集英社インターナショナル公式noteに掲載『 ヨーロッパ随一の芸術の街で暮らす、歌手兼女優兼劇場支配人【オーストリア】/世界ニホンジン探訪~あなたはどうして海外へ?~』取材後記として、取材をつづける岡とロコタビ創業者の椎谷が、記事を起点にオーストリアの文化から、海外移住に関することなど話を脱線しながらお送りしていきます。
https://shueishaintbooks.com/n/n56f5d8269325
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●MC
椎谷豊
株式会社ロコタビ創業者。大学卒業後ITベンチャー、EC会社などで、ECサイトの運営業務などを経験し、WEBコンサルタントとして独立。旅行情報サイトの日本本社立ち上げメンバーなど経験。2012年から海外在住日本人に活躍の場を提供したいという思いから、日本人向け海外プラットフォーム「Traveloco(トラベロコ)」の企画を開始し、2014年にウェブサイトをオープン。2020年に社名、サービス名ともに現在の「LOCOABI(ロコタビ)」へ名称変更。世界177カ国、2600都市、60,000人以上の海外在住日本人が登録している。
https://locotabi.jp/
おか けいじゅん
ライター、インタビュアー1993年東京生まれ。立命館アジア太平洋大学卒業。高校時代、初の海外渡航をきっかけに東南アジアに関心を持つ。高校卒業後、ミャンマーに住む日本人20人をひとりで探訪。大学在学中、海外在住邦人のネットワークを提供する株式会社ロコタビに入社。世界中を旅しながら、500人以上の海外在住者と交流する。趣味は、旅先でダラダラ過ごすこと、雑多なテーマで人を探し訪ねること。
00:05
ロコタビ
はい、みなさんこんにちは。ロコタビfmを始めていきたいと思います。岡です。今回もですね、しいやさんをお招きして、ご一緒に話していければなと思ってます。しいやさん、よろしくお願いします。
しいや
はい、よろしくお願いします。
ロコタビ
はい、前回はですね、しいやさんがウガンダにお住まいのオピオさんの記事をもとに、ウガンダの生活ってすごいなぁみたいな話から、そもそもウガンダにまで行き着くのって大変だよなぁみたいな話から、その決断ができるユニークさみたいな、いろんな幅で話をしてきましたけれども、
今回はですね、アフリカから北へ移動しまして、オーストリアですね、芸術の国ウィーン、オーストリアのウィーンにお住まいの女性の記事を公開したので、ちょっとこれをベースにですね、いろんなお話をしていければなと思います。
はい、ではですね、ちょっと今回ですね、ウィーンにお住まいの岡崎さんで、歌手で舞台女優、場合によっては小さな劇場支配員もされているということで、幅広くですね、活躍されている日本人女性の方をご紹介した記事なんですけれども、率直にですね、いつもと同じように、しいやさん感想から聞いていければなと思うんですけど、いかがでした。
しいや
はい、そうですね。この方、ウィーンで音楽の音楽家として活動されていて、ヨーロッパだとやっぱり音楽で行って移住される方とかは、話を結構聞いたりはすると思うんですよね。
その中の王道というか、ウィーンと言ったらまさに音楽の町みたいなところで、その音楽の仕事をされているっていうのは、ある意味その海外で一芸で住んで仕事もしてみたいな、日本人の海外移住のロールモデル、憧れのロールモデルの一つのパターンだなと思っていて、
それを実現されている方だなという印象でしたね。
ロコタビ
いやなんか、まさにそうなんですよね。ウィーンとかだと、僕もウィーンとか仕事で行ったときとかも、やっぱり日本人の方々とお会いしても、6割くらい音楽関係で来たりとか多いし、
実際にその移住者だけじゃなくて、留学している学生とかもすごく多いので、そういうイメージあるし、それは実態としてもあるなっていう意味では面白いですね。
と同時に、ある種の王道でありながら、そこで個人的に、岡崎さん面白いなと思うのか、その後移住したすごさみたいなのももちろんあるんですけど、劇場の支配にやってるの面白いなと思ってて。
03:14
しいや
音楽家ってある意味専門性が高いもので、経営をするってちょっと全然違う世界じゃないですか。自分のことだけ考えているわけじゃないですか。
ロコタビ
それこそしやさんもお二人の経営者、創業されて経営者として経験もあるじゃないですか。そういった意味では、岡崎さん、他者からいかに評価されるかっていう勝負の世界で上に上がっていかなきゃいけないっていう中で、経営者どっちかっていうと、経営を成り立たせるのと同時に、
人を評価して、人にお金を払う立場に変わってるじゃないですか。それを芸術のマッチで立つ、その芸術という分野で劇場を運営、経営しているっていうのは、すごい面白いなって思う。同時に大変だろうなっていう。
しいや
全然、脳の使い方が多分違う。切り替えるのが難しそうだなとは。ある意味、一元を持っている方とかって、わがままだったりとかもするし、ある意味それだけで食ってるので、それに特化した能力がすごいついてると思うんですよね。それ以外の能力はある意味つけると邪魔になってくるというか、本業に。
