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こんにちは、ごりゅごキャストです。今日は、iPadでGitが使えるワーキングコピーというのが、検索がすげー便利だぞということが判明したので、使い道とかそういう話をしようと思います。
iPadワーカーズの本を作るにあたって、Gitで管理したこともあったから、iPadのワーキングコピーっていうアプリを使って、そのGitに上がったデータを落としてくるとか、自分が変更をかけたものをアップロードするみたいな作業をしていて、
ワーキングコピーって、自分が持っているファイルの検索とかもすごい優秀で、キーワードを入れたら、このファイルのこの部分にこの文字が入っているよとか、画像のファイル名とかにも入ってたら、その画像のサムネイル表示もしてくれるっていうのがあって、結構便利だなって思って。
まずさ、重要なというか大きな話として、ノート内の全文を含めて検索ができるアプリというのがあんまり多くなく、さらに言うと、そのノート内の全文は検索できるんだけど、そのノートのこの部分っていうところまでプレビューで表示してみれるアプリっていうのはかなり少ない、というか本当にないんじゃないかぐらい少ないんだよね。
普段一番よく使っているそのテキストエディターっていうのがIAWRITERだったんだけど、IAWRITERはファイル内の文章全文検索はできるんだけど、検索してこのファイルって選んだ時に、そのどこに入ってるかっていうのはまた自分で探さないといけない。
ファイル内検索をもう一度かければ、ここっていうのがハイライトされるっていうか、カーソルが移動するみたいなのができるんだけど、それをしないと、なんか自分でどこにその言葉が入ってるみたいな、探さないといけない。
特に例えば日記みたいなものを年月日の数字みたいなファイルにしていて、昔やったことからそういうファイルを検索して何かを探そうという場合に、まあ絶望的なんだよね。
まだMacとかiPadだとプレビューでポチポチ押せるからまだまだマシなんだけど、iPhoneの場合毎回画面切り替わってしまうので、なんかもはやそれ検索意味ねえやんと言えるに近いぐらいなものに感じているんだけど、
それがワーキングコピーという、もともとはGitができる、Git管理ができるアプリでちょこっとエディター的な要素もあるよみたいなものなのに、検索をするとその求めた検索ができてしまう。
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ノートプラン3っていうマークダウンが使えるノートアプリ。これは検索がすごく優秀で、ワーキングコピーみたいな感じ。本文の中のこの箇所にちゃんとこれが入っているよとか、その検索結果をポチッと押すと、ちゃんとそこにカーソルがあった状態でファイルが開かれるので、いちいち探す必要もない。
すごくいいんだけど、めちゃくちゃ検索に時間がかかる。
めちゃくちゃっていうのはさ、どういうイメージなの?
何にも最初表示されなくて、これ動いてるの?動いてないの?っていう、何にもステータスが変わらないまま、1分とかレベル。
10秒とか、そういうレベルの遅いじゃなくて。
ファイルの数とかにもよるのかもしれないけど、はるなが今持っているObsidianのファイルなので、1000はいかないぐらいのテキストファイルを検索するのに、だいたい1分弱ぐらい待つと、ずらずらずらって一気に表示される。
あれはね、データ多分持ってないから、ダウンロードしながらデータを読んでいるっていうイメージだね、それはきっと。
きっとそうだね。
1分というのはさすがに検索で待てる時間ではないので、それは仮にできたとしても使えるとは言い難いね。
インデックスが多分作られていなくて、毎回毎回検索を走らせて結果を表示させているようなイメージ?
インデックスというか、キャッシュがないってことだよね、ファイルの。
でもファイル自体は別にクラウドに上がっているようには見えない。
ローカルで全部持っている?
じゃあ何にしても、少なくともはるなの環境で、
なんてアプリだったっけ?
ノートプラン3?
