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毎日映画トリビアの深めるシネマ。この番組は毎日映画を見るほどの映画好きと、カレー大好きな映画初心者が一緒に映画の楽しさを深めていく番組です。
映画に詳しくない人には、これからの映画の楽しみ方を、すでに映画好きの方にも新鮮な視点をお届けします。ということで。はい、こんにちは。
こんにちは。毎日映画トリビアです。ソロバンです。よろしくお願いします。お久しぶりですね。収録の機会としてはお久しぶりになりますね。そうですね。
カレー大好きなソバさん。絶対これもうネタがなくなったんじゃないですか。ネタは山ほどあるんですけど、その中で今一番伝えたいことは何かなって考えたら、カレーが大好きなことかなって。
大体の日本人そうじゃんってなるけどなっていう。いや、たまにいるんですよね。カレー嫌いがね。その人に向けて伝えていきたいのはカレー大好きだよって。
最近カレーいつ食べましたか。カレー一昨日ぐらいに食べたかな。結構本当に最近食べてる。ちょっと好きなんだ。食べがちですね。カレーはね。
僕は映画が大好き。相方はカレーが大好きっていう2人。そうね。映画好きとカレー好きでやっていこうかなということでございますけれども。時間は空きましたが、その間に来た反響なんかがあったりしたら教えていただきたいなと思っているんですけど。
ちょっとこれ嬉しいニュースですけど。アップルポッドキャストか。今一応ね、スポティファイとアップルポッドキャストと、最近アマゾンミュージックでも配信始まったんですけど、この深めるシネマ。
アップルポッドキャストの映画テレビ番組部門みたいなポッドキャストのジャンルの中で、9月末頃。これ多分配信されてるのが10月の終わり頃頃かな。9月末頃にね、なんか1位になりました。
ちょっとあえて薄くしてみようかなと思ったら、目の前でちょっと悲しい顔してるから。
もっとイエーイみたいなのを期待したのになーっていう。
いやーすごいですね、1位って。
すごいですよ。1位ですよ。
すごい。
1位。
今までの人生で1位になったことは?
あー、ないかな。
まあ確かにあんまりこう。
個人部門の1位ってなかなかね。
確かにね。
ないですよね。
あのポッドキャスト、まあ狭いジャンルではありますけど、映画に関するものということで。
まあ一応僕このポッドキャスト始めるときに、なんか調子乗って自分のやる気を高めるために、映画ポッドキャスト界でトップを目指すみたいなツイートを個人赤みたいにしたんですけど、かなっちゃった。
早えよ。早えよ。もっとそういうのでじらしてやるもんじゃないよ。
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やっとね、1年経ってやっととかで熱い感じになるかなと思ったんですけど、意外といけたので。
まあまあ、あの初心、噂では新規参入する人は結構上位にね、ボンボンって。
おすすめ欄とかに結構乗りやすいらしいんで。
パンと行くけど、徐々に下がっていくっていうのがセオリーらしいので。
できる限りね、上の方で維持できたら嬉しいですよね。
ずっとトップ圏内にはいて。
で、スポティファイとかアップルポッドキャスト、アップルポッドキャストもかな。
ちょっと言いづらいのかな。
ちょっと久々に喋ってるんで。
そうだね。
全部のポッドキャストの中のランキング見たので、150位か140位くらいまでは行ってましたね。
なのでまあ、このまま頑張って上をさらに目指していきたい。
そうですね。
上を目指していきましょうよ。
上しか見えない。
上しか見えないんで、僕らには。
いつからこんな体育会系みたいなポッドキャストになったのかわかんないんですけど。
いやいやいや。
緩めでもあるんですが。
まあまあ、面白く聞いていただけたらいいなとは思ってます。
そうですね。楽しんでいただければ。
それが一番です。
反響という意味では、前回からこっそりGoogleフォームでお便りみたいなのちょっと軽く募集してたんですけど。
収録時点が前回という意味の話ですね。
そうですね。
この辺がややこしいのにな。
まあまあ、ぬるっとGoogleフォームみたいなの載せてたんですけど、概要欄みたいなところに。
お便りいただいてます。
ちょっと読んでいいですか。
いいですよ。
ありがとうございます。
読んでください。
ラジオネームって言っていいのかな。
なんとかネームみたいなの決めます?
