クロスボーダーの目標と能力
そうそうそうそう。この授業、水曜日のクロスボーダー。これに関してさ、やっぱりちょっといっぱい聞きたいんですけど、
クロスボーダーの資料もここに入ってる?
クロスボーダーの資料がこっちに入ってる。
はい。ちょっと見せていただいてもよろしいでしょうか。
クロスボーダー。4月の17日からずらずらずらといって、9月の24日で全期が終わると。
全部で、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、15回、授業が全期でありますと。
でもそれで全部、何か決まってるのかと思ったら、まだ何も書いてないところもある。
ほら。
それはあれなんだね。変わるんだね。
1回目がガイダンス。自分もいろいろと希望していることがあると気づいた。
いっぱいあるね。
クロスボーダーで身につけたい力。
クロスボーダーっていうのは総合探求っていう授業。探求活動っていう授業で、
これに力を入れますよっていうのが、このフジントン国国際高校の売りだよね。
どうですか、このクロスボーダー。楽しい。
まず、これちょっともらってるプリントのところを読みますね。
クロスボーダーで身につけたい力。
コンピテンシー。資質。能力。
コンピテンシーって英語が低単語かわかりませんが、資質とか能力って意味があるね。
A、興味関心力。
B、課題解決力。
C、計画力。
D、主体的に考える力。
E、総合的に考える力。
F、コミュニケーション力。
G、他者と協力する力。
1、2、3、4、5、6、7。7つの身につけたい力。大きくね、7つ。
うーん、なんか面白いね。
興味関心力。
探究活動を自分の興味、関心や進路に結びつけて考えることができる。
教科の枠を越え、探究と他の教科の学習の関連を見出すことができる。
実生活や社会と事故との中にある課題を発見し、解決しようとする意欲を持つことができる。
課題解決力。
常識や与えられた情報を鵜呑みにせず、それらに対して問いを立て課題を明らかにできる。
批判的思考力。
既存の発想や枠組みにとらわれず、さらなる発展や新しい解決方法を考えようとすることができる想像力。
4、計画力。
必要な情報や資料を得るための方法を計画し、行動することができる計画実行力。
7、活動を振り返ることで、物事の状況や自分の成長を理解し、今後の見通しを立てることができる振り返る力。
D、主体的に考える力。
言われたことだけでなく、自らやるべきことを考え、積極的に実行することができる主体的行動。
Q、課題について自分ごととして捉え、当事者意識を持って考えることができる当事者意識。
E、総合的に考える力。
11、必要な情報を正確かつ効率的に収集し、分析しようとすることができる情報収集分析力。
11、客観的な根拠に基づいて因果関係などを示した上で主張を組み立てることができる論理的思考力。
すごいね、このクロスボーダーね、素晴らしいですよ。
F、コミュニケーション力。
12、相手に理解してもらえるように自分の言葉でまとめ、自信を持って表現することができる表現力。
13、自分の考えを他者と共有するとともに相手の考えにも耳を傾け、そこから学ぶことができる傾聴力。
G、他者と協力する力。
14、相手の意見や立場を尊重することができる需要性。
15、チームで活動するとき、自分がどのような役割を果たすべきかを考え行動することができる責任性。
16、地域の方々から対話的・共同的に学び、自分ごととして社会との繋がりや関わりに関心を持つことができる社会貢献意識。
この16項目、大きく7つの、さらに16、これだけの身につけたいものもありますよ。
さらにこれを自己評価するもんね、最後ね。
で、今これを全部最近読みまして、今この表を見たところ、自分で自己評価をするんだ。
今日の授業では、ABCDEFGの中のどれを学ぶことができたか、どれを感じたのかってことでしょ、自分で。
じゃあこれ、生徒によって全部違うよね?
違うよ。
面白い。最初のガイダンスで、例えばAとDとFって選んだ人もいれば、AとCとGとかになっている生徒さんもいるわけだ。
面白い。
いいね。いいね。素晴らしいね。
NASAゲームと新しい学習方法
NASAゲームって何?
