お金持ちの現状分析
はい、バーニング応援のアウトプット読書術、本日の一冊は
お金持ちの行動学、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は橘木俊明氏。1943年兵庫県生まれ、労働経済学、公共経済学を専門とし、現在は京都女子大学客員教授、京都大学の名誉教授を務められている方でございます。
このシックな表紙、重たそうな本、ちょっと分厚いんですけど、興味深くないですか?
お金持ちってどんな行動しているのかなっていうね、こちらの一冊なんですけども、どういった内容を書かれているかと言いますと、
日本におけるお金持ちの現状を客観的に分析することが目的として書かれた一冊なんですよね。
どういう人がお金持ちになっていて、そのお金持ちたちはどういう行動をとったのか、そしてだから成功したのかということをね、学問として追求されているという本なんですよね。
いやこれね、いろんなデータに基づいて書かれているので興味深いんですよ。
2017年に発刊されている本なんですけども、日本のお金持ちは東京に住む会社経営者と医師だって言い切られている。
いや面白いですよ。これも2001年の国税庁の高額納税者データを基にした分析があるんですよ。
高額納税者の上位32%が会社経営者であると、そしてそれに次いで15%が医師である。
両者の合計は47%だから、この高額納税者の約半分が先ほど言いました、お金持ち、東京に住む会社経営者と医師なんですよねっていうことです。
しかもこのお金持ちの約3分の1が東京に住まれている方っていうことなんですね。
経営者の方とか経営幹部の方は東京に住まれているんですよ。
いかに東京に経済活動が一極集中しているのかっていうことを表しているという。
ここももうあそうなんや。さすがやっぱり東京だなっていうね。
面白いですよね。このデータを見るだけでも。
さらにお金持ちがお金持ちを生む富の連鎖。こういったことにも言及されているんですが2つあります。
1つ目、高い教育を受けさせることができるっていうことですね。
当然に所得が高いので、教育費用が高くつく塾とかそういった私立の学校に入れることができますよと。
そうなっていくと、つまり良い大学に子供を入れることができて、良い大学に入れるということは良い企業に就職することができるという。
いわゆるこのお金持ちの連鎖というところに入るんですよね。
良い企業っていうのはここで言うところの年収が高い企業っていうことなんですけども。
あくまでもこれはそういった年収の良い企業に入ることができる可能性が少しでも高まるよという意味合いで、
必ずしも高い教育を受けさせることが高所得につながるということではないということにももちろん言及はされています。
可能性を高めることができますよということですね。
そしてお金持ちを生む富の連鎖の2つ目。
お金持ちは教育投資に格別の関心を払うっていうことなんですよね。
自分自身が高い教育を受けてきたから、この辿ってきた経歴、お医者さんになれたとかね。
だからこのお医者さんのその医学部に通う親の半数がやっぱりお医者さんっていうこういうデータはあるそうなんですよ。
自分が良かったから子供にも同じ道をたどらせるっていうようなね発想がやっぱり湧きやすいという意味合い。
高い教育を受けさせることができるかつ、教育投資に格別の関心を払うという意味で、
やっぱりお金持ちはお金持ちをどんどん生んでいくんだよねっていうこういう傾向にありますよということを話されてるんですよ。
でね、ここでこう語りたいことはですよ。お金持ちの分析はまあそれはそれで面白いけども、行動学って言ってるんだから、そういう人たちってどういう行動してるの?
富を生む教育の重要性
はいそこですよね。そこが気になるわけですよ。僕も気になります。8つの指針があるということなんです。これについてね、ざっと流れでいきましょう。
お金持ちになるための8つの指針。1つ目、能力と野心のある人は企業を目指せということですね。
やっぱり企業家、この方が稼ぐことがあるとIT企業です。ざっと言うとそういうことです。企業していきましょう。
だってデータに出てるんです。会社経営者で東京に住む方がお金持ちってデータ出ているんです。絶対じゃないですよ。
企業するイコールお金持ちじゃないけど、逆に言うとお金持ちの中にはやっぱり企業された方が名を連ねているという事実があるわけですから、
そこのチャンスにベッドしてみましょうということをおっしゃってるんです。2つ目、勉強していて損はない。勉強せっていうことです。
それが生きるか生きないかは別として、やっぱりその企業をするにしてもいろんな知識がいりますし、会計的な知識ももちろんそうですし、
論理的思考能力とかそういったことも必要になってくるから勉強しておいて損はない。生かすか殺すかはあなた次第ですよということですね。
そして3つ目、医者になりたかったらひたすら勉強。これも医学部に入るための条件なんです。お医者さんになったら、だってお金持ちになるというデータが出ているんですから、
それに入るためには大学に入って、そして開業医、開業医になってください。これで成功するんですっていうことが約束されているようなもんですから。
