1. 神田大介の経験
  2. ポッドキャストと広告①
2024-05-15 10:41

ポッドキャストと広告①

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マネータ映像に関しても、またちょっと新しい視点で、新しいというか、別の視点の話をしたいなと思うんですが、
ポッドキャスト自体をですね、広告を挿入することによって、クリエイターに儲けを還元しようという動き自体は還元すべきことだと思います。
今一番それがね、はっきりした形で現れているのは、YouTubeですよね。YouTubeは自動的に広告が挿入されて、それが回ることによって配信者に利益をもたらしてますね。
多くのお金を稼ぐような人もいるとか、いないとかいるんでしょうね。いう話もあって、すごい良いことだなと思います。
クリエイターにお金を還元するシステムというのは他にあまりないので、TikTokは最近ちょっと新しいところもしているようですけど、原則TikTokあるいはInstagramとか、
どんだけ動画を出しても写真をアップしても、他も全部そうですよね。FacebookもTwitterXも1円も儲かんない。だからTwitterXはちょっとだけ儲かるのか。
そういう表現の割に合うような収入があるのは、おそらくYouTubeぐらいでしょうね。だけかな。
ブログもアフィリエイトとかでも受けることはできますけれども、これは一部にも儲かっているものがありますが、完全に粗悪なものになってしまって、
昔はブログ文学みたいな言い方をして、読んで面白いブログっていうのもたくさんありましたが、今は本当にクレジットカードのブログであるとか、投資のブログであるとか、
読み物として面白いというよりは、アフィリエイトを目当ての露骨なブログというのが増えてしまって、あるいはそうでなければファンを囲うためのものという感じになっていて、
なかなか読みにくいかなというふうにはならなくなっちゃいましたね。唯一そこに抗っているのが多分noteというブログっぽいシステムですよね。
noteなんですが、あそこは例えば木田奈美さんであるとか、著名な方もそこで文章を書き、それを読者の方に買ってもらうことによって、
生計を立てるってことができる場所になってますね。素晴らしいですね。例外なのかなと。
というのはですね、基本的に今のメディア環境って誰でもできるっていうところがポイントだと思うんですね。
YouTubeもそうだけど、YouTubeよりTikTokがなぜ今勢いがあるかって言ったら、より敷居が低いからですよね。
YouTubeは結構もう割り返し洗練された動画じゃないと再生回らなくなってますし、
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動画の中身よりもサムネイルとかがちゃんと文脈に沿ったものじゃないとそもそもクリックされないというか、
アルゴリズム的にYouTubeが表情しないので、メインストリームにはなかなか登ってこれないわけですよ。
結構編集のテクニックみたいなのが必要になってますよね。それに比べるとTikTokって本当にスマホ一台で撮ったような動画がいまだに結構ありますので、
チャンスは多い。Instagramもそうですよね。映える写真とかってバカにする人もいるかもしれないですけれども、あれって結局みんなでやるかって言ったらやれるからですよね。
自分たちもかっこいい写真を撮れるかっこいい動画を撮れるのでやるわけで、
それは表現の幅を広げるという意味、つまり敷居が低くなってたくさんの人が表現活動に参加できるという意味では素晴らしいわけですよ。
敷居が高くなったって言ってるYouTubeですらですね、映画とかテレビに比べれば全然参入障壁は低いわけで、ほぼほぼ誰でもやろうと思えば誰でもできますよね。
再生回数が上がるっていうとまた話は別かもしれないですけども、やることはできると。
で、それはTikTokとか、あとましてやTwitterとかだとか、あれを書き込む。
140字以内のものを書き込むっていうのは誰にでもできるじゃないですか。
この参入障壁の低さこそが今のメディアの良さで、これはたくさんの人に表現の自由を広げたと言っていいと思うんですよ。
表現の自由自体はもう戦後は少なくとも日本ではあったわけですが、あったっていうことと実際にできるっていうことは違うわけですよ。
Podcastなんかもそうで、要は今まで友達と喋ってたことや井戸端会議で喋ってたようなことをコンテンツとして世に発信、配信できるっていうその手軽さが表現の幅を広げてるわけですよね。
これ極めて大事なことで、まさに表現の開放と言っても過言じゃないんだろうなと思います。
そういう意味ではすごくいいんですよ。
