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2021-09-30 16:35

旅のラジオ / #022「持続可能な社会のための巨像のあり方」

旅への想いをまぎらわす、愉快な雑談ラジオです。
毎週木曜12時更新。

語り手: Satoru、岡田悠
聞き手: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい
Presented by デイリーポータルZ https://dailyportalz.jp/


〈現在募集中の投稿コーナーはこちら〉

投稿コーナー①「生きて帰ろう」

旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。
あなたの危険回避の知恵を教えてください。
(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


投稿コーナー②「あなたの旅の秘かな愉しみ」

旅行とは、自分で好きに愉しむもの。
あなたの愉しみかたを教えてください。
(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


投稿コーナー③「世界の罵倒語」

世界には、文化の数だけ罵倒語がある。
あなたが知っている罵りの言葉をください。
(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


投稿コーナー④「世界の音」

あなたが録った音をください。なんでもOK。
岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。
(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


投稿コーナー⑤「哀しい動物の鳴き声」

虚無を感じさせる動物の鳴き声をください。
作為はNG。哀しみは自然に発生するものです。
(例:たそがれの民家に沁みるヤギの声)


〈投稿フォームはこちら〉
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00:03
Satoruと岡田悠の旅のラジオ
Satoruさん。
何ですか、岡田さん。
巨像っていいですよね。
巨像ってちょっと分かんないですね。何ですか?漢字で書くと。
巨大な像です。
巨大な像ね。
あの、銅像の像。
アメリカとかね、南米とかにありますね。
そうですね。自由の女神みたいな。
あれいいなと思って。やっぱ、でかい像っていいなって。
まあ、それだけなんですけど。
ウシクロ大仏様とかね。
そうそうそう。っていうのも、最近地球の歩き方がすごい読物シリーズを出している。ネット上でも話題なんで。
あれいいですよね。
僕も集めてて。最近、先月末に出たシリーズで、世界のすごい巨像っていうのが。
そんなシリーズが新しく出たんですか。
これは非常に面白くてですね。
そんなにありますかね。
結構ある。
あるんですよ。実は知らない巨像が。
世に注目を集めたいって思った時に、大きいものを作るっていうのは割と基本ですからね。
そうなんです。とにかくでかいものを作って人を集めるっていうこの、あまりにも安直。
安直って言ったら失礼ですよ。そういうね、方がたまたまネタが被った。
安直でしょ。
安直さが逆に気持ちいいというか。
いいですね。
そんなこと考えずに、ただとにかくでかい像を建てるんだという。
そうですね。
これが面白くてですね。世界中の巨像を紹介してる本なんですけど。
ただ、巨像は結構、世界中にあるというよりは結構偏在してて。
なるほど。
アジアが一番多いらしいですね。
へえ。
やっぱりイスラム圏とかは偶像不足にされているから。
そうだな。
巨像不毛の地って書いてあって。
巨像不毛の地ね。その視点から見ればね、巨像嫌いの人にとっては平和な地かもしれないね。
なるほどね。
キリスト教圏もそこまでではないというか、もともと偶像崇拝がダメだったみたいな歴史もあるから、アジアほどではなくて、やっぱりアジアはどんどん建てまくるらしいんですよね。
