2022-05-13 1:00:52

#89 書店員の悩み

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今回は本そば本来の趣旨である(笑)、書店員の悩みについてお話しています。


ご質問・お題募集中
おたよりはこちらから



00:00
本のそばには楽しいことがあると思ったのに、書店員歴25年の元書店員、すずきと。
はい、出版取り継ぎ7年、出版社営業13年、現在書店と出版社の現場をつなぐ一冊取引所運営1年10ヶ月目のわたなべの2人です。
書店員、出版社、一般の読者の方からの素朴な疑問に答えるポッドキャスト休憩室でございます。お久しぶりです。
はい、お待たせしております。
ゴールデンウィーク明けということで、いろいろ私も更新を届こうと。
収録がね、本当はゴールデンウィーク中にポツポツでやろうかって話になったんですけど、
結局やらずしまいで。
なんだかんだで。
本当にゴールデンウィーク、あれだよね。
僕、書店員辞めて、初めてのゴールデンウィークはコロナで、基本ゴールデンウィーク気分もなく、
2年目の去年も結局なくゴールデンウィーク気分が。
初めてゴールデンウィーク、特に制限のないゴールデンウィークを、
ほぼほぼ20何年ぶりぐらいに、学生時代以外にようやくぶりに、ゴールデンウィークというものの世間を見てきましたけど、
すごいね。
どうでしたか?どっか行かれたんですか?
1日だけ釣りに行って、地元の川に。
釣れなくてね、全然。
魚もちょっとゴールデンウィークだったって。
でも夕方になっちゃって、釣れるまで帰れないなと思って。
ついカットなったんですね。
そう、ついカットなって北に北上しちゃって、高速に乗っちゃってて。
で、福島のいつも行くね、オクアイズのほうに行って、
5月時期で川の水は多いんだけど、釣れる場所はいつも行くとだいたい5月ぐらいであるんだけど、
着いたらもう夜中の10時ぐらいだったけど、まあ雪が残っててさ。
いつも車を停めてる場所とかは真っ白で、0度です。0度夜。
行く途中にキャンプ場とかいくつかあるんだけどさ、0度なんだけどキャンプ場がいっぱいで。
あら。
もういっぱいいっぱいでさ、いつも夜キャンプ場も。
03:01
結局僕は車中泊しちゃったんだけどね。
次の日も結局釣りにならないんで、ぶらぶらと今度はあそこ、那古州。
那古州、はいはい。
いわゆる福島の西アイズ、オクアイズから新潟の県津海からほぼほぼ横断して、
東大ミニ、いわきの太平洋側まで延々と山の中を走ってたんだけど、
いつもこれ営業してんのかなと思うの、食堂が。
もう並んでるの、山の中なのに。
それだけ人が来てたってことですね。
来てたってことなんだよね。すごいなと思ってゴールデンウィーク。
僕今までバイクもほとんど平日にしか一人で走ってたからさ、
最近ゴールデンウィークに限らず、どにしても一応出かけることになってるんだけどさ、
こんなにバイク乗ってる人がいるのかと思ってびっくりしたもんね。
天気も良かった。後半は良かったですかね。
僕が行ったときはね、天気は良かったんで出かけたんだけどついね。
ここ出かけとかないとゴールデンウィーク堪能できない。
堪能って言うわけないけど、一人でぶらぶらしてたんだけど。
高速は勢いは乗ったけど帰りは乗らなかったけどさすがに。
人がこんなにいるもんなんだと思って。びっくりしましたよ、ゴールデンウィーク。
今までだったらお店で仕事してたってことですよね。
ほぼほぼ20年以上ゴールデンウィークなんか休めなかったから。
逆に休んでも人が多いから、ある意味平日の休みっていうのが本当に快適だったんで。
それに慣れちゃったからさ、すごいな。外食一切してないもんね、そのときは。
コンビニで酒はらみおにぎりと、新商品の漬けすじ粉おにぎりの2つを2日間食べましたよ。
それ以外何も食べてない。
食堂とかも入れないもん、一人で。いっぱいいっぱいのところでさ。
コンビニのおにぎりもおいしいですよね、でも。
おいしいよね。
外で食べる感じ。
まあまあ、車の中とはいえね。
塩おにぎりがおいしいんだよね。
一番シンプルね。
塩加減で。
ちょっとそんな感じでね。どっか行きました?ゴールデンウィーク。
私はですね、結局何をしてたのかあんまり記憶にないんですけど、
唯一、5月5日の子供の日にですね、またハイキングに行きました。
06:00
おお、いいね。
例のカフェのほうで、
ハイキング6っていうですね、比叡山の収学院のところにカフェがあって、
6、ハイキングのですね、4月に引き続き5月も行ってきましたよ。
くもとり山というところに行ってきまして。
くもとり山というのは、奥秩父のほうにもあって、
東京都だと最高峰じゃないですかね、2010年。
あ、そんなにあるの?
東京、埼玉、山梨の県坂にあるくもとり山が多分有名なんですけども、
京都の北山のほうにもくもとり山という地がありまして。
かつて若さとか、サバ海道とかっていうか、
そっちの日本海にいくつか抜けていけるような道の、
いくつかの中の一つの途中にある山なんですけれども。
だからスタートが倉間駅ですよ。
お、倉間天狗の。
そこで朝集合して、そっからバスに乗って、
旧花瀬峠っていうところですね。
そっから山に入っていって、沢へ行って、尾根へ行ってみたいな感じで、
まあ楽しい人たちでございましたけれども。
暑かった?気温?