というアプリでの検索は、やっぱり使えないと言えるレベルになってしまう。
ワーキングコピーだと秒で出るの。
秒で出る。
そっち使うね。
それを知ったことで、はるなさんは、
iPadでObsidianのファイルというものを、
ワーキングコピーで読み書きするようにしたらいいんじゃないかっていうことを思いついたんだ。
Obsidianにはプラグインがたくさんあって、
その中の一つにObsidian Gitっていうプラグインを使うと、
Obsidianで編集した内容を、
自分が決めた感覚でGitにプッシュしてくれる、
アップロードしてくれる機能が追加できる。
一応正確なことを言うと、Gitにプッシュしてくれるんじゃなくて、
GitHubにプッシュしてくれる機能だね。
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そのアプリを使えば、
マックでObsidianを使っていて、
1時間とか何分かに1回自動的にGitにプッシュしてくれるので、
iPadでワーキングコピーでGitプールを使ってあげれば、
ローカルに全部データがある状態で、
Obsidianのようにファイルが触れる。
目的は検索だけなのかもしれないけど、
検索ができるようになるという意味で、
いつでもさらっと検索ができるっていうんだったら、
結構便利かもしれないよね。
あくまでObsidianのモバイルアプリが、
どんな風な形で出てくるかっていうのを様子見しつつ、
今作っているObsidian内のファイルを編集するとか、
検索するっていうのを、
いかにiPadで最適化するかっていうのを日々研究している。
頑張っていますね。
もうそのうちいらなくなるかもしれないことだけど。
どんな形で出てくるかわかんないからさ、
パッと見た感じ、パソコンで使っているObsidianが、
そのままiPadで使えそうな見た目ではあったけど、
まだ一般ユーザーまではリリースされていない、
実験段階とかベータ版が、
一部のユーザーに開放されているだけの状態なので、
それがいつ来るのかっていうのはまだまだわかんないから、
今できることをやってみようかなっていう。
単純に俺もObsidian Git自体は、
役に立つバックアップとして、
GitHubアカウントを持っているので、
使うようにはしていて、
iCloudに全部履歴があるから、
いいじゃんっていうのも正しいんだけど、
もう一個あると多分便利なこともきっと多いんだよね。
そういう意味で、話が一周するというか、
テキストファイルを扱う大人であるならば、
Gitを覚えておいて損はないぞっていうぐらい、
GitHubが使いやすいし、
Git関連のツールみたいなものが充実している時代になったよね。
昔に比べればだいぶGUIのソフトっていうので、
見た目でポチポチ押せば、
プッシュできるとか、プルできるっていう、
まさしくiPadでのワーキングコピーとかがまんまそれなんだけど、
アプリを使ってログインとかをすれば、
自分のアカウントからデータを引っ張ってこれるとか、
iPad内で編集をかけたものを、
自分のアカウントにアップロードできるっていう機能を持っているアプリなので。
はるなの初期設定はちょっと苦労していた感じはしたけど、
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別にそれ以降は何も問題ないよね。
問題ないかな。
あと、VS CodeのGitも、
ソースツリーという完全なGUIなソフトを使っていたから、
VS Codeに全く手を出していなかったけど、
VS CodeでGitとかを使ってみても、
Gitの拡張機能を入れれば、
最初の最初の設定だけいるけど、
それさえ終わってしまえば簡単だよね。
あれは簡単と言っていいよね。
プルする、プッシュするボタンとかはついてない。
左下に矢印が出るから、そこを押すと同期するよ。
上矢印、下矢印の。
ぐるっと回る矢印みたいな同期ボタンみたいなやつか。
あれを押せばプルしてきてくれるし、
コミットとかアドとかに相当するやつとかっていうのも、
Gitのタブみたいなところを開いて、
プラスボタンを押してテキストを押してみたいな感じで、
できるから、何て言うんだろう。
10分で全部覚えるというのはさすがに無理かもしれないけど、
