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2021-04-24 10:22

第390回 映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」

katasumi390.m4a 今回も映画クレヨンしんちゃんのお話です。 そして、大事なお知らせがあります。 【なるとひめごと】 https://anchor.fm/u307fu304du3061u3083u3093 【番組公式Twitter】 https://twitter.com/kitakatasumi @kitakatasumi ご意見、ご感想は #北九州の片隅 でお願いします。
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みなさんこんにちは。大葉でございます。 今回は映画
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
こちらの作品について お話してみたいと思います。
2002年4月20日公開の クレヨンしんちゃん劇場版の第10作目となります。
監督が原圭一。 この映画の一つ前の作品が
以前この番組でも取り上げました 大人帝国の逆襲ですね。 大人帝国の逆襲は
まだギリギリクレヨンしんちゃんという作品の 嵐の中で
やってた部分があるんですけれども 今回の戦国大合戦は
正直言えば クレヨンしんちゃんという作品の嵐を超えてしまった
というより クレヨンしんちゃんという物語を使って
別の作品を作ったような そんな印象を持ちました
これ別に批判しているわけじゃなくて これも正しいやり方の一つじゃないかなと思います
言ってみれば 押井守監督がうるせえ奴らを使って
ビューティフルドリーマーという作品を作ったり あるいは
劇場版の機動警察パトレイバー2は パトレイバーという作品の
設定とキャラクターを一部使いつつも 本当に押井守監督自身作りたい作品に仕上げていった
そういった作品と似てるんじゃないかなと思います
ストーリーはですね 単純に言えば しんちゃんと野原一家がタイムスリップして
戦国時代のカスカベに現れて いろいろ活躍して
現代に戻ってくると 言ってしまえばこれだけの話なんですね
特にタイムスリップの現象については 普通だったらですね
実際タイムスリップというのは今できませんけれども まあ何かこう理屈をつけて
ゼロリアに乗るとかね 作品上の理屈をつけるんですが
この作品においては全くそこの説明はなくですね まあ一応の前振りとして
しんちゃんの飼い犬のシロが 一生懸命庭を
掘って大きい穴をどんどん作って その穴の底から埋もれていた
戦国時代からの手紙を見つけると いうところがあるんですが
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これがなぜタイムスリップを起こす原因になるのかとか いうことはもう一切何も描かれてないわけなんですね
そこを細かく描いても意味がないのかもしれませんので そこはまあスルーすればいいと思うんですけれども
この作品ですね一番の特徴は多分日本の 実写映画でもなかなかここまでできないような非常に丁寧な
戦国時代の描写 特に集団でのその合戦の描写ですね
わかりやすい例でいくと 双方の長槍を持った
足軽たちが 戦うわけなんですけれども
まあ我々槍というのは 普通イメージ的な刺すもの
まあそういったイメージが大きいと思うんですね でもこの作品ではですね
見ていただければわかるんですが 突き刺すというよりも上下にあるいは左右に振り回して相手の槍を叩き落とす
そういう風な役割で使っているんですね
でこれはですね日本の時代劇 映画でもテレビでも大河ドラマとかでもそうなんですけれども
こういったの戦国時代の合戦で刀を使うシーンが基本メインになっているんですが 実際調べてみるとですね
刀は本当に予備的なもので基本は槍で戦うと
なぜかというとやっぱり何メートルもある槍を振り回して戦うということは相手との距離がありますから
心理的な恐怖感が刀同士で戦うよりはやっぱり少ないわけですよね 要は刀を切り結ぶというのは目の前にいるわけですから
やっぱり怖いわけですけれども槍なら数メートル お互いですね離れてますので
そこが戦いやすくなるというか それと相手も鎧を着てますので
まともにあの刀で戦ってもなかなか 致命傷を負わすということができない
槍というよりももはや長い棒と言っていいと思うんですけれども その方がまだしも効果的であると
要はあの兜の上からでも長い槍で力いっぱいぶん殴れば かなりの衝撃を受けるのでですね
まあ今のヘルメットみたいなその干渉剤とか入ってませんから 相手も脳震動を起こして倒れますからね
まして馬に乗った武将を相手であれば向こうは自分よりも遥かに高い位置にありますから 刀よりも槍で戦う方が遥かに戦いやすいと
いうところがあるわけですね まあそういった描写をきちんとしている
あるいは合戦の前に麦を刈るようなシーンもありましたけれども そういった描写が本当に細かいですね
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あと例えばですね かなり最初のシーンでその戦国時代の姫が池の水に手をつけるシーンがあるんですが
当然和服ですからそのままフッとつけると袖口がピチャッと濡れるわけですね 一旦両手を上に上げるんですね
そうすると緩い袖元が肩の方に落ちると それから手を水に浸すとそうすれば袖口が濡れなくて済むと
そういった本当にあの細かい描写がちらこちらにあって まあそこまでですね 見るのはかなりマニアックな見方かもしれませんけれども
実際先ほどの槍の戦いとかでもそうなんですが そこまで丁寧に描写している
ドラマとか映画とかがどれぐらいあるだろうかということを考えると 相当あの事前の準備
交渉とかに力をかけてこの作品作ったんだなぁということがよくわかると思います ただ逆に言えばそういうことをやればやるほど
果たしてこれはクレヨンしんちゃんの映画なのかと もちろんしんちゃんはいつもの通りの感じなので戦国時代に行こうが
殿様の前に出ようが全く変わらないんですけれども まあそれにしてもかなり異質な映画では
あるかと思います そして何より驚きなのは
そのラストの展開 結構公開から時間が経った作品なんですが一応ここネタバレは避けますけれども
このラストは かなり驚きました
普通の時代劇であれば ある種ベタな展開
だと言っていいと思いますけれども クレヨンしんちゃんという作品の中でこういったことをやったというのは
大人帝国もなかなかすごかったんですがそれ以上に すごいこともう完全に
クレヨンしんちゃんという作品の枠を超えてしまったこと ある種近似性をやってしまった感はありますよね
これについては賛否両論あるかもしれませんけれども 一つの作品一本の映画として見た場合にはこれは全然アリだし
何にも問題はないと思っております 実は今日この映画
ワーワーで放映されたので録画して後で見てたんですけれども 気がついたら
涙が流れておりまして それを家族に見つからないようにごまかしながら見ていたということを一応ここに告白しておきます
はいそういうわけで今回は映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶあっぱれ戦国大合戦
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こちらの作品についてお話しさせていただきました そしてですねここで一つ
告知がございます 本日4月24日に配信されましたけれども
ポッドキャストナルト姫ごとの第35回に私ゲストで出演させていただきました トークテーマが魔法少女マドカマギカということで
まあオタクの自分にお声がかかったということなんですけれども お聞きいただければわかるんですが
自分なんかよりナルト姫とネズミさんの方がはるかに 詳しく
深い考察をされてましてまだまだ自分は勉強が足りないなということを 収録時に痛感しまして
今日配信されたものを聞き直して改めて自分の未熟さに 恥ずかしい思いをしました
そういうことで非常に楽しい 時間を過ごさせていただいたナルト姫ごとなんですけれども
お聞きいただければと思います それでは今回はこの辺で
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