暑かったです。20度超えてましたね。
私は温度計持ってくるんですよね、そのハイキング。
23、24度ぐらいまでは行ってましたね。
まあさ、この時期本当に高度、標高によってだいぶ温度変わるからさ。
さっき言った0度からさ、やっぱり僕もいわきの方行ったら20度まで上がったからさ。
恐ろしく気温差のあるところに移動したけど、やっぱり暑かったよね。
だから体温調整とかね、水分とかもいろいろ。
そういうのも含めて、やっぱり人たちを離れたところに行くのはいいものですね、なんかね。
タフマル君ジュニア大活躍したもん。
山の中で、0度の中でね、猛虎断面を作るのにね。
カセットコンロは安定しますから、上に鍋を置いたりしてもね。
ほんとそうね。
だからいいんですよね、車なんかがね。
カセットコンロの中でね。
なんのこっちゃいう感じですけどね。
ゴールデンウィーク中もそんな感じで、久しぶりの収録で、今回89回目になりましたね。
すごいね、89回目だね。
なんかもうこんぐらいの時期に100回超えてんじゃないの?なんて言ってたけど、最近ちょっとお互い忙しく。
そうそう、僕もね、心霊動画見すぎちゃってね。
09:04
心霊動画。
話長くなるから別にいいんだけど。
まあまあ、こんなこんなで。
ご質問もいただいておりますので。
お願いします。
ラジオネームから読み上げさせていただきます。
ラジオネーム、あこがれはレディ・ペネロープさんからいただきました。
いつもご視聴ありがとうございます、本当に。
ありがとうございます。
鈴木さん、渡辺さん、こんにちは。
こんにちは。
いつも楽しく拝聴しております。
先日、本そばスペース出張版開催にあたり、にぎやかしのつもりで適当に投げた質問が伊能書店さんゲスト会の時に読まれ、伊能さんに
そんなん近所の本屋に行くよねーと一刀両断されたものです。
伊能さん一刀両断するからね。
これはお気に入りの本屋はありますか?みたいな、そういうご質問いただいてたんですけど。
はいはいはい。
そんなん近所の本屋だよねーみたいな。
本当ね。ひどい男だよ、伊能さん。
身も蓋もないね。
さて、気を取り直して質問ですというか、お悩み相談ですということでございます。
本来お悩み相談ですから。
このポッドキャストは。
そうですね。
書店員歴はそこそこ長いのですが、かっこ15年くらい。
特に何を教わったこともないまま時が過ぎ去り、担当を持っても来たものを出す、売れたら発注するくらいのことしかやっていませんでした。
ツイッターを通じて、よその書店員さんたちとつながって初めていろいろと考えるようになり、本屋大賞に参加するようになってから、ようやく書店員らしきことをやっているという実感が湧きました。
なるほど。
ちなみに今年で3回目の参加です。
全くもって遅すぎる、ですよね。
今は文芸と文庫、新書の担当ですが、売り場を作っても未だによくわからないままです。
店長も同僚もさほど本を読むわけでもなく、何かアドバイスしてほしくても、誰も何も言ってくれません。
好き勝手できるのはいいのですが、裏返せば全部自分で考えなくてはならない。漠然とした不安とでも言うのでしょうか。
いつもこれでいいのかと悩みながら本を出しています。
ここでお二方に相談しても実際に棚を見てもらえるわけでもないので、どうしようもないのはわかっていますが、皆さんどうしていらっしゃるのかなと疑問に思っているのです。
うだうだ長文になってしまって申し訳ありません。売り場作り、棚作りについて何かお話しいただければと思います。
12:06
すごい、書店員のお悩み相談の模範的な質問じゃないですか。
まあけど、多いですよね。僕が本当に書店員を始めたときは、まだ担当すぐ持たせてくれたアルバイトなのに。
ちょっと漫画書いてますとか詳しいですって言ったら。
本って自分が置いたものが売れたのが一番面白いからって言われて、担当持たせてくれて、発注の方法とか教わったりしてたんだけど。
やっぱりそういう楽しみがあるってことを教えてくれる人が、店にいなければSNSになるんですけど。
SNSってすごいよね。
仕事っていうものを漠然とやってたけど、実は自分と同じ仕事をしてる人たちがもうちょっと楽しくやってるのを見たらさ、
自分がやってることって楽しいことなの?みたいな。
そのあたりはやっぱり時代だなと思うけど。制約もあるしね。
会社によっても違うじゃない。ポップは立てるなーみたいなところもあればさ。順位合わせてくれるところもあるしさ。
特に売り場とか作んなくていいから品出しだけしちゃいいやみたいなところもあるから。
いろいろ会社によっても変わってくるけど、そういうのが違いがわかってる。
わかるようになるとさ、難しくなるじゃん。
ああいうふうに楽しそうに書店員さんやってるんだけど、うちもやりたいけど今までみんなやってないし、うちやっていいのかなって思うこともあるしさ。
今の時代だから逆に言うとそういったところが見えるから、書店員の仕事もいろいろ競争もあったり競いあったりしてるから、いい時代だなと思うけどね。
ただ、売り場作りとかで単純な話、目的とかがはっきりしてれば全然問題ない。
やっぱり品出しにして悩んだりとか、正しいかどうかっていうのは、僕も結局もう23歳で店長になってるんで、ほぼほぼ競い以外は売り場作りなんて誰からも習ってないので、自分のトライアンドエラーでやってたので、
やっぱりやりながら、これってやってていいのか正しいのかとかさ、思いながらやってて。
15:04
これ正しかったなって思うときは、やっぱり売上が取れてたときとか、コーナー含めて前年比上がってるとか。
プロセスじゃなくて結果として出てるから、あ、これは正しいことなんだなっていうふうに納得して、
自分の中で正解だったなとか。
