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中村優子
皆さん、今日もよろしくお願いいたします。Kibidangoは10周年でした、始まります。今回も松崎良太さん、そして、いしたにまさきさんと中村優子でお送りしていきたいと思います。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
CESの終焉と日本人の理解
中村優子
今回は、1月頭に開催された、ラスベガスで開催されたCESについてということなんですけれども、はい、いっぱい話していきましょう。
いしたにまさき
そう、だからまず一応ね、そのおさらいというかしておきたいのが、CESっていうのは、昔はコンシューマーエレクトリックショーっていう名前があって、その頃は、何でしたっけな、家電、家電市、なんて言っていい言い方した時期もありましたよね。
中村優子
うんうん、世界家電市みたいな話ですね。
いしたにまさき
そう、だったんですけど、背景が一応二つあって、一つは、結局その家電だけっていう世界じゃもうなくなっちゃったっていうのが一個ありますよね。
家電なんだか、ITなんだか、なんだかみたいな、要はいろんな技術が混在するようになっちゃったので、要はその家電だけに境界線作っていくのはあまり意味ないよねっていう流れが一つあるのと、これはちょっと若干私見、僕の個人的な意見なんですけども、日本もそうですけど、アメリカもご多分に漏れず、展示会ってものがどんどんどんどん終わってるんですよ。
例えばゲームで言うとE3っていう一番大きな展示会があったんですけども、もうE3は終わっちゃいますし、ゲームは結構ね、バンバン終わってるんですよね。
で、そういう感じで、正直CESもいつ終わるか正直わかんないぐらいの感じなんですよね。ただ、いろいろみんなどんどん終わってった結果、もはや全員集合するみたいな場っていうのは、もうCESぐらいしか残ってないのかなーみたいなところは若干あって、2,3年前ですよね。
コンシューマーエレクトリックっていうのはもうなしになって、正式名称がCESっていう。
中村優子
CESね。CESは多分日本人の読み方ですけど。
いしたにまさき
はいはい。ってなったので、必ずしも家電だけではないっていう世界に特訓になってますよっていう話が1点と、なかなか日本人には理解しにくい、お正月終わってすぐの鬼スケジュールっていうね。
Ryota Matsuzaki
今年はちょっと日程的に優しかったですけどね。
まだ優しかったですね、確かに今年は。
普通は4日にはいかなきゃいけない、もう現地入りしてなきゃいけないみたいな。
いしたにまさき
だから三が日休んでらんないんですよ、CES行く人たちは。
中村優子
はいはいはい。
いしたにまさき
もう下手したら元旦だけですよ。
中村優子
あ、なるほど。
Ryota Matsuzaki
なので今年は1週間ぐらい遅かったですよね。
そうそう。
1週間はいいやないか。
いしたにまさき
でも、多分三が日はちゃんと休めたぐらいなんですよね。
中村優子
へー。
いしたにまさき
多分これはアメリカ人のカレンダー的に言うと、アメリカ人って年末もハロウィンぐらいから実際休みぐらいの感じになっちゃうんじゃないですか。
Ryota Matsuzaki
サンクスギビングぐらいからですかね、正式に休んだらね。
いしたにまさき
そう、そうするともう休みの感じは年末までに終わっちゃって、ニューイヤーはもう本当初日。
お祭りみたいな感じですもんね。
いや、簡単なだけですよね、だいたい。
クリスマス終わったら。
そうそう。だからもうアメリカ人の感覚で言うと新年はもうビジネススタートっていう感覚なので、彼らの感覚的にはまあおかしくないのかなっていうところではありますよね。
日本人はね、まだなんだ、まず正月じゃんみたいな感じは若干ないわけではない。
中村優子
お節も食べきれない中で行くって感じですね。
いしたにまさき
そうそう、行くみたいな感じですね。
で、松崎さんはもう何年ですか?
何回目?
Ryota Matsuzaki
CES、7回目ぐらいなんですかね。そんなに、でももうずっといてる人はもっといくらでもね、20年とか25年とかっていう人がいっぱいいらっしゃるので。
20年とかいるっちゃいますけどね。
いしたにまさき
で、ゆう子さんは初参加。
中村優子
初めて、はい。
はい。
おのぼりさんもいいとこですよ。会場の距離がやばいとかね、全然聞いてはいたけどすごい。
いしたにまさき
ラスベガス自体は行ったことある?
中村優子
初。
いしたにまさき
あ、初でCESは結構きついですね。
中村優子
きついです。いろいろ洗礼を受けますね、ラスベガスは。
いしたにまさき
はいはいはい。
Ryota Matsuzaki
すごい街ですよね。
中村優子
すごい街です。好きにはなれないな。
Ryota Matsuzaki
好きにはなれない。
いしたにまさき
何だろう、行くととにかく痛感するのが、ほんと砂漠ですよね。
中村優子
乾燥がすごいですね。
いしたにまさき
そう、ガチ砂漠っていう。
Ryota Matsuzaki
飛行機の上からとかね、見ると砂漠ってとこになんか街が見えてきたみたいな。
中村優子
急にみたいな。
Ryota Matsuzaki
そんな感じですね。
いしたにまさき
僕はたまたま家族と一緒にコロナの前か、前の年にたまたまロスに行ってがあったんで、ロスだけだとつまんないから、
ラスベガスとセットで、シルクドソレイユのOってあるじゃないですか。
Oってもう復活してるんでしたっけ?