作るか。
深めるネーム。
深めるネームでいいですかね。
いいですよ。仮に深めるネーム。
深めるネーム、さおりさんって方から。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ファイトクラブの大好きなところを全部言語化していただけて本当によかったんです。
よかったです。
読み方が下手ですね。
私はファイトクラブで考え方も変わっていきやすくなったタイプなんですが、
初心者の方のコメントがちょっと目線が斜め上というか、
私にはあんまり理解できないなって思う部分が多くて、逆に価値観が広がりました。
ファイトクラブ好きじゃない人もいるんだって新たな発見がありました。
ありがとうございます。
これは多分ファイトクラブの回を聞いていただいての感想ってことですね。
続けて同じさおりさんからなんですけど、
そろばんさんの感想のお話めちゃめちゃくちゃ共感できました。
私はみんなの感想を見て集めないと一文字も書けなかったんですが、
それを続けてたら自分で感想を書けるようになりました。
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あと覚えてないのもすごく分かるので、
あああったのそのシーンと思うためだけに解説とか感想とかを見ることがすごくあります。
分かります。
これ多分ファイトクラブの回の時に感想、
人の感想どんだけ見るみたいな話をした回ですよね。
そうですね、しましたね。
で、そろばんさんはいろんな担任の感想を見ることによって、
覚えてないシーンとか思い出したり、
あとは自分の感想をそれで構築していくっていうのは、
そうですね。
共感してくれている方がいるみたいですね。
そうですね、前半の方のファイトクラブの感想の方で、
多分線が斜めで。
これでも僕はさおりさんにすごく共感できるんですけど、
そう見るんだっていうね。
やっぱり僕がオススメというか、
これ見てくださいって出した側なんですけど、
やっぱり自分のワークとは違う方向で見てくれるっていうのは面白いなって思ったので、
多分同じような感想を持ってくれたのかなと。
そうですね、だからこのさおりさんは映画好きの視点と、
映画好きなことを表現する視点とで、
多分僕と鳥ちゃんのね、
どちらにも共感できる部分があったということで。
確かに確かに。
どっちも共感してもらえたってことだと思うんで。
そうですね。
共感大事ですよ、共感。
僕もね、映画を見ることによる価値観の広がりというものを、
最近いろんなところで価値観の話を聞くんで。
そうなんですか。
そう、価値観、価値観、価値観っつって。
現聴とかじゃなくて。
価値観、価値観、うわーって頭が。
そっか、最近はそういうトピックが多いんですか。
僕の中では今のホットワード価値観になってるんで。
時代は価値観を求めているのかもしれない。
そうですね、ファイドクラブに関してもそうだし、
前回のショーシャンクもそうなんですけど、
言われなきゃ見なかったっていうのがあるし、
見たら見たで、その世界は知らなかったっていうので、
多分ね、言語ができないのは僕、戸惑いもあるのかなって。
あーそうですね。
思って。
まだ感じてるものはあるけど、それをうまく言葉にできないのかもしれないし。
それもある気がしますねって今見て思いました。
見れば見るほど多分それは広がっていくものだと思う。
そうですね。
だからいつか戸惑いが少ない状態になった時に、
感想が素直に出てくるのかなというか。
でも僕前回ショーシャンクの配信とか収録を聞き直して、
最後の方に、自分は今ショーシャンク刑務所にいるっていう話になったじゃないですか。
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はいはいはい。
あれ感想ですよ。
あー。
あれこそが自分が持った感想というか、解釈も含めて、
感想がうまく持てないっていう悩みがあったじゃないですか。
言いましたね。
でもあの収録の最後にポロッと出た、
あれこそが僕は感想だと思ってて、すごいと思ったんですけど。
なんかそれ僕もね、そこの部分は思うところというか、
思ったのが、あれ感想っていう話をしてくれて、
それはすごく心強い言葉だなと思ったんですけど、
感想持てたんだっていう。
いいよ。