トライアンドエラーをやりながら始めてたんで、その中でわかってアドバイスできるとしたら、目的だけはっきりして。
常々僕いろんなところで言ってるんですけど、目的をちゃんとはっきりしないとやっぱりブレるんで。
最終的にお客さんが本を買ってもらうことが目標なので、そこにどうちゃんと自分の仕事がつながってるかっていうのを意識しながら仕事すれば、
それは全部が正解なので、誰から言われても何も文句は言われない。
ただそれが全く関係なく、お客さんも見えなく、ただ売り場を作ること自体が目的化しちゃうと、
実はそれってすごくいい売り場になったとしても、それがちゃんとお客さんにつながってないだけだったら、
少し考え方を直したほうがいいかなっていうのはあるけど。
そこぐらいですよね。売り場とか見ないままアドバイスできるって。
ほんと簡単至極でシンプルなもんだと思うんですけどね。
そうですね。
周りの本を読む読まないっていうのは、書店に本読まなくても全然問題ないんですよ。
他に置き換えますと、スーパーとかでもいろんなのを仕入れて売るけど、
バイヤーさんとかは試食とか試飲とかやるかもしれないけど、
実際お店の現場の人って、全部食べたり味知ってるわけじゃないけど、
そういうのとはまた別で、陳列の原則みたいな、一般、普遍的な原則みたいなのが各業種ごとにあると思うんですよ。
それがさ、書店だと要はアイラインとか言われる、目線の位置っていうのが一番棚の位置に目立つ。
肩から目線、だいたい肩から目線ぐらいの高さの棚の位置、高さっていうのが、
一番人がストレスなく見る場所だから、そこにはいろいろコーナー作ったりとかしましょうとかさ。
18:01
そういうセオリーはあるよね。
セオリーは割と現場で教わったりとか、理屈抜きにすごいっていう書店員さんとかが先輩とかにいたとして、
その人の仕事を観察することで盗むとか、かつてはそういう現場での伝承がされてたかもしれないですけど。
あのなんだっけ、本の雑誌から出てるさ、本を売る技術だっけ?
え?あの本ですよね。矢部潤子さんの本で。
はいはいはい。あれ今、家にあったよな、本が。
私もあるんですけどね、どこに入れたかわからなくなっちゃうんですよね。
そうなんだよ。今ちょっと待って本を探してるけどさ。
どこいった?どこいったどこいった。
あの本はいいですよ。
そうですよね。
基礎中の基礎を、普通ないですよ、あんな本。
書店員の基礎的な仕事ができる本なんて普通存在しないですから。
あれ?どこいった?あれないぞ。あれ?開けちゃったかな。
はい。けど、本の雑誌から出ている本を売る技術はめちゃくちゃいい本なんで、
個人的に注文して買っていただいて読んでいただいても全然いいと思うんですけど、
本と本の並べ方とか、左から並べるかとか、
左から並べるにも人の目線がいくかとか、そういうさ、
ああわかるっていうのもあるし、
自分がやってたことが言語化されてると安心できるのもあるし。
そうですね。
なんかそういう、まさに技術って、
なぜそうするのか、なぜならこうこうだからですみたいな理由が存在するんですよね。
そう。それ言わないとほんとね、前も話したと思うけど、
俺バイト時代にコミックの一覧票を頼まれて、
もうなんか一番嫌でめんどくせえなと思って。
こんな大量なもん一覧チェックとかやって。つまんないなと思ったけど、
自分が担当になって自分で一覧票をやるとめっちゃ面白い仕事になるわけ。
それはその後の続きの仕事っていうのがあるからさ。
結婚をチェックしたり、自分の在庫のところから今度は別のシリーズを入れようとかっていう風な、
考えながら発注業務があるから、非常に重要な一覧チェックって仕事が、
実は大変必要だったっていうのをさ、自分でやることによってわかるからさ。
この先この仕事ってこういうふうに使われるんだよとか、
こういう理由があるんだよってことがわかればさ、逆に言うとそこから改善もできるし、
21:06
軸さえぶれなければ、この一部分は変えてもいいなっていう判断ができるけど、
わかんないとさ、例えば右から左に商品を動かしてっていうときにさ、
それだけ言われたら、右から左に動かすしかできないじゃん。
けどさ、右から動かす理由がさ、単純にそこの商品を開けるためだけの仕事だったらさ、
別に左に動かさなくてもいいわけじゃん。上に動かしてもいいわけじゃん。
そういう判断ができるかできないかって、先の仕事の理由がわかんないとさ、できないんで。
やっぱり教わるときも、この仕事ってどういうふうに意味があるんですかとかって、
聞けるか聞けないかでも変わってくる。そうすると自分の仕事の幅も広がるから。
っていうのはありますよね。教えるほうもそうだし。
そうですね。なのでそういう技術とか原理原則みたいなのとか、
多分、先ほどの本を売る技術の矢部潤子さんの場合ですと、
もう、矢部さん的には当たり前すぎて、
だけど、実はそういうのが、他の人にとっては当たり前ではなかったみたいな。
そうなんだよ。だからさ、それって本当にいろんなところにあるから。
いろんなところにあると思います、これって。
だから、僕らの世代だと、例えば本が10冊積んである場合に、
5冊ずつ交互に分けてさ、交互に積んだり。
お店で言ったら1冊ずつ交互に積むところもあるよ。
で、なんでそうするんですかみたいなね。
はいはい。それはやっぱりさ、一方、一つの方向で積んじゃうとさ、
どんどんどんどん本ってさ、束の部分とかと厚さが違うんで傾いてっちゃうんで、
それを交互に積むことによって、きれいな平台の積み方に平積みになるんだけど、
けっこうそれをさ、漠然とやってるとさ、
5冊じゃなくて3冊反対側になってて、次5冊反対側になってみたいな。
そうするとパッと見たときに、
美しくないんだよね。
美しくないし、あとは品出しする人と発注する人が一緒の場合だと、
