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この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊vol.12の放送になります。よろしくお願いします。
Metagri研究所内、今、体調を崩されている方が多いみたいですけど、大丈夫なんでしょうか?
昨年末、インフルエンザが結構流行って、地元の中学も、生徒だけじゃなくて先生もインフルエンザで、学校閉鎖まで追い込まれるような事態になったみたいで、今もインフルエンザ流行ってるんですかね?
実は私の子供の長男と長女が、もう3日間くらい熱で寝込んでまして、まだ長男も39度くらい熱があって心配なんですけれど、
昨日、病院に行って、コロナとインフルエンザの検査をしてもらったんですけれど、両方とも陰性で薬を飲んで、栄養をとって、あったかくしていれば良くなるんじゃないかなと。良くなってくれればいいかなと思います。
皆さんもお体ご自愛ください。
それでは本題の方に入りたいと思います。
今回のテーマは、柑橘の品種、はるみについて深掘りしていきたいなと思います。
はるみに関しましては、今まで何度か簡単に触れてきてはいたんですが、昨年末収穫したということで、今回深くご紹介したいなと思います。
はるみは、きよみという品種とぽんかんという品種を掛け合わせてできた品種になります。
同じ掛け合わせで、でこぽんもあるんですけれど、ぽんかんの系統が違うということで、同じような組み合わせではあるけれど、姉妹というほど近いわけではありません。
で、このはるみの親のきよみですが、宮川和生ととろびたオレンジを交配してできたもので、日本で最初のタンゴール、
うんしゅう、みかんとオレンジを掛け合わせた品種のことをタンゴールと言うんですけれど、はるみの親のきよみが日本で初めてのタンゴールになります。
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で、はるみもまたアスミ、アスキという品種の親になりまして、このきよみ、はるみ、アスキ、アスミのラインというのは、日本の柑橘業界の宝になるんじゃないかなと思っています。
はるみが品種登録されたのが1999年で、私が初めてはるみを食べたのがちょうど20年ほど前かな。
初めてこのはるみを食べた時の衝撃と言ったら、もうすごかったです。こんなに美味しい柑橘があるんだっていう。本当に美味しかったです。
衝撃がありすぎて、私農林大学校の卒論、このはるみでしたからね。
その卒論で使ったはるみを6本もらって帰りました。
試験に使わないから廃棄するって言うんで、もったいないくださいって言って持って帰って植えました。まだあります。
まだ現役で果実とれてます。
はるみの旬ですが、1月の中旬から下旬になります。
私今まではるみを木にならして柑橘させていたんですけれど、そうすると花肥障害、皮にヒビが生えてしまうことを知りまして、
前から気づいてはいたんですけれど、どうもそうすると良くないということを知りまして、
完熟一歩手前の年末に収穫して、
追熟ですね。
貯蔵庫で温度15℃、湿度80%前後で貯蔵することによって完熟させるという方法が一番良いそうです。
今シーズンはそうしています。
でですね、はるみの栽培上の特徴がですね、
確年結果が非常に高く、確年結果っていうのは、
今年たくさん果実がなると来年果実がならないっていうのを確年結果って言うんですけど、確年結果かなりひどくなりまして、
表年、果実がたくさんなるときは本当にたくさんになって、小玉のみかんが多くて、酸が強くなってしまうっていう傾向があるんですよね。
そうするとかなり木が弱ってしまうんですよ。
下手すれば木が枯れてしまうぐらい樹勢が低下してしまいます。
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で、裏年、その次の年は果実がならなかったり、大玉になりすぎて果実品質が悪いっていう傾向があります。
さらに鳥にも狙われやすいし、水腐れにもなりやすいし、非常に難易度の高い品種です。
でもその分果実品質は非常に高くてですね、私一昨年結構はるみがたくさん取れて、それをネットで売ったんですけど、すごく好評で、
その時に買ってくれた人が、もう本当ずっとはるみだけじゃなくていろんな品種買ってくれてファンになってくださってて、
一昨年から初めてネットで売り始めたんですけど、本当にはるみに助けられたなっていうような思いがあります。
はるみは手で皮が剥けて、種もあるにはあるんですけれど、ほぼないに等しいですね。
果肉がプチプチしていてすごく食べやすい品種です。
味がすごく濃厚なので、本当に人気の高い品種なので、来週あたりから販売するので、よければご購入ください。
たまみももう収穫しようかなと思っているので、セットで販売するので、よかったらご購入ください。
それでは今回の放送を終わりにさせていただきます。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べて牛乳飲んでね。バイバーイ。