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2024-02-09 31:58

#129 最近よく観る「なんちょうなんなん」ってなんなん?/D.白川 東一【社外ゲスト】そらいろ&言葉のかけはし/岩尾 至和さん、河原 美幸さん

【難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」とは?】

動画を見る(https://youtu.be/aZAYo4qDR38?si=hjHdfF2y-ePfEcmU)

KOO-KI WORKS(https://koo-ki.co.jp/works/detail/sorairo)


★そらいろ&言葉のかけはし(難聴ベース)

note ←「なんちょうなんなん」誕生物語(全10記事)がご覧いただけます。

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⁠そらいろHP⁠ (https://sorairofukuoka.jimdofree.com/)

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【内容】メディア露出多数!12個のアワード受賞!「なんちょうなんなん」てなんなん?/聞こえづらい世界の正しい理解を常識にしよう/クラウドファンディングの副次的な効果/白川が依頼を受けたワケ/「自分だからできること」があるんじゃないか/そらいろさんの素晴らしいオリエンが、白川を魅了!/いつでも自由にDL可能にしたワケ/クリエイターのあこがれ!?普遍性のあるコンテンツ/オールターゲットに受け入れられる企画とは?/おしつけがましくない映像にしたかったワケ/次回はアニメーションの制作過程を深掘ります!



【ゲスト】

岩尾 至和さん/難聴の子を持つ家族会 そらいろ⁠会長・会計/⁠⁠⁠一般社団法人言葉のかけはし 代表理事

河原 美幸さん/⁠難聴の子を持つ家族会 そらいろ⁠ 広報/一般社団法人言葉のかけはし 理事・広報

白川 東一⁠⁠/KOO-KI ディレクター



【出演】

⁠⁠山内 香里⁠⁠/KOO-KI ディレクター            

泥谷 清美/KOO-KI 広報

原山 大輝/KOO-KI アシスタントディレクター



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▼文字起こし

かけはし制作・字幕版YouTube(https://youtu.be/HuC-ot7sYCs?si=WX1lCFQZLmKXohfB)

LISTEN(https://listen.style/p/keisya?vTM1WMYD⁠)


▼番組の概要

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【Sound material provided by】OtoLogic ⁠⁠https://otologic.jp/⁠

サマリー

映像制作会社KOO-KI白川東一が手がけたアニメーション作品「なんちょうなんなん」の制作の経緯と反響について、そらいろ&言葉のかけはしの岩尾 至和さん、河原 美幸さんと一緒にお話ししています。岩尾さんと河原さんは、映像制作のクラウドファンディングプロジェクト企画を立ち上げ、クラウドファンディング成立後、KOO-KI白川さんは幅広い世代に伝わるコンテンツとして歌を推薦し、それが最終的に採用されました。発注側、受注側という関係ではなくチームとして一緒に制作し、世の中に広めた難聴がわかるアニメ『なんちょうなんなん』の誕生秘話です。

