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奏でる細胞 MUSIC & SCIENCE PODCAST
はい、タツです。
ゆりかです。
奏でる細胞はですね、アメリカはインディアナ州から、科学と音楽について楽しく語ろうという番組でやっています。
今日はですね、科学系ポッドキャストの日ということで、コペテンナイトのハルナ・マコトさんからのお誘いでですね、7番組が集まって話そうという企画に参加します。
今日なんですけども、テーマがですね、宇宙というのも、4月12日がですね、世界宇宙飛行の日ということで、
ユーリ・ガガーリンがですね、ボストーク1号にて地球周回を成し遂げた日ということで、宇宙のことを語ろうということで。
実はこのインディアナからそれについて語るっていうのは意外と考え深いところがあって、というのはアメリカの宇宙飛行士の多くが出身。
パデュー大学はですね、確か29名の宇宙飛行士を輩出しているはずなんですよね。
月に降り立ったアームストロング船長もパデューの出身で。
アームストロング船長の銅像が建っていて、毎年ですね、9月かな10月かな、パデュースペースデイといって、宇宙をテーマにした大きなイベントがありますね。
インディアナ中の子どもたちが集まる。
科学教室が開かれるのよね。
宇宙飛行士が実際に来てですね。
やっぱり世界中で宇宙飛行士はヒーローだからね。嬉しいよね。
あんなNASAの制服着て現れるとかっこいいよね。
宇宙のことを語ろうということで、ちょっとその前に僕から提案があって、
この科学系ポッドキャストイベントで前回はレイさんが企画してね、発明をみんなで語りました。
すごい、18、19番組かな、あの時は。
今回は宇宙っていうことで、7番組が今までのところ表明してるから、それでみんなで喋るんだけれども、
次回、6月か7月かわかんないけど、奏でる細胞が提案するってどうかなと思ってて、
何を提案するの?
っていうのは論文とアワード、この2つをテーマにして、
あ、2つあるのね、得意分野。
僕ら8年間論文賞というのをやってて、UJ論文賞の受賞者の発表が5月なんですよ。
あ、じゃあちょうどいいのね。
なのでその受賞式と受賞論文とかは並ぶので、ちょっと論文をみんなで語りませんかっていう話で、
それぞれの分野の論文とか話聞いてみたくない?
あとアワードもさ、それぞれの分野にいろんなアワードがあったりするかもしれないので。
そうよ、農学賞といったらね、農学賞の盾は花坂じいさんだもんね。
花坂じいさんの盾あったね、そうだね。
枯れ木に花を咲かせましょうということが農学の一つの育てたものから、
なんか恵みをいただこうという意味で農学を研究しているってことだもんね。
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いいかもね、そういうの。
まあ提案してみて。
面白い賞があるかもしれないし。
何も確定じゃないから提案するだけだから。
せっかくこの回みんな聞いてくれるわけだから、
皆さんに奏でる細胞がもしリードしていいのであれば、
科学系ポッドキャストの日、論文とかアワードをテーマにして、
やりたいなあということだけ言っておきましょう。
うん、わかりました。
はい、ありがとうございます。
では宇宙の日ということで、ちょっと宇宙について話していきたいと思います。
ちょっと私のこと少し思い出してください。
はい。
私はなんと言おうと、高校の時は天文部だったってことを。
ユリカ先生がいてくれてよかった、ほんとに。
覚えておりました?