小1時間勉強すれば分かるだろうし、
その手の本とかもすごい充実しているから、
きっとそういうものにコストをかける価値があるものだと言えると思うんだよね。
使っているソフトだったりアプリだったり、
あとはファイルの環境とかにもよるとは思うけど、
インターネットが常につながっていて、
データのやり取りとかもできるのであれば、
Gitを使って、GitHubになるのかな、
ワーキングコピーとかの場合だと、
を使ってそこにデータをあげる、もらってくるみたいな、
そういうのが便利な人も多いと思う。
一応Gitの思想みたいなところで言うと、
Gitはネットがない環境でローカルに全てデータを持った上で、
インターネットがあるときに、
差分のやり取りだけをすればいいっていうので、
前提としてはネットがあることを重要視していないんだよね。
そこが割とでかいところで、
だからある意味iPadの非セルラーモデルだとしても、
ワーキングコピーで、例えば外に出ている間は、
ワーキングコピー内でそういうデータの編集なり何なりをして、
家に帰ってきたらプッシュをして、
上がった状態のものと同期をする、
ということができるというのができて、
コンフリクト、両方が同時に編集しちゃった場合でも、
割と解決しやすいというのが強みでもあるので、
逆にネットがなくてもないような環境のiPadを、
iPadをネットがない環境で使い得る人にとって、
むしろそれは便利なことだと思う。
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そうか、ローカルで持っているから、
そこで編集をかけて、後で変えたとこだけをアップロードして、
ということか。
なので、あと強みでいうと、
3分しか上がり下がりがないので、
パケットを限りなく無駄に使わない。
限りなくって限界までではないんだけど、
いちいち全部のファイルをアップして、
落としてきてということもやらないから。
それだけ分、容量は食うので、
例えば、ObsidianをGitHubに保存する場合でも、
画像をすごいいっぱい使ってしまうと、
GitHubの無料で使える容量の上限というものは、
超えてしまうんだよね。
確か1ギガか10ギガぐらいだったと思うんだけど、
ただ、それも設定でJPEGとPINGとかの画像というものは
アップロードしないというふうに設定をしてしまえば、
画像だけはローカルで管理みたいな形になってしまうんだけど、
そういうこともできるし、
それに関しても知っていることが多ければ、
取れる対策も増えるということでもあると思うので。
一時はプログラマーさんが使う、
エンジニアが使うツールというか、
サービスという感じだったけど、
2、3年前ぐらいに一時バズった、
編集と執筆にGitHubを使うと、
めっちゃ良かった。
Gitを使って管理したらめっちゃ良かった、
みたいな記事がすごいバズってて、
その頃から、非エンジニア、デザイナーだったり、
ライター業みたいな、
文字を書く人とかでも、
普通に使えるんじゃないっていう感じにはなってる。
コンピューターの基礎教養になってきているんじゃないか、
ということを俺は思うし、
知っておいたほうが便利になる。
ただ、めちゃくちゃそこから、
いろんなところに広がったかって言われると、
そこまで広がってないから、
あの黒い画面を1回でも使わんといかんって言われたら、
平均的な日本人の8割は、
まずそこで挫折すると思うんだけど、
ポッドキャストも8割、
日本人の2割も聞いていないだろうから、
ポッドキャストを聞いてくれている人という縛りにすれば、
めっちゃ多くの人が使えるし、
使ったほうがいいと思うけど、
誰にでも勧めるかって言ったら、
全然そうじゃないからさ。
でも今、iPadのアプリでも、
扱えるものがめちゃ少ないけど、
ちゃんとあるし、実際ちゃんと使えるし、
iPadだけの環境でも試せるので、
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またよかったら試してみてください。
ただし、ワーキングコピーの場合、
ちゃんとした機能を使うためには、
追加課金というか、アドオンしないといけなくて、
いくらぐらいだったっけ?1200円ぐらい?
