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こんにちは。3人の子育てをしながら会社経営をしています。ワーパパCTOと言います。よろしくお願いします。
今回は、コミュニケーションにおける表現についてお話ししたいと思います。
これは、音声メディアを使っている方に言うまでもないことなのですが、コミュニケーションにおいて重要な要素が3つあると言われています。
何を言うか、誰が言うか、どう言うか。
これは、それぞれ内容、文脈、表現とも言い換えることができます。
何を言うかは内容、誰が言うかは文脈、どう言うかは表現と言い換えられそうです。
この考え方は、古代ギリシアの哲学者で万学の祖とも言われるアリストテレスが整理してくれています。
何を言うかはロゴスと呼ばれていて、伝えたい内容そのものや根拠やデータなどが当てはまります。
誰が言うかはエトスと呼ばれていて、話し手の信頼性や専門性、肩書きなどが当てはまります。
どう言うかはパトスと呼ばれていて、感情に訴える言葉遣いや声質、声のトーンなどが当てはまります。
このように古くからコミュニケーションの要素はこの3つに分けられていました。
では、その中で何が重要かという話になりますよね。
1970年代にそのような研究がされていて、これはメラビアンの法則として発表されました。
このメラビアンの法則は、コミュニケーションにおける要素がどれくらい重要視されているかをパーセンテージで出したものです。
この中には、誰が言うかは含まれていなくて、何を言うか、つまり内容とどう言うか、つまり表現の重要度の割合を出しています。
研究結果としては、内容の重要度は7%でした。
残り93%の割合で表現、つまりどう言うかということが重要という結果になりました。
つまり1割未満が内容の重要度で、9割以上が表現をどのようにするかということが重要だということになります。
この9割はさらに詳細に分かれていまして、声の調子や速度、抑揚など、声に関わる部分が4割弱、
表現、ジェスチャー、姿勢などといった見た目に関するものが5割強で、つまり半分以上がノンバーバルな部分と言えそうです。
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音声メディアではノンバーバルな部分は見えないので、そうなると声による表現の部分がほぼ9割を占めるということになりますね。
先日発表されたChatGPT4.0では、音声出力時に自然な人間の発話になるような開発がされたそうです。
間の取り方や自然な笑い方を入れるなどして、ナチュラルな会話ができるようになっています。
これはまさに声の重要性を踏まえた上での開発と言えそうですね。
というふうに音声メディアの利用者にとって当たり前すぎるのかもというお話をしました。
自分もちょっとずつでも声や表現を改善していきたいなというふうに思っております。
今回の話は以上です。ありがとうございました。