設楽 悠介
二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜。
この番組では、なかなか表に出ない会社の二番、No.2をテーマに、
トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、
No.2の悲喜こもごもをリスナーの皆さんにお届けします。
勝見靖英
こんにちは、株式会社オーツー・パートナーズ取締役の勝宮勢でです。
設楽 悠介
現当社新しい経済編集長のしだるゆうすけです。
二番経営第8回です。よろしくお願いします。
前回は、No.2の大事な仕事、トップの翻訳ということで、
設楽 悠介
言語の翻訳というよりは、伝える内容、抽象的な内容をどう伝えていって、
設楽 悠介
それで組織をちゃんと動かすか、みたいな話をしてきました。
勝見靖英
コミュニケーションっていう感じですかね。
設楽 悠介
コミュニケーションですよね。
でも本当に、No.2の仕事って本当にたくさんあるんですけど、
その中でも、翻訳っていうものがめちゃくちゃ重要じゃないかなと。
ここの手腕というのが結構、No.2の力、評価を支えるんじゃないかなと思っているところでございます。
設楽 悠介
ぜひまだ聞いていない方がいらっしゃれば、前回、7回目も聞いていただければと思います。
設楽 悠介
それでは、今回のテーマです。
設楽 悠介
第8回、今回のテーマは、今の時代、改めて考えるノミニケーションは必要か?です。
設楽 悠介
ビジネスにおいて、ノミニケーションみたいな言葉は過去からありますし、
勝見靖英
ナンバーゾロに限らずですけど、そもそもこのノミニケーションって必要だと思いますか、かずみさんは。
今のおしだらさんと私って40代、50代っていう世代なので、
多分この過去があって今があるっていう感覚で今お話してるんですけど、
今の若い方たち目線でいうと、お酒を飲むか飲まないかは別として、
社会的にも別にノミニケーションなくてもいいみたいな感じとか、
あるいはそれを避けるっていうのとかが普通になってきてると思うんですけども、
それって結構、若い人にとって不利なような感じもしていて、
別に飲みに行きたくない人は行かなくて全然いいと思うんですよ。
そういう時に、例えば先輩上司に連れて行ってもらったところで、
学ぶことっていうとあれなんですけれども、そこで親しくなるっていう関係もあるかもしれないですし、
普段会わない人に会わせてもらうっていうこともあるかもしれないですし、
連れてかれる時って、自分が友人と行くよりもいいお店に連れて行ってもらうこともあると思います。
それが将来自分がお客様を連れする世帯の場としても生きるかもしれないですし、
そこでの立ち振る舞いだったりとか、
オーダーの仕方、学生の居酒屋飲み会と違う世界がそこにはあるわけで、
設楽 悠介
結構決めるときって、かつねさんもそうじゃないですか。
社長いてナンバー2いて、もう一人ぐらい現場がいます。
この3人こっちにいて、向こうも同じメンバーです。社長を2番て現場。
その6人で飲んで、何か決まるって結構、僕は多いですよ実は。
設楽 悠介
逆にそこでちょっとお互い探ってるところ、特に業務提携とかそういう話とかだと、
設楽 悠介
なんか僕はすごい見ちゃうんですよね。
設楽 悠介
そういう場での、ちょっと砕けた場での合う合わないみたいな、相性みたいな。
勝見靖英
そうですね。めちゃくちゃありますね。
設楽 悠介
めちゃくちゃありますよね。だからその流れによっては、
本当にそこでやろうって握手することもあれば、
設楽 悠介
なんかふわっと終わる会食もあったりするので、
お互い探り合いのノミニケーションみたいなことをしてるんだろうなって思います。
勝見靖英
ビジネスルールだけで契約書縛りで、こういうお互いメリットがあるんで提携しましょう、
みたいなのはすごく多いと思うんですけれども、
結局仕事上のパートナーって、名分化されてない業間みたいなものだったりとか、
ちょっと気を配るか否かで成果変わることってすごく多いと思うんですけど、
その業間をいい形に持っていくのって、やっぱり人と人とのフィーリングだったりとかするので、
なんか契約書は大したこと書いてなくても、お互いがものすごく尊重しあって、
好き同士だったりすると、大した決まりがなくたって、
お互いのために不信するってことって起こりますよね。
だからそういうのは、飲み会だけではもちろんないですけれども、
人と人とでコミュニケーションをする場っていうのが大いに越したことはないので、
仕事場以外の食事の時、お酒飲む席とかで仲良くなるっていうのはすごく有効だし、
設楽 悠介
楽な手段な気もしますよね。
設楽 悠介
ちなみにさっき言ったようなトップナンバー2、役員飲み会みたいな、
設楽 悠介
2社で飲み会みたいな、いわゆるノミニケーションとしてもすごい上層レイヤーっていう、
上も下もないんですけど、そういった商談が決まるようなノミニケーションの場において、
設楽 悠介
勝美さんもそういう場にいること多いと思うんですけど、
設楽 悠介
そこでナンバー2として気をつけることとかってあるんですか?