Ryota Matsuzaki
やってましたね。
中村優子
やってました。
いしたにまさき
で、ロスに長くお世話になってるご夫婦が引退してロスにいるんですけど、
Oだけは見ておけって脅されて、家族連れで何回も行けないから、じゃあもう行こうって。
だからすっごい早い時期に取ったんですよ、チケット。
前から、最前列取れちゃった。
中村優子
またまたすごいですね。
いしたにまさき
いやいやいや、Oは最前列だと正直言ってわけがわからないです。
Ryota Matsuzaki
あれって水が出てくるやつじゃないですか?
いしたにまさき
水ですね。要するに舞台が全部水みたいな。
Ryota Matsuzaki
水なんですよね。水が飛んできたりするんですか。
いしたにまさき
だから普通に水かかりますよ。
Ryota Matsuzaki
やっぱり。
いしたにまさき
別にそういう演出じゃないのに。
もう普通に溢れてきちゃってるんで。
たまたま最前列で見てて、したらもう次の年コロナになって、あれっていう。
Ryota Matsuzaki
そういう時期だったんですね。
いしたにまさき
そうそうそうそう。
子連れだと行くとこもちょっと制限されるので、フーバーダムまで行って。
フーバーダムが楽しかったって記憶しかないです、僕は。ラスベガスカっていうよりは。
中村優子
エンタメの街って聞いてたので、確かにあると思うんですよ。
空港降りてすぐ、搭乗口の前にカジノみたいな、パチンコ屋さんみたいなスロットがすごかったりして。
やっぱすごいと思いながらも、やっぱCESに参加すると、それどころじゃないですよね。
CESの詳細と移動の難しさ
中村優子
エンタメを感じる瞬間はなかったですね、ほぼ。
朝スタバ買って、もう会場行って、缶詰みたいな日々でしたね、私は。
Ryota Matsuzaki
夜になるとね、夜になるとカジノフロアとかに人がたくさんいるのは、たぶん半分くらいはCESの人なのかなと思いながら。
中村優子
みんなタグつけてやってますからね。
Ryota Matsuzaki
やってましたよね。
中村優子
やってましたやってました。もうぐったり、みたいな私感じでしたけど。
いしたにまさき
あとなんかほら、噴水出るとことかあるじゃないですか。
Ryota Matsuzaki
ベラジオね、ベラジオの噴水ショーとか。
そうですね。
いしたにまさき
でもあれも楽しいのは夜か、昼間はやらないしな。
中村優子
そうか、そうなんですね。
毎晩私たちも9時からご飯とかだったんで、夜。
いしたにまさき
そうなりますよね。
中村優子
私たちはチームで行ったからあれですけど、松崎さんは結構個人でずっと動いてたんですか?
Ryota Matsuzaki
そうですね、うちも会社目ともう一人で行ったんですけども、ほぼほぼ別行動に。
それでも彼は2回目だったのかな。
なのである程度勝手は分かってたと思うんですけども、夜も結構一緒のパーティーに行ったり、
あとは会食別々の会食になったりとかいう感じで、割と自由行動でしたね。
中村優子
展示会のほかに会食も結構あるわけですね。
Ryota Matsuzaki
CESは昼の部と夜の部の2部構成なんですよ。
昼は昼でめっちゃ大変なんですけど、
夜は夜でものすごいパーティーの梯子みたいな感じですね。
いしたにまさき
ですね。
中村優子
でも移動も大変じゃないですか?
全部Uberとかでね。
Ryota Matsuzaki
そうなんですよ。
取り合いですよね、Uber。
Uberがまた大変じゃないですか。
もうすごくある意味しいたげられている存在なので、
Uberの乗り場っていうのは駐車場の片隅みたいなところにあって、
みんなそこで何分も待つみたいな感じなので、
移動も、梯子をするにもここに行ったら移動で30分くらいかかって、
次に行ってみたいな感じで。
夜は2時とかに戻ってきて、
翌朝9時からまた歩き回るみたいな感じ。
中村優子
本当、私は立ちっぱなしでしたけど、結局。
いしたにまさき
仕事の立場的にいろんな立場が実はあるので、
展示会って記事を書く立場として行ったこともあるんですよ。
そうすると、昼の展示と夜のパーティーと、
プラス記事を書く時間が必要になるんですよ。
Ryota Matsuzaki
そうですよね。
いしたにまさき
そうすると毎日2時間くらいしか寝られないんですよ。
本当ね。
でも、記事書かないといった意味ないんですよ。
Ryota Matsuzaki
そうですね、確かに。
いしたにまさき
でしょ?とかかざるを得ないわけですよ。
お前は何をしに行ったんだって話になるわけですよね。
中村優子
そっか。
Ryota Matsuzaki
特にCES関連は情報の鮮度みたいなものとか大事そうですよね。
いしたにまさき
あと現地だから聞けた話みたいなの入れないと、
いった意味ないから、今なんてそれこそキーノートなんて別に
ネット配信できちゃしてるわけで、
それ見て書いたほうが早かったりしたりはするんですよね。
だから現地のネタをちゃんと入れないと意味がないあったりもするので、
そうするとちゃんと話を聞きに行かなきゃいけないし、
場合によっては夜話さないと教えてくれないとかもあるから、
そうするとみんな2時間くらいになっちゃうんですよ。
あと平気な顔して朝8時に朝ごはんねみたいに言われちゃうんですよ。
ちょっと待って、お前今何つったみたいな。
Ryota Matsuzaki
もうね、その気持ちわかりますね。
日中にミーティング入れるほうが100倍難しいんですよね。
いしたにまさき
朝はまだ開いてるから。
Ryota Matsuzaki
自分の時間を空けられるっていう意味で言うと、
8時くらいしか逆に言うと開けられないみたいな。
午後1時とか言ってもどこにいるかわかりませんみたいな。
中村優子
そうか、そう思うと出展者側でずっとブースにいるっていうほうが意外と優先も利くし、