いいよいいよ感想だよ。
それ感想だよって。
ボディビルダー大会みたいなやつね。
いやそれ感想って言ってくれたんですけど、
僕の中ではあれって会話の中でのボケに近いんですよね。
なるほど。
なんか今すごいいい話だったのに。
いやなんか、でもそれも一つ表現としての消化の方法ではあるじゃないですか。
確かに。
だから自分の中に落とし込めないと笑いに変えられないから、
そういう意味では自分の中に入っていった小三角刑務所っていう概念が、
その言葉を出せたっていうのになるから、
広い意味では感想なのかもしれないですね。
いやなんか心のどっかにそれはあるんじゃないですか。
でそれがボケとしてなんか喋んないとと思って出たのかもしれないけど、
どこかで自分の中に全くないものは出ないはずだと思うんで。
そうですね。
あれだからすごく感想って言って、
感想です。
ありがとうございますっていう。
あんな感じでどんどん喋っていけたらいいんじゃないかなって。
そうですね。これからもなんかこうボケになるかもしれないけれども、
思いついたことは極力言えるように頑張ってしていこうかなと思います。
ありがとうございます。
ということで今回は課題映画というか出していただきました。
僕がね3弾、いや実はあのやつなら見るんだよなーってぼやいてたのが心に響いたのか。
いったんここで寄せていかないと、
うわーってもう映画嫌いってなるからちょっと困るので。
でも分かんないけどね、これをどう見たのかっていうのはちょっと気になりますが、
今回の課題映画は?
フォードvsフェラーリということで、
あらすじの方をですね、ちょっと軽く読もうとさせていただきます。
カーレース界でフェラーリが圧倒的な力を持っていた1966年、
エンジニアのキャロル・シェルビーはフォードモーター社からルマンデの主要領を命じられる。
敵を圧倒する新車開発に励む彼は堅いぶりなイギリス人レーサーケン・マイルズに目をつける。
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時間も資金も限られた中、2人はフェラーリに勝利するため、力を合わせて試練を乗り越えていくということでございます。
2019年、結構最近の作品で、監督はジェームズ・マンゴールド。
僕この監督の名前結構好きなんですけど、マンゴールド。
マンゴールド、いいですね。
作品の内容にちょっと合ってる感じがする。
力強い感じがする。
確かにね、力強さはある。ゴールドって強いですよね。
僕はかなり寄せていったっていう意味ではある。実力者ということで。
どうでしたか?
音声が乱れております。
面白かったですね。
初めて素直に面白かったですねが出ましたね。今までの中で。
今までのもそうなんだけど、3作目にして言う練習をしてきたの。
面白かったって。なんじゃそれ。
どうでしたかって聞かれた時の、グッて一旦構えちゃう。
分かる。映画を見てね、どうでしたかって言われる。特に見た直後とか言われるとドキッとするよね。
見た直後だし、お勧めしてくれた人を目の前にしてどうでしたかって言われると一旦構えちゃう。
まあでもね、ここの関係で言えば別に面白くなかったものは全然面白くなかった。
僕は割と自分が好きな映画を散々ケチョンケチョン言われても全然気にならないタイプなので。
じゃあいつかそういうタイプのシレットを混ぜてもらって。
絶対気に入らねえだろうなみたいな。
こいつ絶対気に入らねえってやつ。
面白くなかったみたいなことを言われても全然。
お前大丈夫かっていうのから入るのがあってもいいかなと。
そうですね。面白かったです。
面白かったですね。やっぱりその、何て言うんですか。今回って今までの完全長枠っていうのじゃなくて、
その、何て言うんですか。努力勝利みたいな。友情努力勝利みたいな。ジャンプ漫画じゃないですけど。
なんかそういうところがあって、少年漫画的なというか、ストーリーがまるで映画みたいな話みたいなことがあったってことですよね。
要するに。
それの描き方というか、敵っていう風に見える役は明らかに敵だなって思って胸クソに思いながら見てはいたんですけど。
ちなみにその誰を敵だと思いました。
コウホーのやつ。
副社長の人かな。
副社長かな。
何だっけ、なんとかビーブみたいな人。レオビーブかな。
名前すら覚えてない。