別になんかポストか見なくても、山が減ってるときに目視で、残冊数が一瞬で分かる。
あっという間に分かるっていうね。
そういうのもあって、そういう知恵というか積み重ねられた、伝承された、
知恵というか業務のコツみたいなのがあって。
雑誌もそうなんだけどさ、積み方とか。
あと、単純に新しいものは手前っていうセオリーが、
これってさ、意外と知らないとさ、
24:02
僕なんかも書店経験ないバイトさんとかに教えるときにさ、
単純に新しい雑誌は前。
なるべく新しい雑誌は、銅線から一番近いところに置くんだけど、
それが分かんないとさ、やっぱりさ。
置き方が分かんない。新しい本を奥にいっちゃったりとか。
奥が古いから奥の雑誌の平台を抜いて、新しい本をそのままそこに置いちゃったりとか。
そういうことをしちゃったりするわけじゃん。
そういうのもあって、本当にいろいろな滝にわたってそういうのはあるよね。
そうですね。
なんかそういうのって、
それこそ書店陣、養成講座とかセミナーみたいなのもね、
お金出したら受けられたりとか、
あるいは会社によってはそういうのを受けさせてくれたりとか、そういうのもあるでしょうし。
たださ、売り場の作り方みたいなところって、
若い頃は結構そういうのを活かせられたけど、平台の作り方とかそういうのはなかったもんな。
もうちょっとなんか係数管理的なものは教わったけど。
そうですね。
物理的な陳列のセオリーみたいなのがあって、
さっきの5冊ずつで互い違いにするとか、
あとは奥にあるものが手に取りやすいように、手前のものも取りやすいようにとか、
段々をつけたりとか。
いろいろそういう物質的なところでの原理原則みたいなのって、
コンビニとかでもたぶんあるし。
あるだろうね。
商品を手前に持ってくるみたいな。
そうだろう。
千葉のときに朝必ずファミリーバートに寄るわけ。
すごい混むのよ朝だから。
出勤前だから。
店の中をぐるっと一周回って並んでてさ、
毎回おにぎりコーナーでおにぎり買うんだけど、
おにぎりが毎朝、位置が違うの。
使用おにぎりが。
いつも右端にあるとは限らず。
毎朝行くたびにいろんな場所にあるスジコのおにぎりが別の場所あったりとかしてさ、
あれ見てほんとイライラして。
定番は固定すべきですよね。
そうそう。
それって、買うほうも同じ場所にあったほうがいいし、探しやすいのもあるし、
お店の管理者からすると、
この場所には使用おにぎり、この場所にはスジコおにぎり、
この場所にはわかめおにぎりって、
決めとけば品出しもめちゃくちゃ簡単じゃん。
27:00
ほんとその通りで。
全員が共有できてるからそう思う。
どれが売れてるかもすぐわかるしさ。
なんとなくスペースが空いてるから、
なんとなく手に取ったおにぎりを空いてるスペースに置いてっちゃうと、
ややこしいことになっちゃう。
そういうパンの売り場も全部そうでさ。
ただ並んで忙しいからさ、
たぶんそんな余裕もないと思うんだけど、
そういう仕組みづくりってやっとけばさ、
後で楽だからね。
なんかそういう、
意図された営みみたいなのが行き届いてるお店って、
お料理屋さんとかでもそうかもしれないけど、
買う人とか実際にその場を利用する人にとって、
のやりやすさとかわかりやすさとかが追求されてたりするので、
お店の人にとってもいいし、買いに来る人にとってもいいし、
みたいな空間になってくるはずなんですよね。
そうそうそうそうそう。
そういうところっていうのは、
なんかここはいいなって感じたりとか、
するんじゃないかなと思って。
神奈川整然とルールが決められて、
そのルールはさ、お客さんも店員も共有してるとさ、
非常にシンプルだけど意思疎通も早いし、ストレスもないよね。
それでいて、
ちょっと賞味期限の時間が迫ってるやつとか、
スーパーとか行くと何十%オフとかシール貼ってあるじゃないですか。
あるね、あるあるある。
あえてそういうのを狙って買いに行ったりとか。
時間帯的に決まってるとね。
時間帯的なね。
そういうところにある種の、
いい意味での予定調和的コミュニケーションが生じたりもするので、
なんとなくやるところを、
いろんな日々のやっていく中での気づきとか思考錯誤とかを掘り下げていって、
これはこうした方がいい、なぜならこうだからだ。
そこにフォーカスを当てたらそうなんですけど、
もう別のところにフォーカスを当てた時に、
その理由の前提が崩れたりする時があるので、
そういうのもガチガチにルール化されるわけじゃなくて、結構流動的っていうか。
こっちを立てるとこっちが立たないとか、優先順位の違いとかもなってくるので。
だから、そういうのを臨機応変にやりながら、
常にそういう意図するところとか、なんとなくを減らしていくっていうのが、
30:01
たぶん仕事の練り込みの一つなのかなと。
だけど、あれですよね。
周りが教えてくれるとか教えてくれないとか、
あるいは自分が教える側になるとか。
僕たちが喋ってるのは、
結構管理職的な視点になっちゃってる部分と、現場とも漁っちゃってるんで、なかなかあれだけど。
上司も特に本に関心がなくて、特にアドバイスもしてくれなかったりとか。
いい意味で好きにやっていいと言われる。
言われたときにどうしていいかわからない問題とかね。
だからそこがね、どの部分まで許されるのかがはっきりしないとさ。
で、後になって返品もっと出せとか言われて、知れ多いよって言われたら、先に言っとけよ、おい。
そういう手があるから。
そうなんですよね。
僕なんか好き勝手にできるっていうときに、どこはきっちりと押さないといけないのか。
借庫料とかは絶対に管理側を見てるんで、
在庫数と、特に出てくるお金のことに関しては、ノーホーズにできないので。
