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はい、みなさんこんばんは。ファクトリー オートメーションラジオのお時間です。
今回もですね、穴埋め会として高橋が1人で 少し皆さんとお話をさせていただければなと考えています。
よろしくお願いします。今日もですね、いただいたんですけど、 本編のほうで紹介できなかったトークテーマを
高橋のほうから少し回答というか、それをテーマにして お話をさせていただければなと思っています。
本日はですね、第0回の時にいただいた内容を 少し話していこうかなと思っています。
はい、ラジオネームポジローさんからいただきました。 企業に所属する、市内からできること、できないこと、
できないことに対する葛藤や、この 打開策について何かありますかといただいております。
ポジローさん、ありがとうございます。 そうですね。皆さんもご存じかもしれないですけど、
私、FA設備技術勉強会っていう、 ファクトリーオートメーションの設備技術の勉強会。
設備技術や生産技術、製造技術みたいな、 結構ニッチなところの勉強会を5年ぐらい前ですね。
2019年からなので、5年ぐらい開催してきています。
これをやったきっかけとして、やはり企業に所属をして、 企業の中だけで仕事をしていると、
やはり少し狭いなっていうふうに思ったんですよね。
どういうことが狭いなって感じるかっていうと、 基本的に自分のやってることを誰かと共有するっていう範囲が、
多くて10人から20人ぐらいしかいないなっていうふうに感じました。
数もそうですし、自分の属性ですね。 その企業にいて、その部署にいて、
そこからかなり近い部署、同じ設備をやっているとか、 その設備を発注している、受注しているって関係だとか、
結構自分を起点とした一歩隣っていうところまでしか、 自分のやっていることを共有したりだとか、
話をしたりだとかっていうことが、 やっぱりなかなかないなっていうふうにその時は思っていました。
これ詰まるところどういうことなのかっていうと、 やはり刺激がちょっと少ないんだろうなという。
結構自分の守備範囲のちょっとだけ外側とか、 ちょっとだけ深掘りするとか、
そういう方向に企業に所属をして、 特に生産分野っていう、結構企業の中でも
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機密の高いって言うとあれですけど、 少しクローズドなところ、いわゆる表側じゃなくて、
裏側にあるような、企業の裏側にあるようなところに 所属をしていると、そういう仕事の仕方になることが
ちょっと多いのかなと。 やっぱりですね、仕事の中でできることは結構限られてくるので、
仕事以外のところで少しいろんなことをやろうとしても、 昨今のコンプライアンスの事情だとか、
そういうことを含めると、会社で使っているツールを 時間外で使わせてくださいとか、
そういうこともなかなか難しい世の中になってきていて、 何というか結構、僕めっちゃ仕事これからも頑張りたいんですとか、
仕事以外のことにもう少し手を伸ばしてみたいんですっていうことが、 少しやっぱりやりにくいのかなというふうに感じている時期がありました。
なのでですね、もう少し企業に所属しながらでも、 しながらじゃなくてもいいかもしれないですけど、
自由に何かがやれる、こういうことがやりたいっていうことが表現できるし、 誰かがそう言っているのを自由に見ることができる。
こういうちょっとコミュニティがあったほうがいいんじゃないかなというふうな、 漠然とした思いの中で、
じゃあ勉強会のほうやってみるかということで、 FA設議技術勉強会という勉強会の名前の勉強会を立ち上げた次第になります。
そうしたときにですね、たまたまそれが受けたんですよね。 僕は一番最初3人ぐらい来れば最悪開催できるなと思って始めたんですけど、
蓋を開けてみたときに、大体50人ぐらいの参加者が来てくれました。 それも愛知県でやったんですけど、
このとき愛知県は名古屋市でやったんですけど、 東京とか東京や九州からわざわざこの得体の知れない勉強会に参加しに来てくれる人だとか、
そういう方たちが結構いてですね、 これは結構需要があるんだなと思って3ヶ月に1回続けて、
大体現在は200から300人ぐらいですかね、 オンラインのときで参加してくださるようなそれなりに大きな勉強会に成長した形になります。
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そういうことがやっぱり非常に勤め人をやってる中ではかなり大きいですね。
特にやっぱり日本の企業の難しいところとしては、 やっていいこととやっちゃダメなことっていうのが結構曖昧というか、
人によって言うことが変わったりとか、 問題が起こってなければ許すけど問題が起こったときは一発アウトだよみたいな結構