いしたにまさき
みんな来てくれるから。
Ryota Matsuzaki
ずっといるよって言うとすごくたぶん、
中村優子
来てねーみたいな感じなんで。
そっち側大変ですね、お二人側はね。
なんか思いました。だから初回こっちでよかった。
ただ体力だけ使えばいいっていうか。
いしたにまさき
そうですね。
Ryota Matsuzaki
本当に参加する人、それこそライターなのか出展者なのか
あるいは目的を持って参加している来場者なのかによって違いますけど、
私はね、どちらかというと商談をするのが目的で、
新しいものを見つけて、それをクラウドファンディングとかを使って日本に紹介するのが目的で、
でもそれとはまた別というか、自分の個人ですごく興味があるところとかに行って
人の話を聞いたりとかっていうのは両方ぐらいうまく織り混ぜてましたけど、
それでもやっぱり日中1日2万歩くらい歩く感じで、
会場はとにかく3つか4つとかに分かれちゃってるので、
それをどう効果的に回るのか効率的に回るのかが多分大変なんだろうなという感じですかね。
いしたにまさき
なんか土地感というか慣れが必要ですね。
Ryota Matsuzaki
慣れが必要ですね。
私はもうどちらかというとエウレカパークって言って、
CESの会場回り
Ryota Matsuzaki
サンズっていうところの1階にあるところ、
ベネチアンエキスポっていうのがいいなと。
の1階と、その2階のところが中心で、
本来のメインの会場、LVCCと呼ばれるところはほとんど行かない。
午後、行って1日ぐらいかなって感じでしたね。
だから大企業のブースはほぼほぼ回らずに、
ひたすら小さいところとか、
みんなが知らないようなところを回るみたいな感じが中心です。
いしたにまさき
松崎さんの目的だとそっちがメインですよね。
Ryota Matsuzaki
そうですね。
でも何回か行って分かってきたことっていうのは、
やっぱり自分の仕事に結びつくかどうかってことで言うと、
すごい結構タイミング的に難しくて、
できたてホヤホヤのスタートアップで、
まだ何も商品できてないんだよねみたいな話だと、
そうか、頑張ってねぐらいしか言えなくなるので、
自分たちとしては日本で大成功しそうな、
ViXionさんみたいなものがないかなっていうイメージで。
中村優子
でもそのプロダクトないような企業もCESで出てるんですか?
Ryota Matsuzaki
割とありますね。
いわゆる原理試作とかその手前とかでも割と出てますね。
中村優子
出展料って相当高いですよね、でも。
Ryota Matsuzaki
ピンキリですね。
エウレカパークの一番奥のほうとかだと、
本当にそんなに大したことなく出てちゃったりもするので。
どう?
いしたにまさき
この辺は日本よりもやっぱりアメリカのが、
値段なりのみたいなところははっきりしてるんで、
いい場所はすごく高いし、
そうじゃないとこがすごく安いっていうのはある。
Ryota Matsuzaki
あとは結構各国とも補助をしているところも多いので、
例えば日本とかもそうだと思うんですけども、
どちらかというとフランスとか、
フレンチテックってものすごいブースがたくさんあったと思うんですけども、
あそこなんかも、
毎年すごいんですよ。
毎年国と自治体とみんながお金出してやってるので、
ものすごい存在感で、
今年はあと韓国がすごかったですね。
中村優子
やっぱり今年はって感じなんですね。
Ryota Matsuzaki
今年はですね、韓国は。
中村優子
イメージフランス軍団、韓国もすごく大きくて、
イタリアはスペースあるんですけど、
本当に椅子だけみたいだね。
Ryota Matsuzaki
イタリアはいつもあんな感じですね。
中村優子
テックだし、本当にカフェみたいな感じで、
椅子がついで並んでるのが20個30個みたいな感じですよ。
びっくり。おしゃれとかじゃないの。
確かに。
工事入ってないみたいな。
Ryota Matsuzaki
のんびりしてる感じですよね。
中村優子
カラーが出るなと思って。
あとあれですね、轢かれそうになるね。CESは。
Ryota Matsuzaki
轢かれそうに?
中村優子
展示の準備中に業者の車にみんな轢かれそうになる。
Ryota Matsuzaki
それは初めて聞きました。
本当に。
僕は展示が始まる前は入ったことないので。
中村優子
そうなんですね。
通路が重機がすごい通ってて、
結構ガタンっていろんなもの落ちてきて、
Ryota Matsuzaki
めっちゃ危ないですね。
中村優子
怪我するみたいな感じでしたよ。
Ryota Matsuzaki
そんな修羅場があったとは知りませんでした。
いしたにまさき
そこはアメリカだな、やっぱり。
中村優子
本当そうですね。
怪我するお前が悪いんだって言われそうなレベルでした。
ディスタービングなやつが悪いみたいな。
Ryota Matsuzaki
面白い。
中村優子
日本じゃ考えられない。
お客様って感じじゃないです。
いしたにまさき
でも日本も展示会に関わるスタッフの中では、
やっぱり施工の人たちの方がやっぱり荒っぽいですよ。
中村優子
そうですか。
いしたにまさき
いろんな意味で。
Ryota Matsuzaki
締め切りも決まってるし。
そうですよね。
いしたにまさき
バラシとかすごいですよ。
中村優子
バラシは確かに。
いしたにまさき
え?みたいな。
なんで10分で跡形もなくなるの?みたいな。
Ryota Matsuzaki
なんかすごかったですね。
本当に終わった後、金曜日の夜にチラッと見たらもう何もなかったですね。
中村優子
そうですよ、本当。
忘れ物をしたらもう跡形もなく消えるみたいなね。
恐ろしい恐ろしい、危ない危ないみたいなのがありました。
いしたにまさき
ちょいちょい話は出てますけど、
優子さんはViXionの展示員?
