アイデアフローの概要
こんにちは、リスナーのみなさん。知財図鑑ポッドキャストにようこそ、ホストの地図です。
今日のゲストは、知財ハンターの新井さんです。
よろしくお願いします、地図さん。
今日のテーマは、アイデアフローです。
これは、知財図鑑が開発した初めてのサースサービスなんですよね。
どんな技術なのでしょうか?
アイデアフローは、公開されている特許情報を利用して、その技術を活かした事業アイデアを大量に作成するためのプラットフォームです。
生成AIを活用して、特許の要約とアイディエーションを、瞬時に行うことができます。
操作はとても簡単で、ウェブブラウザ上で誰でも利用できます。
これにより、専門知識がない人でも、特許の内容を理解し、アイデアを生み出せるのです。
それは素晴らしいですね。特許情報は難しい言葉が多いので、ありがたいです。
具体的には、どのように利用するのですか?
まず、特定の特許番号を入力して、分かりやすく要約してもらいます。
これによって、AIと人間が競争して事業アイデアを作成する土台が整います。
その後、ビジネス検討したい産業分野を指定することで、生成AIが未来の事業アイデアを作成します。
アイデアフローの利用方法
これにより、飛躍的なアイデアから現実的なアイデアまで、幅広く方向性を示すことができます。
それはユーザーにとって大きなメリットですね。さらに、ビジュアルでスムーズに伝わるという点もあるとか。
その通りです。アイデアフローは、価値、ターゲット、長所、短所、リスクなど、多角的な観点でアイデアを記載します。
同時に利用シーンを描いたビジュアルを作成し、アイデアを具現化する際のイメージやパートナー像が直感的に伝わりやすくなります。
視覚的な情報は理解しやすいですから、それも大きなポイントですね。
そして、アイデアベースの競争コミュニティもあると聞きましたが。
そうです。作成したアイデアは、同じチームに所属するメンバーに限定して公開されるため、自由に議論を広げることができます。
これにより、部門の壁を越えたコミュニケーションが生まれ、新しいアイデアが育ちやすくなります。
将来的には、エージェントとの対話機能も実装されるんですよね。
はい、その予定です。エージェントとの対話機能を使うことで、作成したアイデアの精度、実効性の高いプランへと発展させることができます。
また、対話相手になるAIの人格に個性を持たせることで、戦略コンサルタントとの壁打ちや、SF作家とのブレストといった体験ができるようになります。
それは本当にワクワクしますね。ところで、アイデアフローはなぜ生まれたのでしょうか?
日本は年間の特許取得件数が30万件を超えており、中国やアメリカに次ぐ世界第3位の特許大国なのです。
しかし、そのうちの約半数が事業利用されずに収益を生み出せていない、という現状があります。
それは驚きですね。なぜ、そんなに多くの特許が使われていないんですか?
資材の性質上、特許の情報が広く発信されることが少なく、検索対象になりにくいという問題があります。
結果として、特許情報は学会や研究所など、限られた領域でしか流通していないのです。
そうなんですね。では、アイデアフローはその問題をどう解決するんですか?
そこで、生成AIを使って特許情報をわかりやすく翻訳し、誰もがアクセスできるようにします。
そして、AIと人が競争することで、特許技術の有効な使い方を大量に想像できるようにします。
なるほど。資材部門の担当者や、研究者自身ですら考えつかなかったアイデアが出てきそうですね。
これによって、どのような影響が期待できるのでしょうか?
例えば、失われた30年の間に生まれた求民特許を掘り起こし、既存特許の技術移転を進めることで、新しいオープンイノベーションが巻き起こると期待されています。
これにより、日本が新しい経済成長を成し遂げることができると思います。
それは素晴らしいですね。新井さん、今日も詳しく教えていただきありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございました。
それでは、今日はこれでお別れです。また次回の資材図鑑ポッドキャストでお会いしましょう。
