ビジネスの誤解
僕はですね、今までビジネスやってくる中で、大いなる誤解を知ったことがあってですね。
それはですね、いい情報とか質の高いコンテンツを出していれば、ビジネスが爆発的に伸びるっていうね、そういうふうに思っていたことがあって。
これは間違いではないんですけど、じゃあそういうふうにしていれば、ビジネスがガーンと飛躍的に伸びるのかっていうとそういうわけではなくて。
かたや、なんか内容すっかすかの話しかしてないのに、すごく売れてる。なんでこんな人が売れてるの?みたいなね。
人がすごく稼いでいたりとかって、おそらくあると思うんですよ。あなたもそういうシーンを見かけたことが。
で、そこでわかることがですね、なんなのかっていうと、そういう稼いでいる人たち、もちろん全員じゃないですよ。
全員じゃないけども、一部のそういうなんでこんな人売れてるんだろう?みたいな人たちがすごく売れてる理由はですね。
売るのがうまいからなんですよ。
商品の質がいいとか、情報発信のレベルが高いとか、そういうものではなくて、売るのが上手なんですね。
で、とあるですね、ところで見かけたんですけど、ネットの世界でそこそこね、知名度のある人の商品を買って、それに対してレビューが書かれていたんですけど。
そこに書かれていたのがですね、この人が稼いでいるのは、コピーライティングが上手いからじゃなくて、嘘が上手いからですよ、みたいなことを書かれていたんですよ。
で、その人だけじゃなくて、別の人たちも結構否定的なレビューを書いていたんですね。
だから、売るのが上手いっていうのは、全てにおいてそうとは言えないけども、その一部売るのが上手いってどういうことかっていうと、
その古代広告とかね、大げさに言ったりとかすれば、売れやすくなるわけですよ。
ビジネスの世界で言うならば、楽ですよ、簡単ですよ、大金が儲かりますよって言っていれば、
簡単ですよね、簡単というか、たくさん人が集まってきますよね。楽して大金稼ぎたいなんて人いっぱいいるわけだから。
だから、そういうふうに言っていればいいわけですよ。
だけど、そういう人たちっていうのは、全然中身のある話をしないので、
結局商品を買ってみたら、とんでもないような質の低い商品だったとか、まともにサービスを受けられなかったとかってなるわけですよね。
そういう点においては、僕は売るのは下手くそだと思います。
ビジネスって簡単じゃないよ、甘くないよみたいな。短期的に考えるんじゃなくて長期的に考えましょうとか、数年レベルで考えていきましょうとかね。
とにかく地道にコツコツと、誰よりも努力するしかないんだと。
そういうすごく大変な方法とかね、そういうものを伝えていってるんで、
そういう点においてはすごく売るのは下手くそだと思います。
でも僕がそういうふうに言うのはですね、自分が今までビジネスをやってくる中で、本当にしんどい思いをしてきたから、そういうふうに言ってるわけですね。
だから楽して稼ぎますなんて言いたくないんですよ。
思ってないから全く。1回目の企業も全く稼げずに失敗したし、それこそ今のね、この2つ目のビジネスの時も1年目はね、ほぼもう売り上げも全然なかったし、本当にしんどかったんで。
それを軽々しく楽して稼げますとかって言えないんですよ。
だからそういう発信者を見るとムカつくし、そういう考えを持った人が相談に来るとイラッとするんですね。
甘く考えんなよみたいな。だからちょっと物申したくなるわけですよ。
だからついついそういう発信になってしまったりするわけですけど、でもそれがやっぱり自分の本音というか、その本音がわかる人はすごく共感してくれたりとかね、ファンになってくれたりとかするわけです。
本当にこの誠実さ、インテグリティというものは大事だって、特にこれからの時代は大事ですよって海外のマーケターとかも言ってるんですけど、
だからインテグリティを出すためにオーセンティックにする必要がある。ありのままの自分。要するに本音を自分で喋って、そのままの自分を出していきましょうって言われてるわけです。
だからそういう誠実さを欠くようなことをしてしまうと、一発でビジネスが傾いたりってあるんですよ。
それこそ最近のフジテレビじゃないですけど、誠実さに欠くような対応をしたがゆえに大量のスポンサーが離れてしまったりとかね。
あれだけ長い歴史があって、すごく大手企業であっても、誠実さを欠くようなことをするだけで一発で経営が傾きかねないぐらいの大ダメージを受けるわけです。
だから歴史を振り返ってみても、そういう企業ってやっぱりどこかで悪事がばれて、それでも倒産してしまったりとかってあると思うんですね。
だから歴史は繰り返すし、そこから学びを得ないといけないのに、僕たちはそれと逆行するようなことをしてしまったりするわけです。
売るスキルの重要性
全く何もない人が、本当に数ヶ月で月収100万とか年収1000万とかいけると思いますかって話ですよ。
いけなくはないですよ。
例えば50万円ぐらいの高単価商品作って、片っ端から声かけまくって、とにかくね、セールストックスクリプト通りに読んでいれば、20人に1人、30人に1人は買ってくれるから。
数の理論で言えばね、100人、200人に声かけてやれば、達成できると思いますよ。
