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2021-10-07 19:42

旅のラジオ / #023「【DPZ19周年特別企画】世界の最低を決めろ!酷評レビュー選手権」

旅への想いをまぎらわす、愉快な雑談ラジオです。
毎週木曜12時更新。

語り手: Satoru、岡田悠
聞き手: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい
Presented by デイリーポータルZ https://dailyportalz.jp/


〈現在募集中の投稿コーナーはこちら〉

投稿コーナー①「生きて帰ろう」

旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。
あなたの危険回避の知恵を教えてください。
(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


投稿コーナー②「あなたの旅の秘かな愉しみ」

旅行とは、自分で好きに愉しむもの。
あなたの愉しみかたを教えてください。
(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


投稿コーナー③「世界の罵倒語」

世界には、文化の数だけ罵倒語がある。
あなたが知っている罵りの言葉をください。
(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


投稿コーナー④「世界の音」

あなたが録った音をください。なんでもOK。
岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。
(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


投稿コーナー⑤「哀しい動物の鳴き声」

虚無を感じさせる動物の鳴き声をください。
作為はNG。哀しみは自然に発生するものです。
(例:たそがれの民家に沁みるヤギの声)


〈投稿フォームはこちら〉
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSedm0JA9VBB2xoAh9PT4hQcU4r73x6AZ1ibfaokd7vvJB6xXQ/viewform


