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2022-09-06

第296回「意志を撮る」

写真を撮る時に、見たものではなく、虫達や木、風景の意志や気持ちを撮る事とは。

【300回記念公開収録のお知らせ】
(2022年10月22日 14~16時)

いつも番組をお楽しみいただきありがとうございます。
感謝の気持ちををこめて、2年8ヶ月振りの公開収録を開催いたします。
みなさまとお会いできること、心を通わせられることを楽しみにしております。

■概要:配信300回感謝記念の公開収録
■詳細・お申込み
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 オンライン参加 https://pro.form-mailer.jp/lp/ee446018262389
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北川八郎、人生を変える出会い
こんにちは、早川洋平です。北川八郎、人生を変える出会い、この番組は、フォトキャストとYouTubeでお届けしています。北川先生、今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、50歳の男性の方からご質問をいただいています。早速ですが、こんな質問です。
こんにちは。最近、子どもたちが手を離れ、自分の時間が増えました。子どもたちの写真を撮るのが好きだったので、しばらく使っていなかったカメラを引っ張り出し、気に入った風景や綺麗だなと思った花などを撮り始めました。しかし、透き通ったような、見たままの美しい写真を撮ることができません。カレンダーは先生が撮った写真だとおっしゃっていましたが、写真を撮るコツがあれば教えてください。ということで、これは聞きたい方がたくさんいるんじゃないですか。
そうですね。
私、
私も写真、風景とか人を撮ることが好きです。
先生の写真ですよ。これ、YouTubeの方、ご覧ください。
そうですね。私は基本的に風景とか、太陽とか、目に見えるものを撮りに行かないんですよね。
逆に目に見えるものを撮っているわけじゃないと。
はいはい。そこにある、目に見えないものを撮りに行くんですね。
例えば、早川さんが見せて、
夕焼けの景色なんか。
8月ですね。2022年8月のカレンダーです。
その時に、夕焼けの美しさというよりも、日が沈むことに対して、安らぎを覚えていたり、逆にまた悲しさを覚えている虫たちとか、
虫たちの意思を撮りに行くような感じなんですね。
意思?
気持ちとか、意思とか、情感を撮っているとか、
そのページも見せてください。
情感を撮っている。
これいいんじゃないですか?
こういうのが分かると思うんですけども、
こういうのが、例えば、もっと分かると言ったら、
セミの声を撮りに行くとかね。
声を、音を撮る?
音を撮る。
声を写真に収めるという、その感じですね。
鳴いているセミの、元気な声を写真に切り取るという感じなんですね。
ここは、なんか、この人。
風の音を撮りに行くという感じですよね。
風が流れている方向の、その音、爽やかさの感覚を撮りに行く。
だから、風景を撮りに行くのではなくて、
その時の虫の声とか、木の声とか、その時の情感とか、
なんか、目に見えない感情みたいなものを撮りに行くんです。
私はね、
03:02
真実と透明感ある風景ではなくて、
透明感のある空気の中に潜んでいる虫たちとか、生き物たちとか、
なんか、木がひっそり凍えて生えているとかいう、その気持ちを撮りに行くんですよ。
なるほど。そうするとちょっと逆説的かもしれませんけど、この方がおっしゃっているように、
結果としては透き通ったような、見たままの美しい写真を撮っているように見えますよね。
いや、だから、写真を皆さんが感じるのは、感情を感じるじゃないですかね。
災厄。
いや、思いますよ。
はい。だから、澄んだ木とか、風景ではなくて、そこにある情感というか感情とか、
