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2021-02-17 20:22

611.薙刀式がきっかけで「分割キーボード」というものを貸してもらった話

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きっかけになった薙刀式

602.親指シフトよりも「理にかなった」配列らしい「薙刀式」を試した by ごりゅごcast • A podcast on Anchor


後日、インタビューしたものも配信します。写真だけでも見ておいていただくと、大変話がわかりやすくなると思います。

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こんにちは、ごりゅごキャストです。今日は、クローっていう名前の分割型の自作キーボードというものを貸してもらって、しばらく使ってみたので、その感想などを話したいと思います。
分割型のキーボード。
分割型の自作キーボードって言っている時点で、何のことかわからんっていうレベルのものではあるんだけど、
キーボードは、ハッピーハッキングキーボードみたいな超高級路線の他にも、最近特に流行り始めているんだけど、
自分で理想の配列、キーの選択から何から、全部自由に自分で決めて、キーボードを作って、組み立てて、理想のキーボードとして使うっていう文化も結構流行っていて、
ゼロから全部設計から何までするのは大変なので、キーボードの自作キットというものも売られてたりして、それをハンダ付けして自分のキーボードにするみたいな世界が流行っているんだよね。
たまたまポッドキャストで、なぎなた式っていう新しい文字入力の方法みたいな話をポッドキャストでしたら、
ゴリゴキャストを聞いてくれている方が、自作キーボードを設計販売している人で、
分割キーボードとか興味ないですか?よかったらうちに試作品がいっぱい余ってるんで、ちょっと貸しますよみたいなことを言ってくれて、借りて1週間ほど使ってみました。
簡単に説明すると、キーボードの左手を使って打つべきところと、右手を使って打つべきところが一つずつ分かれている。
2つで1セットのキーボードになっていて、形がちょっと手の形に沿ったような、まっすぐじゃなくてちょっと斜めにキートップが並んでいるようなキーボード。
クローっていうのが鍵詰めなんだよね。X面のウルバリンみたいな感じ。ああいう感じのフォーメーションでキーボードが使えて、自作キーボードの世界では40%キーボード、60%キーボード、80%キーボードみたいな感じで、
普通のテンキーまで付いているキーボードからだんだんキーを削っていくというのが多くの人が好んで通る道で、クローっていうのも縦に3段、Q、A、Zの3列分と親指で押すボタンが左右に4個ずつあるっていう、一番ミニマムクラスのキーが少ないキーボード。
それをどうやって使うかというと、親指がボタンがいっぱいあるんだよね。そうすることによって、例えば数字の1とか2を押したいときは、親指のこのボタンを押しながらQWERを押すと1234に相当するみたいなことができるようになっていて、
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そういう自作キーボードの世界では、1とかEnterとかは遠すぎて押したくないので、できるだけ全部ちっちゃいところだけで全てが済ませられるようにしようっていうようなものを好む人が割と多い。
それって、キーボードによってこのキーを押したときに、このパソコン側でAって入力がされるとか、Qって入力されるみたいなのを1個ずつソフトウェアで制御するの?それともその自作キーボードというやつはAのキーボード用の部品、Qのキーボード用の部品みたいなの?
ちょっと理解が違っているかもしれないんだけど、一応どこがどの部品みたいなものは決まっていたりして基盤を作るっぽいんだけど、ファームウェアと呼ばれるものを自力でプログラミングをすれば、このキーを押したときに何にするということがいくらでも自由に決めることができて、
それはちょっと難しすぎるよねっていうので、ソフトを使ってこのキーはこのボタン、このキーはこのボタンっていうのを割り当てる、割と簡単に割り当てることができるソフトというものも割と一般的に使われている。
じゃあ今、クローっていうキーボードを使うときに割り当てるためのソフトを使って、このボタンを押したら、Aって打てるようにするとか、Aっていうか、AIOとかのほうが近いのかな?