私はすっかり忘れてました。
すっかり忘れたんだけど宇宙の日って言われて、
困ったなあ、参加しようかなあ、参加しなくてもいいかなあ、
タツさんにお任せしようかなあと思ったんだけれども、思い出しました。
というのもきっかけがありまして、せっかくお誘いいただいたから、
まずコペテンナイトを聞いてたんだよね。
そしたらコペテンナイトがシェイクスピアの四大悲劇をお話しされてて、
ちょっと演劇をかじったタツさんとしては、もう心を持っていかれたの。
素敵なの、彼女たちのお話は。
で、こんなに面白いのだろうと思って、
今度宇宙話っていう佐々木亮さんのポッドキャストがあって、
車の掃除しながら聞いてたら、太陽フレアの話もしてて、
ゆりかさんは思わず、この辺の話は私全部知ってるって言ってくれたから。
今もちゃんと情報が入るように携帯を整えてるから。
すごいなあと思って。
来た、ゆりかさんいたと思って。
ひそかに整えてる話ってたくさんあって、
そのうちの一つが宇宙だってことが、今初めてタツさんにバレちゃったんだけど、
そうなの、ずっと高校生ぐらいの時から、
宇宙に関する最新情報は、できるだけ旬なうちに捉えようと努力はしてる。
そうだよね。
俺、思い出した。
科学教室スタートさせた時の、一番最初にみんなで盛り上がったの、
みんなで惑星作ったね。
作った作った。
やっぱり惑星を自分の主柱に収めていただきたいなあと思って、子供にはね。
色々と作っていくうちに、想像が湧くでしょ。
太陽ってこんな大きいんだろう。
粘土で固めて。
そう、粘土で固めて、地球のサイズを基準に、
水星とか、水金、地下物量、展開量、全部を、
相対的な大きさでね。
なるべくね、なるべくそう。
一番大きいのは、
色塗って、そして最後それを、相対的な距離感に並べてみる。
並べたね。
並べた。
あとTシャツまで作っちゃったし。
惑星作って。
そう。
それで、そうだ、天文台行ったじゃん。
あれは、バトラーの。
バトラー大学のプラネタリウムに行ったんだよね。
立派だったね。
私が行った中で、結構立派な部類の、
あれすごいね。
プラネタリウムのやり方とかは、
日本とアメリカすごく似てるよね。
やっぱり、まずは自分たちの近所の夜空を映して、
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その季節を映して、
そしてから、ギリシャ神話の話をして、
あと、その都市のトピックスになることについて、
深く語っていくっていうやり口で、
すごく世界共通で、
でもさ、俺思い出した。
仙台市の天文台によく行ってたんだけど、
プラネタリウムの中で、
大抵季節ごとにオーソドックスなやつやるじゃんか。
その星と星座と神話とみたいな。
あれはね、ものすごく優秀な方が、
ずっと一貫して原稿を書かれてたみたい。
あ、そう?
うん。
私、何かで読んだな、それは。
いつの間にか、
あれはね、
ずっと一貫して原稿を書かれてたみたい。
あ、そう?
うん。
私、何かで読んだな、それは。
いつも素敵な文章で、
ものすごく素敵だったね。
センス良くてね、仙台市の。
俺、覚えてるのは、
結構、面白いことを言ってたんだよ。
そうそうそう。
そして、いつも決まったことを言ってるわけじゃなくて、
季節に合わせて、
本当にいろんなこと言ってて、
なんかすごく印象に残ってて、子供の時のね。
高校生、中学生ぐらいも見てたかな。
物語の分野って、私が思うんだけど、
物語と科学がすごく噛み合う部分で、
とても分かりやすいというか、
イメージしやすい分野なんじゃないかな、
っていうふうに思うんだけど。
ゆりかさんの、
宇宙の興味があるってことが分かったんですけど、
きっかけは何だったんですか?
この宇宙の深さへ、
どんどんはまるきっかけってことかしら?
そう。
ゆりかさんが、
宇宙を好きになったのはいつぐらいで、
それが深まっていった話を聞かせてください。
そんな迫るわけ?
かつて話したことがない真相に?
いいよ、好きな音楽と重ねてもらってもいいんですけど、
好きな漫画とかと重ねてもいいし、
小説とかと重ねてもいいんですよ。
誰しもが通るのはガンダムじゃないかしら?
ガンダムね。
機動戦士ガンダム。
やっぱりガンダム壮大よね。
ガンダムって、
ゆりかさんがきっかけで、
宇宙を好きになる漫画なんだっけ?
だと思うんだけど、そうじゃないの?
