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2022-07-18 17:19

♯06 奏でる細胞 音楽王国 コードの基本 和音って何? 種類や歴史について カルロスさんのおうちで収録しました

奏でる細胞 コードの基本 和音って何? 種類や歴史について 

絶対音感を持つカルロスさんのお家で、絶対オンチのタツが和音について教えてもらいました

1)和音ってなに?

2)メジャー、マイナー、ディミニッシュ

3)時代によって違うコード 


4)グレゴリア聖歌 ローマンカソリック教会の音楽について

5)5度の和音 

6)心地よい音楽と自然の音 

7)音階の歴史 (ドレミファソラシドは新しい部類)

8)ジャズの音階

9)タツの振り返り(1人語り)

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科学教室の先生タツと指揮者カルロスが語り合う番組「奏でる細胞」はアメリカのインディアナ州から発信しています。

音楽を語るコーナー「音楽王国」では指揮者カルロスから音楽のことをいろいろ学びたいタツが基本からいろいろと教えてもらいます!

生物を語るコーナー「細胞王国」では、タツが生き物や健康についての話を科学が苦手なカルロスに丁寧に話をします。

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テーマ曲(奏でる細胞オリジナル) The sense of wonder & Sinking In & Pondering  演奏:カルロス  作曲:Kelley

00:10
ということで、カルロスさんにお聞きしたいことは、和音、コードについてです。
はい、ちょっと、全然ね、和音、コード、音楽を作ってて、和音さえできれば、ポール・マッカートニーが、和音さえできれば音楽なんて簡単にできるみたいなのを昔見たことがあって、
で、和音って国とか越えて共通してたり、国とかで一緒だったりするんですけど、まあちょっと基礎から全然わかってないので、その辺を教えていただければと思っております。
はい、お願いします。
ちょっと考えたんですけど、コードって音の重なりなんですよね。音をどう重ねるかっていうのが和音なんですよ。
だから、っていうのは、メージャーコードだったり、長和音っていうのはミーソーってことだよね。
うん。
でもこれを、真ん中の音をフラットにすると、感じが変わってくるじゃないですか。
うん。
これを、まあ、マイナーコードっていう。
うん。
で、今度また、まあいくつかバリエーションがあるんだけど、例えば、今度はその、3つ目の音をちょっとフラットにした。
これは、ディミニッシュとか言わないかな、弦。
弦、弦語っていうのかな、日本語だったら。まあディミニッシュコード。
ディミニッシュコード。
はい。
まあ、まずはじゃあこの辺。
うん。
この辺からいきます。
うん。
メジャー、マイナー。
メジャー、マイナー。
ディミニッシュ。
メジャー、マイナー。
えっと、要は、クラシック音楽は、たぶんこの辺で、さっき言った長和音とか単音、単音。
うん。
で、まあこれにこう、裏、もう一個とか。
まあこの辺ぐらいで、1800年、1900年ぐらいはやってた。
うん。
でも、まあ1900年以降になって、いろんな音を、まあ、やるようになって。
うん。
ドなんだよ。
ドが基本なんだけど。
なんだけど、こういう音が出たりとか。
とか。
もう、まあ、言い始めたらキリがないんだけど。
うん。
03:02
なんか物語が始まりそう。
なんかそれぞれの、なんか、なんだろう。
ああ、なんかこんな、何、映画に出てきたとかさ。
うん。
思うじゃない。
そういう時代によって、進化してる。
その前は、発見されてなかったというか、それは邪道だっていうか、受け入れられなかった。
そういうこと、そういうこと。
だから一番最初は、
例えば、グレゴリアン・チャントっていう、グレゴリアン・聖歌。
グレゴリアン・聖歌とかっていうのは、この、
これは時代、時代と国はどの辺ですか?
これは、ローマン・カソリックだから、イタリアとか。
でもまあ、基本的にローマン・カソリックの教会では、