風景を見て感じるもの、情感を見るから、すごくいいと思うんじゃないですかね。
確かに。
そうですね。白い雲側の爽やかさを、この田んぼの中に虫たちが喜んでいると言いますね。
ここにトンボも映っていると思うんですけども。
でも、先生には見えているわけですよね。逆に言えば。
バッタたちとかが生き生きしている。生物たちの営みの声と言いますかね。
情熱とか、青空と木と、緑の木さんとか畑に浮き出ている。聞こえてくるんですよね。
それを撮ると、みんながそれを感じるのではないでしょうかね。
私はそう。
風景の顔を撮る時も、その時のいい顔ではなくて、その時の喜びの感情みたいなものを撮ると、
それが顔の表面とか表情とか、ちょっとしたところに出てくるようなのが思いますね。
笑ってくださいとかいうんじゃなくて、ほころび出る感情みたいなのを撮るのが好きですね。
先生がシャッターを押す時は、この構図がいいな、光がいいなとか、そういうことでは一切なく、
今の何か、
感じた時に掴むように撮っているって感じですかね。
そうですね。この構図がいいなっていう。どこが一番、その声が集まっているかなっていう。カメラを回すというかね。
その時は、集まっているところが、やっぱりいい構図になっているみたいですね。
先生、でも、お写真撮っても結構長いですか?
まあ、みんな、4時はね、フィルム時代から撮っていたと思うんですけどね。
へえ。
まあ、高校時代から撮ってましたね。ちょうどカメラが出た時に、私が高校の時に、もう50年前。50年以上か。60年前か。
へへへ。
60年前ぐらいの時に、ちょうどそういうコニカとか、ドイツのカメラとかがちょうど入り始めた頃で、私も親戚のおじさんからもらったボロカメラ、フィルムのカメラで写真は撮ってました。
06:05
へえ。
白黒ですけどね、その時は。
ああ、いいですね。
はい。
でも、その時から、ある意味、感覚変わらないですか?それから、やっぱり先生もどこかで、最初は、こんなこと言うのもちょっと、すみません、生意気かもしれないですけど、最初は、まあ、僕もそうですけど、やっぱり、あの、とにかく、いわゆる写真を撮るって感覚だったのが、やっぱり先生がどこかで、今みたいな感覚に変わられた。
あ、そうですね。やっぱ断食して、あの、撮るものが変わりましたね。
あ、攻めの声を撮ろう、撮りに行こうとかいう思いになったのは、断食後ですね。
へえ。
40日。
40日の断食をですね、だから、40過ぎて、30年前ですかね、これから、こう、あの、写真の撮る意識が変わった、変わったように思いますと、撮るもの、撮るものっていうか、残す、残そうというかね、でも、すべて、その、儚いなっていうのは、心の底にありますね。いくら撮っても、撮っても、そのまま流れゆく、消えていくっていうかね、だから、写真っていうのは、まあ、儚さがあるなと思いながら、残しても、残しても、
うん、その時の、ただの記録、一瞬の記録だから、その時の感情、お喜びを届かないと、うん、でも、まあ、それも儚いなと思うんですね、だんだん移りゆくから。だから、今、本当、写真撮ることは、儚いなっていう感じはしてますね。
ああ。
だから、残してもいい、意味がないのかな、とか。
いやいやいや、そんなことは全然ないと思いますけど、でも先生、これ、あれですか、カレンダーの写真って、やっぱり、なんか、いい一眼レフで撮ってるのか、意外と、
iPhoneとかで撮ってるのもあるのか。
ただの、iPhoneですね、そんなに一眼レフ。
あ、すごい。
はい。
愚かに、だから、そろそろ、いいiPhoneって、あんまり正確な、なんか、性能のいいやつだと、綺麗に写りすぎる、というか、輪郭がはっきりしてすぎる時ありますよね。
だから、昔のカメラの方としたら、僕に合うのかもわかりません。
ちょっと曖昧な状況、なんて、蒸気が、
うん。
ただ、蒸気っていうのは、あ、湿度。
湿度が、湿度を撮るっていうか、高い時の方が、なんか、ぼんやりとしていい、
そっか。
ものが撮れたりしますね。
でも、なんか、ちょっと今、お話がかかりながら思ったんですけど、先生の写真、もちろん、あの、僕は素晴らしく、そして上手だと思ってますけど、