あれは宇宙を愛すべき漫画だと思ってたんだけど。
確かにね。
コロニーに住むんだよ。
人類はコロニーに住んでるの。F-91。
ホワイトベースもそうだもんね。
宇宙を飛んでるんだもんね。
地球を捨てて、コロニーに飛んで、
そのコロニー間での話とかってあるわけよ。
そっか、未来はコロニーに住むのかもしれないな。
コロニーには何を持っていったらいいのかな?
っていう、そういう話。
なるほど、ゆりかさんにはそれだったんだ。
僕、プラモデルに夢中になったきっかけでした。
そう?そういうものなの?
作ったね、いっぱい作った。
そしてやっぱり、
あれ、たつさん、銀河英雄伝説は読み込まれてない。
たつさんはラインハルト・フォン・ローエングラム派?
それともジーク・フリード・キルヒ・アイス派?
どっち?
全くわからない。
そうなの?ヤン派だったの?もしかして。
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私はね、やっぱりキルヒ・アイス派よね。
キルヒ・アイス?
そう?
ダメ?ここダメ?ここら辺の。
これはね、もののけ姫が出てきたときに、
あれ?これって銀河英雄伝説の話なんじゃないの?って思ったのは、
たぶん、日本国中にたくさんいると思う。
いや、ぜひ話してください。
本当にね、読んでないからわからなかった。
読んでないの?そっか。
たぶんお聞きの皆さんのほとんどは、
宇宙が好きだって方が聞いてると思うけども、
たぶんそのうちの99.99%は銀河英雄伝説を読み込んでる方だと私は思ってたんだけども、
そうではない?
はい。
そっか、残念だな。
2回連続ですね、この間のシャギ&アスカの回も僕弱者で参加したんですけど、
これ、銀河鉄道伝説。
待って待って、銀河鉄道の夜ではないよ。
銀河英雄伝説に関しては僕は全くですね、ガンダムの話なら少しついていけるんですけど。
シャギ&アスの時もそうだったけれども、
中高生ぐらいの時にどっぷりハマったものが今40代になって、
まさかそこをつつかれるとはと思って、
私、ポッドキャストにびっくりしてます。
なるほど、鮮やかに入ってるんですね、ゆりかさんの中に。
はい、入ってます。
特に私は日本から離れてもう15、6年経ってる中で、
まさかそこを聞くと、びっくりしてます。
この物語から宇宙に夢中になった、そこを話してもらっていいですか?
ここは色と伏線がたくさんあるんだけど、宇宙に夢中になったっていうよりも、
政治っていうものをこれから私は学びました。
政治学というものを学びました。
時代背景としては宇宙戦争みたいな感じなんですか?
そうですね、宇宙が舞台に繰り広げられる人間のドラマと、
あとは政治、国家とは何かとか、そういうことですね。
やっぱ正規軍とジオン軍があるんですか?
近いですね、大変近い構図だと思われます。
それで政治学を勉強するのは、これは大変だなと思って。
大変ですか?
大変だな、人間を理解するっていうのがすごい難しいなって、
登場人物がものすごく多いんですよ。
今ここに図を出してもらってるんですけど、
1枚じゃ収まらない。
4枚ぐらいあるんですね。
これを小説で読んできたわけね。
小説もあるし、アニメもあるし、色々とあるんだよね。
コンテンツがたくさんあるんだよね。
今も続いてるみたいだし、
あとさっき検索したら英語にも随分なってるから、随分翻訳されてるってことだね。
世界中にファンはいると思います。
なるほど。
たぶん星空を見て、銀河英雄伝説を思い浸る人っていうのはたくさんいると思います。
ゆずかさんめちゃくちゃ星座とか詳しいでしょ?
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その星座を見るたびにこれに重ねてた?
星座にはギリシャシーマを重ねるけど、
遠くの銀河の広がりにはワープできたら色んな可能性があるなとか思って楽しんでるよね。
これは星と星の距離感とかもこれを読むと頭に入る感じなんですか?