「なんちょうなんなん」の制作経緯と反響
ケイシャのしゃべり場
はい、始まりました。ケイシャのしゃべり場。
この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じているおもろいを語り合い、発信するトーク番組です。
毎回、いろんなメンバーとともにゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI 山内です。
KOO-KI ヒージャー(泥谷)です。
KOO-KI 原山です。
よろしくお願いします。
なんでも話したいけど、ちょっと聞くのが難しい。
なんちょうなんなん、なんちょうなんなん、なんちょうなんなん、なんだろう。
はい、というわけで、皆様こちらの音楽が聞こえていますでしょうか?
この素敵なメロディー。
なんなんですか、これは。
これは、一昨年とアワードやメディア露出など、たくさんの方々にご覧いただいた、
KOO-KIのアニメーション作品、なんちょうがわかるアニメ『なんちょうなんなん』について、今回は深掘っていきたいと思います。
こちらですね、泥谷(ひじや)さんの持ち込み企画ということで、満を持して、めちゃくちゃ温めてくださいました。
なんでぎこちないかと思いますが、ちょっとお聞き苦しい点もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
ということで、今回のゲストは、なんちょうなんなんの演出アニメーション、歌詞も手掛けたKOO-KIの白川さんと、クライアントさんケイシャ初出演ということで、
「難聴の子を持つ家族会 そらいろ」会長、「一般社団法人 言葉のかけはし」代表理事の岩尾至和さんと、同じく「そらいろ」と「言葉かけはし」の広報を担当されています、河原美幸さんをゲストにお迎えしました。
はい、KOO-KIの白川です。
「そらいろ」と「かけはし」の代表してます岩尾です。
「そらいろ」と「かけはし」の広報を担当しております、河原美幸と申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
すごいクライアントさん初登場ということで。
そうなんですよ、こんなまた段ボールだらけのところに。
ド緊張じゃないですか。
そうなんです。
じゃあまずは、『なんちょうなんなん』の作品紹介を、ざっくり私の方からさせていただいてもよろしいですかね。
聞こえづらい世界の正しい理解を常識にしようと、「そらいろ」さんがクラウドファンディングを実施し成立を経て制作に至った作品です。
この動画はYouTube公開後、難聴者の子を持つ家族から多くの反響があり、NHKEテレやテレビ、新聞、ラジオなど複数メディアにも数多く取り上げられています。
またアニメーションとしての評価も高く、ACC、文化庁メディア芸術祭、日本賞など12個のアワードを受賞しています。
最近では「そらいろ」さんの取り組みが取材されたFBS福岡放送の番組が日本民間放送連盟賞優秀賞を受賞。
さらに同じ番組の取材記事がLINEニュースで紹介されるとLINEジャーナリズム賞に選ばれるなど、難聴の正しい理解が『なんちょうなんなん』の配信をきっかけに、この1・2年で一気に広まったのではないかなという感覚がございます。
はい、すみません。全部読みました。すみません。もう読んじゃった。
素晴らしい。
一言一句間違えないようにと思って読んでしまいました。すみません。
難聴の正しい理解の啓発活動
一応こちらのアニメーションの目的は難聴の正しい理解促進が目的なんですけれども、この動画が人の心を動かしてこんなにも広まったというのがなぜなのかというのをちょっと紐解いていけたらなと思っています。
こういった社会課題を解決しようとされている多くの団体の方々って他にも結構いらっしゃると思うんですけれども、
こういった『なんちょうなんなん』の事例をお知らせすることで、そういった団体の方にもヒントになればなと思って、今回深掘っていければなと思っています。
僕もよく知らないことがたくさんある中で、声をかけていただいたプロジェクトでもあるので、
今日はね、特に「そらいろ」さんお二人来ていただいているんで、僕からもいろいろ聞けることはたくさんあるんじゃないかなというふうに思うので、ぜひ聞きたいと思います。
じゃあ早速ですね、この聞こえづらい世界の正しい理解を常識にしようという理念のもと動画を制作しようと思った理由って何なんですか?
これは僕が、娘が難聴なんですよね。保育園に行ってたんですけど、先生によってちょっと理解があるなしがすごいあるんですよね。
本当にやってくれる先生もいるし、たまたま全然ちょっと理解してもらえない先生に当たった時があってですね、当時家族会でもちょっとそういう話が出て、