担当者だと金額がちょっと難しいと思うんで、札数とかで自分の中で決めたり。
できればどのぐらいまで、今の現状の在庫もやりくりしたほうがいいのか、
とりあえず基準だけ決めておく。
担当って好きにやるとさ、自分の置きたいものとか置いちゃうとさ、
在庫を増やせば増やすほど楽しいし、場合によっては在庫を増やせばそこそこは売上げが上がるんだよね。
基本売上げは上がる傾向にはなるんですよね。
買う人が増えてるっていうか。
ただ、買う人増えてもそれに対して支払いが見合うかどうかっていうのはありますよね。
そのあたりはちゃんとそこさえキープしてセーブっていうか把握できてれば、
お店には迷惑かかんないから。
逆にその中で自分の売りたいものとかをガンガン出していけるんで、
売り場、環境であるんだったらガンガン出したほうがいいと思うし。
ただやっぱり自分だけ頑張ってもね、お店って。
自分個人としては楽しくていいんだけど、お店全体で頑張らないと。
僕なんか結構全国とかで行ってたときにさ、
コミックコーンだけが異様に輝いてるお店とかさ、
文芸コーナーがすごいなんか、そこの分だけ売り場が光ってる部分とか、
33:06
担当者が頑張ってんなっていうお店があってさ、
僕が奮闘してる部分とか見るとさ、いやー感動だなと思いつつさ、
けど他の部分が結構ね、淀みがあったりとかするとさ、この辺もったいないなと思うけど。
だからやっぱりその局地的になんか頑張ってもさ、
文芸好きだけが来てもあんまり本やってそれだけじゃ、
特に総合書店だと意味ないんで、全体的なコーディネートが必要だから。
お店全体のね。
そうそうそうそう。
なるほど。いやなんかこれ、すごい論点がいろいろあって。
そうだいろんなことが質問から語れるんだけど。
ちょっとでも、自分が、自分というか私が思いつくままに喋ると、
ほんと収集がつかなくなりそうなぐらい。
ちゃんとこう、物事を整理して語るには結構時間が足らなすぎるって感じなんですけど。
まあなんか僕なんかは本当にずっと、僕も結構好き勝手に足で回してた部分があるんで。
まあそこを、これやってて楽しいのかなっていうのは、
たぶん並べ方一つとっても、本当にね、
昔は今でこそさ、男女作家って当たり前のように一緒になってるけど、
昔は結構セオリーとしては男女別だったりしてたわけじゃない?
そうですね。
あれもやっぱりめんどくせえなと思って、男女一緒にしちゃったほうがいいよね。
わざわざ分けるの無駄だもんと思って。
単純に。男女差別とかそういう問題じゃなくて、
売り場として意味ないなと思って。
だからそれまとめると、そうすると結構いろんなお客さんが、
男性女性問わず売り場でちゃんと本を買ってくれるようになって、
あ、これで良かったんだみたいな。
今までの当たり前のように会社とかお店で、
当たり前のように上の人たちか先輩たちが並べてたようなことを、
ちょっと思い切って崩してやってみる。
それで正解だったらいいし、間違ったら戻せばいいだけの話だから。
そういうことをやり続けて、正しいものを自分で探っていくっていう。
そうですよね。それもたぶん鈴木さんの日々の気づきの部分。
これはうちの店だったらこうしたほうがいいんじゃねえかっていうのが何かのきっかけで。
そうだね。
それはもしかしたら品出ししてるときのストレスかもしれないし、
なんか普通お客さんが。
まあお客さん見てるのはやっぱり重要だよね。
そう、お客さんこういうことを聞かれたとか、
なんか目の前にあるのにお客さんが探せないで質問してきたとか。
はいはいはい、あるね。
なんかそういう日々の小さな気づきを掘り下げて、
これそもそも分類変えたらいいだけなんじゃねえみたいな。
36:08
そうそうそうそう。
まあでもめんどくさくて、今やっちゃうかみたいな感じ。
ダメならまた明日戻せばいいかぐらいのある人のフットワークの軽さを発揮しつつ。
それって本当はそうしたほうがいいんですけど、
誰かがやってくれるっしょとか、
でも先輩たちこうやったからこうでいいっしょとかっていう、
他人ごとじゃなくて自分の気づきに対して自分ごととしてアクションを取っていった鈴木さんみたいなのが、
私的にはちょっとごめんなさい、上から目線になったかもしれないですけど。
まあけど好き勝手できるっていうところはもう最大限利用しないと。
なるほどですね。
なんかさ、竹田佐瀬さんにインタビューしたときに話してて、
本屋の話になっててあったときに、
やっぱり売り場を変えるっていうことに対して、
普通だったら変えても僕なんか変えてたけど、
たまによっては上の人間から、
お前これ変えて売上下がったら責任取れんのかみたいな。
なんで変えたんだ。
責任取れんのか下がったらみたいなっていう、
もう初めから行動に対して速報かけるような言い方をするような、
人いるよねみたいな話になったなって、
いるだろうなと思いつつ。
いるでしょうね。
そういうのもいるから。
でももしそう言われたときに、
こういう考えでこういうふうにやってみたんですとかって、
ある種言語化して言えたら、
それで相手がわかった、じゃあオッケーっていうかまた別ですけど、
そこではやっぱり言語化して言えるかどうかって結構大事だなって気もしてて、
なんとなくやりましたとか言えないじゃないですか。
僕、本屋で社員になって、
23年は店長になったんだけど、
1年間だけ店長の下で働いたことがあって、
そのときに、それまでバイト時代とかずっとコミックばっかりやってたのが、
コミック外されたら異動になって。
俺コミックめっちゃ、この会社でたぶん俺一番詳しいよと思って。
それから外されてムカついて、
学さんとか専門書担当させられてさ、
本当に頭きたけど、
学さんとかは普通に頑張らなきゃなと思いつつやりつつ、
ただしょっちゅう聞くわけ。
