吉田拓郎の落葉
ご当地ソング捜索隊ポッドキャスト、お晩です。この配信は、日本各地のどこかを描いた歌い曲と、その場所にまつわる話をしていきます。
お相手はMCワタンドです。よろしくお願いします。さあ、今回紹介する曲は、吉田拓郎の落葉という曲です。
この曲の中には、苫小牧発仙台行きフェリーというキーワードが出てきます。
苫小牧初ですから、苫小牧港が舞台なんですよね。
これだけなんですけど、苫小牧港にとっては、代表的な当地ソングになってるんですよ。
フェリーと言うと、車も乗れるし、安い二等級の部屋とかもあったりして、旅のお金のない人にとってもお供ですよ。
私も学生時代、仙台から北海道行くとか、北海道から仙台帰るとか、そんな場面でよく使ったなということで、
そういう意味でもちょっと愛着のある曲です。
この曲が非常に特徴的なのが、場所の話だけじゃなくて、ストーリーなんですよね。
主人公は、苫小牧港からいざ出発、船に乗るぞという場面で、北海道で知り合ったおじいさんが見送りに来てくれるんですよね。
このおじいさん、どうやら博打好きのろくでなしだったんですよ。
いやもう、博斗です、博斗。ジャンキーですよ。
こんなおじいさんが見送りに来て、なんと土産、せんべつをくれるんですね。
くれたものは、サイコロ。サイコロ。お土産に?なぜ?
サイコロって言ったら、博打する人にとっては命なんですかね。
ひねり出して送るものは、これだと俺の命だという感じでくれたんですかね。
なんで、このろくでなしのおじいさんが、
フェリーまでわざわざ見送りに来て、これをくれたのかというのがね、
非常にストーリーがありそうじゃないですか。
そんなろくでなしのおじいさんに、わざわざ会ったとすると、
やっぱり、とば、博打の、博打場で出会ったんでしょうね。
きっとだから、主人公も博打好き。
博打の場所で会ったって言ったら、お互い勝った、張ったの感じで戦ったんでしょうと。
どっちが巻き上げたのか、二人ともやられたのか、すってんてんになったのか、
ちょっとそこまではわかんないですけど、
まあ、なんらか勝った、張ったがあって、
結果として、いろいろあったけど、
ライバル関係でね、お互い認め合ったんじゃないですかね。
その結果、最後にフェリーで旅立つ北海道から、
フェリーでの旅立ち
旅立つ主人公のもとに応援というかね、
また来いよ、みたいな感じで来てくるんですね。
まあ、なんらかこう、ライバル関係から友情になったんじゃないかなと、
いうとこが推測されますよね。
まあ、そんなね、こう、フェリーから見送って、
来る人がね、こう、商売道具をかつての敵にこう、託すというのは、
非常にドラマチックなんじゃないかなというとこですね。
こう、裏の道に進むものにしかわからないね、
このね、サイコロ託すというところ。
あの、全く想像が、どういう心境でサイコロ渡したのかなんて、
わかんないですけど、まあ、商売道具を渡したというのは、
相当な決意があったんじゃないかなというとこで思っちゃいます。
このサイコロのインパクトがかなり強いので、
例えばこのトマコマ以降で、この歌も有名な曲ですから、
サイコロが売られてるんですね。
この、洛陽で出てきたサイコロ、ね。
ぜひじいさんからもらった気分になって、
買ってってくださいという形で売ってるそうです。
買った暁にはもうフェリーね、2時間、一晩乗るんで、
そのね、船の上でがっつり博打してもらいたいと思いますね。
もう船の上で博打って言ったらね、もう、あの、
じゃんけん、限定じゃんけんとかね、
鉄骨の上渡りとかいろいろあるかもしれないですけど、
まあね、ここではサイコロだと、ね。
ピンゾロ出すためにこう、戦ってくださいというところですね。
はい、そんなわけで、そんなね、
博打の、博才たちの戦いの、その後をこう、
思い描きながら、ぜひ聴いてもらえたらなと思います。
吉田拓郎で、洛陽!