このゴドっていうのを、いい音、いい音と指してた。
でもこれ、これが、これはダメな音なんだよ。
こうやっちゃいけない。
宗教的な意味合いとかもあるのか。
そう、そう、そう、教会の中でこういう音は使っちゃいけない。
怒っちゃうな。
そう、怒っちゃう、怒っちゃう。
教祖さんは。
これはダメ。
だから、これはいいんだよ。
4度って言うんだけど、これミ、ファなんだけど。
でもこの間の音、ファ、シャープを使っちゃうと、
ピーポーピーポーって音なんだよ。
なんていうの、救急車で。
確かに。
でもこうやってこう来てもさ、アーって思わないじゃん。
でもこれがさ、ってなったらアーって思うじゃん。
だからピーポーピーポーなわけ。
だったらそれはその、何百年前、何千年くらい前か。
千年くらい前の人々もそれを聞くと、おっと思ったり。
それはいいっていうのは、どっちが先だったのかわからないんですよ。
人がいいという思う音と、ダメだって思う音っていうのは同じだったってこと。
そうだね。だから多分だけど、リラックスするとか。
いい心地よい音楽はできるだけこういう音は使わないようにしてる。
じゃなくてもう少しこう。
もう少しこう、間が空いてる5度。
5度。
すごい自然の音じゃん。
要は5度って、自然って5度って言うかな。
自然の音なんだよ。
これヨガのさ、ヨガのバックグラウンド。
すごいじゃん。
それで、何て言うの。
自然の森の中で音ってさ、音が勝手にボーンって出たら、それが半分に割った音が5度なのね。
06:03
で、それを半分に割ると3度、らへんな。
だから、本来的には、こううわーっていう音が森とかに聞こえてる。
それをピアノの音と化してないけど、
要は、おやーとこういう音ってどこにいる。
っていうのは自然の音があって、これは不自然の音。
なるほどね。そうか。
分かる。
教会とかで使われてた音楽っていうのは、そういう自然の音に近いものがいい音とされてて。
そうそう。
でも、心地よさみたいなのを引き出すのも考えられたりとか。
うーん。
まあ、どうだと。
一番最初は要は、これってドレミファソが絞って一番は有名なモード映画なんだけど、
グレゴリアン・ステイカとかはミキストリリアンとかリリアン、これで音を作る。
あ、そう。
ミキストリリアン、フリジアン、これで音を作ってたりしたから、
このドレミファソラシドっていうのは非常に新しい。
新しいんだ。
歴史的に言うと。
こういう音はドレゴリアン・ステイカ、それは中世の音楽であまり聞かない。
うーん。
むしろ、とか、とかいうのをよく聞く。
そういう、これがもうモーダルっていうんだけど。
うん。
だから、どうなのかね。
これをベースに、モーダルをベースにやってるのがジャズ。
ちょっと飛びすぎた。
ごめん。
ジャズの時代は、ジャズの時代というか、ジャズはこっちに戻るんだ。
そう。面白いです。
だからジャズのミュージシャンってみんな、
全部の調でできるんですね。
09:10
これを使ってインプロビゼーションできるんです。
即興できるんです。
だから、面白いよね。
中世でやられたことを、1930年、40年くらいの間にやった。
それは例えば、ジャズが生まれたっていうか、アメリカでね。
そうだよね。
それこそ南の地域の人たちの心にあったってことなのか。
もうなんだろうね。
この間、黒人の指揮者の友達とマイアミでバケーションに行って。
いやいや、バケーションじゃないんだけど、演奏会。
演奏会か。
メインは仕事ね。
メインは仕事だね。
帰ってくる時に、あまりに眠くて、ジャズはどこから来てるかっていう話になって。
今から黒人の生まれだから、いわくゴスペルなんでね。
黒人さんの業界に繋がって。
はい、聞いていただきました。ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。新しいシリーズになります。
今回はですね、カールロスさんのお家に伺って。
そして、本当におしゃれな家でね、庭があって絵本に出てくるような家なんですけど、
その家のピアノの前でですね、カールロスさんに鍵盤を叩いてもらいながら和音のお話をしてもらいました。
家の雰囲気と置物とかが、やっぱりアーティストの家だなって思いながら、
猫が5匹いるんですけど、その猫たちが周りでね、くつろいでいる中での録音になりました。
