夏野菜の実の色と抗酸化物質
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、来週ですね、もう7月になるんですね。早いもので、2024年もね、半分が終わりを告げようとしているということで、ほんとね、早いですよね。
今ね、7月といえばですね、もう夏ですよね。今ね、梅雨時期というかね、梅雨にしましたので、ジメジメしてるんですが、梅雨が明ければ、いよいよ2024年のね、夏が本番ということでね。
だからね、気象庁の予報によるとですね、もしかしたら最速で梅雨が明けるんじゃないかというふうにね、言われておりまして、7月の初旬頃にはですね、もしかしたら明けるかもっていうふうにね、言われておりますし、梅雨が明けてはね、夏本番なんですけど。
夏といえばですね、いろんなことが思い浮かびますが、花火とかね、昆虫採集とか、いろいろありますけども、夏野菜ね、もう夏野菜、スーパーでも並んでおりますけども、夏野菜もね、色取りをね、非常にカラフルですから、あれを見るとですね、夏来たなということでね、
茄子とかね、トマトとかね、それを見ると夏、すっかり嫌だっていう感じがするんですけども、今日のお話につながるんですが、茄子とかトマト、非常に綺麗な色をしておりますよね。
私もですね、自宅の庭で茄子を植えてるんですけど、非常にね、紫色ね、こんなに濃い紫色でね、綺麗だなということで、自宅でね、素人が栽培しても茄子ってちゃんとできるんやなということでね、種作った人とかですね、苗を育ててる人、素晴らしいなっていうね、この品種回路がね、素晴らしいなっていうふうに思うんですけども、
茄子とかトマトのこのね、実の色、非常にね、カラフルで色とりどりしてますよね。これがですね、強い太陽の光に当たると、どうなるのかということなんですね。
基本的に紫外線とか太陽光っていうのはですね、有害なんですよね。その強い光、日差しが強いですから、夏とかはですね、日焼けしますよね。冬に比べればね、紫外線量が非常に多いですから、我々も日焼けするということで、日焼けするぐらいね、このヒリヒリする強い太陽の光で当たって、茄子とかトマト大丈夫なんていうことなんですね。
そもそもですね、茄子とかトマト、夏野菜ね、カラフルに色とりどりになりますよね。なんでこういうふうに色とりどりになるかというとですね、植物はですね、自分自身で動くことはできませんよね。
いろいろな方法で、種を離れた場所に散布して、生活の場所を広げていっているわけなんですね、分布域をね。その一つがですね、動物に果実を食べてもらって、種をどこか離れた場所に撒き散らしてもらうやり方がですね、自分の分布域を広げる一つの手段なんですね。
この撒き散らされたところで、新しい生活の場所になって、どんどん分布域を広げているわけなんですけども、だからですね、この果実がですね、色とりどりなのはですね、目立つ色をしているのは、食べてもらう動物に対して、実ってるよ、ここにおるよということをですね、広げてもらう動物にアピールするためなんですね。
なので、色とりどり、しっかりとした紫色だとかね、トマトの赤色がですね、おいしいよっていう、お熟してるよっていうサインなんですね。さっきも言ったけど、太陽光ってね、割とね、いろんなね、紫外線だとか、そういった有害な物質も含まれておりますし、
なので、我々もね、太陽の炎天下のところにいると日焼けするしね、白い紙を置いてたらですね、黄色く黄ばんできますよね。色褪せますよね。じゃあ、ナスとかトマト、実にこの強い太陽光を当たっても、夏野菜なんてね、日差しが強いですよね。大丈夫だろうということなんですね。
で、このね、太陽の強い光が当たるとどうなるのかということなんですが、ちょっとね、クイズ形式にしたので、皆さんちょっと考えてみてください。A、やっぱり色褪せる。B、むしろ濃い綺麗な色になる。C、果実の味や栄養価は変わるが、色は変化しない。
この3つからね、まあ選んでみてください。色褪せる、むしろ綺麗になっちゃうよ。果実の味や栄養価は変わるけども、色は変化しないよということなんですけども、これ正解はですね、Bのむしろ濃い綺麗な色になるんですね。