中村優子
そうですね。
説明スタッフというか、説明する側でいましたね。
行列ができている何十人とかの行列を次から次へと捌くみたいな。
Ryota Matsuzaki
すごかったですよね、本当に。
Jスタートアップ、日本のブースの一番角っこの会場の入り口から一番近いところで。
中村優子
陣取らせていただいて、
あと皆さん目のことだし、
ある種アイウェア、眼鏡の形をしているので、かけてみたいっていう。
外国人の方は。
なので、本当、ひたすら説明をしてましたね。
かけてダイヤル回して、合うでしょみたいな。
Ryota Matsuzaki
結構あれですか、どこかで見てきたっていう人が多かったんですか?
中村優子
初日はそうでもなかったんですけど、
2日目とかになってくると、
そうですね、メディアで見ましたとかいう人もいましたし、
一番は人だかりがあるから気になる、みたいな形を。
Ryota Matsuzaki
いいですね。
行列のできているお店みたいな感じですね。
いしたにまさき
なるほどね。
中村優子
やはり、世界各国ですけれども、
外国人の方の反応が、最初はうさんくさい目で見ていくんですよ。
あと、眼鏡がいらないみたいな感じで書いてあるけど、どういうこと?って言って。
Ryota Matsuzaki
キャッチもね、結構そんな感じでしたよね。
ブースのキャッチがね、眼鏡はもういらないみたいな。
中村優子
セイグッバイみたいなことを書いちゃってたので。
なんですけど、そのあたりの反応はやはり説明してても嬉しいですよね。
ダイレクトな反応が。
Ryota Matsuzaki
パルマー・ラッキーも来てましたね。
中村優子
そうそう、私ね、その時はもういなかったんですけど。
Ryota Matsuzaki
いらっしゃらなかったんですか?
中村優子
はい、帰国してたんで。
Ryota Matsuzaki
オキュラスの創業者、Goromanさんのご縁があって、
行く行くって噂を聞いてて、僕もそこにいたいなと思ったんですけど、結局合図締まりでした。
中村優子
そのタイミングでは。すごいですよね。
いしたにまさき
あれはでもあれですよ、もともと来るっていう話はあったので、
オキュラス時代のGOROmanさんのあれがあるので、
要は全てが大きい人なので、
彼用のモデルを実は作ってあったんですよ。
Ryota Matsuzaki
そういうことだったんですね。
いしたにまさき
標準だと、
Ryota Matsuzaki
ちっちゃいから入らない。
なるほど、なるほど、確かに。
いしたにまさき
入らないもあるし、目の間が彼は大きいので、
今のViXionを一番大きくしても届かない。
Ryota Matsuzaki
なるほどなるほど、じゃあ特注だったんですか?
いしたにまさき
特注ですから。
Ryota Matsuzaki
すごい。
いしたにまさき
来たら渡すみたいな感じで用意をしておいて来てくれたので、
渡した。
という感じでしたね。
Ryota Matsuzaki
素晴らしい、いい話ですね。
いしたにまさき
そうなんですよ。
ViXionの展示
いしたにまさき
やっぱりあそこに出しとくっていうことで、
結局日本もそうですけど、
今の段階のViXionってガジェットIT好きの人たちが興味を持ってくれるので、
ある意味CESで一網打尽にできるっていうところがあるので、
それが一番、今回で言うと一番発揮されたのは、
始まる前のUnveilっていうイベントがあるんですけど、
Ryota Matsuzaki
メディア向けのイベントですよね。
いしたにまさき
そうですね、メディア向けのイベントで、
それにエンガジェットのリチャードが来てくれて、
そこでリチャードがすぐに記事を出してくれて、
明らかにリチャードの記事が出てからメディアの出方が変わったので、
みんなリチャードの記事見てきてるなみたいな。
中村優子
そうなんだ。
そうは言ってこないですけどね、リチャードのを見たとはね。
いしたにまさき
言わないですよ。
言わないけど。
中村優子
そうは言わないですよ。
Ryota Matsuzaki
今年のCESを写真3枚で表すと、みたいな投稿をしていて、
その一つがViXionでしたね。
いしたにまさき
そうそう。
Ryota Matsuzaki
以上だ、もうお前らわかっただろうみたいな。
そんな感じの投稿をしてましたね。
いしたにまさき
記事自体もね、やっぱり良かったんですよね。
中村優子
丁寧にね、書いてくださってましたね。
いしたにまさき
で、何が一番いいって、ガンプラだぜみたいなの書いてて、
え?みたいな。
Ryota Matsuzaki
すごいですよね。
いしたにまさき
言ってること同じだみたいな。
だからやっぱりそこはハマるところは一緒ねっていうのは、
よくわかりやすかったなっていうのはありますよね。
それが一本出てくれると、そこをめがけてきてくれるので、
そこがね、長蛇の列になってりゃ、
それはとりあえずここで試さなきゃっていうのがありますよね。
Ryota Matsuzaki
でも本当に試してね、初めて良さがわかるというか、
自分でね、わかるのでやっぱりそれは大事ですよね。