どのキーのキーコードを送るかということが設定できるっていう感じかな。で、使ってみてね、超良かったのがね、やっぱね、エンターが近い。これはこんなに楽なんだって1週間経って、ついに思い至ることができて、
普段エンターってさ、当たり前なんだけど、小指で5センチ、6センチぐらいまで横に移動してポチって押さないといけなかったのが、2センチずらして親指でエンターが押せるっていうのがすごい楽なんだよね。
なんか、はるなからすると、小指でエンターキーを押す行為自体がそもそもなくて、多分中指か薬指でエンターキーを多分押してるのと、あとは最近音声入力で開業も入力するから、音声で開業って言うみたいな。
そういう人にはもちろん全くいらない。で、俺はまあまあそういう遠くに指が遠くまで届かないといけないのが嫌いな人で、Mac だとそのコントロールプラス、例えば AE だったり FNBP だったりっていうので上下左右の移動ができるんだよね。
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そうすると矢印キーより近いから便利じゃんっていうのでめっちゃ使いまくっていたら、その左手の小指を無理に外側にひねるっていう行為をやりすぎて、小指が痛くなってしまい、しかも今でもその小指の痛いのはあんまり治っていない。
まあそのホームポジションに指を乗せた状態でエンターキーを押そうと思ったら、その小指をすっごい広げて伸ばしてちょっとなんなら手とかも傾けないと多分届かなくてっていうのはわかる。で、それがその分割キーボードの場合だとそういう無理な体制にならないってこと?
そう、それを無理な体制とか自分が好きなように何とでもできるということで、多くの人はやっぱりエンターは近くに置きたいという人が多いし、例えば英語系のキーボードだとスペースキーって長すぎてこんなの1個のボタンにしてるのもったいないよね。だからここに2、3個分割して機能を割り当てた方がそれだけでもまずいろんなことができるようになるじゃんっていう感じのものがあったりして。
で、そのそういうふうに割り当てて、1週間ぐらいどうやって使ったら俺は便利に使えるだろうっていうのをすごいずっと試行錯誤をしていて、1週間ほど考えてみたら、なんかね、もうこれは俺ちょっと買いますって思える段階まで気に入ってきていて。
例えばね、その上下左右の矢印の移動ってさ、かつてはそのコントロールプラスNPとFBで移動するみたいなことだったり、ハッピーハッキングキーボードでファンクションキーを押しながらなんかこう矢印のものを押すっていうのは、なんかこれまでの例えばMacBookを使うよりもだいぶ近くて分かりやすくて便利になったなって思ってたんだけど、そのクローで割り当てたものをうまく自分が気に入るような使い方をしたら、
親指を押さえてIとJとKとLで上下左右のカーソルキーっていうのが動かせるようになったんだよね。
もうこれまでホームポジションから1ミリも手首を空間移動することなく指だけでカーソルが動かせるようになりつつ、
さらにエンターもそこから何も動かさず親指が2センチ動けばエンターが押せるようになって、数字キーというのもASDFGHだったらっていうところに割り振ったんだけど、そうすると目視せず、ノールックで数字とかも押せるようになってきて、
ありとあらゆるキー操作が全部動かなくて良くなった。
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そのクローっていう分割キーボードのキートップってAとかBとかっていうその刻印は入ってるの?入ってない?