なんか本当に贅沢な時間で、鍵盤を叩いてもらってね、すごい良いピアノの音を聞きながら説明を受ける。
本当になんか幸せな時間でした。
この和音っていうもの、コードっていうものをね、考える上でどういう風な方向性から説明してくれるのかなと思ってたんですけど、
カールロスさんが本当に僕が求めているものを探り探り、いろんな説明をしてくれて本当に面白かったです。
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コードの種類っていうやつから、歴史ですね。
やっぱり僕の中に響いたのは、歴史の部分で和音の始まりというか、中世ぐらいの時の使われていた和音のものとして、
自然の音から発生している、自然の音に近いもの、ハーモニーが生まれるのが5度の和音って、カールロスさんの言葉では5度の和音って言われたんですけど、
これは鍵盤の数が5個離れている5度っていうんですけど、この5度の離れた音の和音がですね、自然の音が持っている和音に近いっていうことで、
古くから愛されてきて、特にその中世の教会で使われていた音楽によく用いられていたって言ってて、
神に捧げる音、自然に近い音、そういったバックグラウンドの中で生まれた音なんだなと思って、非常にすごい新鮮な気持ちで聴かせてもらいました。
やっぱりその歴史とか背景とか、その時その時に誰のための音楽だったのかっていうようなことを考える必要があるのかなと思って、
もちろん演奏する方々はその辺をしっかりと勉強して演奏されているんだなと思って、そういうところを垣間見ることができてすごく楽しかったです。
その中で面白かったのは、ドレミっていう音は比較的、ドレミファソラシドっていうこの音階、基本的な音階って言われているものは、
音楽の歴史から見ると非常に新しい思想だっていうことがわかったのが、これもまた面白かったですね。
例えば言語学とかで比べると、やっぱり言葉っていうのはすごい長い歴史がある中で、
例えばひらがな、僕たちが五十音って言って、ひらがなっていうのは当たり前に小学生の時からあいうえおーっつって覚えていくけど、
このひらがなとこの五十音っていうこの仕組みが、言語学の中で比べると比較的新しい思想っていうのと似ているなと思いました。
やっぱり人々に広く受け入れやすい形が整うと、それが広まってて、それが基本のように思うけれども、
ひらがなもドレミファソラシドっていうこの基礎の音も、
比較的新しく、必要な人に受け入れやすい形として確立された新しい仕組みなんだなっていうことがわかりました。
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その中でジャズは、アメリカで生まれたジャズだと思うんですけど、
そのジャズに関しては、より古い時の音階を使っているということを言ってて、
中世と同じくらいの音階のことを使っているって言ってて、
そこの話になった時に最後の方で録音を全部紹介できなかったんですけど、
カルロスさんの友達で、黒人の歴史に詳しい識者の方がいらっしゃって、
その方が言うには、ジャズっていうのはゴスペルなんだと。
ゴスペルっていうのは教会で歌われる曲であって、
その教会の信仰、黒人の方々の信仰とかそのための歌、曲として広く受け入れられたのがジャズなんだっていう話で、
その音階をたどっていくと、その中世の信仰というか、
教会で使われていた時の音楽とその音階がね、同じものが使われているっていうルーツがあるっていうのは、
なんか素晴らしいなっていうか、そういった歴史っていうのがやっぱりこう、
人の心に響くものをちゃんと受け継がれて、それがまた新しい音楽として生まれてくるっていうのに、
ちょっと面白いな、また感動すら思いましたね。
こういった形で、カウロフさんの家で様々なお話をまたさせてもらって、
録音させてもらったんで、これをまた少しずつまとめてですね、出していければなと思っています。
次回は科学のお話ですね。
細胞王国としてお話をさせていただきましたので、そちらを紹介したいと思います。お楽しみにしてください。
以上、お相手は科学教室の先生達でした。ありがとうございます。
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