ちょっと言い消すかねえやつ。
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あいつがやっぱ敵。
あいつは敵だね。やっぱあの、僕らレーシングチームの邪魔をしてたから。
完全に感情移入できている。
なるほどね。
だからフェラーリと戦っていたっていうか、お話の方にもずっと入っちゃいますけど、最後のレースのルマンのところはもうフェラーリ側は退場してたから。
そうね、レースの途中でも全部敗退っていう形になって。
そう、だからもう最後はもうフォード社、社内の戦いが最後残ってて。
3台残ってっていう事になる。
3台残ってというか、レーシングチーム対コウホーの思惑。
マーケティング部門。
マーケティング部門の戦いになってたから、やっぱその時の印象で言うと敵なのかなっていう風に見えましたね。
気づいてらっしゃるか分からないんですけど、僕はずっとこの収録で毎回映画をこれ見てくださいって出して、感想で返ってくる内容、ソロバンさんの傾向がなんとなく見えてきたんですよ。
ファイトクラブとショーシャンクの空を出して感想どうでしたかってなった時に、必ず返ってくるのがタイトルについて。
ファイトクラブの時はファイトクラブが出てくるまでが長い。
で、ショーシャンクの空には空あったか?みたいな。
確かに確かに確かに。
で、タイトルが描いているものがちゃんと出てくるかどうかは結構気になるところなのかなって。
気になる。だって知ってる情報それしかないから。
あらすじとか見てとか予告編見てとかだったら、予告編のシーンが出てくるってここなんだとかいう答え合わせじゃないけどできるけど、僕が今回知ってる情報ってフォードとフェラーリっていう、これ多分車の会社だよなっていう情報しか知らなくて。
で、例えば役者の名前知ってます?だったら、その役者が多分画体EKだったら、そういう系なんだろうなって予測とかできるじゃないですか。
画体EKの役者さんとか知ってるんですか?
あの、あれの人。
どの人?
なんかムキムキの人。
いやだからその話をしてんだよっていう。その話をしてんだよっていう。
名前出てこないけどなんか聞いたことある人がいる。
なるほど。
なんか、とか、あの、なんだろう、監督でこういう作品撮りがちな人とかっていうのも知らない状態で見てるから、タイトルしかないんですよ。
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で、今回ので言うと、えっと、フォード、あ、でもフォードとフェラーリっていう話だから、最初まぁしばらく出ないですよね。最初の5分10分ぐらいは。
確かにね、最初。だからこれ、そのフォードVSフェラーリってタイトルでもうそのものズバリのような風に見えるんだけど、実はその主人公2人、マットデーモンとクリスチャンベールが演じてるキャロル・シェルビーとケン・マイルズの話だから、ある意味タイトルあんま関係ないっていう。
確かにね。
そこがこうどうなるのかなって僕はちょっと気になっちゃうんですよ。またあの、これフォードVSフェラーリの話じゃねえじゃんって言われるかなと思って。
いや、でも戦ってはいたから。
あと前回の課題になってないけど、どんな映画今まで見てきましたみたいな話の時も、シン・ゴジラが面白かったとか、レディープレイヤー1が面白かったとか、隣のトトロで泣いたとか、全部その内容、わかります?この稽古。気づきました。笑いすぎだから。全部そのものズバリのものがやっぱ好きなのかなっていうのはあった。
なるほどね。
でもそれ本当に最近の映画の観客、たぶん放題とかに直す人たちがいるじゃないですか、映画会社の。やっぱり苦労する部分だと思うんですよ。中身がわかんないタイトルをついた、小シャンクの空についた映画を今の観客が見に行くかって言ったら、何なのかわかんないなーみたいな。
確かに、MCUって全部別費用のタイトルだし。確かにそうですね。基本的に何のことをやるっていうのがわかってるやつの方が。
見に行きやすい。
見に行きやすいし、見た後に腑に落ちやすいかもしれない。
フォードVSフェラーリも一応フォードVSフェラーリは一応話というか、レースする話だからっていう意味で選んだのもある。
結局フェラーリ社と戦うぞっていう風にならなかったら、こういう話にならなかったわけだし。
