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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、
新緑が綺麗な季節になりましたね。ちょっとね、山合いを見上げるとですね、本当に青々とした緑がですね、
目に飛び込んできて、なんか癒される感じがするんですけども、このね、
色彩豊かな緑のこの青々とした新緑の季節を感じることができるのはですね、我々がですね、
色の認識、色覚を持っているからなんですね。我々の目というものはですね、
レッド・グリーン・ブルー、赤・緑・青のこのね、3つのこの色を認識することができて、それの組み合わせによってですね、
色覚というのを生じているんですけども、今日はですね、その光の3原色というか、色の3原色のプラスもう一種類、色が認識できるというですね、
4原色が見える人間がいるっていうね、お話をしたいと思います。
で、我々の視覚なんですけども、我々ですね、色の赤・青・緑の3原色を捉えることで、
脳の中で色を再現しております。もちろんね、見ているのは目ですからですね、目がですね、視神経と大脳がつながっておりまして、
色覚というのを生じているんですけども、この目の中に網膜というのがあるんですけども、そこの網膜にある2種類の死細胞によって、
視覚、色覚、明暗を感じ取っているわけなんですね。1つ目の細胞がですね、艦体細胞と呼ばれましてですね、
この細胞にあるロドプシンがですね、明暗を見分けることを、見分ける役割をしております。
なので、暗いところでもある程度ね、真っ暗だったらさすがに厳しいですけども、暗くなってもですね、魔物の輪郭が見えるっていうのは、この艦体細胞があるからなんですね。
で、あともう1個、膵体細胞というのがあるんですけども、この膵体細胞が色を認識しているんですね。
この膵体細胞にあるオプシンと呼ばれるタンパク質で色を認識しております。
色はね、基本的に光の波長ですので、なのでタンパチョーからチョーハチョーまでピークとする波長がですね、3つあります。
それがですね、レッド、グリーン、ブルーなんですね。
なので3原色ということで、この色の組み合わせ、赤と緑と青の色の組み合わせを再現して脳で認識して、視覚が生じているわけなんですね。
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この膵体細胞は明るいところでしか働かないので、暗いところでね、暗くなっちゃうと色の認識ができなくなりますよね。
まあ明暗の感じ取ることができる艦体細胞が働くんだけど、膵体細胞は明るいところでしか働かないので、暗くなると色がちょっと認識しづらくなるのは、
それは膵体細胞は暗いところで働くことができないからなんですね。
このですね、オプシンと呼ばれるタンパク質が、人間の場合赤と青と緑の3つの色を感じるオプシンが持っているので、我々は3原色見れることができると。
その組み合わせをですね、組み合わせると、大体ですね、100万通りの色を認識することができるわけなんですね。
これですね、動物によってですね、オプシンの種類が違ってます。なのでオプシンの種類が違えばですね、認識する色の見え方も変わってくるんですね。
犬はですね、赤に反応するオプシンがないので2原色なんですね。青と黄色の世界でものを見ていると。
昆虫はですね、人間と同じ3色タイプなんですけども、昆虫の場合は赤と黄色と紫外線のですね、
3色の視覚を持っているんですね。 なので、なぜ昆虫がですね、紫外線を見えるかというとですね、結構花ね、花って割とね、紫外線を発する色が結構ありましてですね、
昆虫にね、わかりやすくするためにですね、紫外線の波長を持って反射してね、紫外線を反射している花が多いので、
それは昆虫をおびき寄せるためにですね、その進化の過程でですね、花の紫外線とそれを見るために、密を運んでもらわないためにはですね、
花もですね、子孫を残してできませんので、それを呼び寄せるということでですね、紫外線を発する花が多くてですね、それを見分ける昆虫が多いという感じなんですね。
なので、人間にとってはですね、地味に見える花でも、紫外線で見えるように派手な模様がついていることもあるということなんですね。
なので、我々と見ている世界が違うということなんですね。 でですね、ここでまだ人間の話に戻るんですが、我々はレッド、グリーン、ブルーの3原色だけど、
まれにですね、突然変異で4原色を見ることができる人がいるんですね。このような方はですね、オプシンが4種類あり、
普通の人間、我々が100万通りぐらいの色の認識ができるんだけど、それのですね、100倍、約1億色の色がですね、見えるということで、我々よりも100倍多く
見える色が多いということなんですね。なので、我々が見ている世界とは違う方がいらっしゃるということなんですね。
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この4原色を持つのは女性のみなんですね。しかも、さらに全人類の、全人類の女性の2から3%の方しかいないということなんですね。
有名なのはですね、サンディエゴに住む画家のコンセッタ・アンティコさんというですね、4原色を持つ画家の方もいてですね、もう色彩豊かな絵を描かれているわけですけども、
我々はそもそもね、3原色の色しか認識することができませんから、そのね、コンセッタさんにはこの色に見えてるけど、この色にしか見えないみたいな、
そういう現象が起こるんですけども、もう我々とは全然違う世界の見え方、色の見え方がしているということなんでございますね。
なので、4原色が見える方はですね、普通の人、我々のホモサピエンスが認識することができない、紫外線に近い色が見えているようなんですけども、
我々は見えないから、なんとも言えないという感じなんですけどもね。という感じでですね、残念ながら我々には認識することはできませんけども、
紫外線に近く見ると、まだ花の色とかは我々と全然違ったように見えてるんじゃないかというふうに言われているので、そういった方がいらっしゃるということで、
我々は3原色しか見えませんけども、それでも色彩豊かな世界が見えることができますので、これから新緑の世界をですね、もっと楽しみたいなと思っておりますということで、
今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。