中村優子
はい。
すぐね、皆さん合うし。
キャリブレーション簡単なの。
いしたにまさき
結構でもね、僕も知り合いで何人か、
日本で行こうと思ってたんだけど行く暇、チャンスがなくて、
CESでやっとみたいな人がいました。
中村優子
そういう方もいました。
もしかしたらお知り合いだったりして、
気になってたけれどって言って、
いらしてくださる企業の方は結構いましたね。
Ryota Matsuzaki
いいですね。
メディアの反応
Ryota Matsuzaki
日本人の方もすごく多かったですもんね、来場者。
中村優子
多かったです。
たまに、あ、英語で話しかけたけど、
あ、ジャパニーズですねみたいな感じで、
もう日本語を話せるみたいな。
何でも聞いてみたいになります、そうすると。
いしたにまさき
いいですね。
僕はもう日本語を出国した瞬間に、
自分は香港人だと思って行動するので。
中村優子
あ、そうなんですね。
Ryota Matsuzaki
リチャード・リーのイメージだ
いしたにまさき
どこ行っても香港の人でしょって扱いをされるので。
中村優子
あ、そうなんですね。
いしたにまさき
だから、香港の人だって見られてると思って行動します。
中村優子
思って。
いしたにまさき
僕は別に香港の人になりたいわけじゃなくて。
中村優子
英語がなんとかとかでも関係なく。
いしたにまさき
そうそう。
本当にどこ行ってもそういう扱いですね。
中村優子
すごい。
リッチに見えるんじゃないですか、やっぱ。
香港に間違えられるって言ったらそうじゃないですか、やっぱ。
いしたにまさき
よくわかんないですけどね、理由は。
本当に別にアメリカに限らずじゃなくて、
一回びっくりしたのはどこだっけな。
タイで。
中村優子
香港の人で香港で。
いしたにまさき
いや、バンコクで本当に。
バンコクって毎週王宮前広場がバザールになるんですけど、
そこになんか面白いもの出してる女の人がいて、
ふーんって見てたら、
おー、お前香港から来たと、私も香港人だからわかるよって言われて。
わかってないだろうなって。
え?みたいな。
中村優子
見る目なし。
いしたにまさき
何をおっしゃってるんですかって。
中村優子
何をおっしゃってるんですかって。面白い。
いしたにまさき
めんどくさいから、はいはいはいって言ってました。
中村優子
へー。
いしたにまさき
そういうつもりで行動してるんですね。
エウレカパークでの再会と楽しみ
中村優子
でも、松崎さんは6回7回と言ってましたが、やっぱ毎年、毎回行く楽しみってあります?
Ryota Matsuzaki
ありますね。やっぱりこう、エウレカパーク、
とにかくスタートアップがどんどん集まる場所じゃないですか。
で、やっぱりそこは何ですかね、コンコン湧き出る泉みたいに、
新しいアイディアがどんどんどんどん出てくるんですよね。
で、やっぱりそこは、ある意味うぞうむぞうの人たちもいっぱいいるんですけれども、
すごく面白いですね。
で、あとは、毎回行ってるとやっぱりだんだん人がわかってくるので、
知ってる人に会う確率がどんどんどんどん高くなるんですよ。
で、だいたい一緒のところに来てる業界の人たちなんで、
だいたい来てるんですね、みんな。
そうすると、1年ぶりにまた会えたね、みたいな感じで、
あ、そうそう、紹介したやつがいるんだよ、みたいな感じで紹介してくれたりみたいなところで、
ちょうどエウレカパークの…
いしたにまさき
展示会の醍醐味ですよね。
Ryota Matsuzaki
そうですね。
いしたにまさき
だからなんか普段忘れてるんだけど、顔見た瞬間に、
あ、そうだ、あいつ、たぶんいるはずだ、みたいな。
Ryota Matsuzaki
そうそうそうそう。
中村優子
えー、でも何百…なんか100万人くらい来るんでしたっけ?
なんかすごい数来るじゃないですか。
Ryota Matsuzaki
えっと、13万人。
中村優子
13万人か、違う。
で、それでも、しかも会場もいっぱいだし、広いし。
Ryota Matsuzaki
そうなんですよ。
あー。
いしたにまさき
でも広いけど、分かれてるから。
中村優子
そうですね、エウレカパークに来たりしてね。
いしたにまさき
同じような感じの人がやっぱり同じところに集まってくるってやっぱあるので。
中村優子
そっかそっか。
Ryota Matsuzaki
13万人いても、GOROmanさんには何回も会いましたね。
CESでのスペーシャルコンピューティングとARグラスの登場
Ryota Matsuzaki
あと、スイッチサイエンスの高須さんもたくさん。
中村優子
多動同士なのに。
Ryota Matsuzaki
そう、本当にそうですよ。
面白いぐらいね、鉢合わせしましたね。
中村優子
そうですね。
はー、GOROmanさんが。
いしたにまさき
GOROmanさん、なんかだいぶ、こちらで見てる側からすると、パスポートはなくなるわ。
中村優子
ガジェットなんかいっぱいなくす。
いしたにまさき
ガジェットなくなるし、あと最後はなんかよくわかんないけど、15キロくらい空港まで歩いてるわ。
歩いてみたりとかね。
あれは何だったんですか?
