マルジナリア書店のオススメ本
こんにちは、マルジナリア書店の小林えみです。
今日のオススメ本は、子ども当事者研究、
私の心のまちにはおこるちゃんがいる、
子ども・子育て・当事者研究ネットワークゆるふわさんで、
コトノネから発行されています。
今、私の周りでは、共同申権ということに関して、
とても大きく問題になっています。
この法案が衆院を通過してしまったんですね。
これがとても、すごい短い審議で、
本当に検討がされないまま通過しています。
大人同士の婚姻関係、離婚などにまつわることなんですけれども、
共同申権の親ですね。
親という当事者のことでもあるんですけれども、
まず親って何に対してというと、子どもに対しての親ですよね。
子どもが一番の当事者であるとも言えると思います。
ただ、今回の法案を問題にしている人たちが何を問題にしているかというと、
そうして、よくない親御さんから暴力を受けたりした方たち、
もう成人されていたり、今はするんですけれども、
子どもであった時に結局無力で逆らえなかった、
そういった状況の中で、親御さんといたくない場合もあるということに対して、
共同申権というふうになった場合に、
ずっと仮にですけれども、その暴力的な親御さんがいた場合に、
ずっと小売を持たなければならないということなど、
子どもに対して問題があるということが大きく指摘されています。
ただ、結局、子どもが私たちにとって危ないから国会に行って抗議しようとか、
なかなかできないわけですね。
今、そういう法案が通っているということも、たぶん知らないと思います。
子どもという当事者は、やっぱり声を直接上げにくい存在なんですね。
全てに対してそういうことは難しいんですけれども、
これは子ども当事者研究ということで、
その子どもを主人公として、子どもたちの声というものを上げています。
ルビが振ってあるんですけれども、これは親世代、私たち大人が読んでも、
子どものこういう部分って大事にしなきゃいけないよね、
ということを改めて気づかされる本でもあります。
子どもたちにも読んでほしいなと思いますが、
まず私たち大人がきちんと子どもという存在を受け止めるために必要な本だと思っています。
今日のおすすめ本は、子ども当事者研究、
私の心の街には怒るちゃんがいる。
子ども子育て当事者研究ネットワークゆるふわ。
琴野根さんから刊行されています。