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というわけで始まりました。
今日はですね、netflixでファイヤーっていうドキュメンタリー映画を見まして、
めちゃくちゃ面白かったんで、それ見てていろいろ思ったことがあったんで、その話したいなと思うんですけど、
ファイヤーっていうのはですね、ファイヤーっていう伝説的失敗イベントを追ったドキュメンタリーなんですよね。
どういうイベントかというと、もともとファイヤーっていうのはですね、ビリーっていう企業家の人が作ったアプリなんですよね。
そのアプリはどういうアプリかというと、芸能界に飾らなわけるみたいな感じで、
芸能人を個人で予約できるみたいなアプリみたいな、画期的アプリだみたいな感じだったわけですけど、
それをサービスとして始めようとしているビリーがいて、
そのビリーがそのアプリの宣伝のために超豪華イベントっていうのをやろうと。
バーナのプライベートビーチとか島を買い切って、そこにインフルエンサーたちをめちゃくちゃ呼んで、
スーパーモデルとかをたくさん呼んで、有名なイベントみたいなのがあるんだよっていうのをめちゃくちゃインスタとかで発信して、
話題を作って、すごい高いチケットでものすごい豪華なイベントを開催するんだってチケットを売って、
それでアプリ自身の宣伝にもしようという作戦を練るわけですよね。
そのイベントが大失敗する様までを描いているんですけど、
まず最初にやったのが、実際にスーパーモデルたちを呼んで、
その島でビリーたちはなんて楽しいんだ、昼からビールを飲んで、スーパーモデルをはべらして、
ヨットで遊ぶみたいな最高のイベントだよみたいな映像をひたすら撮るんですよね。
それは数十人くらいで撮ったわけですけど、
というわけでこんなイベント来たかったらチケット6000枚販売中ですみたいな感じですね。
6000枚くらい売っちゃって、その島は本当に何もない無人島なんで、
6000人とか収容できるインフラが全くないんですよね。
水とかトイレを全く確保できない。
そういうことも全く計算に入れずに、いきなりものすごくインフルエンサーにお金を払って、
ものすごく宣伝をさして、チケットを先に売り切っちゃうんですよね。
ものすごく話題を作るんですけど、インフラがないと。
あと自分たちにイベントを開催経験がないんですよね。
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プロもいないと。
そのプロも何とか探して済むんですけど、ここじゃ無理ですって言ったらクビにするみたいな感じですね。
ものすごく行き当たりばかりなんですよね。
すぐにお金が尽きる。
思わぬ費用が発生したりして、お金尽きるので、
ビリーが出資をしてくれる投資家たちに、
笑顔で最高のイベントなんですみたいなことを説明して、
お金を引っ張ってきて、
それを突っ込むだけで湯水のように消えるみたいな感じですね。
そこから超ずんどこなんですよね。
スタッフたちが毎日悲鳴をあげて、こんなことがあんなことがあみたいな。
本当にここでやる予定だった島みたいなのを違う島にしてですね。
ただの空き地みたいなところなんですよね。
全然イメージが違うわけですけど。
料理も用意できないとか、
テントも高級ビラ用意してますとか言ってたんですけど、
避難用のテントを人数の3分の1分くらいしか用意できず、
ほとんどの日にちが迫ってきてもスタッフたちが気が狂いそうになってくるんですよね。
その時にビリーにこんなやばいことがあみたいなことをみんな言うんですけど、
やるんだ!できるんだ!みたいな。
Just do it!みたいなことを言ってですね。
不可能を可能にするんだよ!みたいなことを言ってですね。
ついに当日がやってくるんですけど、
まず泊まるところが3分の1しかないし、
飯とかも全然用意できてないし、
そもそも水すら用意できてないんですよね。
ついてみんなえぇ!?ってなって、
もう本当になんだこれ、なんかすごい並んでるんですけど、
何に並んでるかも分からずみんな並んでるみたいな状態ですね。
テントに入ったらマストレスとかも全部濡れてて砂だらけですね。
そもそも人数分も用意してないんで、
夜になると暴動と略奪が起こるんですよね。
そこの少ない物資を奪い合ってですね、
水もなくですね、
本当にどんどんゾンビ物みたいになってくるんですけど、
最後の方はですね、
ついに給料払われなかった現地の住民がですね、
暴動を起こして、
スタッフたちがですね、
ボートで脱出したり、
トイレに隠れてボートで脱出するみたいな、
命がガラガラ、島から脱出するみたいな感じで、
もう最後の方もめちゃくちゃになるんですけど、
その様をですね、全部ツイッターとかで流されて、
本当にすごいアメリカ一のネタになるみたいな感じだったんですけど、
それを見てて思ったんですけど、
まずですね、
ビリーっていうのがですね、
すごいこう、
ビジョンのある起業家として、
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ご紹介されるんですよね。
あいつがまたすごいことやるぞみたいな感じで、
このイベントというのが開催されるんですけど、
そのイベントの過程というのはめちゃくちゃなわけですよね。
スタッフとかも、
いやこれは無理ですよって言ってるんだけど、
やれるやれる!
みたいなことを笑顔で言っててですね、
その関係者たちのインタビューでですね、
すごい多くの人がですね、
彼は狂ってるのか?
それとも天才なのか?