NASAゲームは2回目の授業だね、ガイダンスの授業。
月に不時着して、そっからなんとか助かる方法、助かるために今あるものを使ってなんとかしなさいってやつ。
ゲームだ、本当に。NASAゲーム、これか。
時は2035年、あなたは宇宙飛行士。
宇宙船が故障して月面で待つ母船から約80キロ離れた月面に不時着してしまいました。
手元には以下の15のアイテムがあります。
全員が母船にたどり着くために、生存に必要なものを順に1から15まで優先順位をつけましょう。
また、それぞれをどのように使うのか、その順位をつけた理由も説明してください。
15個あるわけですね。
考えるのは1人で、それともチームで?
まず1人で考えて、チームで集まって、これはもっと優先順位高いんじゃないかとか、そういうのを話し合う。
チームは何人?
4人。
だいたい毎回4人グループぐらい?
うん。
その組む4人は同じ?毎回違う?
違う。
毎回違う?それくじ引き的な?
くじ引きではないね。
どうやって決めてる?その4人は。
いや、それは分かんない。
先生が決める?
うん。
今日はこの、座る席が変わるんだよね。
うん。
じゃあもう何?言ったら、じゃあ浦くん今日ここに座って、じゃあ誰々さんここね、みたいな。
うん。
それともあれ?黒板に座席が貼り出してる?
そうだな、グループになるときに色分けされてて、
生徒がそれぞれ?
まず最初はここに座ってくださいって言われて、その後にグループで話し合いをするときはここに座ってください、こんな風に座ってくださいって。
なるほどね、最初に色分けされてて、みたいな感じなのね。
まあそこら辺あれだね、毎回そこに時間とってもしょうがないもんね、チーム分けにね。
そうか。
これでもチームビルディングっていうか、一番最初にクロスボーダーの授業やるときに自己紹介みたいなのした?
自己紹介か、いや特にはしてない。
クロスボーダーは自分のクラスだけ?
いや、そんなことはないはず。
二クラス?まとめて?一部の生徒。
ちょっと待って、クロスボーダーの授業自体は一クラスでやる?
一クラスはね、一クラスずつ、1-Aだけでやってる。
じゃあ20人ぐらい?何人だっけ?
22人。
22人でクロスボーダーやるんだね。
ただ7月に一部二部三部全員集まって、クロスボーダーをやるって。
7月?それがこれ?チョコプロ?
チョコプロ丸一説明って、このチョコプロがどういうあれかわかんないけど、そんな感じかな?
当たり前の話だけど三部の生徒もクロスボーダーの授業やってんだ。
面白い。いわゆる定時制の子たちもこのクロスボーダーすごいね。
よく昔からある定時制だと、ボキとかね、そのまますぐに仕事に役立つような授業を中心にやることが多いんだよね。
なんだけど直接仕事に活かされるっていうことがあるわけではないのがこのクロスボーダーじゃない。
だけどクロスボーダーってのは組織であったりとか、会社組織で社会全体とかそういうところに役立っていく授業でしょ。
それを定時制の三部の人たちもやるっていうのがすごいね。
もちろん一部の生徒たちもさ、これすごいなと思うけど。
これでもちなみに答えはないわけでしょ、このNASAゲームって。これじゃなきゃいけないよみたいな。
これじゃなきゃいけないよってのはなくて、NASA側、公式側の見解みたいなのは。
そんなのあるの?なるほど。その公式の見解とかの中で覚えてる?
僕?
そんなのあるの?みたいな。
見なかった?
いや、それか確か、僕が結構これ使えるんじゃねーのって思ったやつが、使えないですねって言われてた。
包囲磁石とか使えないねとか言われたでしょ。
包囲磁石。
包囲磁石は地球上じゃなきゃ使えないですもんね。
地球空間に包囲磁石持ってったって、地球の地磁気か。知らんけど。
地球がでっかい磁石になってるから、包囲磁石は北を指すみたいなのがあるからさ。
宇宙持ってったって使えないよってことだよね、きっと。
なるほどな。面白いな。
定時制の生徒たちの参加
NASA公式の答えってどっかにあるの?ないの?ここにはないの?