でもそれって本当にいいのかってことですよ。
それをやってしまうと何が起こるかっていうと、結局自分には何も、その50万円分の価値を提供するだけの、そういうものが伴ってないわけだから。
買った後にね、相手に不満を持たれてしまったり、クレームをもらったりとかね、するわけですよ。
だからそれが、一発でビジネスを傾かせてしまったりするわけですね。
だから売れればいいとかってそういう話じゃなくて、売ってからもものすごく大事だし、
ちゃんと自分の価格設定しただけの価値を提供できないのであれば金額をもっと安くすべきだし。
こないだ聞いたブライアントレーシーの音声でも彼が言ってたんですけど、
ビジネスが失敗する主な原因みたいなものを何個か挙げてて、
その中の一つに過剰にオーバープライスで商品を売ってしまうことだ、みたいなことを言ってたんですよ。
要するに全然価値に見合わないような高額な金額をチャージして商品を売りつける。
そういうふうになると何が起こるかというと、信用を損なうわけですね。
それで一発でビジネスがもう終わってしまうみたいな。
でもそういうものをやってしまってるわけですよ。
何もない人がビジネスがうまくいかないとかそういうものではないです。
確かに最初はブログから始めるとか、Kindleから始めて数十円数百円の売り上げから始めるとか、
そういうのは全然アリだと思います。
だけどいきなりじゃあ30万50万100万みたいな商品作って売れるのかっていうと、
僕は売れないと思うし、売っても多分信用落とすだけになってしまうんでやらない方がいいと思うし。
だからそういういわゆるビジネスクラッシャーみたいな感じになるわけですよ。
それをやってしまったが故にもうビジネスが長く続かないみたいな。
僕はビジネスをずっと長く続けていきたいので、そういうやり方はやってこなかったし好きじゃないし、
とにかくコツコツと地道に信用積んでいけば徐々にそれが拡大していくと。
僕が言ってるこのやり方っていうのはものすごく時間がかかるんですよ。
信用ってそんなにすぐにできるものじゃないじゃないですか。
特にネットの世界なんか相手の姿形が見えないわけだから、
信用されるまでにとてつもない時間が必要になるわけですよね。
だから僕のやり方っていうのはあんまり受けが良くないというか。
だって時間かかりますよ大変ですよって言ったらやりたいと思わないじゃないですか。
だけどそういうふうにやってる方が長い目で見たらうまくいくなってのは僕は思ってるんで、
だからそういうやり方をやってるのに過ぎないわけですよね。
だから売るのがうまいってのはもちろん大事ですよ。
セールスキルを磨くってのは大事だけど、売るのがうまいだけの人になっては良くないと。
売って結局後ほったらかしみたいなのよくあるじゃないですか。
売る前と売る後で態度が表現してみたいな。
そういうふうになってしまうと長続きしないんでね。
やっぱりその歴史を振り返ってみても、
そういう誠実さに対応する企業だったりとか悪事を働いてるような企業とかって
どっかでそういうのが明るみに出てもうダメになってしまったりってよくあるわけだから。
誠実さを重視する
ちゃんとビジネスとして考えましょうっていうことですね。
今まではそういう誠実さとかっていうところだけでなかなか難しい、
それだけで集客っていうのは難しかった部分もあったと思うんですけど、
最近はやっぱりそういうところもすごく見られるようになってきた。
だからそういう海外のマーケターがオーセンティックにして
インテグリティをもっと重視していけっていう話をしてるわけですよ。
周りがそういう嘘つきばっかりの中で一人だけ正直者がいたら目立つじゃないですか。
だからみんなコンテンツ販売簡単だよ簡単だよ簡単だよってね。
楽して稼げるよみたいな。
僕は絶対言わないじゃないですか。
難しいよ、そんな簡単なもんじゃないから舐めないほうがいいよって言うじゃないですか。
そうすると目立つわけですよ。なんかこの人違うなってなるんですよね。
だからそれはやっぱり自分自身の体験を持って本当にそう思ってるし、
確かに僕はコンテンツビジネスでうまくいったけども、
全員がそれでうまくいくかというとそういうわけじゃないし、
いろんな人を見ていてもね、そんなにサクッと作れて
いきなりバーンと体験が入ってくるようなものでもないから。
だからそれは自分が身をもってね、理解してるんで
それを正直に伝えてるだけみたいなものなわけですね。
でもそれはやっぱり自分の信念だし、
嘘をついてもね、そんな楽しく稼げるなんて言いたくないしね、
自分がこう過去にそういう大変な思いをいっぱいしてきたから。
だからそれは正直に言ってれば自然とこういう誠実さが伝わっていったりとかね、
してなんかあの人他の人と違うなってなるわけですよ。
だからそれも一つのマーケティングというかね、
それで信用が獲得できたりとかってあると思うんで、
これを聞いてるあんただけはですね、そういういわゆる信用を落とすような
手法には走ってほしくないし、長い目で見たときに
自分の好きなビジネスを長期的に続けていきたいんだったら
やっぱり信用を積んでいくっていうね、方法しかないと思います。