って言ってるんですよね。
彼は実際にこうなんて言うんですかね、
まあ後に全部それもなんていうか、
ハリボテだったってことは分かるんですけど、
実績みたいなのもあってですね、
なんで若くてですね、
ビジョンがあって実行力があって、
そんな無茶なイベントみたいなのやっちゃうぞっていうね、
そのビジョンも実行力もあって、
で、難しいと思えるような、
そのイベント関係者が聞いたら、
いやそれ不可能でしょというようなことも、
果敢に挑むチャレンジ精神もあってですね、
どんなピンチが訪れても物落ちしないわけですよね。
全員がもう無理ですって言ってるんですけど、
諦めないんですよね。
全部いいことに聞こえるじゃないですか。
このビジョンがある、実行力ある、
チャレンジ精神があって、
物落ちせず諦めないって、
全部いいんですけど、
それがですね、いかに迷惑かというかですね、
っていう、ただのですね、
自分にできると勘違いしちゃって、
言っちゃうと古代妄想教に近いですよね。
自分にやれると思って、
止められない、止まらない人、
止められない人、
みたいな感じなわけですよね。
なんかですね、
そういうやつだから、
天才か狂ってるのかっていう、
みんなどっちだろうと思ってたんですね。
じゃあこの結果を見たら、
狂ってましたねっていう話かなと言うと、
僕は別にそうでもないと思うんですよね。
なんか、やっぱりこう、
上手くいった人といってない、
いってる人の中でもやっぱり
同じような人いると思うんですよ。
ビジョンがあって、実行力があって、
チャレンジ精神があって、
物落ちしなくて諦めないみたいな、
でも中身空っぽみたいな、
人はいると思っていて、
そのなんて言うんですかね、
彼はすごく中身が空っぽな感じがするんですけど、
ビーチでスーパーモデルたくさん来るよ、
プライベートジェットで乗りつけて、
イエーイみたいな感じとですね、
やっぱり俺の会社のイメージを作るには、
俺も高級車乗って
自家用ジェット乗らないとね、
みたいな感じがですね、
すごく典型的ですよね。
金持ちって本当バラエティーに
飛んでないっていうか、
一パターンに修練していくなみたいな、
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なんかこう感じなわけですけど、
それがですね、
もちろん自分の中にもう少し
こういうのやりたいんだよねっていうのがあったらですね、
それなりのオリジナリティー出ると思うんですけど、
オリジナリティーがないんですよね、
金持ちの様っていうのに。
だからですね、中身は空っぽだと思うんですよね。
空っぽなんですけど、
多分自分のこととかも
分かんなくなっちゃってるんだと思うんですけど、
なんですけど、
そういうですね、
微転にも思えるようなですね、
ビジョンとか実行力とかがあって、
周りを巻き込んでいって、
周りに大損害を与えるわけですけど、
じゃあですね、
彼に中身がなかったから
上手くいかなかったのかと、
中身ある人が上手くいってるのかと、
やっぱりそういうわけでもないと思うんですよね。
上手くいってるかいってないかって、
本当に運なんだなってことは
やっぱり見てて思ったんですよね。
あとはですね、ボタンの掛け違いで、
僕はこの映画爆笑して見てたんですけど、
ボタンの掛け違いでですね、
もしこのビリーが上手くいってたら、
もしかしたらですね、
ビリーの
俺はこうやって成功したみたいな本でも読みながらですね、
なるほどなーとか言ってるかもしれないですよね。
それぐらいですね、
本当に中身とか全然関係ないなと思ったんですよね。
上手くいってるかいってないか。
だから多分なんですけど、
上手くいってる風に見えるから、
みんな狂ってるように見えるんだけど、
この狂ってるのって逆に天才ってこと?
みたいな風になってるわけですよね。
つまり、上手くいっているかいっていないかっていうところをですね、
人を見る時の尺度にすると、
目が狂うってことですよね。
直感が狂ってるなって告げてるのに、
でもめっちゃお金持ちってことは上手くいってるってことは、
天才ってことかな?みたいな風に
思っちゃうってことですよね。
なんでですね、やっぱり人のことを見る時はですね、
上手くいってるかいってないかっていうのはあんまり関係なくてですね、
それは単純に運が良かった人、運が悪かった人というだけでですね、
単純にこの人いいかどうか、
自分にとってこの人いいなと感じるかどうかっていうだけだなと思いましたね。
ただその、ビリーのことにですね、
ビリーを信じてお金を出した人たちとかもいるわけで、
その人たちはですね、ビリーの上手くいってるところだけを見てですね、
こいつ上手くいってるからじゃあいいのかなと思ったのか、
つまり自分がこの人いいなと思ってなかったのかって言ったら、
多分思ってた部分もあると思うんですよね。
でもそのいいなっていう内訳はですね、
おそらくすごい自信に満ち溢れた成功者だとか、
上手くいっているからっていうことがやっぱ、
自分の中に知らない間に入っていて、
だからちょっとこれからも付き合っていこう、
この人はいい人だっていうふうに多分思っちゃうと。
だから自分の中に上手くいく、いかない、
上手くいきたいっていう気持ちが強いほどですね、
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こういう人に絡めとられちゃうんですよね。
自分の素直な気持ちみたいなふうに思えるものがですね、
やっぱ自分の欲みたいなものが来てるので、
っていうことがあるんだろうなと思ったんですよね。
だからやっぱりですね、
確かに吉田松陰先生の言う通り、
私を捨てるっていう、自分の心を揉むくままに、
感じた正しいことをするっていうのが、
いいんだろうなと思いましたね。
そのためには自分の欲を捨てなきゃいけないんで、
なかなか難しいわけですけど、
でも欲を捨てられないとですね、
こういう人に巻き込まれちゃうんだなというふうに思いました。
とにかくですね、めちゃくちゃ面白いかつ、笑えるし、
どんどんイベントが近づいてくるのがですね、
ホラーのような恐怖感もあってですね、
すごい面白かったです。
ぜひ皆さんも見てください。
以上です。
ありがとうございました。