当時何人だったか20家族そこらぐらいだったと思うんですけど、その中でも3、4人ぐらい、うちもなんかこうなんですっていう話を聞いて、
ネットでもやっぱり難聴で理解がなかなかないっていうのは聞いてたので、この身の回りだけでこんだけあるっていうことはこれ絶対全国的にあるだろうなというのはすごく思ってて、
理解の無さが、なんですかね、僕にはちょっとなんで?っていう。例えばですね、今から園庭で遊ぶよ〜、園庭で遊ぶ前におしっこ行こうね〜とか、遊んでる時にちょっとおしっこ行きたくなったら帰ってこなくちゃいけないから、先に行こうね〜なんか言って、じゃあ行こうかって行くとしますよね。
聞こえてなかったら難聴の子でも動くんですよ。みんなが動くからついていくんですよね。なんかトイレ行ってるのか、ってトイレする。で、出ていくんですけど、なんでトイレ行ったのか、わからないんですね。聞こえてたら、そっか遊び行く前にトイレ行った方がいいなっていう社会性が身についていくんですね。
なのでその事前にちょっと言ってほしいんですって、わかってなさそうだったらちょっと言ってくださいね、みたいな話をするんですけど、そしたら「子供ってなんかそんなもんですよ」とか、「なんかちゃんと動いてますよ」とか、動いてるのは今言ったみたいな説明して動くんですけど。説明するんですけど、「いやでもそれはなんか本人の性格かもしれませんよ」とか、そういう感じでなんでこの言ってる意味がわかんないんだろうっていう。
例えば人手が足りなくてちょっと難しいんですとかだったら、じゃあちょっとこうしましょうか、ああしましょうかってなるんですけど、こちらの言ってる、聞こえないからこうなんですっていうのを、そもそもなんかこう覆してくるんですよね。
似たような感じのことをよく聞くので、なんでだろうなんでだろうと考えてて、これ知ってる人がすごい少ないからなんか言われてもピンとこなくて、なんかそうなっちゃうのかな、だったらちょっと、いろんな人に知ってもらったら少し良くなるんじゃないのか、そもそも知らない人が多いので、なんかこれを大体的にこう知ってもらった方がいいのかなっていうのを思って、
ちょうど河原が広報してたんで、これ広報できるのかなと思って、河原に聞いたんですよ、今みたいな話をして、これ広報で理解させていくってできるのかなって聞いたら、できなくはないですよって。
え?どうするの?って聞いたら、まあでも1000万くらいかかりますよって言われて。
普通に広めようとすると。
なるほど。
はっ⁉︎みたいな。そりゃ無理やろみたいな。
そしたら河原が、じゃあなんかそういう動画とか作って流したらどうですって言われて。当時、企業のマーケティングで動画がすごくいいみたいなのがバーって出てきてた時で、僕もそういう情報はいろいろちょっと知ってて、そっか動画か、動画いいかもしれんね。でもどうやって作るん?となって。
まあなんか作ろうと思えば作れるけど、どうかなぁみたいな。そんな岩尾さんがやっても(動画作っても)しょうがないから〜みたいな。
これはちゃんとプロに作ってもらった方がいいと思うから。
その辺ちょっとつながりがあるからちょっと調べてみますねみたいな。そこら辺から始まりですね。
クラウドファンディングと福岡からの発信
で、クラウドファンディングを募ろうということになって。
そうですね。河原が調べてくれて、でもやっぱり一番最低でも100万ぐらいかかるって言われたみたいなんですよね。
1分か90秒ぐらい。1分ぐらいだったかな。1分でそれぐらいでも100万かかるのかって。もうないなって時に。
河原がちょうど本業でクラウドファンディングをやってたって言って、クラウドファンディングやってみます?みたいな。
ああ、なるほど。それでちょっとできるんやったらやってみようか、っていう感じでクラウドファンディングしようかってなりましたね。
なるほど。
河原さんにお聞きしたいんですけど、通常だとどんな広報のやり方というか過程みたいなのがあるものなんですか?
そうですね。それまでは基本的にお金がない組織なので、プレスリリースを出して、通常の新聞ですとかテレビで報道獲得して掲載という形だったんですけれども、
やはりその時はほとんどアイデアはなかったんですが、まとものにやろうとするとPR代理店なのかどっかを入れてやるから1,000か2,000ぐらいは必要じゃないかなっていうところが何となく仕事の経験値であったんですよね。
やっぱりもう一つ思ったのは商品ではなくて啓発なのでですね、ちょっとやり方を考えないといけないなというのと、啓発にそもそもお金をかけすぎるのはどうかっていう個人的な気持ちもあったっていうところがありまして、別件でクラウドファンディングを担当したことがあったんですけれども、