ちょっとワープの世界があるからそんな距離感とかそういう時代じゃない。
なるほどね。そういう設定ではないってことね。
もうすごく詳細な詳細な詳細な小説だからすごく面白かった。
一人一人のキャラクターが引き立つんだよね。
なるほど。
要所要所で。
特徴的なのは?
フェザーンチ治療とかね。それとか。
自由承認?
やっぱりヤンウェンリーじゃないかな。
ヤンウェンリーのこの人間なしさっていうところにはまる人は多いんじゃないかしら。
ヤンウェンリー。
うん。
ヤンヤンではない。
ヤンヤンではない。
ヤンヤンではない。
あ、そう。
でもやっぱりこの銀河っていう言葉の響きがすごく広がりを感じるよね。
そして私はやっぱり銀河っていう言葉が好きだなってずっと思ったのは銀河鉄道の夜だと思う。
銀河鉄道の夜っていう小説を子供の時に必ず知るじゃない。
宮沢賢治のね。
その時に多分その時が初めてだと思う銀河っていう言葉を自分の中に取り入れたのは。
その時に銀河鉄道の銀河っていうのがあまりに美しいから宮沢賢治が作った言葉だって思ってたの。
でもその後理科の時間だ、科学の時間で銀河ってちゃんと科学の言葉として習うわけ。
あれ、科学の言葉なのに美しすぎる。
あ、宮沢賢治が作ったはずだとか思ってるわけ子供の時には。
でもそうじゃないよね。
岩手県で生まれた言葉だと思ってた。
そうね、そう思ってたのね。
そうなんだけども、天文学が好きな理由とか星が好きな理由は、学問の中で使われる言葉が天文学は美しいなと思ってて、銀河って銀の川なわけよ。
星の散りばめられたものっていうものを銀って表現する、銀色に見えるっていう表現するっていうのが素敵だなと思ったし、そこに川っていう言葉を当てはめたっていうのは私は素敵だなと思うのね。
川のように見えたわけよね。
多くの星がたくさんあるから銀河っていう風に見えて、それが集まって天の川になって、それを川と満たしてて、それを科学の世界で未だに使ってるっていうのがいいなと思って。
ミトコンドリアとかよりオシャレじゃない?
オシャレだね。生物系の言葉に比べて圧倒的にオシャレだよね。
星雲とかさ、惑星とかさ、恒星とかさ、センスいいね。
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勉強してるときに少しオシャレな気分で勉強できるよね。
やっぱり天文の学者の方々はみんなロマンティックなんじゃないかななんて思って。
生物学だとさ、角でしょ?細胞膜でしょ?小胞体でしょ?ゴルジー体でしょ?ミトコンドリアでしょ?ロマンティックとはならないね。なるのかな?
難しいね。
そうか。細胞分裂だとか。液反応とか。そっか、ちょっと医療っぽくなっちゃうんだね。
そういう風に感じるだけなのかしら。受け手の問題なのかしら。
体との距離じゃない?やっぱり自分との距離が近いものって肉付きの付き変が増えてきちゃうよね。
肉付き入るとちょっと生々しくなるよね。
生々しいから生物って書いて生物って読むんだけど。
そういうことね。
だから天文学はちょっとやや僕らの体から少し宇宙の方に、空の方に遠く行くでしょ?
そういうこと。
やはりそういう学問なんじゃない?より天に近い。天って宗教思想だって神に近い場所だから。
それは私たちが生物学やってきたからすごくいろんなことが生々しく手に取るように理解できるけど、もしや天文学をやってる方々は、いやいや生々しいっすよみたいな話にもなるのかもしれないよ。
そこはもうりょうさんに教えてもらう。りょうさんに生々しい宇宙用語を教えてもらう。
これを聞いた時に、俺たちは生々しく感じるよっていうね。
太陽フレアとか黒点とかってそんなに生々しくない?