中村優子
面白いですよ。
Ryota Matsuzaki
やっぱりね、自分がやりたいことをひたすら自分の気持ちに忠実に実行するっていうのが、すごい好きな人なんだなっていうのはよくわかりましたね。
中村優子
そしてサービス精神もあるしね。
Ryota Matsuzaki
空港で確かに近いんですよ。やたら。
いしたにまさき
まあまあ、すぐそばですよ。
Ryota Matsuzaki
やたら近いじゃないですか。
中村優子
そうですね。
近いって言っても15キロとかだけど。
Ryota Matsuzaki
でも地図で見ると、これは案外歩けるんじゃないかって思って実際にやってみるっていうね。
中村優子
荷物あるよ。
Ryota Matsuzaki
そうなんですよね。あれゴロゴロ転がしてったんですかね。誰かに荷物を持ってってもらったのかな。
いしたにまさき
いや、転がしててます。
Ryota Matsuzaki
ほんとに。
中村優子
ちっちゃいんですよ、そもそも荷物がなぜか。
Ryota Matsuzaki
そうそう、なんかね。
服は現地調達し。
現地調達で全部、そうそうそうそう。
中村優子
で、私もでも行き結構リーフレットとか持っててたから帰りすごい軽くなったんですよ。
お土産とかも大して買わないし。
GOROmanさんのなんか持って帰りますよって言ったんですけど、夜いなくて最終日。
会えなかったから。
何もね、ピックアップできなかったんですけど。
Ryota Matsuzaki
なるほど。
中村優子
うん、なんかすごいでもちっちゃい、こんなんで。
倍ぐらい買ってんのに大丈夫なのかと思って。
Ryota Matsuzaki
めちゃめちゃすごいですよね。
でもやっぱりこう。
いしたにまさき
倍ぐらい落としてるんじゃないの。
中村優子
そうそう、そうなの。
GOROmanさんの後ろ歩いてると落としまくってるから。
Ryota Matsuzaki
いろんなものを紐付けてますよね。
中村優子
そうそうそうそう。
Ryota Matsuzaki
でも会場で買ったHover X1っていうドローンカメラがあるんですけども。
中村優子
ドローンね。
あれがすごい気に入っていただいて、ずっとビデオ撮ってましたよね。
特別なので、手に入らないものをね、いただいたって聞きました。
Ryota Matsuzaki
いやいや、そうじゃなくてね、単純にCESって本当は売買禁止なんですよ。
中村優子
そうですよね。
Ryota Matsuzaki
そう、なんだけど。
中村優子
大丈夫なところで買わせてもらったんですよね。
Ryota Matsuzaki
そうそうそうそう。
ここから決済して、商品の受け取りはあっちでね、みたいな感じで。
中村優子
はいはいはいはい。
Ryota Matsuzaki
割とよくあることなんですけど。
いしたにまさき
パチンコ屋みたい。
Ryota Matsuzaki
そうそう、パチンコ屋みたいな感じで。
でも面白かったですね。
GOROmanさんと一緒にいるとね、ついついいろんなものを買いたくなっちゃって困るんですけど。
中村優子
私も危なかった。
買い物に一緒についていかなくてよかったなと思って。
Ryota Matsuzaki
僕はもう、一線はもう完全に超えまくっちゃいました。
結局いろいろ買っちゃいましたね。
中村優子
めっちゃ家族に怒られるやつ、それ。
Ryota Matsuzaki
そうです。もう一切家族には言えないやつですね。
中村優子
言えてない。
そうなんですね。
GOROmanさん優しいから、何個かも買ったグラスがあるグラスがありますけど、みんな買っててGOROmanさんについてて、2個とか買ってて。
Ryota Matsuzaki
レイバンメタ。
中村優子
そう、レイバンメタ。
2個も3個も買っててみんな、私も行きたいって一瞬思ったんですけど、一晩寝て落ち着きました。
Ryota Matsuzaki
大事大事。
いしたにまさき
あれだってフルスペックまだ使えないですよ、日本では。
Ryota Matsuzaki
AI機能。
中村優子
AIのね。
いしたにまさき
それみんな分かってんのかな。
中村優子
分かんない。分かってんのかな。
妻の分とか買ってる同僚いましたけどね。
Ryota Matsuzaki
すごいですね。でも買いたくなる気持ちは分かるので。
めちゃめちゃいいですね。
いしたにまさき
一応ね、GOROmanさんだから使えるっていうのはあるからね。
中村優子
はい、そうですね。
いしたにまさき
いろんな手口があるんで。
中村優子
GOROmanさんのプレゼンで買っちゃうって、私も前回のこの収録で身に染みて分かってるから。
Ryota Matsuzaki
はいはいはい、そうですよね。買われてましたもんね。
中村優子
買ってたので。
Ryota Matsuzaki
Looking Glass。
中村優子
Looking Glass買ってるので。
いしたにまさき
あれは使えるから大丈夫ですよ。
中村優子
みんなに説得されて、あれは待ってますよ、届くのが。
でもね、ラスベガスまでいっぱい買ったらまたね、あれなんで。
Ryota Matsuzaki
でも結局買ったのってあんまりCESとか自分の仕事に関係ないものが多かった気がしますね。
中村優子
何ですか?買ったのは。
Ryota Matsuzaki
買ったのはね、一つは、いや全然全然秘密にすることは何もないんで。
一つはやっぱりスペーシャルコンピューティング周り。
スペーシャルコンピューティングってなんか結構流行りワードの一つだったんですけれども、
Apple Vision ProがちょうどCESでは発表してないけれども、CESの会期中にいつから出荷ですよって発表したじゃないですか。