そういう意味ではフェラーリ社がいることによって成立したからタイトル通りなのかなって感じはしますね。
ただその悪役みたいな意味で言えば、やっぱりフォードの敵はフォードだったみたいな感じになってますね。
一応フェラーリと戦うけど、実質この主人公2人の話にどんどんなっていくっていう風になってます。
そうだな。
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それでまあ選んだのもある。
本当にちょっと今。
目から鱗。
目から鱗だし、ちょっと恥ずかしくなっちゃった。
これだから丸裸にしていくから俺はっていう。
カウンセリングなんだよ。
ここでしょっていうのを僕は常日頃から考えてるんで、タイトル通りのものが出るかどうかっていうのは結構大事かなと思って。
面白いな。そういう傾向があるんだね。
そうなんです。
あとね、もう一つあるとしたら、それの傾向のやつだけは覚えてるとかかもしれないけど、他にも何本かは見とるから。
でも結局そうかもしれないね。
一応このフォードvsフェラーリって結構昔から映画家の話があったらしくて。
で、その時のタイトル、一応原作みたいなのがあるんですけど、当時の映画のタイトル、仮タイトル。
当時ね、トム・クルーズとブラピーが主演の予定だったりした時期があるんですよ。
2010年くらいかな。結構前なんですけど。
このシェルビーとマイルズの。
そうそうそうそう。マイルズが。
で、その時はゴーライクヘルっていうタイトルになる予定だったらしくて。
覚えてますかね。途中で、あれ何のレースかな。あれ多分デイトナーかな。
7000回転以上出すなって言われてるのに、勝手にシェルビー、マットデーマンにしてる。
カンペ出したやつね。
カンペ出したやつ。あれが7000プラス、7000以上出せ、ゴーライクヘルって書いてあるんですよ。
あれのそのゴーライクヘルの分が一応タイトルになる予定だったりして。
逆にこのゴーライクヘルっていうタイトルだった場合、この映画がソロマンさんに刺さったかどうかはわかんないんだけど。
なるほどね。
何なんだろうなっていうね。ゴーライクヘル。やっちまえみたいな意味なんだけど。
確かに、今見終わった後でそのタイトルだったら、あそこがきっかけで評価されたというか、1位取ったしっていう気持ちはわかるんだが、そのタイトルだったら何の話?っていうところになるから。
そうね。
難しいねタイトルね。
タイトルは結構、多分みんな映画会社の人たちも悩んでる部分だと思うんですよ。そのままカタカナにしちゃっていいものかとか。
はいはいはい。
ショーシャンクもね、空にこうやって勝手に描いてますけど、難しい、それで結構興行収入に影響したりするってことを考えるとやっぱり与える印象がでかいよなって。
ちなみにこれは、英語というか現代もフォードVSフェラーリ。
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そうですね、VS、向こうでVSっていうのはあんまり使わないんですけど、裁判とかの時に何対何みたいなのを表記する時にVって使うんですよ。
で、現代はフォードVフェラーリっていうふうになってるんですけど、バーサス、同じ意味なんですけど。日本だとそういう表記あんましないからVSしてるっていう。
なるほど、じゃあフォードVSフェラーリっていう意味では。
そう、全く意味は同じですね。
そうなんですね。あと他によく聞かれるところって印象に残ったとこありますかっていうのをよく聞かれるから先に。
先回り。
印字で。
予習してきてる。
ありましたね。
なんかね、一番面白かったっていうか、いくつかあるけど、あれだね、社長をレーシングカーとか乗せて連れ回して死にそうになってたところ。
あれは僕も好きなシーンですね。
あそこはなんか面白かったですね。
あれはどう面白かったですか?
もうちょっと聞きたい。
自社の作ってる製品というか、使ってるものに対してそこまで知らないのによーづけづけと言ってくれたなっていう。
そっちか。
くらえ!くらえ!
くらえ!ほい!っていう。
くらえ!
ブーンっていうね。
ざまぁって感じ?
ざまぁっていうか、これで分かったろっていう感じ。
分かったか!
伏せ!伏せ!っていう。
これでここまでやって、お前簡単にできるわけじゃないと思う。
分かっただろ!
