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2024-04-22 09:11

FarmesVoices🍊vol.26「柑橘の個人育種がアツい」

FarmesVoices🍊vol.26
今回のテーマは「柑橘の個人育種がアツい」

柑橘の品種改良は長い年月がかかります。
新品種は5000〜10000本に1本ほどの確率とも言われ、
非常に根気のいる作業です。
それを個人で成し遂げる方もいます。
私も挑戦したくなりました…!

マコポン
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/405416
パインみかん
https://www.tsukijiichiba.com/user/collection/1060

#みかん #育種 #農業 #品種改良
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この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活用する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。血液を担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊未完、26回目の放送になります。よろしくお願いします。
全国的に先週から雨が多いですね。
来週以降も雨が多いみたいで、何か梅雨かというような天候が続きます。
柑橘はこの時期、枝から新しい芽が出てきて、つぼみが今できている状態で、もう少しで花が咲くというような状況になっています。
この時期に雨が多くて、あまり凍せができないようだと、花が落ちてしまいます。
今年うちの畑は表どしというか、花がたくさん咲いて、果実がたくさんなるような状況なので、むしろ多少花が落ちてくれた方が作業的には楽にはなるんですけれど、
やっぱり収量が落ちてしまうので、こういったのを嫌う農家さんも多くなるんじゃないかなと思います。
品質の高い果実を作るためには、良い花を咲かせるのが大切だと言われています。
良い花を咲かせるためには、この時期、高剛性が必要になってくるので、雨が多いと困りますね。
それでは本日のテーマに入っていこうと思います。
本日のテーマは、柑橘の個人育種が厚いというテーマでお送りしたいと思います。
まず最初に、柑橘の品種改良ってどうやるか皆さんご存知でしょうか。
柑橘は実は品種改良は結構難しいんですよ。
柑橘は種子が多肺性種子と言いまして、1つの種からいくつも芽が出てくることが多いです。
何が困るかというと、いくつも高肺、違う品種と違う品種の花粉をつけて高肺したとしても、
多肺性種子だと高肺した芽が伸びてこない。
いくつも伸びてくる芽の中の1つだけが高肺した芽で、後はクローンになってしまうんですよね。
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これが今まで柑橘の品種改良が進んでいかなかった理由の1つになります。
今までは枝変わりといって、ある品種から突然変異的に違う品種の枝ができるという現象を枝変わりと言うのですが、
それで品種改良をしてきました。
品種改良をしてきましたと言っても、なかなか狙ってできるものではないのですが、
それが柑橘の品種改良の主流でした。
ここ最近は多肺に対して単肺、単独の単に肺で単肺ですね。
1つの種から1本の芽が伸びるという品種ができて、
昔からあるにはあったのですが、それがうまくいくようになりまして品種改良が進んでいます。
広肺をして品種改良をすることが簡単にできるようにというか、単肺、多肺ではなく単肺の品種が結構できてきたので、
なので今、柑橘の品種はとんでもなく増えています。
もう本当に全然把握できないくらいの量です。
今までは柑橘の品種改良は国や県の農業試験場が行うことがほとんどだったのですが、
単肺の品種が結構増えてきたので、個人で育種する人も、品種改良をされる方も増えてきました。
とはいえですね、新品種を生み出すには5000本から1万本必要だと言われていまして、非常に根気のいる作業だと思います。
特に果樹の場合は果実が成るまで時間がかかるので、非常に長い年月と根気をかけてする作業ですね。
近年有名なのはマコポンとパインミカンという品種です。
マコポンは大分県の農家さん、個人農家の方が作られた品種で、
もともとこの方は県の農業試験場に勤められていたということで、その時のライフワークから新品種を作り出したということで、
それでも10年かかったそうです。
マコポンはデコポン、正確に言うとシラヌイというんですけど、
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シラヌイと大分県の独自品種であるゼリーオレンジサンセレブという品種を掻き合わせて作られた品種で、
皮は手で剥きやすく、種もなくて非常に食べやすい品種だそうです。
栽培は少し難しいみたいですが、それでも味はかなり評判が高く、非常に有望な品種なんじゃないかなと思います。
もう一つのパインミカンという品種ですが、これは熊本県の農家さんが作られた品種で、
本当に味はパイナップルみたいな味がするそうです。
やっぱり初めて食べた人は、ちょっとパイナップルの香りがするのかなーぐらいな感じで食べてみると、本当に衝撃的な味がするそうで。
ハルカという品種にオーゴンカンという品種を掻き合わせて作られた品種です。
こちらも品種改良を始めて10年ほどかかったそうで、
やはり品種改良には非常に長い年月がかかりますね。
マコポンの方は少しでも知名度を上げていきたいということで、複数の生産者さんで栽培されているそうですが、
パインミカンの方は作成された農家さんしか栽培していないということで、ものすごく希少価値が高い品種改良ってなかなかロマンを感じますね。
私もちょっと品種改良をチャレンジしてみたいなと思います。
私が今栽培している品種だと、タマミとアスミがタンパイだっていうことは調べてわかっているので、これをちょっと交配してみたいなと思っています。
ミハヤもそうかな?
調べたらミハヤもタンパイでした。
ミハヤはまだ木が小さいのでできないですけど、アスミもまだ木が小さいからできるのはタマミかな。
タマミにゆらわせ霊光あたりをかけてみたいかなと思っています。
今回の放送は以上になります。
今日もメタグリボイシズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
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みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。
バイバーイ。
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