00:03
Satoruと岡田悠の旅のラジオ
岡田さんが先週書かれた引用選手権という記事、あれは与えられたお題に何らかの本の引用で答えるっていう、その引用のハマり具合を競い合うっていう企画なんですけれども、あれは最高に面白かったですよ。
面白かったですね、あれ。
あれ、今年読んだ中で一番面白かった。最高によかった。
それを読んでインスパイアされて、国標レビュー選手権というのを思いついたんですね。
これはルールは簡単で、GoogleレビューでもTripAdvisorでも、ネット上に落ちている無名の誰かの国標を引用してきて、より最悪な印象を与えたら勝ちという。
だけどこういう名詞が出ちゃうといろいろまずいので、国の名前だけを言うようにしようかなということでやりたいと思います。
今日は岡田さんだけじゃなくて、デイリーポータルの編集部の石川さんも参戦いただけるということで、私、悟る対岡田さん対石川さんの3人の勝負ということでやりましょうか。
じゃあ私から先行。私が選んだのはアメリカのホテルです。英語からの翻訳ですね。
私たちの部屋はプロレスラーがデスマッチをした後のように見えました。
エアコンが破壊され、クローゼットのドアが粉々になっていました。
ベッドカバーを全く変えていないように見えたので、眠ることができませんでした。
部屋の中はケミカルクリーナーの匂いに満ちていました。
私たちが到着した時に警察が誰かを1時間ほど探していました。
安全ではないと感じました。
これ多分なんか事件が起きてますよね。
ホテルのレビューがいきなり応用問題で来ちゃったんですけど。
いきなり警察団になってるって考えてみると。
常に警察企画してるから。
普通に警察団じゃない。
ホテルに泊まる僕らの体験として、
最初から警察団になってるっていうのは結構最悪にハイランクされるんじゃないかなって思ってます。
このホテル、高レビューの人も一応いたんですよね。
低い評価の人もいて、それもちょっとだけ読み上げると、
部屋の至る所にブヨがいて、ランダムな場所に大きな穴が開いている。
っていうレビューが。
ランダムな場所に大きな穴が開くってどういう状況なのか分からないけど。
これね、事件性はよく分からない。
やっぱり事件があった時に泊まった人は低評価なんですかね。
常に事件が起こる事件。
部屋の至る所にブヨがいるってのはだいぶヤバいですよね。
っていうのが僕の切り札でございました。
03:03
アメリカってやっぱりちょっと危ない匂いがして。
ホテルにもね。ただ汚いだけじゃなくて。
身を脅かされるみたいな。
ちょっとアメリカらしいですね。
じゃあ私のターンはとりあえずこれで終わりです。
じゃあ次は岡田さんいきますか。
僕はインドのホテルを見てたんですけど、
やっぱりゴキブリとか軟禁虫とかはもう当然のように出てるというか。
ずっと読んでたら大したことないように思えてくる。
じゃあちょっとまず一つ紹介すると、
このレビューはデンマーク人で、デンマーク語で書いてあるんですよ。
デンマークみたいなね、翻訳。
翻訳機能を使わないと全然分からなかったんですけど。
ちょっと翻訳の問題なのかなっていうのももしかしたらね。
あるかもしれないんですけど。
一部分ちょっと読み上げると、
ベッドは固く、布団は汚く、バスルームは汚れていて不衛生でしたと。
その後ですね、ポイントは、
ドアが落ちて腐りました。
食べ物とかじゃないんだ。
ドアが落ちて腐りました。
かなり長期間止まってたんですかね。
たまたまそのデンマーク人が来た瞬間に、
すべてのバランスが崩れて崩壊したとか。
どういう時系列の話なんだろうなと思って。
で、ちょっとこれもしかして、
ホテル2.comなんですけど、
翻訳機能がしょぼいから間違ってるのかなと思って、
DeepLで翻訳し直してみたんです。
高性能な翻訳で。
そうすると、全く同じ文章を翻訳してみると、
ベッドは板で固く、布団は汚くて、バスルームも不衛生でしたと。
ここまでは一緒ですと。
で、ドアが落ちてしまい、腐ったゲリゲリになってしまったと。
腐ったなんですか。
腐ったゲリゲリになってしまった。
ゲリゲリはカタカナでゲリゲリです。
ゲリベンのこと?
ゲリベン状のゲル状になったってこと?
腐ったゲリゲリになってしまったっていう。
ファンタジーの世界。
DeepLに役させると、余計にひどいことになってしまって。
デンマーカンコのバトル語だったんですかね。
おそらくね。
とにかくドアが落ちて腐るっていう部屋はあるらしいですね。
やだな。
やばいな。
確かに虫ぐらいは大したことないんだなみたいな感覚になってくるのわかりますね。
調べてくる。
数見てると。
無礼だとかね。
サービスだよね。
まあそんなもんだよねみたいなね。
国標なれみたいな現象がありますね。
06:02
国標なれありますよね。
英語が通じないとか怒ってる奴は我慢しろよとかね。
逆になんか。
そんなことで怒んなよって。
そんなことで怒んなよって。
どっからだろお前からね。
お前ネイティブが英語だから楽してるけど、
何やってんだみたいなね。
我慢しろよみたいな。
扉がギリギリになってから怒れって。
いいですね。
じゃあ僕行ってもいいですか。
はいどうぞどうぞ石川さん。
はい。
これはですね、ロサンゼルスのホテルなんですけど、
書いてる人もねアメリカ人ですね。
アメリカ人がアメリカのホテルに。
小さな子供連れの家族旅行。
ファミリーでね。
はいはい。
タイトル、私が今まで行った中で最悪のホテル。
それはねジョートーク。
ジョートーク。
よく出てくる。
惑星上で最悪のホテル。
