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文ガチャは、ガチャを回して出てきたお題について、のんびりお話しするポッドキャストです。
文ガチャ、木更木の会、椿雷道です。
咲夜です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、木更木の会は、前月のガチャの結果に従いまして、朔人一首2回目ですね。
はい、そうですね。
ということで、咲夜先生になりますね。
はい。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回は、人物に注目しながら、歌もね、一緒にご紹介していきたいと思っています。
はい。
で、1週目は、戦勝名言と紫式部についてお話をしたいと思います。
超有名どころですね。
ライバル関係、歴史好きとか文学好きじゃないと知らない人もいるかもしれないけど、
割とね、比較的そのライバル関係としても有名なお二人。
そうですね。
厳密にライバルって言うとね、ちょっと時代が微妙に被ってて微妙にずれてるとかもあるんでしょうか。
素晴らしい。よくご存知で。
いい。
はい。
割とね、わかりやすくライバル扱いされがちな。
そうですね。
はい。
その通りで、よく対比される二人なんですけど、今おっしゃっていただいたように、実はちょっとだけ年代が違います。
同じ一条天皇のお妃様、帝子さんと将氏さんにそれぞれが仕えていたんですけど、時期が違うんですね。
はい。
で、清少納言は西暦で言うと993年から1000年まで。
はい。
で、紫色部は1006年か07年から1012年ぐらいまでを宮中で勤めていたようなので、実は顔は合わせてないんです。
うん。
割とライバル関係だって言われるんですけれども、よくよく読んでみると、一方的に紫色部が喧嘩を売っている感じがしますね。
なるほど。
はい。批判をしている感じがします。
はい。ではその先のね、清少納言さんの方から行きたいと思います。
はい。
今も言いましたけれども、紫色部よりはちょっと年上です。
ひいおじいさんが清原の深谷部、お父さんが清原の本助といって、2人とも百人一首に歌が載っているという。
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おー。
エリート一家ですね。
そうだ。そうなると、最後が女性だからちょっとニュアンスが違うけど、親子三代みたいな感じなんですね。
そうですね。
はい。
仕えたお妃様、天使さんも漢文が読めるという、本当に頭の良いお姫様でいらっしゃったようです。
で、旧中って言うと、西洋で言うサロンですかね。
インテリな方々が集まって、いろんなお話をしている感じなんだそうで。
で、この天使さんも知識をひけらかすわけではないけれど、知識を使って遊ぶことが大好きだったようです。
ある雪の日のお話がよく知られているんですけれど、その場にいる女房たちに向かって、
「航路砲の雪は?」と天使さんが尋ねたそうです。
で、みんながポカーンとしている中で、清少納言だけが理解をして、すだれをあげてみせました。
中国の八虚位という方の監視の中に、そのようなお話があったようで、
それをちゃんと清少納言が理解して、航路砲の雪はすだれを掲げてみるというのを実現してみせたというお話が残っています。
あとは、よく知られているのは扇の骨のお話はご存知ですかね。
聞いたら聞いたことあるとなりそうな気がしています。
あるおじさんがいらっしゃって、この扇すごいんだよ、今まで見たこともないような素材で作られてるんだよねって自慢しに来たので、
じゃあ、クラゲの骨ですねって言い返したという。
知らなかったです。
本当ですか。
そんなお話も清少納言が書いている枕草紙に載っています。
自分でそれを書いちゃうんですよね。こんなことあったのよっていう感じで。
自分のエピソードを自分で普通に書いているから、悪くすると自慢話に聞くという。
そうなんですよね。それがまた紫式部にとってはちょっと鼻についた部分だったと思われています。
天使が出産時に亡くなってしまったので、それから間もなくして見預かいを辞めて、そこから先はもうわからないという感じになっていますね。
なるほど。じゃあ没年不明な感じなんだ。
そうですね。1025年頃ではないかと言われています。
じゃあ、だとすればまず当時としては普通に余命を過ごされたぐらいの年なのかな?
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そうですね。40歳くらい。
つかえた時が40歳くらいなんだっていうことは、985年ぐらい?
