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こんにちは、ジュリーのスナックリアスでおしゃべりしよ。
東京でゲストハウスのオーナーをしたり、スナックのママをしています、ジュリーです。
さて、今日はヤバギンシリーズを行ってみたいと思います。
以前、某メガバンク新人研修インストラクターとして、私が見聞きして体験した恐ろしい話を、
某メガバンク新人研修シリーズということで、その1、その2、その3とお送りしております。
ご興味ある方は、ぜひスタイフの方で聞いてみてほしいんですが、その続きみたいな話を今日はします。
私が所属していました、某メガバンクのその中のですね、1グループの会社の人事部の話ということです。
私が当時所属していた人事部はですね、総勢100人ぐらいはいたんじゃないかなと思いますね。
前にも話したんですが、そのメガバンクでは当時、いわゆるお仕事の職種によってですね、呼び方を変えています。
機関職というですね、転勤を伴ういわゆる業務の機関業務、メインの仕事をするという話で、
普通の会社でいうところの総合職というふうに理解していただければいいと思います。
そういったほぼほぼ100%男性ばっかりの職場、そして特定職というですね、転勤を伴わない、
そして機関業務をサポートする業務をする特定職。
要は業務が特定しているから特定職と言うんですけども、転勤もない、そしてサポート業務なので、
つまりどういうことかというと、その100人のうち機関職が3、40人ぐらいで、特定職がそれ以外という感じなんですけども、
その中にですね、一部、私のような転職組がおりまして、転職組は本当に少数なんですよ。
当時3人しかいなかったと思います、私含めて。
転職組はですね、機関職でもない、特定職でもない。
機関職や特定職というのは、いわゆる新卒で入った人たちをカテゴライズする言葉であって、
我々転職組は当時はプロフェッショナル職だとか、プロフェッショナル契約社員とか、
なんかそんな感じの言われ方をしていたと思います。
つまりその大きな括りでいう、その某メガバンクのグループの中での配置転換の対象にならないわけですね。
そのメガバンクのために仕事はするんだけれども、
いわゆる銀行というのは、入社してからそこでずっと転勤だったり、移動を繰り返して、
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どんどん人との競争に勝っていって、出世していく。
出世する先には市店長になる。市店長というのが一番キラキラの地位なんですよね。市店長。
市店長の権限もありますし、市店長もしくは部署の部長さんですね。
ここが一つの目標になっていると思います。
それになれなかった人は、どこかで別の関連会社の方に移動が促されるという感じなんですよね。
そういったキャリアアップというか、キャリア構築のルート外の人たちのことを、
私たちみたいな転職組のことを言うんですよね。
今日はその採用の話をしてみたいと思います。
その某メガバンクは当時、新人で基幹職1,000人、特定職で1,000人、トータル2,000人を採用していました。
金融業界を目指している大学生は、いわゆるメガバンクで取り合いなんですよね。
赤系、青系、緑系あるじゃないですか。その中で取り合いなんですよね。
こいついいなと思って内定を出して、学生さんの方からも入りますと内定受諾ということで、よしと言って握手をするわけですよね。
そこでもう契約成立というか就職しますというふうにして、うまくいけば4月1日の入社式、
そしてそこからバスで連れて行かれる新人研修の方に流されていくんですけれども。
人によっては、学生さんによっては気持ちが変わることがあります。
そうすると採用担当者に、すいません、内定受諾を辞退、内定いただくのを辞退したいと、
1回行くって言って取り消すわけですから、これは結構大変なことなんです。
まだですね、内定を出して、会社側が内定を出して、まだそのイエス・ノーを言ってない段階だったらまだいいんですけども、
1回内定を受諾して、お互いよし頑張っていこうみたいな感じで握手してしまうとですね、これをですね、リジェクトするのは大変なんです。
何をやっていたかというと、10月の1日に内定式というのが大体あるんですね。
なので内定式が終わってから4月の本当の入社式の間に、内定受諾でリジェクトした人たちというのは、
採用担当者の人に連絡をして、そうするとですね、例えば電話、当時は電話ですよね。電話1本で済む話では絶対ないです。