ふわふわしたところにあるっていうのが、 なかなか難しいところだなというふうに私自身感じています。
なので、やっぱり私がFS的美術園協会を開くときに、 やっぱり結構どうしようかなっていう葛藤というか悩んでいることとしては、
やっぱりどこまでオープンにするかっていうことでした。 例えばどういうことかっていうと、
今でこそオンライン開催っていうのを当たり前にやるようになってたんですけど、 実は第1回、第2回はオンラインはやりたくないと思ってました。
理由としてはやっぱり誰の目に触れるかっていうことが結構わからなくなるので、 発表したする人が
例えば会社の人に見られるとか、 それで何か炎上するとか、そういうやっぱり何て言うんですかね、
危機感というか怖さというか、そういうものがあって、 発表者が集まらないんじゃないかなっていうふうに少し考えていた次第のところがあります。
要は我々結構製造業の中で、 とんでもない何というか意味わからない炎上することが結構あるので、
心理的安全性を確保するっていう意味で発表者の、 リアルで集まっている40人ぐらいの人たちの中だけで閉じるような発表っていうのがいいんじゃないかと。
最初はそういうふうに思ってたんですよね。 ただ、
僕が実は第3回、実は第2回をやってから第3回をやるまでに、 実は1年弱ぐらい間が空いてるんですよ。
これ何でかっていうと、私がヨーロッパ赴任にそのときになっていて、 ヨーロッパにいたんでリアル開催ができなかったっていう事情があります。
またコロナがちょっと流行ってリアル開催も当然できないと。
そのときに結構オンラインもやってみようか1回っていうことで、 踏ん切りがついてオンラインを始めたところ、
結構オンラインでやることにそこまで怖さのない人っていうのが結構実はいるんだなっていうことが分かって、 そこからオンラインをやり始めたって形になりますね。
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ただ、やっぱりその観点から今でもアーカイブを公開するとか、 そういうことは自分の中では非常に怖くて、
やっぱり10年前に発表してることがやっぱりその後々問題になったりだとか、 それは多分記録に残って公開してることによってそれが起こったりだとか、
そういうことがやっぱりちょっとあるんじゃないかなっていうのを未だに少し自分は感じていて、 なので、FS技術研究会のほうでアーカイブを公開するっていうことは今のところやめておこうと思っています。
当然ですけど、発表者の方が自分の発表を録画してそれを公開するっていうのは全然問題ありませんので、 勉強会としてアーカイブを残しますよっていうことはやめておこうと思っているだけですので、
公開してOKっていう方はバシバシ公開していただければ、 われわれとしても嬉しい形になるのかなと思います。
やっぱりこういう葛藤の打開策というか、会社でやってることと会社の中でできることっていうのは結構裁量が狭いので、 そこを超えたことをするっていうのがなかなか難しい葛藤だなっていうふうに少し感じておくんですね。
普通、例えばIT系だったりすると、 ユーザー勉強会とかユーザーコミュニティとかそういうものがいっぱいありますよね。
例えばPythonであれば、パイコンっていう大きな勉強会っていうよりはフォーラムみたいなものもありますし、
じゃあAWSはどうですかとか、CICDはどうですかとか、そういう形でやろうと思ったら結構幅広く個人がアクセスできるような、 媒体や勉強会っていうのもたくさんあるのかなと。
それに対してやっぱ製造業は法人ターゲットのものが多いので、 無料ですっていうものはないですし、参加するときに5万円です、もしくは所属企業は何ですか、所属はどこですか、 みたいな話が結構つきまとったりしてくると思ってます。
これやっぱなかなか難しいなと自分の中では思っていたことで、 その打開策として企業がやってる個人向けっていうよりは、 個人がやってる個人向けのコミュニティ、こういうものをちょっと作っていく必要があるんだろうな。
やっぱりビジネスの匂いがしない、あんまりしないところというか、 そういうところは安全地帯としてあってもいいんじゃないかなっていうふうに考えてる時代になります。
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これは結構難しいなとは思ってますけどね。
やはり個人がやる個人の勉強会コミュニティっていうものを 5年ぐらい運用してきたんですけど、
やっぱり難しさとしては、 やってる側、主催側の人たちにどういうふうにモチベーションを継続させるかっていうことが とても難しいなと思ってます。
やっぱりそれなりに継続するのは やっぱり大変なことだなというふうにやりながら思っていて、