あれでもなんで泣いたと思います?
フォード2世って言われてましたけど、泣いてたじゃないですか。
降りる前?
シェルビーにめちゃめちゃ暴走するスポーツカーに乗せられて、止まった後にしくしく泣いてたじゃないですか。
あれなんで泣いてたと思います?
極度の緊張から解放されたからかなと思ったけど。
それもあると思うんですよ。極限状態に追っかれたっていうのもあると思うんですけど。
倍が倍だったら吊り橋効果で好きになっちゃうぐらいの極度の緊張感が。
取れちゃった?シェルビーに。
かもしれないよね。
セリフでもお父さんに見せたかったって。
言ってたね。
言ってたでしょ。
あれお父さんのこと思って泣いてるんですよ。
演じてた誰だったっけな。トレーシー・レッツっていう人がヘンリー・フォード2世を演じてるんですけど。
その人も演技しながら自分のお父さんのことを考えながら泣いたらしくて演技中。
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やっぱりお父さんのことを思って泣いたっていうのがシーンの意味というかなんだけど。
映画の中であんまりヘンリー・フォード2世のことが語られてないんで、偉そうなおっさんだなみたいな感じなんだけど。
でも物分かりのいい方のおっさんだなと思った。
確かにね。プライド高いけど、仕事できるんだろうなっていうのもあるしっていう感じで。
一応ヘンリー・フォード2世って名前なんだけど、フォードの創設者がヘンリー・フォード、その同じ名前の人の孫なのよ。
孫って言ってたね。
そう、孫。お父さんって言ってるじゃん。だからその創設者のことを思ってるんじゃなくて、自分のお父さんのことを思って泣いてる。
お父さんはフォード社と関係ある?
そう、あるのよ。それがヘンリー・フォードの次を継いだわけよね、お父さんは。
なんだけど、40何歳ぐらいで亡くなっちゃって。
あら。
そう。で、要するに次を担うとして、そのままフォード社に入って、自分のお父さんを継いだわけよね、そのお父さんは。お父さん、違う。
おじいちゃんが、初代が。
初代で2代目みたいな。
2代目。
結構若くして亡くなっちゃって、急遽おじいちゃんが社長として戻ってきたりとかするゴタゴタがあったときに、史実では、事実としてはそのヘンリー・フォード2世は要するに孫、創設者の孫だけど、
ちょうど戦争に行ってて、全然経営のこととか全く分かんなかったらしいの。
なんだけど、お父さん急々亡くなって、会社大変なことになってるからってことで、なんとかその会社に入ったわけね。
で、まあ、自分でなんとか苦労しながら、会社を立て直すっていう。
おじいちゃんあんまりこうもう、すごくこう自分のワンマンプリとか問題になってたりとかしたから、なんとか自分で会社を形作ったっていう苦労を結構してる人なの。
それはやっぱりこう、もともとそんな予定じゃなかったのに、お父さんが早く亡くなっちゃったから、急遽後取りみたいな感じで戻って、結構苦労したっていうのがあって、
で、お父さん若くして亡くなったから、ここまで立て直したよっていうのを多分お父さんに見せたかったなっていう思いがあるのかなって。
なるほどね。
あそこは結構その、泣いてるけどお父さんのことを思って、こんなにここまで頑張ってきたのにっていうのを見せたかったってことなんだと思うんだよね。
じゃああれなんだね。単純な涙っていう感じでもなかったわけだ。
そうね。
そうか。
その間ね、閉じ込められてた。
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レオビームさんね。
彼は、彼も一応ね、悪役だけど。
たぶん作中ではね、そうしなきゃいけなかったんじゃないかなって気はする。本来は知らないけど。
そうなんですよね。そこなんですけど、たぶんこう、実はものが好きっていうふうに、そろばさんおっしゃってたからこれを選んだのはあるんですが、実はこれ結構実話とは全然違うっていうの。
そうなの?