で、やっぱりそれで画然勢いがついたというか、当然そういうXR系のグラスとか、
ARグラスでコンピュータースクリーンみたいにいろんなものが見えるみたいなものがいっぱい出てたんですね。
一番代表的なやつはXreal。
で、そのウルトラって言って、まさにセンサー付いて手で動かすといろいろコンピューターが操作できますよっていうのがあったんですけど、
これやってみたらなんかイマイチだなと思って、これじゃない。
なんか裏に面白いところが出てますよって。
いしたにまさき
いや、Xrealはよくも悪くも想像通りですね。
Ryota Matsuzaki
そうそうそう、想像通りなんですよ。
で、結局だから、ウルトラじゃなくて、僕はAir2 Proでいいんだなと思って、Air2 Proは速攻で買いました。
いしたにまさき
Air2 Proはいいと思うんですよ。もう普通に。
なんかもはやディスプレイを買うみたいなもんですね。
Ryota Matsuzaki
そうそう、そんな感じです。
これは買って、そうじゃないやつを見に行ったんですけど、これNIMOってやつなんですけれども、
NIMOってちょうど、魚のNEMOはNEMO?どっちだろう。
中村優子
あ、そうかも。
いしたにまさき
ですね、はいはい。
Ryota Matsuzaki
そうですよね。じゃなくてNIMOなんですけれども、インドの会社、スタートアップで、
Apple Vision Proがやろうとしていることを、もうその10分の1ぐらいの値段で実現しますよみたいなことをうたっている会社で、
で、(AR)グラスを出して、グラスはグラスであるんだけれども、実は大事なのはコンピューターの方ですよと。
で、ちっちゃいドングルみたいなコンピューターがあって、その中にスペーシャルコンピューティングができるためのチップが全部入ってますよっていう。
で、それをつけて、グラスはだからXrealでもなんでもいいんですけれども、つけると目の前にデスクトップが広がって、そこでもう作業ができちゃいますよ。
スプレッドしていてもできるし、3Dの動画を見ることもできるし、ブラウジングもできるしっていう。
いしたにまさき
あ、そうか。
CESの場外市場で話題になったプロダクト
Ryota Matsuzaki
そう。
いしたにまさき
あ、じゃあグラスも出してはいるけど、別に。
Ryota Matsuzaki
マストじゃないんですよ。
いしたにまさき
マストじゃないんだ。
Ryota Matsuzaki
そう。
いしたにまさき
あー、それはちょっと勘違いしてました。
Ryota Matsuzaki
で、このコンピューターを買いました。
いしたにまさき
うんうんうん。
Ryota Matsuzaki
これは、だから、そう。
コンピューター、まあなんていうか、なんかちっちゃい消しゴムみたいな大きさのものなんですけれども、
それがいいんだよって話で確かにいいと思って。
で、本当に、何だろう、形容すると、あ、Apple Vision Proってこうなるんだなーみたいなものが目の前に広がるみたいな。
それは、これは買っちゃいましたね。
いしたにまさき
それは、私、ノートPC撲滅委員会としても非常に気になるものですね。
Ryota Matsuzaki
いいですね、多分。
多分、そういうのがいっぱい出てくるんだと思うんですけど、そのなんかこうはしりみたいな感じで。
うんうん。
いいなっていうのと、あとは、これまたCESに出てもいない会社のものを買っちゃいまして。
中村優子
え、どういうことですか?
CESに、中じゃなくて外で。
Ryota Matsuzaki
CESの回帰中にネットで話題になってたプロダクトがあるんですよ。
Rabbit R1って聞いたことあります?
中村優子
あ、なんか聞いた。はいはい。
Ryota Matsuzaki
なんか赤いデバイスで、で、CESで発表って言ってるんですけど、全くCESに出展なんかしてはいないんですよ。
なるほどね。
中村優子
え、そんなの許されるんですか?
Ryota Matsuzaki
全然ありですね。
中村優子
CES期間中だから?
Ryota Matsuzaki
期間中だから。
中村優子
場外市場みたいな感じ?
Ryota Matsuzaki
そうそうそうそう。もう本当にそうですけど、場外一番で魚、大トロ丼食わせますみたいな。
いしたにまさき
アメリカで展示会が廃れていってしまった理由の一個は実はそこなんですよ。
Ryota Matsuzaki
うんうんうん。
いしたにまさき
だから結局会場の中だと埋もれちゃうじゃないですか。
Ryota Matsuzaki
うんうん。
CESの場外市場
いしたにまさき
だから会場の近くに、のでかい駐車場に自分たちのブース立てちゃうんですよ。
中村優子
えーーー。
Ryota Matsuzaki
やってますね。だからCESもみんなやってました。
いしたにまさき
みんなやってます。
えーーー。あ、そうなの?
そうそう。で、こっち来てみたいにやっちゃうから、会場、小さい会社は当然会場でやった方がコストもかかんないしいいんだけども、
いわゆるでかいところはむしろそうやって自前でやれちゃうから、そうすると一番お金取れるのは当たり前だけど大きい企業じゃないですか。
中村優子
うんうん。
Ryota Matsuzaki
そこからお金が入らなくなっちゃうんですね。
いしたにまさき
入らなくなっちゃうっていう。
アメリカ人もうちょっと考えようっていう。
中村優子
そうですね。
いしたにまさき
だって、それ、展示がなくなっちゃったら、展示会ハックみたいなことができなくなっちゃうわけですよね。
みんなもうちょっと考えようっていう。
中村優子
お互いに?
