを近所の人に、「あそこの都市の持ち主の人、これ知ってますか?」って言ったら、
もう一発で、「え?こんな顔知ってたかな?違うと思いますよ。」みたいな。
確かに。
いや、この人あれ老人ホームにいて、完全認知症なんで歩けないですよとか、
なんかいろいろ出てきますよね。
ところが、そこの自明治のドラマでは、最高責任者が、
お前、そんなことやったら持ち主から俺ら嫌われるだろうが、とか言ってやらなかった。
感情面のほうで迫ってくるわけですね。
でも、嫌われるかどうかわかんないじゃないですか。
わかんないですね。
一人二人に。だってそんな人付き合いしないような人なんだから、一人二人。
しかも、真の所有者から内容証明が来てて、
こいつは偽物ですって内容証明が来てたの。
普通そこでおかしいと思うんだけど、
これはライバル不動産会社の妨害だって決めつけてます。
あー。
向井先生、これ以上は私まだその先見てないんでちょっと。
あ、そっか。
ダメです。
いや、絶対ね自明治ネタになるだろうなと思ってたんで、ちょうどですね。
本当に昨晩1話見たんですよ。
はい。
ダメです。その先。シードお願いします。
このリスナーの方々も多分まだ見てない人いるんでね。
とても気になると思うんですね。
僕はまだいない。
いや、ギリギリ大丈夫ですけど。
だから、拡張バイアスがありやすいから客観的なものさしか、
他の人に見てもらうというのがいいですよっていうことですね。
ということですね。
はい。
改めてね、X先ほど確認したところ、
ネットフリックスの自明治たちを見て人の採用でも似ているところがあると思いました。
履歴書を見て、なんでこんな素晴らしい経歴の人材がうちの会社に来るんだろうと思ったときは、
だいたいあれのときが多いです。
労働問題をやっていると、まあまあこのような事例を経験しますというのがね、バズりまして。
あれとは何でしょうかというのをね、改めてちょっとそれぞれ考えていただきたいなというところですかね。
労働問題との関連
はい。
あの、自明治、またタイミングもありましたら扱いましょうかね。
そうですね。またお願いします。
ぜひ何かここら辺に関わる質問もありましたらいただけたらと思います。
はい。
終わりましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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