その時にすごく参考になったのが、支援者の方がいろいろ応援メッセージを入れてくれるわけですよ。このプロジェクトのここに感銘しましたとか共感しましたっていう中で。
ですので仮にご支援にはつながらなくても、これを読むだけで一つ難聴の啓発に半歩ぐらい進めるなっていうのが一個と、あとアニメーションを作っていく中で、このクラウドファンディングの支援者様のコメントのお声も盛り込みたいなっていう気持ちがあったんですよね。
やっぱり難聴の方って当事者ももちろんですし、いろんな種類があって、例えば障害者で車椅子の方だったら車椅子を押してあげるっていう一つの支援でオッケーだけど、難聴の方は100名いたら100通りの支援方法があるっていう言われ方をされていて、
せっかくお金をかけて作るので、いろんな方のお声を盛り込んで作りたいなっていうのがあって、それでクラウドファンディングっていう判断をしたっていう経緯もございますね。
なるほど。いろんな声を集めるっていう目的もあったんですね。
っていうのも一つあって、実際それはうまくいきまして。
メッセージはすごいもらって、そういうふうに思ってくれるんだみたいなところは励みにもなったし、いろんな声が聞けたのがよかったですよね。
なんか面白いですね。クラファンの過程自体が、広報を作っていく過程自体が啓発活動になるっていうのが初めての視点だなと思いました。
前の経験値で、なんとなくですけど、一番本当にご支援のほうを募るっていうところが目的ではあるんですけれども、ちょっと副次的なものも見えたので、それはちょっと活用できるんじゃないかなっていうふうに思いましたね。
そこからすぐに白川さんに白羽の矢が立ったっていう感じなんですか?
少しちょっと遠回りしたんですけれども、やはり予算ありきでどうしても考えちゃってるところがあって、
例えば専門学校の若い学生さんに作っていただくですとか、あとは以前広報とか広告の仕事を東京の方でやってたので、そこのツテをたどるっていうのもあったんですけれども、
いろいろやっていく中で、やっぱりどうせ作るから長く愛されるいいものを作りたいなっていうのが、これがもうどうしても頭から離れなくて。
もう一つ、クラウドファンディングのいろいろ企画を立ててるときに、やっぱりここ福岡から難聴の発信っていうのをこだわりたかったんですよね。
ゆくゆく報道とか新聞載せてもらうときに、ここ福岡から難聴の啓発をします発信をっていうところが一番ベースになると思ったので、
だったらここ福岡の映像制作会社だったら、もうKOO-KIさんしか私は頭の中に浮かばらなかったので、ちょっとはい、いろいろご縁をたどってっていう感じで、
白川さんが僕がやります!と手を挙げてくださったというふうに伺っております。
クラウドファンディングプロジェクト始動
今でも覚えてますよ。いつものように会社にいて、縁があってね、お声掛けいただいたときに近くにいたんですよね。
ちょうどその電話がかかってきている中で、こういうことを相談されてるんですけど、やりたい人いるかなみたいな声が聞こえてきていて、これは俺やりてえなと。
そうなんですか。
なのでまだね、誰がやるっていうのは、KOO-KIさんに相談したいっていうふうな段階で最初声を聞いたときに、僕ぜひやりたいっていうふうには伝えたっていうのは今でも覚えてますね。
それはなぜですか。
なぜ。
聞きたいですね。
僕も近しい環境で育っているっていうのも大きいかなって思いますね。兄弟が不自由な兄弟がいて、そういう環境で育ってきているので、
何かこう自分の仕事で力になれることっていうのがあれば、そういう形で自分が役に立てる部分っていうのは何かないかなっていうのは常日頃気持ちはあったので、すごくいい機会だなと思ってそこは手を挙げたっていう形ですかね。
なかなか重たいっていうか、簡単にはなかなか手出しづらいテーマかなと思ったんですけど、そこはやっぱりいつかやってみたいなみたいなところがあったってことですか?
やってみたいというか、自分だからできることがあるんじゃないのっていうことは思っていたので、自分にしかできないというのはちょっとおこがましいんですけど、自分だからできることはあるんじゃないのっていう気持ちはあったので、すごくそれはいいタイミングだったなっていうふうには思いましたね。
タイミングも良かったんですね。
実際にクラウドファンディングは、白川さんがアサインされた後に走り始めたんですか?前ですよね。
そうですね。やはりクラウドファンディングは資金を募る上で必ずかかなきゃいけないことがあって、例えばアニメーションの制作費用でこれぐらいかかるとかって、その費用をある程度目処を立てて載せないといけないんですよね。