大仏さんとかね。
アジアの中でも中国とインドが二大巨像大国っていう感じらしくて。
面白いのは結構中国は国威発揚のために建てるとか、結構トップダウンで建てるんですけど、インドは勝手にめっちゃ変な像を建てたりしまくってるんですよね。
自由市場。
そう。
巨像の自由市場。
勝手にあれって言ってやめろとかならないのか。地域の有力者だからいいんだ。
多分文句言えないんじゃないですかね。
03:00
文句。迷惑だなあれって日照県がとか言ってもダメなんだ。
でも中国は自治体が勝手に建てたけど国は認めてなかったみたいなのが最近出てきたらしくて。
最近出てきた。
最近実は法律に違反してたみたいな。
高さね。
関羽の像っていうのが大人気なんですけど巨大な。
解体されて移動されるらしい。相当でめちゃくちゃでかい像なんですけど。
関羽もがっかりだな。自分が巨像になるっていうところが面白いし。
そうなんだ。
解体されて何?移動って何?なくなっちゃうんですか?
別の場所に建て直す。
別の場所って言っても自治体によってルールが違うからってこと?それとも島流しになるの?
自治体によって多分ルールが違うんじゃないかな。
OKな自治体。OKな自治体にどんどん集まってくることになるわけですよ。
巨像の街おこしみたいになるわけですよ。うちはもう何メートルでもいいよみたいな。
確かにそうやって規制緩和することで巨像が集まる。
そうそうオラオラオラっていって。
ファックセブンみたいな。
コンビニよりも巨像の方が多いみたいな。
地震が起きた時のリスク半端ないですよね。
住むのはなかなか勇気がね。
でも巨像と巨像がぶつかるから倒れては来ないかもしれない。
巨像の近くに住めるかもしれない。
なるほどね。でも中国はそうなんですか?
僕中国のことはあんまり詳しくないですけども結構自治体によってルールが違うことが許されるぐらいにはあれなんですか?いいんですか?
らしいですね。
あと日本も割と巨像大国らしくて、世界的に見ると。
ウシク大仏もそうです。
あとバブル機に建てられたでかい像とかがあったりするらしくて。
ああいうの今どうなってるんですかね?やっぱ廃墟みたいな。
廃墟みたいになってるらしいですね。
あと結構アフリカで新興国というかアフリカで最近独裁っぽくなってる国みたいなところで、独裁国家って巨像が多いらしいですね。
聞いたことありますよ。
アフリカでも最近独裁者の巨像が増えてるらしいんですけど、その巨像を作ってるのは北朝鮮の企業らしいんですよ。
僕知ってますよ。
北朝鮮の技術はそこで結構外貨を稼いでるんですよね。
ああいうバカデカイの、バカデカイなんて失礼だな。
やたら大きいものを作る技術って北朝鮮がすごい卓越してるから。
独裁国のリーダーというか。
武器輸出よりは少しだけ平和かなっていう感じはありますけどね。
巨像ビギナーたちに巨像のノウハウを伝授して稼いでるっていう。
一番大きい像ってのは地球の歩き方に載ってるやつではどれなんですか?
06:03
インドの統一者像かな。
統一者?神様のお名前?
いや、独立の盾役者の人ですね。
今のインドを作った。
統一の像で。
じゃあレガシーっていうか正当な、それが一番デカいんですね。
全国の父とされるバラブーバイパテールをかとった像であると。
何メートルくらいあるんですか?
これがですね、240メートルです。
デカっ!像とかいう概念超えてませんか?建築物じゃないですか。
それ私全く聞いたことなかったですよ。そんな像があるんだ。
インドのどこにあるんですか?デリー?
インドのね、クジャラート州って。
いや、それは信じ上げないですね。
あ、でも今ムンバイに新しい像が建ってて、これはさらに超える予定です。
またインドか。インド人ってそんなデカいもの好きだったんだ。
デカいもの好きですね。
知らなかったな。
これは昔の王様を作った像が。
政治的なバトルにも取られちゃいますよね。
今の形で作った人じゃなくて、昔の人のがデカいんだと思って。
じゃああれですかね、統一者の像の頭のところをどんどんアテカなんかで増やしていって、
もう負けねえぞ!みたいな感じ。
エビレストの高さを変えるみたいな。
ちょっとこいつ気分フレしてないかみたいな感じでどんどん取らせて。
