1. ちょぼっとサイエンス
  2. #393 トマトは赤すぎるから嫌..
2023-03-09 11:10

#393 トマトは赤すぎるから嫌われていた!?

2023.3.9収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、トマトの歴史についてお話をしました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは元公立高校理科教授のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
今日のNHKのニュースを見ておりましたら、愛知県の名古屋市では3月に20度以上の気温が3日連続続くということは非常に珍しいことという風にやってたんですけども、
私も名古屋市から20キロ、25キロぐらいのところに住んでるんですけども、その温景ではないですけど、非常に暖かいなと。5月上旬とか4月下旬の気温ですので、季節外れの暖かさを満喫ということではないですけど、
寒いよりはいいかなという感じなんですけどね。花粉めっちゃ飛んでますけどね。ということでですね、今日のお話はですね、全く気温とか関係ないんですけども、トマトについてお話ししたいと思います。トマトの歴史ですね。
トマトって聞くとですね、どんな料理が思い浮かびますか?トマトを使った料理、今や世界中で使われておりますけども、イタリアなんかね、ナポリタンとかね。ナポリタンは日本で作ったものなんですけど、トマトをピザとかパスタによく使いますよね。
イタリアでいっぱい栽培されてて、イタリア発祥なのかなという感じかと思いますけども、イタリア全然トマト作ってないですからね。一番作ってるのは中国で、その次がインドなんですけども。
このね、トマト料理って聞くとヨーロッパのイメージありません?世界中作ってますけどね。このトマトね、ヨーロッパに伝わったのは、以前ですね、コショウのところでコロンブスがコショウを、あ、唐辛子か。唐辛子をコロンブスがヨーロッパに伝えたよということがお話ししたと思いますけども。
それと同じ時期にですね、16世紀にヨーロッパにトマトって伝わったんですけども、最初はですね、全然、全然認知もされてないし、全然料理として使われてこなかったんですね。
それは何なのか。伝わってからようやくトマト料理を使うようになった。トマト料理として使うようになった。要は食べるようになったのはそこから200年後のことなんですね。そう信じられないですよね。めっちゃトマト使ってるみたいな感じかもしれませんけども、このヨーロッパで伝わって200年もなぜ足踏みしてたのかというのをですね、ひも解いていきたいかなと思います。
03:19
このトマトの栽培量って非常に多くてですね、穀物を除いたら一番多いんですね。一番トウモロコシ、小麦、稲なんですけど、その時4番目、世界で4番目で栽培されているこのトマトなんですね。
トマトの原産地はアメリカ大陸ですね。アンデス山脈周辺を原産地とする食物で、コロンブスが16世紀のアメリカ大陸を発見して同時期くらいにヨーロッパに伝わったんですけども、非常に嫌われ者でした。さっきも言ったように食用となるまで、食べるまで200年かかってますからね。
なんでこのヨーロッパの人たちは200年もトマトをないがしろにしてきたのかということなんですね。トマトはナス科の植物です。
当時、16世紀とかその当時にナス科の植物といえば、毒のある植物が非常に多かったんですね。ヨーロッパでは悪魔の草と呼ばれていて恐れられていたベラドンナとか、魔術に用いられたマンドレイクなどの有毒なナス科の植物があったので、トマトも見た目が似てるんですよ。
当たり前ですよね。ナス科の植物だからね。なので、避けられてたら、毒あるんちゃうみたいな。よぉ、そんなの食べるなみたいな。で、実をつけるんだけど、実の中にも毒あるんちゃうみたいな感じで、敬遠されてたんですね。
実際、トマトの茎や葉には毒が含まれております。なので、トマトのみんな食べている部分は毒はないんですよ。でもトマチンという毒があって、未熟な青々としたトマトにはトマチンの含有量が多いんだけど、どんどん熟してきて赤くなると、トマチンの含有量は下がってくるので、食べる頃には全然影響はありませんので。
なぜ毒があるかというと、食べられてしまっては自分の子孫を残せないんですよね。だから植物というのは毒があるものが多いんですけども、なので虫とかを寄せ付けないために、未熟なトマトの身の部分にも毒は含まれているわけなんですね。