いしたにまさき
そうそうそう。お互いに。
Ryota Matsuzaki
でもでかいところはそれで場外市場でやってるから、人が来るとも言えなくもないみたいな。
難しいですね。
中村優子
難しいとこですね。
Rabbit R1の成功
Ryota Matsuzaki
でもそれでやったRabbit R1は何が良かったって、プレゼンが良かったんですよ。
プレゼンが死ぬほど良くて。
いしたにまさき
あれは動画が上手でしたね。
Ryota Matsuzaki
もうね、スティーブ・ジョブズ再来みたいな。
そこまでは言えないかもしれないけど、でもね、説得力あるんですよ。
なるほど、いちいち納得するなみたいな感じで、最後まで聴いてたら、これはもうこっちにいなきゃいけないのねみたいな錯覚に。
いしたにまさき
あと値段の設定も上手でしたね。
Ryota Matsuzaki
そうですね、199ドル。
いしたにまさき
あれだったら最悪失敗でもいいかなみたいな。
Ryota Matsuzaki
そうですね、ギリギリのプライシングだったかもしれないですね。
基本はボタンを押すと自分のやりたいことをやってくれるデバイス。
いしたにまさき
だから今、AIを使おうと思ったら、スマホ経由でウェブサービスとか繋いで、何たらかんたらってやらなきゃいけないじゃないですか。
それじゃなくて、ボタンを押して喋りかけるとすぐAIが答えてくれるっていう、そういう専用ハードウェア。
Ryota Matsuzaki
LLM、ChatGPTとかだと、いろんな質問には答えてくれるけど、例えば、今晩、半径200メートルでおいしいところで空いてる席2つ予約してとか。
予約するところまでやってくれるっていう。
中村優子
教えてるわね、OKグーグルとかで教えてくれるけど。
Ryota Matsuzaki
そうそうそうそう。やってくれるのは今までなかったでしょうと。
いしたにまさき
しかもあれですよね、場合によってはネットワークつながってなくてもある程度動くみたいな話も入ってましたけど。
Ryota Matsuzaki
そうですね。アクションをどうやってネットワークつながらずにやるのかわからないですけども。
でも基本的にはボタンを押して喋るだけで、カメラもついてるので顔認証とかも全部できるよみたいな。
中村優子
へー。
Ryota Matsuzaki
っていう売りで。
いしたにまさき
本当?
Ryota Matsuzaki
本当って。そうそうそうそう。
中村優子
どうですか、買ってみて実際。使ってみました?
Ryota Matsuzaki
いや、まだ届いてないんで。
中村優子
あ、持っては帰ってこれないのか。
Ryota Matsuzaki
そうそう、届くのは多分ずっと先なので。
中村優子
へー。また忘れてますよ、きっと届く頃。
Ryota Matsuzaki
日本円で言うと大体3万円弱。
中村優子
あ、すごくリーズナブルなのか。
Ryota Matsuzaki
3万円を3万台売ったんですよ。
3万円を3万台ってことはそれだけで9億円?
9億。
うん。
うん、ですよね。まあまあ売れたなみたいな。
うーん。
すごい話ですよね。
いしたにまさき
一応なんかもうね、あの、デリバリー可能な分はもう売れちゃいましたみたいな話ですよ。
Ryota Matsuzaki
うん。僕だから最初の1万台の多分一人だと思うんですけど。
中村優子
そっかー、すごい世界。
Ryota Matsuzaki
届くといいですね。届くといいですね。
中村優子
届くといいです。いや、そんなリーズナブルにできちゃうんですね。
いや、なんか出血大サービスっぽくないですか?
Ryota Matsuzaki
あ、まあそうかもしれないです。
中村優子
2万円で3万円って言ったら、今あれね、為替もあれだし、2万ぐらいなのかな。
いしたにまさき
ただこの、この2、3年の生成AIの諸々がなければ、もう本当に、え、そんなのありえないじゃんって終わっちゃうんですけど、
うん。
その、いわゆるLLMのその巨大モデルじゃなくても、ある程度の小型モデルであってもある程度ワークするってことも今わかってるので、
Ryota Matsuzaki
うーん。
いしたにまさき
そうすると、それをもうハードに入れ込んじゃってっていうのは、
まあ少なくとも英語でアメリカ限定みたいなところであったりとかいう、要はいろんな条件があれば、
まあ決して不可能ではないかなぐらいのいうところには来てるので、
まあ多分3万台も売れたと思うんですけど。
中村優子
すごい。
いしたにまさき
ないないないみたいなレベルでは一応ないです。
中村優子
みんなにも土壌があってね、しかも大事ですよね。
へー。
いしたにまさき
そう、でもね、まあどうなるかはまだわかりませんけど。
Ryota Matsuzaki
そうですね。
いしたにまさき
僕は5分悩んで、なしって。
Ryota Matsuzaki
ああ、大事です。5分悩んだら多分無くなるでしょうね。
いしたにまさき
うん、そうそう。
Ryota Matsuzaki
悩んじゃったら。
いしたにまさき
これは無理。
Ryota Matsuzaki
まあね、ぶっちゃけできるかどうかわかりませんしね。
いしたにまさき
そうそう。