内容が、
悪臭。
冷蔵庫が動かないところに雑草の匂いがする。
雑草の匂いって。
雑草の匂い悪くなくないですかね。
自然の。
自然のね。
僕らもちょっと歪んだバイアスとかかかってるかもしんないけど。
それでごめんなさい。
毛布は洗っていません。
明らかに死んだ虫や血痕などを見ました。
あ、血痕血ね。
うわーきついなーきついなー。
で、その後ですね。
便器が動いています。
はい、動いています。
はいはい、どういうこと。
怖いね。
意味がわかんないんですよ。
ハイテク、たぶんハイテクじゃないですよね。
ルンバみたいな。
便器とかじゃないですね。
悪い。
なんか生物学的な。
近づくとウィーンって蓋が自動で開くやつですかね。
いやたぶんね。
血痕がついて、血痕がついてで虫の死骸がいっぱいあるところが便器だけパナソニックの50万円くらいの便器になってるとは思えないくらい。
たぶんなんか虫がいるんじゃないですかね。
いるんすかね。
これ本当にわかんなくて、原文英語を見てもトイレットボールイズムービング。
イエス、イズムービング。
イエス、イズムービング。
イエス、イズムービング。
腰は一つ。
腰はね、これ数字評価なんで、10段階で2ですね。
あ、1じゃないんだ。
でもね、僕もホテル.comとかブッキング.com見てたんですけど、1よりも2の方がいいなって思いました。
なに?そういうこと?
1だと、ちょっとなんか適当につけてる感があって。
あ、なるほどね。
2は、そっかそっか。
2は本当に国評してるのは2につけてる。
さすがだ、着眼点がいいな。僕1ばっかり探してたな。
このホテル特に評価悪くて、2をつけてる人が大量にいるんですよ。
2はもしかしたらないのかもしれないですね。2が最低なのかもしれない。
あ、1をつけないっていう?あ、なんかそういう文化というか。
デビュー削除されてるとかそういう意味ですね。
09:02
あ、1を一生懸命削除したかもしれない。1は削除したけど、2でもここで宝が持ってた。
泊まってみたいなー。
トイレがかなりミステリーな感じがする。
でもその他の人のレビューを見て、なぜ動いてるか読み解かれたりはしないですか?
そんな人はね、トイレについては入ってないですよね。
僕が思ったのはね、1と2が異常に多いところで、
時々5とかをつけてるやつのレビューを読むとまた味わい深いですよね。
すごく綺麗でフレンドリーなスタッフとかね、多分これ身内の人なんだろうな。
スタッフが書いてるんだよね。
だからすごい抽象的なレビューなんだよね。
結構スタッフからの返事も面白くて。
インドとかを見てると、本当1、2、3しかついてないホテルとかいっぱいあるんですけど、
スタッフなんかやたら陽気で、なんか、
フィードバックありがとうみたいな。
また止まってねみたいな。
すごいビックリマークいっぱいつけて書いてるんですね。
絵文字とかつけて。
そんな懲りないんですね、西洋人が。
全然気にしてない。
ここモテるな。
でもバジェットホテルっていうかね、予算が低いホテルだったらね、しょうがないですよね。
分かってるよっていう感じなのかもしれないですね、ホテル側からしたら。
これまだ皆さんにもまだ手札が残っていらっしゃるんですね。
これもうなんかいきなりすごいの皆さん来たけど。
石川さんも岡田さんも。
あといくつかすごいな。
岡田さんもある?
そうですね、じゃあ1個。
じゃあ僕どうしようかな。
じゃあホテルはその1個ぐらいしかなかったんですけども、
じゃあレストランをちょっといくつか探しましてですね。
ロシア語、ロシアのどこかにあるレストランがですね、
200個ぐらい1がついてるのがあってですね。
タイトルはですね、ロシア語から全部ディープウェルで翻訳したので、
その翻訳を信じて。
タイトルは不愉快なレストラン。
彼女と一緒にこのレストランに行きました。
注文してから1時間半以上待たされ、サラダの卵は腐っていました。
フレームをつけると取り除かれ、その分を請求されました。
最悪の店です。
パイナップルジュースの代わりにパックのジュースよりも
まずい水のようなものが入っている。
ウェイターは彼女の指がサラの中に入るようにしてサラを運んできた。
その夜は台無しになった。
他のレビューも毒を漏られた。
毒っていうのは3つくらいありました。
ソビエト連邦の悪い部分が全部残っている。
USSRKも3つくらいありましたね。
近くの食堂よりも15倍も高い。
のに料理が最悪。
なぜ潰れていないのかがわからない。
去年に行って本当にひどい目に遭った。
今年の夏にもう一度妻と行ったらもっとひどいことになってしまった。
12:03
リピーターがいたのが怪しい。
何か改善されているかもしれない。
ポーションが少なくなりサービスがより悪化していた。
本当に悲しい気持ちになった。
ロシア人って独特なんだなと思った。
辛い目にあってまた行ってみるっていうのがすごいですよね。
怖いもの見たさみたいな。
お客さんを裁判で訴えたことがあるらしくて。
そういうレビューもありましたね。
ちょっとした名称みたいになっている。
そうでしょうね。
ソビエト連邦の悪い部分が残っている。
悪い感じに言ってみたいですよね。
毒を盛るっていうのは表現なんですかね。
直訳でリペイントできたんで。
毒殺っていうのが出てきましたね。
でもレビュー書いてるんだから生きてるんじゃないですかね。
ジャンルが違うのでもはや勝負にもならなかったんですけど。
それが出てきました。
すいません。
次は岡田さんのターンで。
僕はホテルなんですけど。
ドバイのホテル。