いろいろ売り場変えたりするとさ、なんでこういうことしたんだとかさ、
雑誌の担当やっても雑誌の売り場変えたりするとさ、
なんで変えてんだとかって言われてたらめんどくさくて。
ムカついて帰りいつも店長の机にあるガムをくすめてたんだけど。
その時にやっぱり、これお客さんのためなんでって言えば一番パワーワードがある。
お客さんがこういうふうに見たらこういうふうに見るんで、そう思うんで。
で、こう変えました。
この売り場にこの商品があって、お客さんの動線がこう流れてくるときに一番目立つのはここなんだみたいな。
39:01
そういうふうにずーっと仕事したんで。
何か言われたら、ここにこういう仕事をしたときに、
すぐ理由が答えられるような癖がもうついちゃってて。
その時にね。
その店長とは別に仲良くなったわけではないんだけど。
まあでも。
我慢したわけでもないし、ガムをくすめてたからね。
でもほら、ガムを噛むのストレス解消になるぐらいだから。
そうそう。
それでなんだか関係性がね。
まあそういうので、自分の中で、
反発心と、あとは面倒くさくないような諸星術みたいなのを入り混じれて、
そういうふうな考え方、癖がついちゃってからだったから。
結構そういう、働き始めの頃の仕事上の価値観みたいなのが、
どんな形で培われたかはいろいろあると思うんですけど、
今も書店の仕事じゃないじゃないですか、曽月さん。
そうですね。
でもそういう、ある種のイズムみたいなものって、
今も自分の中に流れてる感じしません?なんか。
まあ多分。
お客さんのためなんで、みたいに言い切るときって、
例えば原稿仕事とかも、やっぱり読む人の、
読む人とか読んでほしい対象がいて、
大体そういう意識してるんで、
例えばファンがいる作品とかの表とかを書くじゃん?
はい。
それを読んでほしい対象がいて、
大体そういう意識してるんで、
例えばファンがいる作品とかの表とかを書くじゃん?
記事にするんだったらファンに向けて書いても意味ないんだよね。
記事にするから。
だから書いたときに、
この人は特にファン…
読んだ人のヤフコメとかさ、
見るとさ、
こないだもあったんだけど、
ファンじゃないみたいなことを書いてる人はファンじゃないよねみたいなこと言われたけど、
いやファンのために書いてないから。
もともとファンのために書いてないから、
そういう記事とか、
そういうことがありましたよねっていう記事のほうが絶対にあるから、
特定のファンだけが納得するのは、
記事だけ書いても面白くないなっていうのは書いてて、
そういうふうな意識はしたりして、
先に言う読者に対しては、
多少はそういう意識はしてるよね、やっぱり学生としては。
なんかそういう感覚って、でもお店でお客さん、
いろんなお客さんがいて、いろんな本があって、
ある種正解があるわけでもないところでずっとやってこられた中で、
の感覚なんじゃないかなって。
書店のほうって正解ないんで面白いと思うんだよね。
それが一番いいなと思って、書店の仕事って。
これが正解だぞって、これが正解だぞって、
これが正解だぞって、
それでいて、どの店に移動しても、
その人がビジネス書担当すると、
42:00
絶対前年比売上げをプラスで上げてくるっていう、
本当にすごい書店員さんとかも、
私も出版営業時代に。
はいはい。
本当にすごい。
本当にすごい。
本当にすごい。
お客さん見てるよね。
お店変わったら品揃えって変わるんだけど、
技術的なところは汎用性があるじゃないですか。
どの店に行ってもこういう並べ方のセオリーっていうのがあるけど、
でもやっぱ中身は変えてきてますよね。
どこが刺さるのかっていうのを多分試行錯誤しながら。
こっちの方が刺さるのか、
こっちの方が刺さるのかっていうのを試行錯誤しながら。
こっちの店では売れたけどこっちの店では売れないよねっていうのとかは、
ちゃんと日々チューニングしてますよね。
チューニングしてる。
だから難しいのはコンセプト書店なんか僕なんかもやってさ、
コンセプトが出来上がっちゃってるところにさ、
来るお客さんに対してチューニングしていくっていうのは非常に難しくて。
なるほど。
コンセプトに合わせて、
コンセプトに合わせて、
コンセプトに合わせないと
難しくなっちゃうってことか。
それに対してコンセプトで人を呼んでるから、
その人の
ニーズとかに合わせて商品を
コントロールとか
チューニングしていくみたいなのがさ、
総合書店でいうと狭いんだよね、幅が。
JWAVEじゃなくて、
ジョー・タツヤのジェットストリーム
好きなお客さんは、
ジェットストリームにかかる曲しか流せないって人で。
まあまあ。
なんかやっぱりそういう振り幅が
自分なりに縛っちゃってるんで。
せいぜいサウージ・サウダージぐらい
JWAVEだったら。
そこでさ、やっぱり
自分のお店のコンセプトに合うか合わないか
みたいな部分で。
合わないけど、置いてみたら売れたみたいなのはあるかもしれないけど、
そこが大きく外れることがないから。
そうですね。
そこらへんはコンセプトは難しいかな。
総合書店はちょっとまた幅が広いんで、
ある意味やるようによっちゃいろんな振り幅で
合わせられるので。
そうですね。
まあだから、
いろいろ、
ひとつは正解はないっていうことなんですけど、
今まとめに入ってるんですけど。
正解はないから、
言う人が言うのは
それぞれまた変わってくるかもしれないし、
45:02
技術みたいなものは
矢部純子さん的な技術みたいなのはあるから
そこは抑えるべしというのと、
漠然とした不安に向き合うことが
成熟に繋がっていくのではないかというのが
なんかその…
何か思春期に相談…
漠然とした不安に向き合うことが成熟に繋がっていくのではないかというのが
何かその…