同じナスとかにジャガイモもありますけども、ジャガイモの身にはソラニンと呼ばれて、緑色の目に毒があるけども、トマトの身には毒はほとんど含まれていない。ほぼないと言っても過言ではないですね。食べる頃にはね。
それなどで敬遠されていたんですね。毒があるから食べないよみたいなね。だから長くは鑑賞用として使われていましたし、トマトの身も可愛らしい感じで真っ赤っかいですからね。なので鑑賞用として使われていたんですけどもね。
06:11
さっきも言ったようにトマトって何色してますか?赤いですよね。めちゃくちゃ赤いですよね。今サラダにはグリーンの色の葉野菜とトマトを添えると食欲が増した感じがしますよね。赤いには食欲を増す効果があるんですけども。
赤いものを見るとですね、なんか美味しいなとか食欲が増進するのはですね、我々の祖先というか我々が樹上生活してましたしジャングルで住んでましたので、その時に果実は赤く熟すものが非常に多いですよね。
そうすると食べていいサインなんだ。甘いんだこれはねっていうサインを示すために植物の赤色をしているわけですね。だからこれ食べていいよっていうのでそういったものがDNAに刻まれているから赤い色を見るとですね食欲増すのはそういうところがあるわけなんですね。
この赤みなんですけども、トマトの赤みというものはですね、赤すぎるんですね。これどういうことというとですね、赤く色づくとも言ってもですね、めちゃめちゃ赤い、めっちゃ真っ赤っていうものはですね、非常に少ないんですね。
ブドウとかブルーベリーなどはアントシアニンという紫の色素を持っております。また柿とかみかんとかはカロチノイドという橙色、オレンジ色の色素を持っています。それで色づいていくわけだけど、果実っていうものは紫色とか橙色、オレンジ色の色素を使って少しでもですね赤色に近づけようとしてるんですね。
赤色は食欲を増進する、赤は食べてほしいというサインだけど、赤色の色素をあんまり持ってないから、より赤みに近づけようとして、ブルーベリーとかね、柿とかは赤みたいな色を出しているわけなんですよ。
だから赤に近づけようとしてるんだけど、真っ赤っかの色素がないから、赤色のようなものを使って、色素を使って、より赤色に近づけて食べてほしいよっていうサインなんですね。
じゃあリンゴはどうなんねみたいなね。リンゴ赤いやんって感じかもしれませんけども、よく見るとですね、真っ赤ではなく赤紫色なんですね。
リンゴはなぜ赤紫色かっていうとですね、紫色のアントシアニンとオレンジ色のカロチノイドの2つの色素を巧みに組み合わせながら赤色を出してるんですね。
赤に近づけようとしているっていうのが大体の果実とか植物なんですね。それをヨーロッパで栽培されてたからそういったものは知ってたんだけど、めっちゃ赤みたいなのは当時のヨーロッパにはなかったんですよ。
09:03
だから毒あるし赤すぎるトマトということでこれも嫌われてたんですね。
トマトはですねリコピンという真っ赤な色素を持っているので真っ赤にすることができるんですよ。赤色っていうのは食欲増進させるんだけど赤すぎたら赤すぎたで怖いみたいな赤すぎてなんか逆に不気味なんやけどっていうのでですね。
それまで真っ赤な果実をヨーロッパの人たちは見たことがなかったのでこの世のものとは思えないということで嫌われ続けてきたわけなんですね。200年もね。
そこからナポリで大飢饉、飢餓で食べるものないということでトマトも食うしかないということでそこから意外に美味しいということで広まったらしいですけどね。
それまでは毒のある植物赤すぎるから無理ということで200年も嫌われものだったということなんでございますね。
そういう歴史がありますので今では逆輸入されてアメリカでトマトケチャップが作られたりとかそういったことでトマトの大逆襲が始まって今では世界第4位の国物を除けば第1位ですよ。
というぐらい栽培されているということなんでございますね。ということでトマト料理美味しいですよね。トマトパスタが一番好きですね。ピザも好きやね。
トマト食べたくなりましたけどもぜひ皆さんそういった幕望歴史があるということを考えながら食べるとちょっとね味がエッセンスというかスパイスになると思いますのでね。
ぜひそういったことを考えながらトマト料理食べてみてくださいということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆さんさよならバイバイ。
11:10

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