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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、本日のホームルーム始めていきたいと思います。
2022年4月12日火曜日ですね。
昨日、今日とですね、非常に暑いということで、
5月ぐらいの気温気候でですね、非常にぽかぽか、ぽかぽかどころか汗ばむぐらいの陽気ですけども、
今日の夜から、明日の朝からですね、また雨が降って、ちょっと気温が落ちるみたいですけども、
寒暖差というかですね、皆様体調崩してないでしょうか、ということでですね。
今日のお話はですね、バナナの種ってどこにあるのというお話をね、ちょっとしたいと思います。
バナナのように果実を作る植物はですね、大体種がありますよね。
なぜ果物というか果実を実らせるかというとですね、これは中に種が入っているわけですけども、
鳥とかですね、ほとんど鳥とかですね、あと小動物とかに食べてもらって、
中に入れて、種もそのまま入って、フンとかで出して、その子孫を残すために色々散布してもらうというのが主な理由です。
戦略になっているわけですけども、大体果実を実らせるものってですね、色がはっきりするわけですね。
大体が赤色なんですけどもね、赤色を見るとですね、熟している甘い食べ頃だというのがですね、
他の動物に認識してもらいやすくなるわけですね。
我々もですね、たぶん樹上生活しておりましたか、祖先ね。
木で生活していて、赤い果実を見ると食欲が湧いたりする赤色のやつね。
リンゴとか桜も赤いよね。そういうのを見るとですね、熟している食べ頃だというのが刻まれているから赤いものを見ると食欲が増進するわけですね。
食べてもらって、種を食べてもらうわけですけど、人間目線から言うとですね、種ない方が食べやすいですよね。
なんか食べてて種あるともっと欲しいなみたいなね。
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それで、人間の食べる側からしてみれば、美味しい果実だけ食べて、種ない方がいいなみたいなことだと思います。
そのバナナなんですけど、バナナを食べたときにですね、種ありますか。
なんかもうなんか、もももするなみたいなのないですよね。種ないですよね。
これはですね、人間側が食べやすいように改良してきたわけですね。
果実というか、果実をつける植物としてはアウトローというかね、得意な存在になっているんですけど、種がないということはね。
なぜバナナには種どこにあるのかということと、種ないのかというのを2点に分けてですね、話していきたいと思います。
バナナはですね、普通メシベに花粉が付いて、受精をして、受精卵になって受精して、種ができて周りの果実が膨らんで実るわけですけども、
バナナは受粉しなくても果実を形成できるという特徴があるわけなんですね。
それを単位結果、単位結果、漢字はね、単語の単に、二声みたいな字に、実る果実の果って書くんですけど、受粉しなくても、受精しなくても果実を実らせるという特徴があるわけなんですよ。
なので受粉なしでバナナが実るわけなんですね。それは野生種のバナナには種があるんですよ。種があるんですよ。種があるんだけど、皆さんが食べているバナナには単位結果するものだけを取り出して、それを多く栽培することによって受粉しなくても実らせるというものを、
野生種から突然変異で寄り出してそれを栽培しているので、単位結果、受精しなくても受粉しなくても果実ができるというバナナをよくいっぱい作っているわけなんですね。
なので受粉しなくても、果実から言えばアウトロー的な存在なんだけど、受粉しなくても実ることができるというのが一つの特徴です。
2つ目は、例えばそのままだと寄り出して栽培していたけど、別のバナナの花粉が付けば受精、受粉しちゃって種できちゃうよね。
なんだけど、その寄り出した単位結果のバナナの株は3倍大なんですよ。
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え、なんなん3倍大って感じですけど、我々人間は2倍大なんですよ。
これね、生物の授業とか中学の理科でも習うんですけど、我々ってね、父譲りの染色体と母譲りの染色体をそれぞれもらって、染色体の数なんぼなのか知ってますかね、人の染色体。
2nイコール46ってことで、46本の染色体があるわけなんですよ。
でもそれは、父譲りの23本と母譲りの23本をもらって、46本合計で持っております。
はい、これが2倍大。
なので、2セット持ってるんですよね。
だから46本持ってるけど、46種類じゃなくて、例えば染色体の大きさに分けてナンバリング1、2、3、4、5、6、7つけてくるんだけど、
なのでナンバリング1、要は一貫。
本で例えると、一貫には母譲りの一貫と父譲りの一貫があるわけですよ。
これは同じ大きさ形してるし、同じ種類です。
これ相同染色体って言うんだけど、それを46本持ってる。
要は23セット持ってるわけなんですね。
配偶子を作るとき、精子や卵を作るときは、それを減らすわけですよ。
46本を23本にする。
自分の配偶子を作るときは、この一貫は母譲りにしよう、二貫は父譲りにしようみたいな感じで、23セットにするわけですね。
それでもう一個の配偶子、要は自分が雄だったら精子は23本、卵は23本、パート卵23本するとまた46本が決定されますよね。
なので我々は配偶子を作るときに減数分裂って言うんだけど、23セットにしてるわけですね。
じゃないとそのままずっと増えていくと、4倍体とか8倍体ってなってますよね。
だからホモサーペンさん誕生して20年くらい経ってるから、染色体の数めっちゃ多いやんみたいな生物が生まれますよね。
じゃなくて、配偶子を作るときは半分にするわけなんですよ。
でもバナナは3倍体なんですよ。
何かっていうと半分にできないよね、3倍体だと。
だからこれまた生物というかアルマジキ、コイというかアウトローなんだけど、配偶子を半分にできないんですよ。
だから受粉できないんですよね。
3本を半分にすることができないから受粉できないんですよ。
3倍体なので半分にできないっていう性質があるから受粉して種ができないってことなんですよ。
なのでバナナとしては単位結果、受粉しなくても果実を実らせるということと、他のバナナの花粉が付いて受粉しないように3倍体になっている。
だから要は原数分裂できないから、要は子孫を残せないというような特徴を持っているからこそ種がない果実ができているということなんですね。
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ちょっと難しかったかな。
バナナを食べていると黒い点々がありますね。
あれは種子になり損ねた種子なんですね。
野生種だと黒いものがどんどん大きくなって種ができるんだけど単位結果であるし3倍体なので種子はできないけど種子にもなりますよみたいな黒い粒々はあります。
でも受粉しないし種子はできませんけどね。
ということで突然変異でできた受粉しなくても果実を実らせるという単位結果というものを持つものと受精しないように3倍体になっているという奇跡というかアウトローな要素を取り出して株分けしやすかったのでどんどん株分けしてどんどん栽培することができたので
桜みたいな差し木みたいな感じで株分けできるっていう性質もあったのでここまで広がったと。
種のないバナナがここまで広がったという特徴があるので種がなくて美味しく食べやすい。
人間目線だけどね。食べやすい果実バナナが誕生したということですね。
種子みたいなものはあるけど野生者が種子になるような黒い粒々あるけども種はないという感じなんですね。
果実って面白いですよね。
人間目線だけどこうやって改良を続けた手に汗握るような特徴よりついで果実は誕生しているということでした。
そういったことを思いながらバナナを食べると違った景色が見てくるかなと思います。
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさんさようなら。バイバイ。