そうなの。そこが映画というもの、実録映画みたいなもののあるあるというか、どうしたってエンタメにするためにいろんなものはガシャガシャ動かしてるわけだよね。
たぶん実話というか、だけを見るんだったらドキュメンタリーを見なさいってことだよね。
そうそう。
分かる。
その本を読んだり、インタビューを読んだりとかってすることによって何かを得ようっていうふうに、そういうのを知るのが好きっていう人にとってはあんまりいい教材ではない。
そこが映画の特徴かなという意味で、あえてこれを選んだっていうのもあるんですけど。
実録モノの映画を見るだけで何か完全に事実を得られるっていうのはかなり稀なケース。
やっぱり脚色されてるし、嫌なレオビームもそんなに嫌じゃなかったらしいっていう。
やっぱり物語上必要な嘘はいっぱいあって。
例えば最後のルマンのレースに、フェラーリの社長というか、エンソフェラーリは来てないとかね。
いろんなそういうことがあった。
あとは物語上、キャロル・シェルビーとケン・マイルズが2人でレースカー、GT40だっけ。
実際に乗ってた車のレース。
乗ってた車のレースで1位取った車の開発を2人でやってたみたいな感じなんだけど、
実際はもっといろんな人が関わって、2人だけで作ったわけではもちろんないしとか、いろんな嘘はある。
なんだけど、じゃあ結局この映画何がやりたかったのかっていうとやっぱり、
やっぱりキャロル・シェルビーとケン・マイルズ、2人が2人の友情とか、
あとは絶対に無理だと言われてたものに挑戦していく姿っていうのを描きたかったのかなっていう。
友情って思い出したけど、あそこも好きなシーンあった。
ケン・マイルズの家の近くに行ってケンカしてたシーン。
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あのね、特組合のケンカね。
奥さん来て何するのかなと思ったら見学してる。
あれも酷い映画史に残る酷いケンカシーン。
2人とももうちょっとね、いろんな映画で格闘シーンとかやってるけど、あえて下手くそなあのね、酷いケンカシーンでしたけど。
いや素晴らしかったですね、あのケンカはね。
2人の中の良さなのか、2人がまあそれだけ真剣だっていうことでもあるんだけど。
そうですね。
そうですね、その辺はまあ気に入ったあたりだったりはしますね。
あとまあこれ選んだ理由の一つとして、前回までの中でソロバンさんがちょい悪好きっていう話があったじゃないですか。
ちょい悪ね。
あのまあちょっとはみ出し者とか。
だからそういう意味ではキャロル・シェルビーとケン・マイルズって。
確かにね。
全然その。
程よいはみ出し具合だった。
特にケン・マイルズなんかは完全にはみ出し者で、みんなと仲良くとかそのいろんなことがうまくできない。
キャロル・シェルビーも途中で隣のチームのストポーチに盗んだりとか。
ナット投げたりとか。
あとブレーキごと交換するっていう。
武器だこれは。
あれも本当にやったことらしいんだけど。
結構ブーイングが出たらしいんだけど。
ルールブックに載ってないからっていうことで、グレーゾーンのあれだったらしいんだけど。
そういう意味では本当に勝つためには何でもやるっていうタイプの2人だったみたいな。
その辺が気に入りました。
あの辺良かったですね。
小ずるいところもそっち。
手段を選ばず、全然精錬潔白とかではない。
人間臭いところがあって、それでも勝つためにやっていくっていう。
なんなら完全にエンジニア寄りのおじいちゃんみたいな。
いたね。
あの人込みでいいなって思った。
3人で。
あのおじいちゃん。
ドアぶん殴るっていう。
ドア閉まんねえって。
あれドア閉まんねえの本当らしい。
ガンって。
そんなことあるっていう。
その辺も含めて、正しいだけじゃないってところ。
そもそもルマンのレース自体の説明ってそんなになかったじゃん。
24時間耐久レースっていうのは、知らない人から見たら何をやってるんだろうって。
人変わるんだっていうのも知らなかったし。
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変わった相手に全然フォーカスしないじゃん。
やっぱりレースが主題の映画ではないっていう。
そうだね。
やっぱりシェルビーとマイルズ、2人を描きたかったってことだと思うんですよ。