ロコタビ
確かに何か個性が失われるみたいなね。ありそうだし。
しいや
経営者になると、ぶっちゃけ経営者の場合だと何か特別、もちろん特技があったほうがいいのかもしれないですけど、そこまで必要とされない。ある意味、やるのは従業員とかなので、実際手を動かしたりするのは。
なので、そこまですごい専門性が、自分がやらなくちゃいけないとかっていう感じでもないので。
自分でやらなくちゃいけないっていうのが、ある意味音楽家としては、ある意味それだけの、それがすごい重要な仕事をやってるにも関わらず、それとは真逆の経営者というのは、どうやってそうなったのか、気になりますけどね。
ロコタビ
いや、気になりますよね。一応ね、その記事内で女優をしていて、知り合いが劇場を作るっていうので、手伝ってたみたいな、友達を。
で、手伝ったら、そのまんま完成まで一緒に行ったから、経営やんない?みたいな感じで経営者だったっていうのが経緯だったらしいんですけど。
でも、今の椎谷さんの話の中で、個人プレイヤーとして生きていく上では、ある種トゲが、いい意味でも悪い意味でもないとダメだよね、戦っていけないよね、みたいなものがある中で、経営者は全然違うじゃないですか。
06:16
ロコタビ
今、椎谷さんが言ってたみたいな。で、岡崎さんにも、支配人としての仕事って結局何なんですか?みたいな話聞いたら、コミュニケーションの話に着地するんですよね。この記事でも、なんかそういう話になったんですけど、
いかに利害関係者と関係性を構築するか、みたいな話をしていて、ウィーンにおける劇場経営、芸術を扱う経営者って、お客さんと、あと芸術家と、あと結構重要なのが、メディアと行政との付き合いなんですよ。
東京とか日本とかよりも、行政からのサポートがめちゃくちゃ手厚いから、行政とのコミュニケーション、書類上もそうだし、支援とかっていうのもものすごいもらえたりするので、そこら辺のコミュニケーションであったりとか、あとはそのメディアリレーションもめちゃくちゃしてるみたいな話があったんで、
全然プレイヤーとしての能の使い方と違うな、みたいなところは面白さではありましたね。
しいや
おだしょー いや、そうですよね。なんかこの方、知り合いを手伝っていて、その流れで経営者になったって書かれてますけど、なんとなくなんですけど、手伝ってるときに、そういう能力発揮しちゃったんじゃないかなって気がするんですよね。
おだしょー 要は一緒にやった人ができるじゃん、みたいな感じになって、立ち上げる中でそういう場面って絶対あるじゃないですか。その業者との接触とか、あとその仲間を巻き込んでいくみたいなこととかあるじゃないですか。
それが意外とできちゃってた結果、経営者に誘われるっていう話になったんじゃないかなとは。
ロコタビ
おだしょー 才能があって、それがおもとに出てきたんですね。
しいや
おだしょー 自分では気づかなかったけど、自分が今までやってたことと違うことをやったことによって、周りの人がそれに気づいて、その流れに乗っかって今そうなっちゃったっていうことなのかなと思って。
おだしょー 実際ね、結構僕は才能の話とか気にしているんですけど、才能ってある意味自分で見つけるものじゃなくて、結構人が見つけるものだったりするんですよね、自分の才能。
おだしょー なので自分は例えばこれが得意だとか思ってても、実際は周りの人が言うことの方が才能だったりするんですよ。
おだしょー 周りがあなたこういうのが向いてるよねみたいなことを言ってくれるものに対して、自分はそうじゃないと思うことはあるかもしれないですけど、結構周りの人が言うことが自分の才能っていうのに自分で気づかないことが多かったりするんですよね。
09:12
しいや
おだしょー この方も音楽で食って食って言うのでずっと来てたんだけど、実際何かやってみたら、実は経営の才能があったということを、もしくは周りの人が認めていった結果、今の立場になるというか。
おだしょー なるほどね。
おだしょー 勇気はちょっとしていて、もちろん音楽で使用されているので全然音楽の才能あるんだと思うんですけど、別にそれだけできる必要もないので、経営の仕事もできるのであれば、結果両方できたんだなっていう。
ロコタビ
おだしょー ですね。本当ですね。本当だわ。こういうのを見ると、ものは試しだなって毎回思いますね。いろいろやってみると、思わぬ才能が出てきて、で、他の人から、自分はでもそれなんか違うなとかと思っても、肌から見たらめちゃくちゃ上手くいってて、すごいよみたいな、そこのギャップとかもあったりしますからねっていうことだと思うね。
しいや
おだしょー そうですね。あとなんとなくなんですけど、ちょっとこれは僕の勝手な考え方なんですけど、日本人って結構調整する人種じゃないですか。
ロコタビ
おだしょー はいはい。そうですね。はい、そうですね。
しいや
おだしょー だからこの人が経営者に向いてたというよりは、日本人だったから結果的に現地では経営者タイプになれた。
