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2022-04-21 10:40

#190 世界で唯一のミステリーサークルを作る魚

2022.4.11収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、ミステリーサークルを作る魚のお話をしました。世界唯一が日本にいる!
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼ先生の教室、本日もホームルームの時間になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、本日4月11日、月曜日ですね。週始めとなっております。ということで、
すごかったですね。昨日すごかった。 ロッテのですね、千葉ロッテマリーンズの佐々木老貴投手が完全試合ということでね。
28年ぶり。牧原博美投手以来、巨人館のね。 28年ぶりだったんですけども、もう28年前のね、あの完全試合は何か覚えてますもんね。
福岡ドームでしたよね。最後ね、あのファールフライのファーストね、ファールフライ落ち合いがね、取っていって、完全試合みたいな、覚えてますもんね。もうあれから28年間一度も完全試合が出てなかったということで、
完全試合なんかできないよね。9回を27人でピシャッと抑えるっていうね。もうゲームでもやったことないですね。
パワフルプロ野球好きですけども、ゲームでもね、さすがにね、完全試合はやったことないんですけども、若干20歳の佐々木老貴投手がしたということで。
キャッチャーがね、新人の18歳の松川保守ということでね。素晴らしいですよね。ということで、今日はその話をするんじゃなくてですね。
今日はね、海底にあるミステリーサークルというお話をね、したいと思います。
はい、皆さんミステリーサークルって知ってますかね。田畑とかに、その穀物がこう薙ぎ倒されたというかね、
気化学的な模様が、田畑に描かれるということでね。これはUFOの仕業なんじゃないかとかね。
宇宙人がやってんちゃうのみたいな感じでね。まぁイギリスで多数見つかって、フランスでもね、
見つかっておりますけどもね。まぁだいたいね、そのミステリーサークルって言われれば、地上ということで、田畑で、
描かれるというか、気化学的な模様が誰かわからんけどなってるみたいなね、ことを見たことがある人もね、おるかと思うんですけども、実はですね、海底にもね、
ミステリーサークルがね、この海底の砂地で作ってですね、作られているのがあるというのをですね、これ日本ですね、
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日本の奄美大島で、2011年くらい、ダイバーの間で読めたんですよ。なんか海底にミステリーサークルみたいな、気化学的な模様があるぞっていうことをね、
ダイバーの間でね、ちょっとなんか噂が出たらしいんですよ。2021年にですね、水中写真家の大方陽樹氏がですね、
このミステリーサークル、魚が描いているぞと、フグがミステリーサークルを作っているのを見つけて撮影したと。
その大方氏がですね、フグの研究者である国立科学博物館の松浦啓一博士に連絡して、この堂博士がですね、これはこのミステリーサークルを描くこのフグは
新種だということを確認して、2014年に新種として認定されました。その名もですね、
奄美地方だからね、奄美星空フグと命名されたこのフグなんですけども、
体長は12センチ前後でですね、そこまで大型ではないですね。 中型のフグということで、この新種として2014年に認定されてですね、この
奄美星空フグをですね、よく観察してみるとですね、このミステリーサークル、後でね、気になる方は奄美星空フグと検索してみてください。
この奄美星空フグ、海底、砂底にですね、ミステリーサークルを描くんですけど、これ何のためにやってるかというとですね、オスがですね、メスを引き寄せるためにこのミステリーサークルを描いております。
大体オスはですね、4月から8月にかけて、この繁殖期にあたる4月から8月にかけて、海底25メートル付近の砂底に降りてですね、ミステリーサークルの製作に
邁進します。ミステリーサークルの中心部を設定して、そこから放射状に溝を掘っていってですね、最終的には27本前後の溝を真ん中から放射線状に描いていくわけなんですね。
その溝の外側におよそだいたい直径2メートルぐらいの円を描き、さらに同心円の構造物を胸びれと体を使って作っていくと。
これはですね、さっきも言ったように、メスのために行う構造で、このミステリーサークルを描いてですね、メスに気に入られるかどうかが勝負なんですね。
そのためですね、このサークルを目立たせるために外側に貝殻とかを置いたりしてね、デコレーションしまくりみたいな、デコレーションを使ってですね、飾り付けなんかして目立つようにしていると。
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で、1週間ほどでミステリーサークルは完成してですね、するんですけど、天目星空服にとってみればね、めっちゃ円なんですよ。
なんていうんですかね、もう本当に円なんですけど、天目星空服にとってコンパスとかないし使えないでしょうね、使えないんだけどもう完璧な円を描くんですよ。
それが不思議となっているわけですけども、どうやって描いてるんだろうなみたいなね。
で、このオスの作ったミステリーサークルが気に入ってもらえればですね、メスはオスとともに外側から中心部に向かって移動して、中心部のミステリーサークルの中の円がね、円を描いて放射線状に水を作ってまた円を描いてみたいな感じで作るんですけど、真ん中の方に行って散乱をすると。
で、受精卵、精子の卵が受精をして受精卵はだいたい5日ほどで孵化して治療が生まれるという感じなんですけども、このサークル内に複雑な構造物を作るとよく目立つということもあるし、水を掘っているから新鮮な海水が真ん中に向かって流れていくんですよね。
水流が中心に向かって流れるので常に受精卵に対して新鮮な水が届くように作られているんじゃないかということを教授がですね、松浦教授が推測されているというわけなんですね。
なので構造物が目立つように複雑に描いて飾り付けなんかして水に目立つようにして、さらに受精卵が晴れて散乱がOKならばうまく届くようになっているし、孵化するまでオスがまた見守って水流を起こして常に受精卵に海水を当たるようにしているというそんな面白いことをしているわけですね。
今のところですね、この世界中で海底、砂底にミステリーサークルを描くという魚はこのアマミホシゾラフグ以外はいません。しかもそのアマミホシゾラフグ、ミステリーサークルを描く魚が日本にいるということがね、これすごいことですよね。
これを人間に当てはめるとどういうことが言えるかというとですね、アマミホシゾラフグはだいたいさっきも言ったように全長が12センチぐらいなんですけど、ミステリーサークルはおよそ直径2メートルぐらいもあるんですよ。
なので自分の体の16.7倍ほどのサークルを作ったことになるわけですね。これを1.7メートルぐらいの身長の人間と置き換えるとですね、だいたい28.4メートルぐらいの円を描くというぐらい、要は自分の体の16倍もの構造物を作るということなんですよ。
人間にするならそのぐらいの大きさなので、スコップで直径28メートルほどにもなる大きなサークルをオスがスコップを掘ってやっているのと一緒なんですよね。もしもこの全人類が28メートルの円を描いてスコップで掘ってミステリーサークルを作らないと子孫を残せないとなるとめちゃめちゃ大変じゃない。
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そんなスペースないしねそもそもね。都会にいるんだったら28メートルの円をスコップで掘って描けるのは無理でしょ。っていうぐらいめちゃくちゃすごいことをいとんも簡単にやってるわけですよ。
しかも水の中でしょ。水の水圧もあるし抵抗もあるしね。点滴もたくさんいるしね。その中で自分の体中の16倍もの大きさのミステリーサークルを描いているということであなたはできますか。
いや私は無理やね。こんなスコップでそんなに28メートルまでやったら9倍できなかった。もうねこれは本当に無理やで。生物の世界ではもう人間では考えられない。人間では無理なことも平気でやってのけてるっていうことのところがこの生物の面白さかなという話でした。
ということで気になる方はあまみ星空服で検索してみてください。ということで今日の授業はこれで終わります。それではさようならバイバイ。
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