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はい、バーニング王爺のアウトプット読書術
本日の一冊は、なぜ人は匿名の刃をふるうのか
SNS暴力、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は毎日新聞取材班、こちらの合同編集の一冊となっていますね。
きっかけとなるニュースは、2020年のプロレスラー女子プロの木村花さんが
22歳でSNSの誹謗中傷をきっかけとして自殺をされたということからですね
こちらの毎日新聞社の取材班の方々が色々と取材を積み重ねて
毎日新聞でタイトル、匿名の刃、SNS暴力行というテーマの連載を開始された
そちらをこの一冊にまとめ上げたという著書なんですけれども
SNSとの向き合い方っていうのはね
常々考えさせられるものですよね
X、旧ツイッターとかフェイスブック、さらにインスタグラム等ね
社会とあらゆる国を介さずね
多くの仲間とつながれるツールとして非常に有効な手段なんですよ
これによって仲間が増えたりとか自分の発言を認めてくれる方がいたりとか
本当に認め合える世界であれば本当に平和なんですけども
やはりその匿名性という特徴があるゆえにですね
批判、誹謗中傷、そういったものがね
繰り返されてしまうというのがあるんですが
これは大前提としてですね
批判と悪意を含む誹謗中傷は違うということをね
しっかり認識しておかなきゃいけないんですよ
この中に書かれていることをいくつか紹介させていただくんですけれども
まずこのポイントもう一度言います
批判と悪意を含む誹謗中傷は違うんですよね
簡単に言います
この基準で言うと
あなたが発言したその書き込んだ内容
現実世界でも言えますか
これが一定のラインなんですよ
いろんなことね日々書かれてますよね
もうトレンドに上がってくる言葉もあれば
本当にね自分が気にしてなくても
ポンってこう上がってくるような内容
リツイートされている
今だったらリポスト化されてるやつとかね
いいねがたくさん押されているものっていうのは
表示されるんですよ
Xに関しては
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例えばですね
上司マジでピーしたいとか
ほんとムカつくわとか
この店ありえへん店員のアホ顔さらします
みたいなこととか
こんなこと現実世界で言えます
基準の一つその書いた紙を
自分の家の玄関に貼れるんだったら
書いていいんじゃね
できないなら書くなっていう
この基準一言だと思わずにね
自分事のように考えることが大事だなと思います
過去にねいろいろと
そういう被害に遭われた方の取材もされてるんですよ
スマイリー菊池さんっていうピン芸人さん
過去に殺人犯に仕立て上げられるという
全くの事実無根のことなんですけどもね
非常に叩かれたという
書籍も発刊されてますよ
それに関するそのスマイリー菊池さんがおっしゃっていること
批判されたこと
批判とは違うんですよ
誹謗中傷された人間
いやそんな見なきゃいいじゃんとかね
気にしなかったらいいんじゃないのって言われるけど
それができないんですよ
できないの
どういうことか例えて言うなら
美味しいスープ飲んでました
大半は自分に対してのいい意見です
その中にちっちゃい小映えが入ってきて浮かんでて
まあそんなあのハエなんて気にするな見るな
つったって見ちゃうじゃん
ホテルでスープ飲もうと思って
美味しいなって飲んでて
虫が入ってきて見るな見るなって
見えひんのはできひんね
そういうことなんですよ
だからこれは気にする方が悪いとか
気にしなかったらいいじゃんっていうのは
あまりにも暴論なんですよ
結局それはね
もう書き込む方が悪いんですね
特にねこれ問題となるのは
そのいやもうこんな言ってる人のこと
気にするなって思っても
このXの場合はいいねと
このリポストの数っていうのが
四角化されてしまうんですよね
ここがまた難しい
こんなにもこの意見に共感してる人がいるのって
思っちゃうんですよね
大した深い資料はなく
いいねしてる人もたくさんいるんです
それが拡散してしまうことによってね
なんかポンポンって
こう押しちゃってる人がいるの
それをものすごく共感してる人
めっちゃいるやん
自分vs多数っていう錯覚に落ちちゃうんですよね
ここが問題
これをね知っておきましょう
そういう構図ね