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まず人事部に呼ばれて、個室に入れられて、採用担当2名から3名、大学生1人で、延々ですね、説得みたいな行為がされているはずなんです。
多い時にはですね、2時間とか3時間とか、その個室で何やかんややって、それで内定を、辞退を取り消す。
人も中には痛いような気もしますけども、大体はそこまで腹くくってですね、断ろうと思って来てるわけですから、内定自体していくんですけども、
中で採用担当者がお前そんなことでいいと思ってんのかとか、あとはそんなことで世の中通ると思ってんじゃねみたいな、
いわゆる新人研修でインストラクターが新人をいたぶるようなことの似たようなことがその個室で行われていました。
よくですね、採用担当って、これは別にメガバンクに限らず、採用担当ってもう完全にその企業の営業なんですよね。
その企業をプロモーションする、営業職というふうに同一というふうに見なされます。
なぜかというとですね、その接した学生さん、内定して入ってくれる学生さんもいるし、もちろん会社側からお断りしなきゃいけない学生さんもいます。
直接その会社と接した学生さんは、その後その会社のお客さんになる可能性があるわけですね、消費者として。
なので、できるだけその企業イメージを保つためにも、よくもっと好きになってもらいたい。
好きになってもらって、その会社に入らなくても好きになっていい関係を維持する。
もしくはさらにファンになってもらっていい関係を維持するということがターゲットになるんですね。
しかし、その某メガバンクの採用担当というのは、そういうことは関係ないんです。
これ私個人的な意見で言うと、採用担当者、人事の新人研修のインストラクターもそうなんですけれども、相当ストレスがかかっているんですよね。
そうすると何が行われるかというと、新人研修ではその新人を向かっていたぶるようなことをしますし、
その個室では内定自体みたいな、すごく学生さんが弱い立場に置かれて密室で精神的にかなりゴリゴリといじめるんですよね。
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負荷をかけてプレッシャーをかけるわけです。
そんなことをしたら、メガバンクのことを好きになりますかと言ったら、好きにはならないですよね。
でも、そのメガバンクの方々というのは、中に入った中の人というのは、自分たちが一番だと思っているわけです。
新人研修でいたぶられて、江戸時代からの歴史をすり込まれて、自分たちのいる会社、銀行は一番だというすり込みをされているので、
その一番に対して足を向けるとはどういうことだ、みたいな感じなんですよね。
もうそこがですね、視野が正直狭くなっちゃってるんですよね。
やっぱり自分の一生懸命やって、これから一緒にやっていこうねっていう人たちに裏切られたという気持ちが発生してしまうんです、どうしても。
自分とその採用担当者の人が、自分とその会社との関係がですね、あまりにも近くなりすぎちゃってるので、
それに背く、反抗するというか抵抗する学生に対しては、どういうことなんだ、みたいになっちゃうんですよね。
それを個室でいじいじやられて、しょんぼりして帰っていくんですけど、
彼、彼女たちはその後メガバンクのファンになるとは到底思えないですよね。
でもその採用担当者というのは自分の職務なので、自分のミッションは決められた目標人数の新人を採用するということにありますので、
その自分のお仕事を邪魔したということになるわけですね、内定自体が。
なのでそうやって精神的にプレッシャーをかけてしまうと。
それが普通に行われていました。
なので内定があった10月から入社式までの間に、学生がその人事部の、
人事部ってですね、人事部の中にさらに会議室をいくつか持っていて、いろんな内々の会議がそこで行われてるんですけども、
その人事部の中の会議室に学生が入ってくるなんていうことは結構な大事なので、その中でやられていたことはそういうことでした。
はい、今はもうそういうことはないことを願いたいと思いますが、実態として当時はそうでした。
実は他のアイテムも話したかったんですが、お時間になってしまったので、またヤバ銀シリーズはお送りしてみたいと思います。
聞いていただきありがとうございました。
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