それは貸してくれたやつは刻印が入っているモデルというものを付けてあるっていうだけで、キーボード自体はそのキートップも自分で好きなものを買って付けるというのが基本なんだ。
で、ぶっちゃけ結構お金がかかる。
自作キットを一式にそのキートップとスイッチと何かとあとハンダ付けをしないといけなくてとかっていうので、一般的に多分ハッピーハッキングキーボードが買えるぐらいのお金がかかるのが相場っぽい。
だから決して安いものではないんだけど、そのね、突き詰めていくとどこまでも自分の好みな世界を追求できる。
俺、昨日はるなに見せたんだけどさ、その親指で1個押さえながらUを押すと半角にして括弧を2回押してもう1回全角に戻すっていうのをワンキーだけでできる設定っていうのをしたら、
Obsidianで範囲選択を括弧を囲むっていうのが驚異的に楽ちんになって、もうこれは素晴らしい、これだけのためでも自作キーボード作るわっていうぐらい気に入っていて。
やっぱりそういうことがやりたい人には最強に便利なんじゃないか。単語登録をして省入力をするっていうのはどんなものでもできるじゃん。
例えばこのキーを押したときにゴリゴキャストって文字が全部打てるとかっていうのは多分物理キーボードをそういうものにしないとできないものだから、
どこまでも効率化を突き詰めていくという沼を楽しむことができて、さらに手を動かして自分で作らないといけないので、
俺は借りただけなんだけど、きっと愛着が持てるという意味でも満足感が高いし、プログラムができる人は自分で書いたコードでキーボードが制御できるっていう、
ハードウェアの制御を生で体験できるという意味でも大変プログラムの教材としても面白いような気がするし、
あと何よりも驚いたのが、自作キーっていうともうちょっとしょぼい感じかと思っていたら、非常に質感高くて、
工業製品の質感とはちょっと違う部分はあるんだけど、あれこんなに高級な感じの、なんかいい感じのものなんだっていうのも見てみて驚いた。
なんか今使っているやつは、そのモジュールというか端子部分とか基板が割とちょっと見えるような感じで、
キートップがこうついててっていう、でそのモジュールとかも変えれるの?
BluetoothとかそのUSB-Cの有線で接続するとかも、自分で何か変えれるってこと?
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Bluetoothモジュールをつけたかったら、その自分でやるということは一応できる。
そのあたりも、だからどこまでも今市販品のそういうチップみたいなのがすごい簡単に手に入るようになっているから、
自作キットを買ってそこからハマる人はやっぱり3Dプリンターとそういう部品を自分で買ってきて、
自分で台から設計してキーボードを作るという世界にやっぱり入っていくらしい。
そうだよね。最近3Dプリンターが普及してきて、値段もだいぶこなれてきたっていうの。
一般の個人でも普通に3Dプリンターが導入できるようになってきてて、
自分でその作った形っていうのが、樹脂みたいなもので形が作れるっていうのが大きくて、
そういうのを使えば、カスタマイズっていうの。
自分だけの本当世界に一つのオリジナルのみたいなのも、
そんなにコストをかけなくても作れるようになったからこそ、
こういう自作系のキットとかそういうのをやってみようかなって。
もし自分が好きな形にできるんだったらやってみたいなとかいう人もいるだろうし、
そういう意味で3Dプリンターって結構偉大だよなっていう。
クリス・アンダーソンが書いたMAKERSっていう本があったじゃん。
あれの時代が、かつてはあれを見てうおーって思ってて、
3Dプリンターそのうちすごいことになるのかなと思っていたけど、
もう完全にそういう時代になっていて。
あとちょっと思うのが、やっぱりコンピューターというものが普及しすぎてきて、
やっぱり人間が自分が手に持って、
愛着が持てる物質というものが減ってきてしまった。
そういう意味でやっぱり自分の手で何かを作って、
自分のものとして所有する喜びみたいなものを求めるように変わってきたというような側面もあるような気がして、
確かにそれは自分でハンダ付けしてキーボード作ったら、
これは俺のキーボードだ、感は桁が違うだろうからさ。
そういうのもあるような気がする。
なんかその話聞いて思い出したのが、
中学校ぐらいの技術課程で、
ハンダ付けの練習というか回路とかそういうのの勉強の一環で、
電源タップを作って、
それがすごい長い期間自分の部屋の延長コードタップとして利用されてて、
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やっぱりそれ愛着があって、