監督自体がね、ジェームズ・マンゴールド監督って、あんまりこれっていう、この人はこれ撮ってる人っていう印象があんまない人なんですよ。
本人もそれは自覚してるというか、レースものばっかり撮ってるとかでは全くなくて、レースそんなに好きじゃないらしいっていう。
だから今回のこの映画を撮るにあたって好きになったかなっていうぐらいで。
だからレースシーンとか結構ガンガンカットしてるっていうのもあるんですよ。
実際の事実に従えばもっといろんなレースがあって、フォードがもっと負けてるレースとかあるんだけど、実質3つぐらいのレースに絞られてるのかな、この映画の中で。
そんなにレースシーンは印象的。印象的っていうか、まああったはあったけど、レース多いなって感じは全然しなかった。
そうでしょ。だからレースに思い入れがあるとかではなくて、この人はウルバリンとかも撮ったり、Xメンのマーベルの映画とか撮ったり、
なんか全然そのスーパーヒーローものばっかり撮ってるのかと思いきや全然違うものを撮ってたりとか、撮る題材毎回コロコロ変わる人なわけよ。
で、それは何でなのかっていうとやっぱりその人間のドラマを撮りたいから。
じゃあその、どのテーマでやるでも構わないんだ。
そうそう、あくまでセッティングが今回はレースだっただけ。興味があるのはシェルビーとマイルズの関係とか、2人が目指したもの。
この2人の関係を描きたいっていう人らしくて、インタビューとかも結構読んだけど、やっぱりそういった形にこだわらず、そこにある人々の関係とかっていうのに興味がある人みたいなので。
それってさ、依頼されて撮ってるのか、それともこういう題材見つけたから俺らで撮ろうぜってなるのかっていうとどっちなの?
多分今回に関してはその企画自体はもともとあって、こういう脚本あるよっていうので多分やろうっていう風になったのかなって思うんですけど。
ケースバイケースだけど、やりたいものを結構ね、監督だといろんな脚本を送られてきたりとかするみたいな。
これやりません、あれやりません、プロデューサーと話してみたいな。
で、今回はたまたまこのレースも。
で、次はインディー・ジョーンズを撮る。
最後のインディー・ジョーンズと言われてるけど、来年ぐらい公開かな。今もう多分撮りは終わってると思うんだけど。
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全然関係ないんじゃん。
実話とは全然関係ないもん。
友情ものみたいな感じになるのかな。
か、まあその人物に多分焦点はあって、人間に多分焦点が当たってるのがインディー・ジョーンズというもの。
なるほどね。
だから決してそのレースものばっか撮ってるとかでもないし、レースシーンも割とガンガン少なくしたというか。
それをその人物描写をするためにレースのことを学んで、なんでこのレースに彼は参加しているのだろうかとか。
っていうのを結構研究するっていう感じ。
なるほどね。
だから確かにその人間のドラマ部分は、なんかこういいなって思うシーンさっき言ったけどいくつかあったけど、多分アニメとかでレースのやつとか見てると、レース自体にすごく熱狂するがちじゃん。
するがちだね。
なんかそのレースのところで、そんなにその興奮を覚えなかったというか。
結構割と淡白な感じで、もしレースに焦点当ててるんだったら、多分レースが終わった段階で話が終わってるはず。
はいはいはい。
勝った終わりって言うほど圧勝で終わるんだけど、その後まで続くじゃん。
そうね。
最後ね、ケンマイルス、本当にルマンで勝ったっていうか、結果的に判定で勝ったことになってないんだけど。
あれはひどいんだけど、あのレースが終わった2ヶ月後くらいかな。
本当に事故でテスト用の車で即死みたいな感じで本当に亡くなってて、そこですら話は更に終わらなくて。
今度はシェルビーの視点になって、話が終わる。
そう、手がつかなくなってね、いろんなことに。
だから全然そのレースを描きました。フォードvsフェラーリのレースを描いてるわけではない。
あー、なるほどね。
そうそう。その辺が監督がやりたいことなんだろうなって。
なるほど。
いやー、ということでじゃあ、引き続き後半も。
はい、まだまだまだいっぱいあるんで。
フォードvsフェラーリの話を。
喋りたいことを。
していきましょう。
はい。
では、一旦また次週ということで。
はい。
さよなら。
さよなら。