というわけにもいかないのか。
確かに。ちょっとね、八頭身にしてみると。
そういうバトルはありますよね。
ありますね。
確かにな。でもアジアとかでもツインタワーとかマレーシアとか行っても、
これはいつまでは一番高かったんです。
いろんな限定条件付きの一番の高さっていう。
人間の社交心というか、あれをくすぐるのか目立ちたい心をくすぐるのか。
一番高さ競争ってあるから巨像もやっぱりそういうことになるんだな。
ビルとかだとドバイとか。
そうそう、ドバイとかね。
そういうことになってますけど、
でもビルの高さ競うのはあんまりいいなと思わなくて、
巨像ってやっぱり明らかにリターン見合わないというか。
そうなんですよね。
中に住めるわけでもないし。
住めるようにしてもいいんじゃないですか。住めるようにしても。
統一の像の右手みたいな。
住所が統一した像。
お指。
某校、某校あった。
十二市町。
なんかわかんないけど、すごい住所になって、そっからハガキが送られてきて。
確かに右肩にマウント取られる。
だから住める巨像っていう新しいアイデアを、
これは北朝鮮の人に提案すればいいのかな。
誰に提案すればいいのかわかんないけどね。
住宅問題もね、雨追いをしのげるし、
09:01
ちょっと湿度とか難しいかもしれないけど。
騒音問題とかあるかもしれないけど。
あんまりでかくなってきたらそういうことも考えられるわけですよね。
確かにどうやって有効活用するかみたいな。
そういうのも日本人的発想なんだろうな。
土地が限られてるから。
そうじゃなくてやっぱりでかいのをバーンと作って、
中はとりあえず石膏化なんかで固めて、
そうですね。
今はインド対インドの、クジャラート州対ムンバイの戦い。
インドはね、頭一つ。
文字通り飛び抜けてるらしい。
頭一つね、文字通り。
もうちょっと上手いこと言いましたね。
なるほどね。
そうですね、でかい像を立ててみたいな。
でかい像、クラウドファンディングなのかじゃあ岡田さん。
でも何の像を作るんですか?
自己顕著?
岡田さん強いですか?
いや、自分の像とかはいらないですけど。
いらないですよ。
何がでかいと面白いですかね。
何がでかいと面白いですかね。
でも日本ってカッパワシとか、
ああいう食品のサンプルがすごく有名じゃないですか。
ビム・ベンダースが映画で撮ってましたけども、
ああいう食品サンプルめちゃくちゃでかくして
何か何か置いてみますかね。
ラーメンとか、
ラーメンとか寿司とかってインターナショナルじゃないですか。
確かに寿司ですね、でかい12メートルの寿司。
三菱重工とかIHIとかに作らせて、
800メートルの寿司で。
マグロに潰されて足とか、
計画工事中にワサビの部分に足を挟み込まれて、
寿司を切断されてしまったみたいな。
途中で中止になっちゃって、
中止になったままシャリの部分だけが残っていくみたいな。
バブルっぽいな。
そういう時代はもう日本には来ないだろうな。
来ないでしょうね。
まずそこに住んでた人が途中も買い上げられちゃって、
あんなくだらないもの。
そうですね。
ツクダニアがあんなものが潰されてしまってとか言って、
東京新聞がコラボになっちゃうからやめておきましょう。
絶対巨像は時代は逆風だと思います。
逆風です。島とかに無人島とかに作ればいいんですよ、たぶん。
島起こししませんかとか言って。
持続可能な巨像じゃないですか。
SDGs。
作んないのが一番いいですよ。
鳥たちに少しずつ食べられて最後に消えていくみたいな。
そういうのいいですね。だんだん小さくなっていくんですね。
逆転の発想でね。
作られた時がピークだったっていうね。
早く見に来ないともう小さくなる。
でも鳥たちが食べるってことは有機物でできてるってことだから結構大変なことになりませんかね。
なんか扱いミスると。
大量の害虫が発生して。
環境を壊してしまうかもしれない。
わからないですけどね。
ものすごい悪臭になっちゃうかもしれない。
早く鳥に食べてもらわないといけないから。
鳥を大量に連れてきて。
アリ塚みたいな感じで生き物に作ってもらう。
生き物なんかそういうカマキリの卵みたいな感じで。
12:00
気持ち悪すぎだな。