なんかそれはもう授業用のキットだから、
全員同じやつが配られてるし、
見た目も多分中の回路が見やすいようにっていうことで、
透明のパーツで出てる、
ぱっと見全然しょぼいんだけど、
でもなんかこう自分でハンダ付けして作ったっていうのがあるから、
まあ愛着はあったね。
それがそのもっとすごいレベルの製品で、
それができるようになったっていうのがやっぱ面白い時代だなと思って、
ちなみにこの収録をしている今日の夜に、
キーボードの貸してくれた人にポッドキャストで話を聞こうと思っていて、
多分これが放送されてその後にその話を公開っていう感じになると思うんだけど、
なんで作ろうと思ったかとか、
あとわからんことがいっぱいあるので、
その辺のことも聞いてみようと思っています。
なんかね、キーボード自体は直接触ったわけじゃなくて、
ゴリゴさんが触っているところを見たりとか、
なんかその設定している画面をちらっと横目で見たりとかなんだけど、
あの製品のネーミングというか、
まあ今借りているのがクロウっていうやつで、
あとあのバットっていうコウモリのバットで、
本当になんかコウモリの形みたいなシルエットのキーボードとかもあって、
すごいかっこいいなと思った。
ちなみにその分割キーボードがなんで好まれるかっていうと、
普通のキーボードって当たり前だけど、
両手の幅を親指と親指がくっつくぐらいまで狭い幅になって、
肩をすぼめることになるじゃん。
肩をすぼめた状態っていうのがまず猫背になりやすくって、
肩甲骨が寄ってくるので、寄るっていうのか狭まるっていうのか、
肩こりが発生しやすくなってしまう。
首もつい前にもたれがちになる。
なので分割キーボードで言ったら、
体に対して90度の方向に両手をまっすぐ伸ばしてあげると、
自然と肩が開いて、そうすると背筋もピンと伸びやすくなって、
結果的に肩こりになりにくい。
その人も今知っている範囲だと肩こりがすごい辛いから、
分割のキーボードというものに手を出したっていうことらしいんだ。
決して買ってすぐ使える、快適に使えるみたいな
簡単なものではないんだけど、
キットを組み立ててどうのこうのっていうレベルだったら、
俺作ってないんでまだ何とも言えなく、
今度買って作ってから肩ったほうがいいと思うんだけど、
できなかないレベルなんだよね、言ったら。
中学校の家庭科のハンダ付けぐらいができれば。
そういう意味でも面白いし、
そのバットっていうやつは分割キーボードを持ち歩くのが大変だから、
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両手をちょっと葉の字型で配置することによって、
肩をある程度開けるようにしよう。
でも分割は大変だからっていうので、
そういう形のキーボードを考え出したらしい。
そのネーミングセンスがすごい良い。
めっちゃカギ詰めな感じのフォーメーションになるんだよね。
あれは苦労っていう感じで。
そんな感じでめっちゃ気に入っているよっていうのと、
やっぱエンターが近いこと、
カーソルキーも指を動かさずにできること、
さらに全角の状態からでもカッコカッコというのを入れて、
また半角から全角に戻してっていうのが、
ワンキーでできるとかっていうので、
極めれば自分好みにどこまでもやっていけるような感じがする。
これはやっぱここまでやれるんだったらこれは素晴らしいな。
セッティングを極めていくのに時間はかかるんだけど、
これもまた俺の今年のテーマで、
ゆっくりとちょっとずつ効率を良くしていくという目的に
見事に叶った製品な気がして、
全然買うつもりなかったけど買おうかなっていうぐらいには
心が傾いています。
ハンダ付けするの?
俺多分、そうハンダ付けしたことある時間15分ぐらいだからね。
結構不器用でしょ。
そういうこともやらないとなって結構思うようになった。
手を動かすということを嫌ってはダメだなっていうことを思っていて、
絶対上手くはないんだけど、
そういう苦労を好んでする、それも遠回りな近道というか、
そういうものとして重要な気がしているので、
やりたくないけどやろうと思っているぐらいには今は思っている。
頑張ってください。
ということで今日は分割キーボードを貸してもらって1週間ぐらい。
最初の3日ぐらいは絶望的に操作がわからなくて苦労しまくったんだけど、
もうようやく他と同じぐらいな感じで使えるようになって、
大変良いものだったのではないのかなと思います。
この後に自作キーボードを作ってしまった人のインタビューというのも
後日配信するので、そちらもよかったら聞いてください。
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