そうね。
そうでしょ?彗星とかさ。なんかあるのかな?ちょっと聞いてみたいね。
ちょっとじゃあ僕が準備した宇宙話と細胞話をします。
半白質の一章、永田和弘先生の本なんですけど、永田和弘先生って研究者でもあるんだけど、科人でもあって、まさに分離融合の二足のわらじっていうものをですね、吐き続けて活躍されてるんですけど、
僕ね、実は最終講義も見て非常に感動した。この著書の中にね、細胞をミクロコスモスで表現されている。
で、細胞の中に宇宙が広がっていて、その研究っていうのはまだまだ明らかにされてないものがたくさんある。
細胞の中、宇宙って考えると、僕たち人間がたどり着けてない世界がたくさんあるっていう風に表現されてる。
コスモスってオシャレだよね。
そう。だから細胞の中をミクロコスモスと捉えることにより、天文学のちょっとオシャレな感じを細胞の中に取り込むことができるでしょ。
で、せっかくだからこのコラボレーションを通して、宇宙を細胞の中にインストールしていこうかなと思います。
この中で永田先生が表現しているので印象的なのが、細胞というのは一人の人間の体の中にね、だいたい60兆個存在している。
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今、地球の人口が80億人。だからこの60兆個というものをイメージしやすくするために、
地球何個分の全人類の人口ぐらいかっていうと、一人の人間の体の中の60兆という数は、地球の人口全部が80億なんで、それを7500個。
それが必要で、非常に膨大な数である。
で、1個の細胞の平均的な長さを測るとですね、約10マイクロメートル。
10マイクロメートルなんで、60兆個をもし仮にですね、僕らの体を1個ずつ細胞をですね、一列に並べられたとしたら、その基礎距離は約60万キロになると。
で、月までの距離が30数万キロなんで、月に余裕でたどり着けるんですね。
一人人間、一人の細胞をですね、並べると。
次が、1個の細胞の中に含まれているDNA、僕らの人間の情報がDNAの形で、1個の細胞の中に含まれているDNA地図、僕らの遺伝子地図がヒストンにぐるぐる巻きにされているような形で存在しているんだけど、仮にこれをまっすぐ並べられたとしたら、計算によって少し差があるんだけれども、
永田先生の本の計算だと約1.8メーター。1個の細胞で1.8メーターになるので、さっきの60兆個の細胞分をかけると、なんと1000億キロになります。
全然ピンとこない。
1000億キロっていうのは、太陽と地球の間をですね、月じゃないですよ、太陽と地球の間をですね、300往復できるんですね。
もっと言うと、ハヤブサプロジェクトがあったでしょ。
ハヤブサプロジェクチ、ハヤブサ1の方が、2592日の旅で行った総移動距離が60億キロ。
だんだん何の話か分かんなくなってきちゃったんだけど。
20倍ぐらい。
細胞がたくさんあるよっていう話をしてるのがね、数遊びってこと?
そう、数遊びなんですけど、永田先生の言葉ですごくいいのが、自分の命を自ら絶ったりしたり、いじめが起きたり、子供たちが自分なんて大したことないと思ってしまうようなことがあるけれども、
そういう人に、いじめはいけないよとか、自分を傷つけてはいけないよって言葉で言うよりも、
一人の命っていうものの中に、こんだけ多くの細胞が入っていて、遺伝情報に記述すると、遥か宇宙の彼方まで届くぐらいのものが、あなた一人の体に詰まっているし、
あなたの友達にも詰まっている、それぞれの命っていうのは、多くの大事なものが詰まっている、大切なものなんだよっていう、この生物の不思議を伝えることが、もっと大事なんじゃないだろうかっていうことをおっしゃってるのね。
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いや、私本当に、生物学から学んだことの一番大切なことは、そこだったかもしれない。私が持っている細胞っていうのは、隣の人も持っている細胞で、地球上のみんなが持っているもの。細胞の集まりっていうものだし、
あと今度は天文学的に見た時にも、天文とか空のことを考えた時にも、私たちの地球っていうのが一つの星で、閉鎖空間で、この地球の中でどうにかしないと、どうしようもないんだよ。今の世界ではね、ワープもできないし、銀河英雄伝説のように、地球外で暮らすことは今のところできないから、人間は。
頑張ろうとしてるけれども、この地球の中でどうにかこうにかみんなで折り合いをつけて、仲良く暮らさないとダメなんだよってことを天文学は教えてくれたし、生物学は一人一人の命の重さが同じだってことを教えてくれて、科学を学ぶってことは、そういうことを学ぶことなんだって私は思っています。
なるほどね。えりかさんの宇宙好きがどこから来てるかっていうところに迫ってみたいんですけど、えりかさんが天文部に入ったきっかけっていうところからまずお話してください。
間違いがあったんですけど、天文部ではなく、地学部天文班でした。
地学部天文班、天文部、一緒だね。
一緒、一緒。地学部の天文班に入りました。
地学部としての活動またの?