まず、基本が無料で、
GitHubの連携とかもできるんだけど、
プルはできるけど、プッシュはできない。
落としてきて、見るはできるんだけど、
変更したものをアップロードするということが、
できないんだよね、ワーキングコピーは。
全機能開放が、たぶん今2400円。
高くなった。
最初期は600円ぐらいから始まって、
1200円、2000円、2400円ぐらいまで上がっているんかな。
でも、最近そういうものは、
優秀ならお金をあんまり悩まずに、
むしろ、物を買うよりも、
そっちの方が気楽にお金を払えるようになってきた。
便利になるのに2400円ならすぐに元取れるわ、
みたいなことを思うようになって。
形がないものにお金を払うというのは、
なかなか勇気がいる感じはするんだけど、
Gitのものに関しては、
無料で試すところまでできるっていうのも、
よくできていて、
でもお金を払わないと実質役に立たないというところも、
やっぱりよくできていて。
そうだね。
GitHubに連携して、
ファイルを落とすところまでできる人なら、
きっと普通に使えるはずだから、
2000円ぐらいかけて、
追加の機能を開放しても、
たぶん問題はないはず。
編集というか検索だけするんだったら、
無料のままでもできるんだよね。
Obsidianのデータを入れておくみたいなので。
見つかったファイルを、
別のテキストエディターで編集するという技も、
iCloudとかを絡めればできなくもないし、
そういうことも不可能ではないので、
GitとかGitHubというものが、
普通の人でも面白い使い方ができるぞっていうのと、
それで例えば思い出したんだけど、
GitHubでエヴァグリーノート関連リンク集っていうものを
作っているページがあって、
そのGitHubのReadMeって、
全部のマークダウンで好きなテキストが全部書けるんだよね。
そこでこういうエヴァグリーノートみたいなものを書いているリンク、
参考になる記事一覧、
そういうことをやっている著名人のツイッターアカウント一覧、
なんとかなんとかっていうので、
めっちゃ長いテキストというものを
公開情報として編集している人もいて、
それの便利なところはプルリクができるんだよね。
これこういうふうにしたほうがいいと思うので、
こういうふうに編集したらどうですかって、
別の人が持ち主に提案ができる。
Wikiよりもちょっと縛りはきついんだけど、
でもインターネットのいいところみたいなのが
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すごく現れているような世界でもあるので、
ついでにGitHubでプルリクみたいなところまで踏み込めると、
やっぱりもう一段階面白くなるしね。
みんなで育てていきましょうって。
オープンソースがもう一段階発達したのって、
やっぱりGitHubの力がめっちゃ大きいと思うし、
俺、なぎなた式のカラビナ対応のファイルみたいなやつ、
あれってGitHubで公開してくれていた人がいるので、
それを引き継いで編集して自分のところで公開してっていうのをやっているからさ、
あれGitHubがあったからやっぱり簡単に手を出せたっていうのはあるし、
しかもそれを公開したことで何人か、
なぎなた式のやつとかをウォッチリストに入れてくれる人とかもいたりして、
その辺の人のつながりみたいなのも、
今までとは違う世界で面白いものがあったりもした。
そのGitとGitHubを使うと大変良いですよっていうお話なんですが、
そんなGitHubを使って、
はるなさんと一緒に作った本が、
iPadWorkers…っていう名前の本です。
Apple PencilとNoteアプリか。
ちょうど収録している本日に発売になりまして、
今のところ前作よりもたくさんの人が読んでくれているような気がしております。
予約で買ってくれた人も前作よりも多くて、
期間もちょっとだけ長いんだけど、本当にありがとうございます。
Kindle Unlimitedでも読めるようにしていて、
ぶっちゃけ買ってくれてもUnlimitedで読んでくれても、
多分入ってくるお金大体一緒だと思うので、
Kindle Unlimitedで本を読んでいただけるだけで、
ゴリゴキャストへの支援にもなりますので、
もし気になる方はぜひ一度読んでいただければありがたいなと思います。
前回の5倍ぐらい努力をして作りました。
やった自慢とかっていうのはあまりするもんじゃないんだけど。
主にゴリゴさんが頑張りました。
これに関してはそれは間違いなく言えるね。
視聴者は春菜さんだけど、俺の方がはるかにやってるよね。
春菜は前にもちょっと話しましたが、
春菜が書き下ろしたのは終わりにだけです。
あとは俺がインタビューをして、それを元に文字に起こすっていう、
まさにライターっぽいお仕事というものを人生で初めて体験して、
こんな大変なお仕事なんだなっていう。
そしてこれは一般的に収入が高い仕事ではないものなので、
やっぱり何らかの著者になれるような能力というか、
コンテンツを持つということが重要だなということも思い知ったりもしました。
ということで今日はGitとGitHubがやっぱり一般の人にもすごく良いものだと思うので、
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ぜひ使ってみるといいよっていうのと、
GitHubを使って作った本も出たので、そちらもよろしくお願いしますというお話でした。