そこに生き物が集まるような仕掛けになってて。
現代アートの世界だな。
それがわーっと自然にそういう形になるように誘導していくみたいな。
そういうのがあったらウケるかもしれないですね。
自分が小さくなるとかですよね。
ガリバートンネルみたいなドライバーの。
自分が小さくなった体験ができる。
そういう博物館あったような気がするな。
全部が大きくできてて。
自分が小さくなった。
自分が2歳の頃の経験ができるっていう。
お父さんお母さんとかの異常にでかい巨像があって。
そういう中で暮らしていくっていうね。
そうですね。
町ごと全部でかくするんですよ。
だからもう一区画。
それはもう中国の規制の緩いところにお願いして。
全部でかくして。
夢の国。
で、入場規制かけて20人ぐらいしか入れない。
その他は全部でかくなってるから。
ずっと小人になったような気持ちを味わえるっていう。
確かに。
1ヶ月間暮らせるのにすごい100万ぐらいかかるけれども。
でもそれをとにかく経験していく。
確かにな。長期的には巨像を200風になるからもう中国に全部集めちゃって。
世界中の巨像を。
そういうことを考えてる奴ね、中国はもういるかもしれないですからね。
確かにね。
この予言がこのラジオで当たるかもしれない。
巨像の国。
巨像の国がね。
遺伝子化粧で植物とかも全部でかくして。
確かに。
でもコチカメであったら、コチカメはリョウトさんでありましたね、なんかね。
あったあった。
で、人類が滅びたその国だけがたぶん。
そうそう。宇宙人が来て、何でかい奴が来たのかって。
でもちょっとチンプなSF漫画なんですよね。
やっぱ攻め込むのはやめようみたいな感じ。
このバカバカしい街がこの地球を結果的に作ったのであるみたいな。
久しぶりの投稿コーナーです。
久しぶりですね。
投稿コーナーをもっとやらなきゃってやった回から。
そうだ。
以来やってないっていうね。
はい、すいません。
すいません。
そうですね。
ペンネーム鉄さん。
いいですね。鉄さん。
いいですね。
世界の音ということで、
一人旅で訪れたトルコはイスタンブールにて、
本土からプリンスエズと諸島へフェリーで移動した際に、
船から録音をしたものです。
大道芸人のような人たちがいきなり音楽を始め、周りも陽気に乗っていて、
狭い船内が和やかになりましたと。
そういうことありますね。
いいですね。
ちょっと聴いてみましょうか。
聴きましょう。
いいですね。
いいですね。
陽気ですね。
こういうのはいいな。
こういうのを横目に見てワインでも飲んで。
最高ですね。旅行に行きたくなるな。
この短い音楽、短い音を聴いただけでもぐっと旅行に行きたくなりますね。
15:02
なりますね。
この急に始まった感がいいですね。
そうそう。
プログラムとかじゃなくて。
急にわーっとね。
音楽があるっていうことのハッピーってのはね、
家にいてどんなに良い録音を聴いても味わえない、ああいうところだけのありますよね。
そのアドリブ感というか。
そうそう。
プリンシーズ島って僕は行ったことないけど、行きたいんですよね。
ここね、いいところらしいんですよ。
トルコ人の人がね、みんなここをお勧めするんですよ。
地元にイスタンブール住んでる人がちょっとここに出かけるかって言って行くようなところ。
だから八丈島とかそういう感じですかね、東京に住んでる人にとっての。
だからイスタンブールだけじゃなくてちょっとだけ羽を伸ばすならここだよってよくね、
2人ぐらいのトルコの外交官の方から教わったことあって行ってみたんですね。
この方、鉄さんは行かれたんですね。
いいよな。
前回乗り物の話をしましたけど、こういうやっぱり偶発性があるのはやっぱりいいですね。
そうですね。
そうですね。旅は偶発性ですね。
タビノラジオ、第22回このあたりでお別れしたいと思います。
本日はトルコ語でさようなら。
ギュレギュレ。
ギュレギュレ?
ギュレギュレ。
覚えやすいですね。
覚えやすい。
いいですね。
いい。
いいなあ、トルコ人は。
ギュレギュレ。
ギュレギュレ。
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