ロコタビ
おだしょー なるほどね。
しいや
おだしょー 日本だと経営者だ。で、日本だと経営者という話にならなかったかもしれない。
おだしょー はいはいはい。確かに確かに。
おだしょー ウインだと、ウインで卑怯とされる経営者としての資質が、日本人としての資質とあったので、結果的にウインで経営ということをやることになったみたいな、なんとなく際。
おだしょー なんかそのコミュニケーションの取り方とか、なんか調整するとか。
おだしょー なんか日本人はやっぱ調整しがちじゃないですか。
おだしょー なんかそれが良いことか悪いことか、ちょっと全然あのいろんな場面によって違うんですけど、あんまり調整しすぎると疲れちゃったりとか、なんか意外となんか自分を通さないでみたいな話になったり。
おだしょー そうですね。
おだしょー 経営者だとね、やっぱりそういう場面結構多いので、自分のことばっかり主張していくと周りがついてこなくてね、全くプロジェクト。
12:02
ロコタビ
おだしょー そう考えると、日本は起業家大国の素質を最も持っている国の一つの可能性ありますね。
しいや
おだしょー そうそう、あるかもしれないですよね。
もちろんそこに自分の才能なりみたいなのがくっついてきて、周りの人が認めてくれて、日本人的な要素を発揮できれば、意外と海外だと経営者とかに向いてるのかもしれない。
ロコタビ
おだしょー そうかもしれないですね。
すごい確かにそうかも。いや面白い話ですね。
しいや
おだしょー 確か岡崎さん。
おだしょー いろんな経営者の方とかね、これから取材できるようになる可能性も。
そういう目線で見ると、もしかしたら日本で経営っていうよりは海外で経営者、海外だから経営者になったみたいな、日本人とか。
ロコタビ
おだしょー それはなぜかというと、日本人がそもそも調整力が高いから、相対的に海外行った時に際渡って才能を起こして目覚めるみたいな。
しいや
おだしょー 日本人としての才能が発揮されちゃうみたいな。でも日本だとある意味そういう人は多いじゃないですか。
ロコタビ
おだしょー そうそうだから没個性になっちゃうけど、日本だとみんなが結構多いから。
しいや
おだしょー 海外だと別に普通の日本人でも普通にやってるようなことが、意外と花開くみたいなことはあり得るかもしれないなっていう気は。
ロコタビ
おだしょー あり得ますね。面白い。それはでもいいですね。じゃあもしかしたらこの記事を読んだ人は、私もやってみようかなとかなるかもしれないですね。
しいや
おだしょー そうですね。また経営者っていうのは一つ、海外で生きる手法の一つでありますよね。
ロコタビ
おだしょー 確かにそうですね。
しいや
おだしょー 雇われるってなると、海外で自分で生きるってリスク高いじゃないですか。
おだしょー 仕事がなくなるともういられなくなるじゃん、その国に。
ロコタビ
おだしょー 雇われ的な発想だと、日本よりも競争率が結局高くなっちゃうから、現地の人とも戦わなきゃいけないってなると、現地に住んでる日本人とも戦わなきゃいけないってなって、なかなか厳しいけれども。
おだしょー 経営者という戦い方、戦い方というか生存戦略に近いですね。
しいや
おだしょー 自分で自分のことをコントロールできるような状態を海外で作れれば、ある程度向こうにいられる可能性が高くなるというか。
おだしょー そうですね。
おだしょー だったりはするので、結果としてそういう道を選ぶみたいな方も、個人で経営会社をやってる人みたいな一定数いると思うんですけど、そういうことなのかなって気がしますけどね。
ロコタビ
おだしょー 確かに、確かに。
しいや
おだしょー 音楽をやってて、そういう風になるってあんまり聞いたことないけどね。
ロコタビ
おだしょー 聞いたことない。
しいや
おだしょー そういう意味ではすごい特殊な話だなとは思いますけどね。
ロコタビ
おだしょー どういう人を探してみようかな。結構面白そうですね、海外で経営者してる人に話聞くのは。
おだしょー 結果的にいろいろ聞いていくと、そういう日本人としての文化みたいな、日本人としての特性みたいなものがやんわり浮き上がってきそうな気がするんで、ちょっと取材してみたいなと思いましたね。
15:09
ロコタビ
おだしょー ではそんなところで結構ね、今回の記事、最後まとめですけど、岡崎さんの話もであったりとか、岡崎さんの口からですけど、なんか現地のグルメであったりとかカルチャーショック、場合によっては。
おだしょー いろいろ盛りだくさんで面白かったですね。記事としてもね。
おだしょー 面白いですよね。ウィーンが芸術の街として言われているゆえんであったりとか、そういうところに触れてたりするんで、ぜひ興味ある人はそういう記事としても楽しめるので、ぜひ読んでいただければと思います。
おだしょー では今日は千谷さん、ありがとうございました。また来週、違う国ご紹介できればと思います。
千谷さん ありがとうございました。
15:54
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