それは本当気にしなくていいんだけど
気にしないことはできないっていうことは
みんな知っておいた方がいいんです
その上でさらに掘り下げてね
加害者像っていうことも分析をされてるんです
ここも興味深い
加害者じゃあ一切書き込む人ってどんな人なの
もう社会的になんか地位も名誉もないような人なのか
社会の鬱憤が溜まっている人なのかというと
意外とそうじゃないんです
社会的地位がある人が書き込んでいたりすることもあるんです
その中で2つの書き込みの種類があるんですね
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この誹謗中傷の種類2つ
1つ目は祭り型
これはつまりそのコメントツイートとポストが盛り上がっているとか
いう理由でいいね押しちゃったりとかにツイートリポストして
叩いてスカッとしようと思ったとか
もう盛り上がってる乗ってるから
なんとなくっていうノリで言ってしまう
これが祭り型なんですよ
一方これまた厄介なんですが
もう一つの種類が制裁型と呼ばれるものですね
これはね間違ったことしてるでしょっていうことで
その人に対して忠告をしたかったからっていうことで
リポストしたりいいね押したりするんですよ
例で言うと芸能人の不倫とかこれはね難しい議論がないんです
だから一般の方も参加しやすいんですね
不倫を叩く悪いに決まってるやんって攻めやすいんですよ
で自分は正義だっていうことを振りかざすことによって
自分も気持ちよくなっているんですね
正義は人の数だけあるこれなんですよ
でまた自分の意見に似たような意見ばっかりこうね
集まってくるんですね
だから自分の考えに通った人多いわって
それもまた勘違いしてしまうのが
SNSの怖いところなんですよね
いやーそれはねもういろんな事例書かれてますよ
自分の興味関心のあることばかりが集まってくる情報
その現象のことをエコチュンバ現象っていうらしいんですけど
これ録音室っていうような意味で
その出したことが反響してまだ戻ってくる
だから自分の考えの人ばっかりなんだな世界はって思い込んでしまう
だから正しいと思い込んでしまって
またこの精細型で書き込みをしてしまうことによって
傷つく人は間違いなくいるんです
これも知っておいた方がいいわけなんです
あとはねこのSNSの使い方
子供たちに対してこういう怖いことがあるから使うな
っていう言いたい気持ちはすごくわかるんですけど
いずれねそのことから向き合わずに離れていると余計怖いです
正しく向き合わせることが大事
考えさせることが大事なんです
親の立場としたらこういう意見があったらどうするっていうことをね
考えさせてみる
そしてさらに言うと親としては子供たちを認めてあげる
自己肯定感を高めるっていうことにもつながりますが
親が子供たちを認めてあげなきゃ誰が認めるの
ここで認められないから
SNSで仲間を見つけようと思って
そこでまた叩かれたら
もう帰る場所がないじゃないですか
っていうことなんですね
子供たちとの付き合わせ方っていうのも非常に考えさせられます
そしてね最後にこのエピソードっていうのを伝えて
締めますね
イソップ童話の短編に男の子とカエルっていうお話があるんです
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男の子たちが近所の池で遊んでたんですね
するとその池の浅瀬でカエルがスイースイーと泳いでたんですよ
その一人の男の子がそれに気づいて面白がって石を投げたんですね
そしたらそれが当たってカエルがプカーって死んじゃった
それを面白がって他の男の子たちも
って石を投げて何匹かのカエルが死んじゃった
そしてとうとう一匹のカエルが声を上げたんです
どうかやめてください
あなたたちは遊びかもしれないけど
私たちにとっては命取りなんです
SNSと同じ構図でしょう
気軽にいいねとかリポストとかすることによって
傷ついてしまう人がいるということを認識すること非常に大事です
これですね
法改正のこととかも深く深掘りされている一冊でございます
これからの時代SNS切っては切れない
そんなツールになってきますが
こことの向き合い方改めて考えさせられる一冊でした
本日はなぜ人は匿名の刃を振るうのか
SNS暴力こちらの一冊を紹介させていただきました
さあ明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう
それではまた明日