知りたかったな。NASA公式の答え。
でも面白いね。総合探求推進委員会ってところがこのプリント作ってるんだね。
新聞記事から抜粋してそれを読み解くみたいな授業もやるのね。
何ですか、この教員プレゼント。
先生たちがこういうことを話すから、そこからあなたの考えを教えてくださいっていうやつだったかな。
先生方が何かのプレゼンをするんだね。
この教員プレゼンをやった先生は普段教わってる先生?
うん。
知らない先生もいるよね。
ごめん。普通に僕が聞いたのは知らない先生だった。全員。全員授業は受けてなかった。
田辺先生、野中先生、大塚先生。
僕その中だと野中先生以外は聞いて。
結局普段知らない先生のプレゼンだったりする方が逆にこう斬新じゃない?新鮮じゃない?斬新というか新鮮でしょ?
うん。
面白いよね。
先生のプレゼンはどれくらい時間は?
プレゼン時間は…
あ、ここに書いてあった。ごめんね。8分。
8分か。
で、ペアで問いをつく4分。
問いを投げる質量と4分。
後半、先生方のプレゼンを2つ選ぶ。
2つ選ぶってことは、ここにプリントには3人書いてあるでしょ?
自分でこのうちの2つを選ぶんだ。
何を選んだ?
ワークアウト、推し、数学。
ワークアウトと数学。
推しとは何かを選ばなかったのか?
うん。
ワークアウト、体を鍛えることは人生においてどの程度重要か。
数学って必要なの?の2つを聞いたんだね。
また違うこともやるのか?
理科の先生、食梅イコールアイとは?
それ聞いた、僕。
聞いた。
国語、武道、剣道は何の役に立つのか?
サム先生、英語。
What is a real yakiniku dish?
それを聞いた、僕は。
このタイトルだけでさ、何聞きたいかって思わせるのも重要じゃない?これ。
ねぇ、実際聞いてみてどうだった?その食梅イコールアイとは。
クロスボーダーでの対話と自己探求
面白かった?
面白かった。
面白かった。
What is a real yakiniku dish?
サム先生。
えっと、なんか地域によって焼肉のイメージが違うっていうのを聞いたかな。
地域によってってのは日本の中でそれとも世界で?
日本の中で。
日本の中で。
焼肉の定義が違う、なるほどね。
面白いね。何?いろいろあるよね。
他の集だと、生態膜支室の合成と機能はどうなっているのか。
どうする老いがの水問題。
中学と高校の学びにつながりはあるか。
こんなんだと、大体このどうする水問題と学びにつながりはあるかに集中しそうな気がしない?
うん。
この生態膜支室の合成と機能はどうなっているのかって聞きたい?
聞きたくはない。
ちょっと難しそうだよね。
三部の西谷先生。
私の猫図鑑、野良猫はなぜ振り返るのか。
死ぬこと聞きたいね、これ。
松沢先生、数学。
どのトークテーマになりやすいか。
これも聞きたいわ。
先生、YouTubeが配信してくれないですかね。
ぜひ聞きたいですよ、これ。
どういうものなのかね。
この、さっき言った、触媒イコールアイとかね。
その次、他のやつだと。
静的ストレッチングは筋形状と筋血流量にどんな影響を与えるのか。
これ同じ人?違うよね。
なんか、わざとこういう難しいの入れる感じ?
チョコレートの効果とは。
わかりやすい。
歌う科学。
歌唱力向上に近道はあるのか。
これは英語の先生がプレゼンする。
面白いね。
他のやつだと。
消滅可能性都市は幸福実現都市となれるのか。
面白い。
運動はコルチゾールストレスホルモンを減らせるのか。
これも聞いてみたい。
なんだろう。
これは何?