ドバイのホテルって良さそうですね。
インドだとそういうホテルあるかもしれない。
ドバイって高級ホテル。
三つ星とか四つ星だった。
三つ星ってグレードね。
グレードが高いホテル。
割とグレードの高いホテルのレビューですね。
タイトルが今すぐパスポートが必要です。
今すぐパスポートは必要です。
ドイツ語からの翻訳ですけど。
彼らは私のパスポートを取りました。
すぐ返すように依頼してください。
私はドイツでのアカウントで予約された通りに支払いを行います。
私は空港にいます。
すぐにパスポートは必要です。
どうかパスポートを返してください。
その人がピックアップするの忘れちゃった。
ホテルからの返信があるんです。
あなたがお金を支払わない限り、ホテルはパスポートを保有する権利があります。
ドイツ人ダメじゃん。
ドイツ人お金払わなかったんじゃん。
払わなかった。
ホテル悪くない。
ホテル悪くない。
でもホテルはガンとした対応でパスポートは返さないと。
ドイツ人は空港から打ち込んでるんでしょうね。
今空港に。
リアルタイムのレビューサイトってそんなリアルなチャットみたいな感じで使うんでしたっけ?
直接連絡しろよっていう。
そうですね。
でも連絡しないからペンパって空港のWi-Fiでとりあえずこのホテルのレビューをかけば反応があるんじゃないか。
でも反応してくれるのも優しいですね。
あんま反応ってないですよね。
別にホテルから。
最後どうなったんだろう。
その後の往復はシステム上ないわけですよね。
15:01
フィードバックに対する再フィードバック。
多分返信への返信はできないんで。
そうなんですよね。
このレビューは2名の参考になっております。
ドイツ人はよくパスポートなしで空港に行くって。
なんで空港行っちゃったんですかね。
かなり混乱アップセットしたんじゃないですかね。
かなり混乱してる感じの文章ですね。
ドイツ人ってしっかりしてるイメージだけど。
でもバックパッカーとかも多いから。
若い人なのかもしれないですね。
パスポートないとダメだよって言われて焦ったもん。
空港でパスポートが必要なこともよく分かった。
ドバイの人応援したくなるな。
これはレビュー側が悪いんじゃないかっていうパターン。
最高ですね。
最高ですね。
石川さんも他にまだ手札ありますか。
これは私的な表現があっていいなと思ったんですけど。
まずその前の普通の説明のところからいきますね。
これもロサンゼルスのホテルで。
ロサンゼルス。
ちょっと長いんで、かいつまんで言うと、
最初の案内された部屋がとにかく汚かったと。
部屋を交換してもらったところから始まります。
ようやく2番目の部屋に着いた時、
私たちはオフィスを出て、
ゴミで覆われていない部屋に入ったので、
ドアをロックしてベッドに座っただけでした。
壁は様々な塗料の層で覆われており、
一部は剥がれ、
そこには詰め込まれたが塗装されていない場所があります。
難しい表現だな。
何が起きてるんですか。
翻訳だから難しいです。
フランツカとかの小説を読んでるみたいな。
不穏な感じが。
どうなりましたか。
ベッドの上では、
誰かがテレビを壁から引き裂いたように見えました。
そこにはブラケットがかつて取り付けられていた
2つの隙間のある穴がありました。
翌朝、シャワーを浴びた後、
私は汚れたと感じました。
綺麗になったんじゃないんだよ。
汚れたと感じた。
汚れたと感じた。
その一文がいいなと思って。
翻訳が生み出す味わいがありますね。
汚れたと感じました。
小説の一節みたいな。
昭和中期ぐらいの翻訳のね。
まだあまり英語のあれが慣れてない感じ。
すごいな。
純文学の。
純文学かな。
他に何か紹介しきれてないやつあります?
めっちゃシンプルなやつなんですけど、
ウィンドウのホテルですね。
ウィンドウ。
ウィンドウのホテルで、
このサイトでは各項目に対して答える
みたいなレビューの方法になって、
場所はどうだったかみたいな。
スタッフの対応はどうだったかみたいな。
そのうち施設、設備はどうだったかみたいな
質問だけに答えてるレビューがあって。
なるほど。
設備はどうでしたかっていう質問に
行ったがホテルがなかったので答えられません。
ホテルなかった?
18:01
潰れちゃったってこと?
わかんないです。
これしかないです。
他の人のレビューは?
ないんです。これしかないんです。
他の人お金払っちゃったんでしょ。
設備自体がないから、ないものには答えられないっていう。
いきなり極北ですね。
これ岡田さんもそういえばイスラエルで
同じようなことありましたよね。
ノートにサイト書いちゃったら。
ARPのやつが見つかるんだろう。
本人も書きましたね。
そういうのがレビューサイトで。
すごいな。
星はいくつなんですか?
星もないです。これだけ書いてある。
いつまでもあると思うなって。
いつまでもあると思うなって。
他の人は参考になりますね。
たぶんこれはないんだ。
ないホテルだから。
行かないほうがいいぞって。
行かないほうがいいぞもないもないですよ。
私から見たら優勝は岡田さんですね。
いいと思います。
ということでおめでとうございます。
国標レビュー選手権優勝は岡田さんということで。
さすがの実力を見せつけました。
面白いですね。
旅のラジオ第23回このあたりでお別れしたいと思います。
今日のお別れの挨拶は
インドのドアが落ちて腐る音。
ギリギリ。
19:42

コメント

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