なので、この目標金額にしますっていうのを明記する必要があるので、その時はまだ映像制作の方はKOO-KIさんで、正しい情報をお届けするということで、監修の大学の先生も平島先生っていう言語聴覚士の教授の先生のお名前もきちんと掲載をさせていただきました。
最初の打ち合わせの時にオリエンをしていただけたんですけれども、お二人すごいなって思ったんですよね、その時に。今ね、お二人話しされましたけど、もう役割明確じゃないですか。
熱血おじさんである岩尾さんと、そこを冷静に進めていく河原さんっていうコンビが、最初のオリエンでもすごく明確にあって、最初にそういう思いを伝えていただいて、こういう思いで映像が必要なんですっていうふうなことを岩尾さんから聞いて、
そしてそのための活用方法というかね、それをすごく丁寧に資料に河原さんがまとめて見せてくれたっていうところで、これは思いだけではなかなか達成できない部分もあるし、そこをちゃんと進めていく上での冷静な部分も必要だしっていうところのバランスをオリエンで感じ取れて、これは絶対うまくいくなっていうふうに思ったんですよね。
この2人が関わっているプロジェクトであれば、自分だからできることっていうのは何かあるんじゃないかなっていうふうには感じ取れたので、僕は最初のオリエンでやられましたね。
私はもう内心ひやひやしながら、岩尾さん変なこと言うなよって。
素晴らしいオリエン。
僕はそんなこと何も思ってない。僕はとにかく思いを伝えるだけ。
ちょっと余談ですけど、クラウドファンディングの原稿を、そういうの本来私(河原)が全部書くんですけれども、書きたいって岩尾さんが言ってきて、ちょっとやだったんですけど、長くなるからですね。いいですよって言って任せたら、なんと6000字書いてる。
原稿用紙400字の15枚ですよ。びっくりして。しかもそれに添えてあった文面が、ちょっと長いと思うんだけど、あとよろしくねって。ちょっとじゃないよこれと思って。
でもこれは結構岩尾さんの人柄を表すエピソードになってて、新聞記者さんとかにも、いや本当にすごいんですよ情熱がって言って、6000字書いてきましたからねって言ったらみんな苦笑いしながら、うちの一面にも乗りませんねって。
それで人柄わかってもらったので、この話は繰り返しいろんなところでしています。
その中でもクラウドファンディングでこういう映像を作りますよっていう前提というか珍しいのが、「動画をどなたでも自由にダウンロードできる」みたいなところだと思うんですけど、これはもう最初からそういうふうにしていこうみたいな。
そうですね。もうだから啓発の目的なので、これでお金をどうしようっていう考えは全くなかったんで。
もう自由にダウンロードして自由に広めてもらうためにのだったんですよね。
で、動画っていうのがまたイメージはちょっとなかったんですけど、動画を作ってもらってうちがもらうので、それをもううちが自由にどうぞっていう感じでできると思ってたんですけど。
「なんちょうなんなん」の企画設定
歌が入ったりとかしたんで、これ大丈夫なのかなって。歌い手さんとかに大丈夫なのかなって思ったのはあったんですけど、
もともと誰でも自由にダウンロードして自由に使ってもらえるようにという意図で作りたいと思ったとこですね。
こういったご依頼っていうのは、白川さんはあまりない感じなんですか?
そうですね。やっぱり普段のお仕事とはまた違う形だとは思いますね。
いつもはCMとかだったらタレントさんがいるので、掲載期間が決まってるみたいなのが多かったりするんですかね。
そうですね。
音楽の使える期間が決まってるとか。
作る目的がまた違うというか種類が。
啓発っていうところを前提においてプロジェクトを立ち上げてされてるので、そこがまず大前提にあるっていうのは最初に聞きましたし、
そこに対してさっきお伝えしたようにはっきりしている。目的が。はっきりしているので、
すごくそこに向けて僕たちも企画しやすいというか、そういう目的で一緒に作る人たちを募っていったっていう経緯がありますね。
なんか普通の企画と違うところってあるんですか。結構誰でも自由に使われるとしたらこうなのかなみたいな。
幸いにも自分がそれまで関わっていたプロジェクトの中にも、例えば僕が関わっている「ミスターシェイプ」っていうKOO-KIのオリジナルのコンテンツがあるんですけど、
そういったものもやっぱり子どもたちに向けてどうやったら伝わるかなっていうことを考えながらやっていたりするので、
子どもたちっていう幅よりかはむしろ親子だったり、幅広い世代に対してどうやったら伝わるかなとか、そういうところは今回も非常に役に立ったなというふうに思いますし、
やっぱり目的がはっきりしているっていうことに対してのアプローチっていうのは普段やっている自分たちのプロジェクトの中からも活かされているのかなっていうふうには思いますけどね。