勝見靖英
飲み会においても。
そうですね。飲み会に限らずかもしれないんですけれども、
トップを主役にはしたいですよね。
設楽 悠介
そうですよね。
勝見靖英
そういう時にね。ほんと基本はそこかなという気がしますし、
あとトップ否定しないとかっていうのも当たり前かもしれないんですけども、
あとは相手方によってはこちら側のチーム感というか、
勝見靖英
雰囲気みたいなのも伝えられればなという気がするので、
フラットな感じっていうのを伝えたいのであれば、
社長、じゃあ私が2番手で他のメンバーがいたとしたら、
そこの3人がフラットなコミュニケーションをするようなところをあえて見てもらう。
そういう見せ方じゃないですけれども、
作り物ではもちろんいけないかもしれないですけれども、
そこをお見せするっていう場にする感じかもしれないですね。
設楽 悠介
ある意味その会社の雰囲気が凝縮されてる数人のコミュニケーションだったりするわけですよね。
勝見靖英
そうですね。
社長のトップの分類みたいなのを何回か前にお話ししましたけど、
とがりのあるトップっていうのがいたとして、
とがってるがゆえに他に拙いところがあったとしますと、
そうすると相手の方がそのトップの拙いところを見て、
この人全然できないじゃんって思われると、やっぱ損なわけですよね。
こちらは組織としてそういったところもちゃんとフォローしている。
だからそこはご安心くださいっていうところも含めてかもしれないんですけれども、
法律的には大丈夫ですよなのか、技術的にはこうなんですよっていうところが、
サポートしてるっていう雰囲気を相手にお伝えするような、
たたずまいじゃないですけれども。
尖ってるところもひたすら尖らせていくような感じに持っていくですとか、
あるいは現場の人間がいるとしたら、現場の方も出していくと。
トップがこんなに尖ってます。
メンバーにもこういうタレントがいますっていうのを見せて、
そのコミュニケーションの取り方だったりとか社内の雰囲気とかで、
設楽 悠介
技術的にこんなにいい感じですよっていうのをお伝えするのを考えるとか。
プレゼンの場でもあるみたいなところはあるかもしれないですよね。
でも今お話し聞きながら、
自分がそういうノミニケーションに参加したときのことを思い出してたんですけど、
設楽 悠介
今日のテーマとして多分僕も勝美さんも言えるのは、
ノミニケーションは必要だし、すごくビジネスにおいて大事だっていう見解だし、
僕も無理のない範囲でいい経験になるよってことは伝えたいものの、
自分で言っててなんですけど、
トップ層とのノミニケーションほどしんどいものないなっていう。
設楽 悠介
すごい噛み合わないことってあるじゃないですか、社長同士が。
設楽 悠介
分かります?
設楽 悠介
めっちゃ意気投合して会が盛り上がればいいんですよ。