そうそう、石磨いたりさ。
石磨くの?
あとノージュールっていう土地にある化石に、化石が石になっちゃったから、その石を叩き割ると中から化石が出てくるっていうことで、そういう石を探したりとか。
地学部だね。で、地層とかも見てきた。
見る見る。
町の地層とかの。
川に行ったら見ちゃうよね。
天文部的な、天文班的な活動は?
例えば日食月食、太陽、黒天観測。
黒天観測は?望遠鏡使って。
嘘ついたね。黒天観測は難しいんだよね。
なんか特別なフィルターとかいるから、嘘ついた。月を見ました。
天文写真を撮りました。
あの、盛るのやめて。
遥か昔の記憶で、申し訳ない。正しいことを言うと、月を観察しました。
地学部天文班で、石の観察と、間違えた?
すごく変な人だなっていう扱いが感じられたんだけど。
化石を探す。月の写真を撮る。あとは星座の写真を撮る。
旅行時間を長くして、星座がさーっと動く写真を撮るとか。
ちゃんと、原造室とかもあった。
24:00
あれは得意の流星群の?
見ました、見ました。
測定?
はい、見ました。数を数えたりします。
一晩でどのくらい数えるんですか?
それぞれが、それぞれの場所を見て数えるので、自分が数えたのは数個ですが、後から集計されてくると何十個になります。
確かに。
一晩で何十個ね。
結構たくさんしたね。
じゃあ、なぜ天文部に入りたかったのかっていうところまで聞かせてもらっていいですか?
私の高校では、私は高校に入った段階で、化学者になるっていうのを決めていたので、
そこは、化学に関連する科目は全部取りたいなと思ってたんですね。
生物、化学、地学、物理。
で、私の高校の選択肢だと、1個取れないんですよ。
はいはいはい。選択ね。
選択で。それで、私が最初に取ったのは生物だから、次は化学になって、物理になる。
地学を取るっていうのは難しい選択肢になったことに気づいて、
地学はどっかの形で高校生活で補わなきゃいけないと思って、地学部に入りました。
真面目ですね。
はい、真面目です。もう決めてたので、人生を。
サイエンティストにとって、地学がないままサイエンティストになってはいけないと思って。
いかんと思って、そう。
素晴らしいです。
はい。
で、先ほど話してくれた、銀河英雄伝説以外の本とかで、ゆりかさんを誘ったものはなかったんですか?
中学から読んでた、ニュートンじゃないかしら。
でもね、ニュートンの前はやっぱりなんて、だって私はたくさんの不思議を読んで育ったから。
小学校の時にはそれで満ちてたから。
福音館書店の。
たくさんの不思議、あれを読んでたから、もう満ちあふれてて、そしてもう少し専門的なのが知りたいなと思って、ニュートンを毎月買ってもらって、中学高校とずっと毎月読んでて。
たくさんの不思議で、宇宙の。
宇宙というか、科学という文が、その時は理科ってやつかな。
あれもしかして生命の歴史ってこと?
