2021-10-06 07:03

【犬の感覚🐶視覚】で、結局犬は何色が見えてるの⁉️

久しぶりの犬配信です❣️

犬は色が分からない
犬は物事がセピア色に見えてる
……など諸説ありますが

で、結局犬は何色が見えてるの❓

いづれにせよ、我々人間とはかなり違った
感覚世界で生きていることは
間違いありません🤔

それを知っておくだけで
「どうしてこんな事をするのかな?」という
犬たち行動に、

怒ったりイライラしたり不安になるのではなく
【ああ、こう違うからこう見えたんだね】と
理解できるかもしれません🥰

相手を知ることから、絆やコミュニケーションは、
始まりますよね❤️
それは犬とも一緒です😘

#犬#ペット#動物#犬の世界#視覚#嗅覚#感覚
#いつもありがとうございます



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犬のトレーニングの実践🐕話、犬業界の裏話、アニマルコミュニケーション等は、《メンバーシップ限定》でお話しています❣️

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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や、旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
さて、今回は犬配信になります。
前回の犬配信では、犬の感覚、嗅覚についてお話ししました。
今回はその続きとして、犬の感覚、視覚についてお話ししようと思います。
犬の視覚については、少し前回の嗅覚についてのところでもお話しさせていただきましたね。
皆さんもご存知のように、犬の視覚は色彩感覚においては、人間よりはるかに劣っています。
ですが、視覚的能力としては、決して人間に全て劣っているというわけではないんですね。
ただ、視覚的能力の優れている部分が、人間とは違っているんです。
犬の視覚で人間より優れているのは、動体視力と暗視力。
暗視力は、暗い中で物を見る力です。
犬は基本的には、獲物を捕らえる肉食動物です。
それは、人間と暮らし始めた古代、以前も続き、人間には捕らえきれない物を見る力を人は利用してきました。
例えば、部外者や不審者が近づいてくる、物に近づく、物に気がつく力。
暗がりで動く物にいち早く気がつく力。
それらは、人より犬の方が勝っているんです。
犬たちは、よく見ることは苦手ですが、常に見張ることには長けているんですね。
この色彩感覚より動体視力に長けていることの裏返しとして言えることは何でしょう。
それは、犬は止まっている物を見分けるのが苦手だということです。
また、視力そのものは0.2から0.3あたりで、まあ近眼ということですね。
前回もお話ししましたが、公園のベンチで本を読んでいる人が立ち上がって歩き始めるとギョッとするワンちゃんがいます。
これは公園のベンチと人が一体化して見えたため、犬からすると、え、ベンチが動いた?という感じに捉えられてしまうため、びっくりしてしまうんですね。
このようなシーンは日常にもたくさんあります。
社会化中の小犬ちゃんや怖がりだったり恐怖心を引きずってしまう性格のワンちゃんには、物が急に動いたということで怖がってしまうことがあるので、ちょっと意識してあげるといいなと思います。
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犬にとって動くものは、人間より早く見つけられます。
逆に動かないものは、すぐ近くであっても見つけられないこともあるんです。
これはトレーニングや日常生活のシーンにおいても、時々飼い主さんとワンちゃんの意思のすれ違いを生む原因にもなります。
自分の足元や特定の場所に来てほしいという場合に、飼い主さんは、「○○ちゃん、ここに来て!」などワンちゃんのお顔、特に目を見て伝えることがあると思います。
もちろんワンちゃんは指示通り来てくれるワンちゃんもいるんですが、その場でちょこんと座ってしまう子もいます。
飼い主さんは、「どうして遠くで泊まるの?ここまで来てよ!」と思うんですけれども、ワンちゃんにとっては、飼い主さんが自分と目と目を合わせて何か言ってるから、お座りしておこうという意識が先に働いてしまうことがあるんですね。
私は犬の保育園のワンちゃんたちにタッチというコマンドを教えています。
このコマンドは手にワンちゃんが鼻をつけるというものなんですが、同じことを同じように飼い主さんにやっていただくことがあります。
この時、手にタッチしてもらいたいのにワンちゃんが止まってしまって座ってしまうなどということがあります。
解決法の一つとして、ワンちゃんのお顔、目を見るのではなく、自分がタッチしてほしい自分の手を見るということで解決することがあります。
多くの方が認識していないことなんですが、犬に注意してほしい、意識してほしい方向や物を人が見るということで、ワンちゃんが視線につられるということが往々にしてあるんですよ。
犬は言葉よりもボディーランゲージでコミュニケーションをとるということは過去の配信でもお話ししていますが、視線もボディーランゲージの一つなんです。
え?本当なの?と思われた方、ぜひおうちのワンちゃんで実験してみてください。
言葉をかけず犬に意識してほしい物や方向をじっと見てみてください。
きっとワンちゃんは少し時間がかかったとしても飼い主さんの見ている方向や物を見るはずですよ。
また、タッチをしてほしい手や認識してほしい物を少しゆらゆらと動かしてあげることで認識ができる場合もあります。
止まっているものは見えにくい上、犬にとっては色彩感覚は明確ではないので、着ている服の色、背景の色、床の色、物の色によってはきちんと認識できないことが往々にしてあります。
一般的には赤は認識できず全体的にグレーに見える、黄色は緑と混ざってしまう、青は見えやすいというように言われています。
これは、動物は目の中にある衰退細胞という部分で色を認識しているのですが、人間には衰退細胞が3種類あります。
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それぞれが赤、青、黄色を認識して、その組み合わせによって多彩な色を見分けることができるんです。
一方、犬には衰退細胞が2種類しかなく、主に青、黄色を認識することがメインなんです。
よって人間と違い、赤色系は認識ができず、暗いグレーのように見えているそうですよ。
犬の視覚能力の特徴を知っておくことでより、ワンちゃんをよく知ることができますね。
そして、もちろん犬はその視覚能力を補って余りある嗅覚と聴覚があり、それによって世界を認識していること、我々人間とは全く違う世界の見方をしていることを時々ちょっと思い返してみてください。
本日も最後までありがとうございました。次回もまたよろしくお願いいたします。
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