マネタイズせずにそういうモチベーションを維持するかどうって、 どういうのがあるんだろうなっていうのを5年目になった今、 少し考えながらやっていってるような形になります。
これを聞いてくださっているリスナーの方も FS技術勉強会に参加してくださっている方もいるでしょうし、
参加したことないよっていうことも たくさんいると思うんですけど、
私からのメッセージとしては、別に FS技術勉強会に参加してもらうことだけが全てではなくて、
皆さんが自由に表現をできるっていうと ちょっと大げさだと思うので、
なんとなく製造業系でそういう勉強会とかセミナーとか行ってみたいなって フラッと思ったときに、
こういうのがあるんだっていうくらいの世の中には あったほうがいいんじゃないかなっていうふうに考えています。
そのためにはやっぱりFS技術勉強会だけだと少し少なすぎて、
もうあと3つ、4つぐらい製造業コミュニティみたいなものが誕生してくれると、 私としては嬉しいなと感じています。
なので、もしこのラジオを聞いてくださっている方で、 勉強会とかコミュニティ運営とかしてみたいなっていう方が
もしいらっしゃるのであれば、 ぜひ挑戦していってほしいな、私としては思っているところなんですよね。
私からのアドバイスですね。
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こういう勉強会をゼロから作ってみましたっていう経験を持った人間からのアドバイスとしては、
案外適当でもなんとかなるっていうことですね。
私のときも最初に押さえた会場っていうのは、 障害学習センター、名古屋の障害学習センター。
名古屋駅から歩いて30分のところにあっても、 6時間借りて5000円ぐらいの会場を押さえて、
5000円だったら最悪失敗しても自腹でもいいやって思えるぐらいの区画感で、
人数も3人ぐらい集まればお互いに発表して、 ちょっと晩御飯でも食べに行きましょうよぐらいで楽しく終わるなっていう、
いかに最低限のラインを低く引きながらまずはやってみるっていうことが大事かなと。
別にそれ失敗してもいいじゃんっていう。
なので、それをたぶん1人でやるのはすごく大変なので、
例えば、FSU美術勉強会のリアル会社に来てもらって、 そこで誰かちょっと気の合う方と知り合えてみたのであれば、
その方とちょっと2人で勉強会をやってみませんか。
最悪2人で発表し合うでもいいじゃないですか。
という形で、最終望遠ラインをかなり低くしながら確保しながら進めていただくとうまくいくんじゃないかなというふうに思います。
FA Studyは少し運営している人の経験がおかしいところがあるので、
僕はそのレベルから始めても全然いいかなというふうに考えています。
FA Studyはなぜか200人規模ぐらいのイベントの運営経験を持っている人たちしかいないので、
なんか変なんですよね。
ちょっと話はそれるかもしれないですけど、
我々元々光線ロボコンや大工ロボコンをやってたメンバーが主体となって今FA Studyの運営をしているんですけど、
光線ロボコンってオフシーズンっていうのがあるんですよね。
4月から10月までが大会をやって、
10月から3月まではオフシーズンっていうロボットコンテストをしていない期間っていうのがあるんですよ。
そこでみんなロボットコンテストの研鑽を積むというか、
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次の来年に向けていろんな技術を開発したり、新人育成をしたり、そういうことをやるんですけど、
その中で全国ロボコン交流会って呼ばれる光線線の1泊2日で泊まりがけで、
保護者もなしに学生だけで集まって交流会を企画運営するっていう、
これもだいたい120人か200人ぐらいの規模の集まりなんですけど、そういうものがあったりだとか、
関東でいうと関東だけで交流ロボコンって呼ばれる2泊3日とか3泊4日どこかの青少年の家みたいなところに集まって、
3日かけてロボットコンテストをすごいチーム数でやるっていう、そういうイベントがあったりだとか、
その運営環状やってた人たちが今、FStudyの運営者として参加してくれています。
なので今、FSB勉強会も90人規模とか80人規模のリアルイベントを開けてるところがあるんですけど、
ただ別に80人や90人のイベントを運営すること自体はそんなに難しいことじゃないので、
皆さんも怖がらずにやってみていただければいいんじゃないかなと。
失敗してもそこまで大きなダメージは多分ないと思いますので、ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。
というわけで、本日は児童さんのお便り、トークテーマに高橋が穴埋め会を話させていただきました。
それではFAラジオ、ファクトリーオートメーションラジオはここで終了したいと思います。
それでは本日皆さん、本日もご安全に。