え?そうなん?みたいな感じかと思いますけども、茄子やトマトの実はですね、強い太陽の光や紫外線が当たっても色褪せないんですよね。我々とは違いますよね。日焼け製品って感じだと思いますけども、それどころかですね、多くの色素が作られて、濃い綺麗な色になるんですね。
野菜や果物はですね、できるだけ動物に見つけられて食べてもらって、種を遠くに運んでもらうためだけに綺麗な色をしているわけではないんですね。それらの色には植物の体や種を活性酸素から守る働きがあるんですね。
この活性酸素が体の中の物質と化合する酸化、酸素って非常に反応しやすいので、あまり良からぬことが起こるんですね。人間で言うと眼科したりとかですね、そういったことの原因となっているんですね、活性酸素がね。
この活性酸素が他の物質と化合する酸化という反応を防ぐ働きをしないようにする物質がですね、このナスとかトマトの色素なんですね。このような物質をまとめてですね、抗酸化物質というふうに言われるんですね。
この色素ですね、主にどんなものがあるかというとですね、リンゴの赤色やブドウの色、ナスの紫色はアントシアニン、柿やビワの黄色はベータカロテン、スイカやトマトの赤色はリコペンという色素で、これらはですね、さっきも言ったように代表的な抗酸化物質なんですね。
細胞の酸化を防ぐ物質として作られる色素成分なんですね。これらの色素はですね、強い太陽光や紫外線を浴びれば浴びるほど、活性酸素から実を守るためにたくさん作られるということなんですね。
そのためですね、野菜や果物は濃く綺麗な色になると。なので、有害な光が当たるとですね、それに負けをとらずですね、体がちょっとやばい酸化しちゃうということで、色を濃くしてですね、よりね、抗酸化物質をより作ってですね、酸化から守ろうとするので、結果的に見た目上ですね、綺麗な色になるということなんですね。
この植物たちが作るこのような抗酸化物質はですね、私たちの体の中の活性酸素も消してくれるので、消してくれる効果が大きいので、野菜や果物を食べると健康に良い理由の一つはですね、この抗酸化作用によるところがあるということなんですね。
野菜や果物というのはですね、非常に健康に言われているんだけど、この色素・成分・抗酸化物質があるから、我々にとっても恩恵があるということなんですね。
トマトとかもね、あんまり水やらない方がいいとかですね、光散らせた方がいいとかですね、ちょっとやばいやばいよっていうね、あんまり環境が良くないよってなればなるほどですね、抗酸化物質も出るし、それに負けじを取らずですね、病気に負けないようにするためとかですね、
自分のこのね、あんまりよろしくない環境に対して耐えるために、より甘くなったりとかですね、糖分を作ってね、蓄えたりとかね、するので、あんまり水やりやらない方が美味しいトマトを作るのはいいよっていう風にね、そういう風にも言われておりますので、そういったところも関係しようなかということでね、植物動きませんから、そこの根差したところで生きていかなきゃいけないんだけども、その環境が果たして良いか悪いかっていうのはですね、わからないので、
もしも良くない時、光当たりすぎとかですね、水少ないとなるとですね、それに耐えるシステムが備わっていると、それがですね、緯度という観点から見るとですね、強い光が当たるとより綺麗になると、より抗酸化物質より作るようになるので、見た目上綺麗になっていると、より濃い色になるということなんでございませんということでね、すごいよね、植物ね。植物が一番すごいなという風に最近思いますよね。雑草もめっちゃ入るしね、放っておいたらね。
植物の防御システム
こういった風にして傾いた時に、環境があまり良くないなという時に、そういった防ぐシステムも備わっているし、葉っぱをプリって枝ごとちぎってきてね、水耕栽培とかすると、根生えてきますよね。全能性もあるしね。植物って本当にすごいなという風にね、最近思います。
ということでね、皆さんもね、より濃い色になるためにはですね、強い光が当たるとより濃い色になるということですね。ということでね、夏野菜、これからもっと楽しみですね。ということでね、今日はこの辺にしたいと思います。また明日もさよなら。バイバイ。