その一つにあるかな、バージニア・リーバートンの。
そうだね、そうすると私の心の中に物語と同時に科学が入ってるから、物語と科学は同時に織りなすものになってたから、私はそういうのが大好き。
何冊かあげれる?たくさんの不思議の中から。
たくさんの不思議は、やっぱり、私は沢木孝太郎の蜂屋さんの旅。
蜂蜜を作る農家に沢木孝太郎という大作家ですよ、大作家、深夜特急の沢木孝太郎が同日着して、蜂蜜がとれるまで、蜂屋さんの旅を追いかけるっていうやつが。
いいね、あれいいよね。
あれは大好きだったね。
あとは?
たくさんの不思議の最初の第1巻というのは、谷川俊太郎が書いたので、
27:04
科学というもので文学というものに完全に合致したものだ。
たくさんの不思議っていうあの雑誌は、毎月の雑誌っていうのも。
生きるの話もしかして?
生きるはたぶん、もしかすると、ごめん、そこはちゃんと調べてないけれども、
谷川俊太郎は創刊と記念の時の谷川俊太郎だと思います。
やっぱりそこかな、私は。
自然の流れですね。
科学と生命とかが一つになるんですね。蜂蜜の話も含めてね。
うん、そう、旅っていうことになりましたね。
明らかにしたいって思った時、
様々な方法で明らかにすることができるだろう。
例えば文学を読むこと、哲学を勉強すること、
その中の一つに、科学を学ぶことっていうのもあると思っていて、
それで、一番は宇宙を学べばわかるんじゃないかなっていうふうに思っていたから、
高校時代は天文というものに、宇宙を学ぶと、
人はどこから来てどこへ行くのかという答えを見出せるんじゃないかなっていうふうに信じていたの。
すごいね、それだね。
宇宙を学べば、人はどこから来てどこへ行くのかがわかる。
今はそれは信じている。
そしてそれは宗教学的なものや哲学的な問題に対して、
鮮やかな道標を示すのではないかなというふうに思っている。
なるほどね。
ゆりかさんのすごいところは、科学を勉強していく上で科学者になるといったときに、
そこに境目を置かずに、多くのものを、全部をピースとしてね。
人はどこから来てどこへ行くのかっていうものに対して、
答えを見出していかなきゃいけないと思う。
どんな学問分野でも。
その中で、科学という方法も、私が昔も読んだ生物学というものもあったけれども、
今の言語学というものはどこからできるのかっていうのを、
どこかで見出すんじゃないかなって思って、
研究とか教育って楽しいなって思っている。
そう、高校の物理の先生がこんなに言うんだよね。
宇宙は広い広い広いって言うだろうって。
何光年って光の単位だよって。
時間の単位を超えた光の単位で物を考える。
宇宙は広い広いって言って、自分がすごいちっぽけなもので感じるかもしれないけど、
今広い広いって思ったあなたの心は、宇宙をも含んでるんだよって言ったのね。
ものすごく感動して、
広いって思って宇宙の果てを想像したとき、
心はそれを超えた広さを持つんだってことに気づいて、
えらく感動した。
30:01
未だにそれは思い出す。
ありがとうございました。
ゆりかさんが本当に宇宙好きで、地学部天文班に入ってでもですね、
地学というものをしっかり学んで、天文と宇宙を学ぶことが、
その後の人生で科学者に絶対なると決めてたからね、
そこに必要なピースだったと。
未来を見つめていたために、地学部天文班という選択肢がそこにあって、
そして17歳のゆりかさんが、物理の先生の言葉に感動して、
素晴らしい話を聞けました。本当にありがとうございました。
ちょっと恥ずかしいんだけど、
こんなこと多分誰にも言わなかったことだし、
だけども、どうにか人はどこから来て、どこへ行くのかっていう、
この大きな命題に、
人類の大きな命題ですね。
どんな角度からでも挑みたかったの。
で、一番近い挑み方っていうのは、文学から挑もうと思ったの最初は。
思いっきり古典を勉強して、そこに挑もうっていうふうに必死で思ったのね。
なんだけど、やっぱりそれこそミトコンドリアをして、あれ?って思って、
高校生の4月だよね、4月5月で、あれ?もしかしたらって思って、
この細胞と細胞の間にある世界とか、
細胞の中にあるミトコンドリアとゴルジー体とか消防体とか、
その間にある世界に異常に興味を持ったのね。
あと細胞にエネルギーがどう流れてくるのかってことに対して、
結局大学生活でそこは明らかにしていこうっていうことになって、
繋がっていったんだけど、
少しずつ変わっていった中に、地学部っていうものもあったし、物理の先生っていうのもあって、今もいるね。
そうね。ゆるかさん、全然違う学部に行ってたかもね。
でもやっぱり同じようなアプローチはしたと思うし、
今は分子生物学っていうものからは離れてるけど、
同じようなアプローチは自分の中で続けているっていうふうに思っています。
めちゃめちゃ響いた。
そう?