ヲンキー爆然とした不安がせいちゃって、もう10代に話すわけないんだからさ。
はい。まあ、そこでこう、なるべく日々の気づきに、自分ごとと主体的に関わっていきながら、言語化して、そこにこう、なんでこんなことしたのって言われたら、ちゃんと答えられるような感じでいると、
そうすると、その自由がより高まっていくかなという。
そうだね、まあ、一つ、僕は結構、SS9時代から書店やって、SNSが始まり、
何のやり方とかで、書店としてのアピールみたいなことをやったときに、
気をつけてたのが、あくまでも書店発信の情報って、
お客様の方に向いてないとダメだなっていうのは、本当に気をつけてて。
もっと言うと、自分の店に来るお客さんぐらいのお客さん。
まあそうだね、それも含めて。
場合によっては、ただの証人欲求的なアピールで終わっちゃう。
そういう落ちそうになる部分もあったりするわけじゃない。
ちょっといいね欲しさみたいなね。
出版社に向けてとかさ。
作家とかに向けてとかさ。
ある意味戦略としてもあってもいいと思うんだけど、
そればっかりになって、お客さん見えてなくて。
出版社と対出版社とか、対作家さんとか著者の人とのやりとりだけの繋がりのためだけに、
売り場を作ってアピールするっていうことは、
お店の飛び道具としてはいいかもしれないけど、
実はツイッターでやる意味がなくてあんまり。
お客さん向けにやったほうがいいと思うので。
お客さん向けっていうと具体的には?
いやもう単純にあれですよ、商品の紹介。
ちょっと変な話、面白いの入荷してますみたいな。
ただ、本日これが入りましたみたいなんじゃなくて、
本当に担当者は担当者でいいんだけど、これが入りましたっていうことで、
48:04
実は僕個人でやってるツイッターのほうの紹介と、
書店員自体のSNSでやってる言い方は全く変わってないんだけど、
これめっちゃ面白そうだなっていうだけでいいと思う。
今日入ったんだけど、これ自分も欲しくなんで買うとかって言ってもいいし、
そういうのを積み重ねていくのが重要だと思うし、
場合によってはSNSって本当にそういうふうな部分で、
見てくれる人もいると思うけど、
あとはもうちょっと店内のお客さんとか。
だと僕なんかメルマガとかやってたけど、
もうちょっとローカルな感じの発信媒体みたいなのがいいかもしれないし。
結構そのへんね、気をつけないとね、目的ほんと見失うんでね。
だって嬉しいもの、著者とか出版社の人が褒められたら。
嬉しいんだけどさ、それが目的とかしちゃうとさ、
本当にお客さんのほうが向かなくなっちゃうんでさ。
うちの客層ではない本をガンガンガンガン積んじゃって、
本当に盛り上がってサイン折ったりしてさ、
そのへんやっぱり気をつけないといけないなって、僕は昔から思ってるけど。
確かになんか私、SNS、始まった頃とかに、
A字出版の岩田さんっていう、もうちょっと亡くなっちゃった僕の大好きな兄貴がいたんですけども、
一緒にコラボフェアみたいなのを出版営業時代にやって、
したらブログ書いてツイートしたとかって聞かれて、
フェア始まった後に、次の日かなんか。
いや、ちょっとまだ忙しくてできてなくてって言ったら、
ダメだよって言って、告知は愛だよとかみたいなことを。
すごいなんかその人テレ屋さんで、あんまりなんかそういう真面目な、
いつもなんかすごいなんか、ちょっとこう、
真面目な感じではないっていうか、
すごいテレ屋さんの方だったんですけども、そこは言い切ってて、
そういうフェアとかやったんだったら告知しないとダメでしょみたいな。
そうそう、だからこういうことやってますよと。
後までお客さんに向けて発信するように。
それを知ったら、こういうのやってんだったら行きたいっていう人が、
現れるかもしれないけど、
そういうのやらなかったら確かにそういうきっかけもできないし、
だけどアピールして、
私こんなことやっててすごいでしょみたいなのとはベクトルが全然違うっていう。
そうなんだよね。
だからお客さん来て楽しんでねっていうフェアのディスプレイとか、
51:02
結果的にそれが出版社の人もすごいありがとうございますってことで、
例えばもっとお客さんに喜んでもらうようにこうしましょうよみたいな、
広がり方はすごくいいと思うし、
なんかそういうのはやっぱり方向性というか、
見失っちゃうと本当にね、変なほう行っちゃうんで。
なんかね、自制も込めて僕もそういうふうに陥りがちだったんで。
ある種のちょっと面白そうっていうのでも、
自分の推しみたいなものを、
お客さんとも分かち合うような手並みなのかもしれませんね。
僕なんか結構お店って、
バレンタインデーにチョコレートをレジで配ったりとかして、
近くの甲先生とか煽ったりしてたんだけど、
今それをですね、多角書店の高木さんが引き継いで今やってますけど。
かけがわの高校生ですね。
バレンタイン同盟、かけがわ支部としてやっていただいてますけど。
クリスマスはクッキー配ったりとかね。
本当ね、すごいよ。クッキーとかチョコレートをレジで配ると、
これ値段いくらとか関係ないの。全員にあげるの。
これ客層によっても、客数とか大きいとかは無理だと思うけど。
本当に面白くて。スタッフも大好評で。
なぜかって言うと、普段ぶっちょざしたおじさんとか来て、
いつも不機嫌そうな顔してるのが嫌だなって思ってた人に、
あ、これチョコレートで良かったらどうぞって言ってたら、
にこって笑って、あ、この人笑うんだって。
嬉しいもんですよね、そういうの。
そうそう。そういうのってあって。
そういうのはツイッターとかでさ、
お客さん来てくれたらちゃんと差し上げますよっていう告知したりとか。
レジでもそうで驚かされて。
サプライズって結構重要で。
本売るとかだったら別にね。