でも地方でお金持ちの方もやっぱりお医者さんなんですって。そういうデータ出てますから、お医者さんになるために勉強してください。
そして4つ目、大企業に入社するにも勉強することが言う。勉強ばっかり。勉強を固く何を、もう説明不要でしょ。
いい企業に入りたきゃ勉強せえっていうことです。5つ目、夫婦円満。できれば共働きをしよう。
これね、旦那さんがいい企業に入っていたとしてですよ。でもやっぱりお金持ちになるということ。この奴の指針ですから、奥さん働いた方がお金入りますよ。
で、それが必ず何でも掲げるわけではないっていうのはもちろんわかってるんですけど、特殊な技能をお持ちの方とかね、お医者さんだったらやっぱり働いた方がお金入りますから。
もうそれは一緒に働いた方がいいですよ。1たす1は2みたいなもんですよ。お金持ちになりたかったら旦那も妻も働きましょうっていうことです。
6つ目、資産運用術と税制については理解しておこうということ。
いくらお金が増えていっても、それ税金でガッツリ持っていかれたら、それは元も子もないよねっていうことなので、
税制と資産運用をきっちり増やしていくっていうことをこれ守ると増やす。この知識つけておきましょうねっていうことです。
7つ目、何か打ち込める趣味なり好きなことを持つ。これ大事ですよ。
お金がただあったってね、それ人生の豊かさにつながっていくのかはなはだ疑問ですよ。
やりたいこと好きなことをやるための趣味ということを見つけていきましょう。人生の充実が大事そういうことをおっしゃっています。
成功のための8つの指針
最後8つ目、お金持ちだからこその節約の美徳を忘れるな。
こういうふうにもおっしゃってます。何でもかんでも浪費すりゃいいってもんじゃないんですよ。お金があるからもう
札風呂だみたいなもうわっさわっさとこういうね、あるじゃないですかイメージ。イメージね実際そんなやってる人見たことないですけど、
じゃないよちゃんと価値のあることにお金を使っていこうねっていう、そういうもう何て言うんですかねマナーっていうかモラルというか
そういったことを身につけるのが大事ですよねっていうことをおっしゃってるんです。ざっとこれ言ってきたけど、まあはい
みんなが挙げても言えるんじゃないですか。僕ざっとまとめていいですか3つです。とにかくお金持ちになるため、勉強しろ。
楽しめる趣味を持て。資産運用と税制は理解しておけ。ここ押さえといてください。そういうことです。
それでね、これでね、なんかね、ざっと終わっちゃっても、せっかくの分厚そうなこの黒い表紙にしては何か当たり前のことを並べてきたななんて言うんですけど、
興味深いデータもあるんですよ。これ最後触れさせてください。所得が増加すると幸福度は下がる。
こんなデータもあるという。恐ろしい。散々お金持ちになるためにはどうしたらいいのかなんてことを書かれていたのにもかかわらずデータをこうとってきて分析もされたにもかかわらずそうなの。
これあるんですよ。これデータね。大竹市、白石市、筒井市が協調の2010年に発刊された日本の幸福度。
この書籍をもとに書かれてるんですが、年収100万円ぐらいからだんだんだんだん幸福度上がっていくんですよ。
そして700万円ぐらいの年収の時にピークに達してそこから幸福度って下がっていっちゃうんですよね。
こんなデータがある。恐ろしい。稼ぎすぎて良くないの?見失っちゃうのかな?こういうことについても触れられてるんですね。
これまた興味深いデータ。ブータンという国がありますね。聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれないですね。
発展途上国にもかかわらず国民のほとんどが幸せだということを言ってるんですよね。
このブータンの国の人たちっていうのはチベット系の仏教徒の方が多い。
この教えは良いことをすれば良いことが返ってくる。一方悪いことをすれば悪いことが返ってくる。
こういう教えがあります。他にもいただきます。ごちそうさま。おかげさまです。
こういう感謝の文化が根付いているんですよね。だから自分の田畑を増やそうということよりも、いかにしてみんなと楽しい時間を過ごすか。
これを考え優先するということが国民全体に根付いているんですよね。
こういうことを考えていくことが重要なんじゃないの。ここに気づけばですよ。
物の豊かさに価値を見出さないならばですよ。
経済成長率を高くするという目標は重要じゃなくなるんじゃないですか。
そういったことにも触れられている一冊でございます。他にも1億円以上の所得者のこのお医者さんはどの大学出てるの?
意外と東京大学とかじゃない。東京医科大学とか日本大学とかそういうところ出られてますし、
社長はみんな国公立じゃないんですと。私立の大学を出られているんですね。
1位は慶応。2位は早稲田。こんなデータもあるという面白いですね。
そしてそして弁護士は実は稼げない。そんなデータもあると。
年収100万円以下の弁護士さん。20%弱もおられるんだ。こういうことがなぜなのかということにも言及されていたり。
そんな興味深いことがたくさん書かれております。お金持ちの行動学。ぜひとも皆さんご一読くださいませ。
はい、ということで皆さん明日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。それではまた明日!