いいんだけど、マネタイズって話になってくるとそこがちょっと難しくなってくる。
つまりこれ本当に難しい。表現自体はだって今までただでやってたことなわけですよ。
ファミレス行ったりカフェ行ったりして友達と喋るっていうのは別に、そこでお金が発生するとは誰も思ってなかったでしょ。
Podcastだってそれと同じって言っちゃ失礼な番組も多いけど、だけどそういうノリでやってますよっていう中にもたくさん面白い番組がありますよね。
私もよく聞いてる番組にもそういうのはざらにありますよ。本当におしゃべりだなと。
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私たちが、私が会社で仕事をやってる方でもそういう手を取っている番組はあります。
それがむしろ売りですもん。雑談というのが。
だからTikTokとかYouTubeとかもそうで、普通の人がやるタレントさんとかじゃなくても表現できるというところが良さなんですけれども、それはもっともっとそんな価値のあるものではなかったはずですよね。
ホームビデオとかっていうのはみんな昔から撮ってましたよね。私の子供の頃からありましたよ。
1980年代とかにも、ブレンビーとかバランサイクルを作ったりしてましたよね。
だけどそれは運動会の映像とか典型的にそうですけれども、家族で楽しむ、友達で楽しむものであって、中にはそれを今見たら誰が見ても面白いなっていうものもあると思います。
当時から加藤ちゃんけんちゃんご機嫌テレビではそういう投稿ビデオみたいなコーナーがありましたもんね。
ちょっと赤ちゃんが面白い仕草をしたり、犬や猫が何かやったりみたいなのは誰が見ても面白い。
だけどあれももともと別にお金が発生すると思って撮ってたものじゃないというところで言うと、本来マネタ映像とは離れたものなんですよね。
簡単に言うと素人が作ったものというのはお金にはならなかったっていう話なんですよ。
だけどそれがプラットフォームに乗ると広告が派生することによって挿入されることによって金銭の価値が生まれるっていう、見る人がいるので。
YouTubeとかそうですよね。それで広告が挟まっていく。
テレビなんかよりもYouTubeを見る人が多くなったので、つまり人の目がYouTubeの方に向いているので、専用されているのでそこに広告を出すのが最も効率的であるという結論になってくるわけですね。
それもいいことだと思いますよ。
いわゆる素人、かっこつけですよ。
素人の表現にも金銭的価値があるんだということが証明されたわけですから。
ただね、広告の質は伴わないというか、伴っているということなのかな。
YouTubeに出てくる広告ってこれもいろんなのありますよ。
テレビでやってるCMみたいなのもあるんですけれども、そうじゃないのもいっぱいありますよね。
なんか怪しげなやつとか、これ本当に大丈夫なのみたいなのとか、人のコンプレックスを刺激することを考えてるなみたいな広告とかも入ってきますよね。
これをどう考えたらいいのかと。
もともとテレビのCMとかってなぜ質が高いのか。
あれもね、質の高さ低さには議論があるかもしれませんが、少なくともYouTubeで流れる広告よりは質は高かったと思いますよ。
それはもう言い切っていいんじゃないかな。
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だってCMを見るために、むしろテレビつけるくらいの感じとかってなくはなかったじゃないですか。
流行歌もCMから生まれてたし、これも時代によるんだよな。
昭和の時代にはCMってトイレタイムとかって言われてたんで、おしっこするために使う。
でもそれだと意味ないんで各社、CMを出している側が工夫して広告代理店とかも工夫してCMを面白くしたんですよね。
むしろCM見たいわっていうものにしてやろうじゃないかっていう気概でもって進出を上げたと。
そういう広告ってのは、しかしやっぱりテレビのCMを流せる枠がすごく狭いので、1日に何分か決まってるわけですよね。
そこに入れ込むのであれば狭きもんをくぐらなきゃいけないし、品質の高いものにしなきゃいけない。
つまりCM1本流すことによる効果っていうのが高いからそういう品質の高いものは出せた。
だけどYouTubeだと一定のフォロワーとかいないと広告は配信できませんが、テレビとかとは違うんですよね。
ほぼほぼ無限に配信先はあるので、どうしてもCMもクオリティーは下がってしまうっていう連動してる部分はあるとは思いますね。
だからそういうことになってるわけで、つまり広告の質が下がってしまっているという現状をまずは担いできないですね。
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