でもなんかずっと使いたいっていうのは、ずっと愛されるものを作らなければならないっていう、逆にプレッシャーでもないですか?
それはね、でも面白いんですよ、めちゃくちゃ。普遍性とか世代を超えてとか、それ大好きで。
そうなんだ!
例えばね、何十年経った時にまだ使われているとか、めちゃくちゃ嬉しいじゃないですか。
そういうのを想像しながら作るっていうのは、作る上では非常にモチベーションが高いっていうふうには思いますね。
チームで取り組む意気込み
今回もその、うち家族会だったんで、対象(映像のターゲット)が難しかったんですよね。
子供に言うわけではない、誰に言うのか、親御さんにも言いたいし、学校の先生にも言いたいし、全然関係ない普通の人にも言いたいし、年齢もバラバラになるし、
どこに焦点を置こうみたいなので、すごい悩んだんですよ。
結局というか、いろんな世代に届けばいいなっていうのが一番困るだろうなと思ったんですよ。
欲張りですよね。
その相談もオリエンテーションの時にそういう話をしながら、どこですかねみたいな相談したと思うんですけど。
本当に子供から大人までみんないいって言ってくれるんですよ。
公民館とかで70過ぎの方が多い高齢者向けの講座とかでやったりもするんですけど、みんなあの動画を見ていいねってそれぐらいの年代でも言ってくれるし、幼稚園とかぐらいの子は見てはしゃいで踊るし、本当すごいですよねと思って。
保育園ぐらいから70越えた人まで、みんなが良いって言ってもらってるっていう。
それは嬉しいですね。
目的通りですね。
最初からその企画は3つぐらい方向性を提案させていただいて、この『なんちょうなんなん』自体はそのうちの一つだったんですよね。
他にも歌物じゃない企画も提案させていただいたんですけど、
やっぱりオリエンを聞いた中での一番刺さる、ターゲットに届くっていう意味で言うと歌がいいんじゃないかなっていうふうに思って、そこがやっぱりすごく良かったのかなっていうふうには感じますね。
歌の企画が一番推しだったのはやっぱり幅広い世代に伝わるとか、普遍性のあるコンテンツになるっていうところで歌が一番推してたんですか?
まずその場で一緒に歌えるっていう、今この瞬間も世代関わらず一緒に歌えるなっていうことと、
あとやっぱり今子供の子たちが親になった時にも子供とも一緒に歌えるとか、そういうどこを切り取っても一緒にっていうふうな形が一番適しているなと。
他2つも出したんですけど、これはまあ。
解説系ですね、他は。
解説系だったり。
インフォグラフィック系。
そうですね、だったりしたんですけど、僕の中では歌ものを推すための2案だったという。
当て馬?
当て馬というか、そこはうまく伝えるための手段というか。
一応ですね、企画書の中に表を作っていて。
真面目・ユニーク・ターゲットですね。
そうですね、真面目・ユニーク・ターゲット、っていう中で◯✖️をつけているんですけど。
ああ!企画ごとに!
企画ごとに。
これすごいわかりやすいと思いました。
オリエンを受けてその3つのワード、真面目・ユニーク・ターゲット、っていうふうなことを設定したんですけど、
もう歌ものは3つとも◯なんですよね。
それ以外のやつは◯もあるけれども△もあるみたいなところで、ここはうまく伝わるけれどもここはちょっと弱いですよっていうふうな。
だったらこの歌ものが一番今回は、伝えたい内容としてはいいんじゃないでしょうかっていうふうなことでお伝えしたっていうふうなものなので。
歌ものが一番今回良かったんだろうなっていうふうには僕の中でも企画しながらは思ってましたね。
うちも河原ともうこれ歌がいいよね。
でもいいんかなって。
お金ないん(だけれど)もいいんかなみたいな。
そうですよね。
初めてオリエンさせていただいたときはもうクラウドファンディングの資金も成立してもう制作が決まってたんですけど、
その話の段階ではそもそも成立するかどうかわかんないプロジェクトにお願いをしているという状況だったので、
やっぱりどうしても予算のことが頭にずっと私はあって、やっぱり映像作るだけでもアニメーション作るだけでも大変なのに、
まさか歌とか曲とかどういうこと⁉️みたいな、盛りだくさんっていうか、もう大丈夫かなって。すごくありがたい反面そういう気持ちもあったんですけれども、
やっぱりそこですごく嬉しいなと思ったのは、白川さんが「チームとしてみんなでやっていきましょう!」みたいな一言が私はすごくよく覚えてて、
やっぱり岩尾も私も素人ですし、自分が窓口するにあたって、こんなもう世界的に有名なKOO-KIさんとちゃんとできるかなっていう不安もあったんですけど、
発注受注とかじゃなくて、みんなで一緒にチームでやりましょうって言ってくれたのは本当に「任せた」みたいな気持ちには勝手になりました。