8分で先生がやるんだよね。
8分で結構先生方って上手に説明してた。
あ、そう。
8分ってすごいね。
あっという間じゃない?8分って。
結構早くにプレゼンが終わって。
その中で何を思ったかを書くからちょっと大変だった記憶。
あっという間にプレゼン終わっちゃうもんね。
何を聞くかっていうのをそこからピックアップしないといけないもんね。
面白い。
すごいな。
なんか楽しそう。
教員プレゼンっていうのがあった。
教員プレゼン。
だんだん慣れていこうってことだよね。
今度は論理的に考えてみよう。
これはプレゼンをするんじゃなくて、こういうふうに考えてみましょうっていうことを例題としてやってくれるんだよな。
テーマ、フレックスハイスクールである本校において生徒ホールに作るならコンビニかカフェか。
こういうのもやるのね。
これ何、みんなで話し合って何か答え出た?
特に答えは出てない。
特に答えは出てないし、そもそもコンビニもしくはカフェを建てる、本当に建てられるのかすらわかんない。
別に本当にっていうのはどっちでもいいんだよ。
作るならどちらか。
どちらがいいかなっていうところだよね。
どっちがいいと思った?ちなみに。
僕はコンビニがいいと思った。
コンビニがいいと思った。
なるほどね。カフェでない理由は?
カフェでない理由はね、まずメニューなんだけど、カフェの方がコンビニよりも品揃えとかそのあたりはいいから空きは来ないんじゃないかって思って。
カフェよりもコンビニの方が品数が多い。
うん。
なるほどね。
あと日用品置いてあるから、わざわざ学校の帰り道に寄らなくてもいいし、荷物がかさばるっていうのはあるけど、そこら辺はもう対策するしかないから仕方ないけど。
いわゆる購買みたいな扱いができる。
食べるだけではなくて、それ以外の用途もあるからコンビニの方がいいんじゃないかと。
うん。
なるほどね。でもカフェの方がかっこいいじゃん。
カフェ?
カフェですよ。なんかこうカフェラテとか飲みながらさ、みんなでノートパソコン一台持ってるでしょ?
うん。
こうパカッてやってさ、クローブブックだけど。こうパチパチってやってたらちょっとかっこいい。
うん。
あんまそれは興味ない?
興味ない。
かっこよさでは便利さに勝てませんでしたね。
事故の探求、自分プレゼン。これ最近か。
昨日じゃん。
自分プレゼンをしよう。一部二部三部合同発表。これは7月3日の合同発表。
自分プレゼン。
これまでのクロスボーダーやホームログでやってきたことをまとめると、クロスボーダーでは対話を通して自分の興味・関心と社会学問の見積みつきを探求し、自分の枠を雇用。
チームで協力して全員が納得できる答えを対話によって合意形成を図るコンセンサスゲーム。
それができれば苦労はない。
理想のクラスや高校生活を実現するためには各自それぞれの目標も設定した。
得た情報について感じたこと、疑問に思ったことから問いを立て、自分ごとにしよう。
教員プレゼンと進路学習
教員プレゼンでは先生方の探求に対する姿勢やプレゼンの仕方、多様な視点、広い視野に触れた。
客観的な事実や根拠に基づいて論理的に考える・伝えることの重要性に気づいた。
進路学習では過去の自分と向き合い、自分の興味・関心と社会・学問との結びつきについて調べた。
ここで調べて、プレゼンのテーマを決めて、
マンダラを作りましょうと。
これはChromebookで入れろと。
これをデータでもらってるんだ。
メール?ドライブ?
クラスルーム。
クラスルーム使うの?
使ったことない。
ツールがあるのは知ってる。Googleのクラスルーム。
そういう使い方ができるんだね。
授業の時に先生がプリントですみたいな感じで、
Chromebookに資料がバーっと進んでるね。
すごいな。
長いことお話しさせていただきました。
あまりにもこのようにやっても疲れちゃうでしょうから、
またおいおい、ぼちぼち、学校のことも聞いたりとか、
それ以外のことも話をしたりしてみたいと思っております。
今後もこの高校生ぐらいの年齢の男子とだけゆっくりしゃべらせてもらう機会ってなかなかない。
しゃべらせてもらえるってすごいありがたいので、
続けられる範囲で続けていきたいなと思っております。
今後も細長い目で見ていただけたらいいかなと思います。
今日はこれで終わりますね。
ありがとうございました。進化の過程。またね。