そういうことをやったら面白いなとか喜んでくれるなみたいなのもあるから。
まあいろんなものがあると思うんで。
お客さん向いてやっぱりやらないとね。
お店って長く続けるものって、5年10年20年30年ってやってるわけじゃない。
そこってやっぱり地元のお客さんが長いことずっと、
僕なんかもずっと昔から来てたお客さんが最終的にはお亡くなりになるまで見てたりするわけだから、
そういうのを見るとさ、やっぱりそっちのほう向かないと絶対ダメだなと思って。
そこさえぶれなければ間違いはないと思うんだよね、書店員の仕事って。
向いてる方向さえ間違ってなければお客さんが向けて。
ということでいかがでしょうか。
54:00
売り場作り棚作りについてっていうことで、
アコガラ・レディ・ペネロープさんは、今文芸と文庫、新書の担当っていうことで。
一番いい面白いところじゃないですか。
文芸はちょっと違うかな。文庫と新書に関して言うと、各社のレーベル。
例えば新潮文庫とか門川文庫、高段社文庫、周永社文庫、いろいろ文春文庫。
いろいろありますけど、おかげも。
それのラインっていうか、つまりそれの、
どのレーベルにどのぐらいの棚のスペースを託すかっていうの。
まあ、そうだね。基準するか。割合だよね。
そういうのも売り上げとかにも影響してきたりとか、
あとは出版社のランク配本とかも、来年ここの配本数を増やしたいって言ったら、
期間延ばすためにそこの棚とかをちょっと増やすとか。
結構そういう内容だけじゃなくて、わりとデータとかとも照らし合わせながら見ていかなきゃいけないジャンルだし。
文芸もね、そういう純粋な文芸と、他のエッセイとかもっと柔らかいものとかのミックスになってくると思うんですけど。
そういった話も今日できたらと思ったんですけど、それこそ、
それってお店それぞれによって違うし、実際に棚を見てもらえるわけでもないのでって書いてますけど、
実際それも棚見ただけでもわかんないっていうか、そこで働いてみないとわかんない。
まあまあそうね、それ言ったらもう本当にさ、1週間いなきゃわかんないとかさ、下手そうで1年いないとわかんないとかさ、なってくるけど。
言えることだとね。
そもそも論としては、わりとそういう話にもなってくるかもしれないっていうか、売れないような話で言うと。
せっかくこういうお悩み相談来て、これ別にやらせでもなんでもなく、たまたまいいタイミングなんですけど、
我々は、この業界の人材育成の総本山と言われる本の学校。
NPO本の学校の。
春季講座だっけあれ。
書店陣教育講座、2022春講座と言うんです。
春講座。
5月20日と21日の2日間。
私たちは5月20日。
5月20日金曜日の本ですね。
これは講座が5つあるんですね。
そのトップバッターとして。
57:00
第1校の本ですね。
5月20日金曜日。
そうですね。
3時半から5時までと。
ちょっと有料には1000円でしたっけ。
1000円で学生さんは500円。
なので有料にはなるんですけど、
申し込んでいただくと質問もできて、我々はそれに答えると。
こっちでただで質問できるのになんでなんだみたいな。
もうちょっと専門的なことを。
もうちょっとちゃんとした。
ちゃんとした。
一応ね、まさかこんなね、私たちが業界の隅っこで本のそばにちょっとだけいさせていただいて楽しもうっていうような、こんなポッドキャストが。
まさかそんな業界の人たちの真面目な人たち、真面目なためになる場所でお話することが。
しかもラジオじゃないですよね。ポッドキャストじゃないですよ。
講座なのでズームの。
ズームのオンラインでやるってことで。
対話形式のような形になるかもしれない。
そこで本当にお題と質問を我々がほぼもう即席で答えるという。
大丈夫なんですかね、ちょっと本当に不安しかないんですけど。
漠然とした不安に今。
それが成長になるから。
そうですね、それと向き合うことが。
このポッドキャストのページでリンクを貼っておきますので、
もしご参加希望の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ我々だけじゃなくてもっとためになる講座がSNSで活用法とか、いろいろありますよね。
他にもいろんな講師の方がですね、それぞれのテーマで専門的な話をしていただけるようなので。
そうですね、我々は専門的なものがないものが専門ですからね。
もうね、アイデンティティックライシスを起こしてる。
そうですね、お二人なんで。
ということで、本当にいろいろと書店員の悩みって、
最近はお店で教える人とかも結構バラバラになっちゃったりとか、
経験者がいなかったりとか、いろいろあるし。
いろんなお店で言ったら古軍奮闘してる書店員もいて、
そういう人たちは頑張ってほしいなと思うし、
救い上げていい言い方はおかしいけど、エールを送りたいと思いますし。
そうですね。
そんな感じでですね。
その講座は90分お時間いただいてるということなんで、
今回みたいにワンテーマで60分以上話せる二人ではあるんですけれど。
1:00:03
90分とかも、3件とかも起きたらちょっとやばいですね。
ちょっと簡潔にしゃべれるように私も、
あと8日後に。
そうだよね、もうね。
頑張りたいと思います。
これに懲りずに、また皆様ご質問お待ちしておりますので。
憧れのレディ・ピネロープさんにはステッカーを送らせていただきますので、
お楽しみにしてください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
それではみなさん、さようなら。
あ、忘れた。
01:00:52

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