一緒に!って言ってるじゃないですか!
課題解決の目的とクラウドファンディング
だからそこは任せたから、私はもう死ぬほど広報とか報道を取ってくるっていうのはそこは決めました。
それしかできないので。
歌って発想なかったんで、こちらには。
言われた時に、めっちゃいいやんこれと思って。
本当だから、僕のイメージだと紙芝みたいにポンポンポンって。
そういうのしかできないんだろうなって思ってたんです。
この予算だとですね。
この予算だとですね。
でも歌ができたらいいなとかそういう発想なかったので、あれ(KOO-KIからの提案)見た時に、歌ってめっちゃいいなと思って。
確かにご要望がもともと課題・解決・期待みたいな、それを入れてほしいっていうのがありましたね。
そうですね。
これ大変なんですよだけだと、すごい重い。だから?みたいになっちゃうんで。
でも大変さは伝えたいので、こんだけ大変なんですよ。
だからこうしてくれたら助かりますよっていう。
こんな世界になったらいいですよねっていう。
明るく前向きなものにしたかったっていうのもありますね。
なんか「押し付けがましくない映像」みたいな文言がプレゼンかコンテの辺りにあったと思うんですけど、これはどちらから出てきた発想なんですか?
多分うち(そらいろ)が言ってると思うんですけど、河原ともずっと言ってて、こういうのって「大変なんですよ。
だから分かってください」って言われると、分かるけど、はいすいません。
そうじゃなくて、「あ!大変なんだね。でもこうしたらいいんだ。そっか意外と簡単にできるんだね。じゃあちょっとやろうかな」っていう。
前向きに行きたかったんですよね。
辛いのを分かってもらいたいじゃなくて、こうしたら一緒に楽しくできるから一緒にやろうよっていう。
そういうふうに持っていきたかったのもあるし。全然違う話なんですけど、
家族会とか結構いっぱいあって、取材してくれた人が結構いろいろ行くけど、聞くも涙話すも涙みたいな会が結構多かったけど、
「そらいろ」さん違いますよね、みたいな言ってくれた人がいて、僕は別にそれを狙ってやってたわけじゃなくて、
確かに明るく生きていくために、不安もあるんですけど、不安もあるからこそ、でもこんなに楽しくできるよ、希望ある事実もあるんだよみたいなところも発信していきたいっていうので、
家族会とかも作ってきたんですけど、そんな感じで他の人にも大変なんだけど、こうやったらみんなと一緒に楽しくできるんですよ。
一緒にやっていきましょうよっていう、明るく前向きに巻き込みたかったっていうのはあったので、その辺のこちらのスタンスはこういう動画を作りたいんです、みたいなのはお願いしたかなと思います。
確かに映像からも本当に押しつけがましくなくて、すごく素直に共感できるというか、課題解決も入ってて。
そういうのに一つ、この作品がアニメーションっていうのも関わってくるんだろうなっていうふうに思ってるんですけど、
その歌とアニメーションを組み合わせた作品っていうのは、白川さんの提案からあったってことですよね。
そうですね、僕の中ではすごく大好物なアプローチではあるので、
押しつけがましくないっていうのはすごくやっぱり大事で、何かしら不安は常にあって、そこは誰しも抱えていると思うんですけど、
だからって言ってね、後ろ向きに捉えてしまっても仕方がないし、お涙だけでも仕方がないし、せっかくやるんだったら楽しくやりたいよねっていうふうなところは常にやっぱりありたいなと思うので、
そういう企画にしたかったっていう。昔から個人的にはアンパンマンとか僕は、やなせ(たかし)さんとか大好きなので、
ああいう作品っていうのは子供の時はすごく楽しく見てるけど、実はめちゃくちゃ深いよねみたいな。
大人になってから気づかされることいっぱいあるよねみたいな。
ああいう感覚ってやっぱりすごいな、面白いなって思うので、そういう感覚を持って作れるといいなと思いましたけどね。
なるほどですね。
アニメーション制作のプラン
そらいろさんの課題解決の目的と、それを叶える手段のためのクラウドファンディング、それを受けての白川さんの企画っていうところで、
次回からは実際に作ったアニメーションの制作過程について深掘って聞けたらなと思っております。
それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日もケイシャのしゃべり場を聞いてくださってありがとうございます。
ケイシャのしゃべり場では皆さんの感想、質問などを常に募集しています。
概要欄にあるお便りフォームより簡単に入力できますので、ぜひお気軽にご意見ご感想をよろしくお願いします。
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