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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。 ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、皆さん気づきましたか?
えっとですね、今日からですね、マイクを慎重しております。 まあね、あの聞いている方にとって見ればですね、
まあいつもと変わらないかなという感じもするんですけどもね、割とクリアな声になったような気がするんですけどもね、どうですかね、ということでね。
あの最近ですね、家のね、まあ玄関出た先とかお庭とかにですね、 ヤスデがですね、めちゃくちゃ大量発生してるんですけども、
これなんなんかなっていうぐらいね、もうなんていうのかな、 家のね、壁のね、天井とかにね、外にもヤスデがいるんですよ。
もうめちゃくちゃ、去年はそんなことなかったのに、 もう今年はもうめちゃくちゃ大量発生しててね、
もうヤスデなんやねんみたいなね、 もう本当に毎日おはようございます、こんにちはみたいな感じで、
もう這いずり回ってるんですけども、 今日はそのヤスデの話をしたいなぁと思うんですけど、
ヤスデをちょっと調べていくとですね、いやそんなこと言っててごめんねっていう感じと、 ヤスデのおかげのところもあるなみたいなね、
ヤスデの再評価みたいなところがですね、 その働きとかね、生活がですね、もう再評価されてもいいなというふうに思ってきたのでですね、
ちょっとヤスデのね、今日はご紹介をと、 ヤスデすげえんじゃなっていう話をね、ちょっとしたいと思います。
ヤスデと、あと似てる名前でね、ムカデといるんですけども、 これどっちかどっちってわかりますかね、皆さんね。
両方ともね、たくさん足を持っていて、名前も地上に紛らわしいですよね。 ムカデはですね、体の一節ごと、節ごとになってますよね、生息動物なので、
節ごとに、一節ごとに2本の足があるのに対してですね、 ヤスデはですね、第5動節以降、5つ目の節以降、一節につき4本の足があるんですね。
さらにムカデはですね、肉食なので、動物をね、追いかけて食べるんですけども、 ヤスデはですね、落ち葉とか土を食べるので、ムカデよりもずっとですね、遅いんですね。
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ムカデは動物を食べるので、非常にカサカサって動きも早いですし、非常に噛まれたら痛いですよね。 ヤスデはですね、落ち葉とか土を食べているのでですね、ムカデよりも移動速度も遅いんですね。
さらに体長もですね、ヤスデはだいたい2センチ程度なんですけども、ムカデは結構でかいですよね。 それがちょっとそういう違いがあるので、よくよく見ればですね、全然違う生き物なんですね。
ヤスデはですね、非常に種類も多くてですね、全世界でですね、1万種ぐらいいるというふうに言われています。 日本でも300種ほどが知られておってですね、体長2センチぐらいの、
要はムカデに比べて足がめちゃめちゃある、ムカデみたいな生き物と思ってもらえればいいかなと思うんですけども、それぐらい足がたくさんあるんですよね。
ヤスデの生態はあまりよくわかっていないところもたくさんあるんですけども、 日本の山岳地帯にいるキシャヤスデに関しては研究が進んでいるらしいんですね。
なんでここにキシャヤスデっていうかというとですね、汽車はその名の通り汽車、電車のことで、時々大発生して鉄道のレールを占拠するらしいんですね。
するとですね、電車とか汽車がそこを通った時に引いてしまって、ヤスデを引いてしまって、そのレールにヤスデの油がついちゃってですね、非常に車輪が滑って危ない、動けなくなるっていうことでキシャヤスデというふうに言われてるんですね。
このキシャヤスデなんですけども、キシャヤスデに限らずですね、多くのヤスデはそうなんですけども、大発生するんですね、数年に一度。
このキシャヤスデは8年に一度大発生するんです。
ワールドカップとかオリンピックよりもその周期はゆっくりなんですよね。8年に一度大発生するんですよ。
なのでまあそんなに大発生しても心配いらないらしいんですけども、大発生したヤスデが産んだ卵はですね、8年経たないと成虫にならないんですね。
その間はですね、ほとんど成虫がいない状態が続くらしいんですね。
ヤスデの成虫は大量に発生して、大量に落ち葉を食べてですね、大量にうんちをするわけなんですね。
このうんちの中には細かく砕かれた落ち葉がたくさん含まれているんですね。
なのでヤスデのこの食べてうんちをする作業というものはですね、要は言ってしまえば落ち葉のミキサーなんですね。
細かく分解しやすいように落ち葉を細かくしてくれる、要はミキサーみたいな働きをしているんですね。
細かくなったうんちに含まれている落ち葉はですね、土の中にいる微生物が分解して、植物の栄養源を作るということなんですよ。
あまり知られてないんですけども、要は森とか林の植物って肥料もないのに、肥料は別にまいてるわけじゃないですよね、われわれね。
肥料もないのに、あんなにスクスクと元気に育つのはですね、ヤスデとか微生物が落ち葉を分解しているからなんですね。
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落ち葉を分解するのでよく代表的な生き物としてあげられるのが、ミミズがあげられると思うんですけども、ミミズはね、
そういう土壌を作るみたいなことをよく言われてますけども、実はその中でヤスデの働きっていうものはですね、あんまり言われてないし、あんまり評価されてないですよね。
なので、このヤスデのこのたくさん、大大量発生して落ち葉食べてうんちを大量にして、要は落ち葉を細かくしてミキサーする働き、これは森を育てているということなんです。
だから再評価されてもいいですよね。ヤスデのおかげでここのね、肥沃な土壌とか植物が育つのは、ヤスデのおかげと言っても過言ではないということなんですよ。
なので、森見てね、すごいこのグリーンエクササイズとかね、非常に癒されるなと思うのは、実はヤスデのおかげなところもあるんだよっていうことですね。
しっかりそういったことを噛み締めた方がいいのかなと、いうことなんですね。
で、生虫がいない間の8年ね、8年に1回タマゴ買いますから、生虫がいない8年の間に、山にはたくさんの落ち葉が積もってしまいますよね。
で、8年に1度ヤスデが大発生する年には、その落ち葉がきれいに食べ尽くされるらしいんですね。
で、食べ尽くして、大量のウンチをして、細かくして、森がどんどん成長していくと。
なので、ヤスデはですね、8年に1度現れる山の掃除屋さんだったんですよ。
そして、さらに土壌を肥沃にして、豊かにして、森を育てている、要は下座さえしているというね、素晴らしい生き物だったんですね。
知らなかったですね、皆さんね、これね。
なので、我々は、私のね、家の周りにもたくさんヤスデが発生してますけども、
その発生することによって、周りのその環境、植物とかを育てているんだと思うとですね、
まあ、ありがとうって言わないといけないなっていうね、改めて感じましたね。
でも、玄関の扉とかにもたくさんいるからね、除去してるっちゃしてるんですけどもね。
でも、そういった確年周期で大量発生して、要は森を作っているというね、素晴らしい生き物だったんでございますね、ということでね。
なので、こういったね、これからね、新緑の季節になってきますけども、
新緑の季節で緑が淡々としているのは、その役目をしている、その下座さえをしているのは、ヤスデも含まれているんだよということをね、ちょっと知って欲しいなと思いますね、ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。