宇宙が一つの大きなキーになると。
やっぱり人はどこから来てどこへ行くのかっていうのは、
宇宙を知らずしてそこにはたどり着けないって思ってる。そこの根源がね。
私は宇宙を研究する学者の方々を心の底より尊敬し、おしたい申し、
そして応援しております。
私は最終的にどこにきついたかっていうと、
我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか、
これは有名なゴーギャンの絵なんですけど、これを見るためにボストン美術館までに
妊娠後期、長谷さんじでおります。
お企業の中でね。
はい、長谷さんじました。
ちっちゃい他の子供たちも。
預けてね、先生にお預け。
長谷さんが子供たちの面倒を見て、その間私は来ますと、ボストンに。
ボストン美術館で見たよね。
ゴーギャンは好きだなと思ったのは大人になってからなんだけども、
この絵は一度見ておきたいなって思っていて、見ました。
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お次第申し上げております、ゴーギャンを。
じっくり見てきた?
うん、申し上げました。
感じるものはあった?
もう一度見たいなと思って、またボストンに派生さんじようかなと思っています。
ボストンに行きますか、じゃあ。
知り合いいっぱいいるんで、今。
そうなの?
はい、ということで、ゆりかさんが宇宙というものをものすごく大事にしていて、
宇宙の研究をしている人たちを尊敬しているということがわかる。
そこに着陸することができました。
ということで、今回は宇宙について語りました。
本当に素晴らしい時間でした。
僕にとっては、ゆりかさんのルーツをたどる素晴らしい時間でした。
ありがとうございました。
今回は科学系ポッドキャストの企画ということで、宇宙についてお話しさせてもらいました。
やっぱり宇宙のことを考えた時に、科学教室で宇宙の会をやったり、仙台で天文台に行ったり、いろんなのを思い出していてすごくよかったです。
あとは宇宙を見ながら、細胞が並ぶとあの月まで届くんだなとか、想像してもらうと面白いかなと思って。
そういうのを振り返る機会にもなったし、またプラネタリウムに行きたいなという気持ちがあって。
そうね、プラネタリウムにもう一度行きたいなって思うね。
やっぱり私は天文というものと、あとは文学というか、私が読んできた読書の経験とかっていうのはすごく噛み合って、
空を見るときにいろんな思いができるっていうのは、中学・高校の時の思い出が今もあるっていうことに気づけて、とってもよかったなと思います。
銀河英雄伝説のことも話せたしね。
思い出しました。
ユリカさんは何派だったの?
さっき言ったラインハルト派。
ラインハルト派の人って何なのかをもうちょっとイメージを。
例えばスマップでキムタクが好きな人はラインハルト派だったとか。
やっぱ草薙剛が好きなのはラインハルト派なんじゃないか。
そういうこと。やっぱり聞かなきゃよかった。よくわからなくなってしまった。
でも面白いですね、そういうことね。
よかったです。
奏でる細胞として宇宙の界に参加できてよかったです。
あまり宇宙強くないんですけども、ユリカさんが参加してくれたおかげで宇宙のことをみんなに聞いていただけました。
最後まで聞いてくださってありがとうございます。
お相手はユリカでした。
達でした。
ありがとうございます。
バイバイク。
バイバイセコー。