でも、まあ、先生、あの、ご自身で面白いように、プロのね、別にカメラマンでもないわけじゃないですか。
でも、なんか、やっぱり、これだけ。
多くの人の、僕も含めて、心を打つってことを、なんか、ちょっと考えた時に、なんでしょう。
先生の感覚とか、ご意見を伺いたいんですけど、やっぱり、まあ、先生ご自身ということじゃなくてもいいんですけど、例えば、なんでしょう。
さっき、そこにあるものとか、いろんなものを掴んでくるとか、切り取るっておっしゃいましたけど、そういう意味では、写真を撮ることと、文章を書くことと、あと、人に伝えることっていうのは、なんか、先生の中で、もちろん、違い部分もあると思いますけど、
09:05
近い部分もあったりするんですか
同じですね
命のエネルギーの表情みたいなもんですね
そこにある法則を取るっていうか
カメラもそこにある
エネルギーが出てるものを取るっていうか
そこに法則があるんじゃないか
形っていうか仕組みっていうかね
この世の仕組みみたいなものがあるんじゃないか
だからその仕組みを取ると
そこに情熱が映ってると
人々は写真にもその情熱を感じるんじゃないですかね
みんな命の仕組みに苦しみ喜び
生き生きとしてるのを写真の場合はね
それを表現できれば
言葉もそうですし
そうなんですけど
良かったり悪かったりするからですね
嵐の日もあるし
雨の日もあるし
雨の日の写真はだから
本当はいいんですけどね
いいですよね確かに
この方もそういうものを取りに行けば
やがて分かるようになるんじゃないですかね
地球の表情ではなくて
表情の向こうにある地球の感情みたいな
そういう意味では
ある意味やっぱりなんか
見えないものを見てるというか
見えないものを取ってる感じですよね
見るもの見えないものを
写真として見るようにしてるみたいなもんですよ
なんか先生のやっぱり写真も
文章もお話も全部そうですよね
見えないものを全部見て伝えてくださって
そうですね
見えないものを文章と言葉として表現はしてますけども
なかなか体験しないと触らないっていうのがありますね
悲しさも喜びも歓喜も
ということはあるけれども
次のあれは
それをちょっと言いたいですね
見えないものを
次の回
次の
ぜひぜひ
見えないものの話を
ぜひ次回続きをしていただけるということで
楽しみにしたいと思います
ということで
この番組では引き続き
皆様からのご質問ご感想を募集しております
詳しくは北川先生のホームページを
ご覧いただけたらと思いますので
お待ちしております
12:04
この番組がですね
おかげさまでついに300回を
もう間もなく迎えます
すごいですね
もう本当に信じないです
2017年の1月からということで
先生もう足掛け6年
6年
しかも毎週ですよ
毎週ですね
先生もう最初の時に
僕らインフルエンザとかかかってたりしてますけど
飛ばしてないですからね
もはや覚えてないと思います
そんな中でね
今日の話なんですけど
先生のいろんなお話を
お伺いしたいと思います
今回お届けしてきたこの番組なんですけど
300回の感謝を込めて
記念公開収録を
10月22日土曜日に開催します
今回はですね
リアル横浜港未来と
そしてオンラインの同時開催
という風になりますので
海外や遠方の方で
ご来場が難しい方もご参加いただけます
そしてもちろんぜひぜひリアルで
お越しいただける方をお目にかかりたいという風に
思っております
当日は北川先生の言葉とイラストが詰まった
この番組でもいつもお届けしております
光の小道を
テーマにしつつ
参加者の皆様と働いながら
ゆったりとした時間をお届けしたいと思います
およそ2年8ヶ月ぶりということで
北川先生と一緒にですね
皆様とお目にかかれますことを
楽しみにしています
詳しくはこちらも
北川先生のホームページそして概要欄を
ご覧いただけたらという風に思います
ということで
北川先生今週もありがとうございました
ありがとうございました
来週もお願いします

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