ちょっと待ってくださいね。嘘だ。60歳だ。
まあまあ当時としては長生きですね。
そうですね。別に何かあって不幸で早死にしたとかそういうことではなく、
ちゃんと天使を全うできたみたいな感じではあるんですよね。
そうですね。
じゃあ百人一首はどんな歌かというと、これもまた知識と教養がたっぷり詰まった素晴らしい歌です。
じゃあ読んでみます。
夜を込めて、鳥の空音ははかるとも、夜に大阪の咳は許さじ。
という歌です。
なるほど。なんか聞いたことある。
ああ、本当ですか。
確かに非常に個人的な話ですけど、うちの妹が百人一首で一番好きって言った気がするな。
そうなんですね。
現代語訳としては、夜がまだ明けないうちに鶏の鳴き真似をして人を騙そうとしても、
勧告感ならともかくこの大阪の咳は決して許しませんよ。騙そうとしてもあなたには合いませんよ。という意味の歌です。
なんかそれでも、現代語訳してもわけのわからない言葉がいっぱい出てくるんですけど。
そうですね。
夜を込めての込めてというのは、夜の明けないうちに。
夜が明けないうちに。込めるってしまい込むとか包み込むっていう意味な言葉で、夜が明けないうちにという意味になります。
鶏のそらねは鶏の鳴き真似。そらねって鳴き真似のことですね。
測るとも騙し、騙そうとしてもということですね。
この鳴き真似の測りごとっていうのが、中国の詩記の中に載っているエピソードを使っているものなんです。
なるほど。
毛少君という方のお話で、結構有名な方なんですけどね。
この人が秦の国に捕まってしまって、そこから逃げ出すときに一番鳥が鳴くまで開かないと言われる石書、韓国刊という石書があるんですが、
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そこを部下に鶏の鳴き真似をさせて明けさせましたっていうエピソードがあります。
それを使って、あなたがそうやって、恋人に対してね、これは渡した歌なんですけれど、
恋人が嘘ついて早々に帰っちゃって、
次の日の朝に、ごめんね鶏の鳴き声に咳き出されちゃってさーなんて言い訳のお手紙をよこしたんですけど、
嘘つきなさいっていう時の歌なんです。
夜が明けないうちに恋人が帰ってしまって、その翌日か何かに来た手紙に対する変化みたいな、返事みたいなことなんです。
で、その男の方の言い訳が、後日が、鶏が鳴いたと思ったから、もしくは鶏が鳴いたから、慌てて帰ったんですっていう言い訳だったってことですね。
なるほど。
分かったけど、背景とかにもよるなみたいなことがいろいろありますね。
そうですね。
男性の方の気持ちがそれってそうなってるという意味にパッと聞いた感じは、そんな意味合いも含まれてるのかなみたいな気もしたけど、どういうことなんだろうな。
そこの背景は分からないんですけどね。
時代が時代なので、他の女性のところに行ったのかもしれないし、そういうことならそういうことで、それで怒ってるんだったら、それはそれで意味が分かると言えば分かるけど。
その辺の背景は分からないけど、とにかくいい加減な嘘ついてごまかそうとすんなよってことなの。
そこが清少納言らしいインテリーな感じの韓国感とかいう話、猛食のエピソードを出してくるあたりが清少納言らしいねってことですね。
そうですね。最後の世に大阪の咳は許さじっていうのも、世にって決してっていう意味なんですけど、大阪の咳って会うっていう字を使うんですね。
だから男女が世に会って過ごす会うっていうのと、大阪の咳の会うっていうのをかけた掛け言葉になっています。
これ現実的に今の大阪風とか大阪市の意味の大阪ではないってことですかね。
実際に大阪のあたりに大阪の咳があったんですけれど、ただ清少納言たちの住まいとしては関係ない。
要するにこの都付近の咳症は抜けられないよぐらいの意味合いなのか。
そうですね。
なるほど。関東でいうと箱根の咳症は超えられねえみたいな。
そうですね。そんな感じだと思います。
なるほど。で、許さじは通れませんよっていう。
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許しませんよっていうことですね。だからもうあなたが会いに来るのは許しませんと怒ってますよっていう歌です。
なるほど。嘘ついたことを咎めているというよりももはや来るなということですね。
そうですね。
なるほど。咳は許さじだからもううちの門は通れませんよっていう意味合いなのか。
そうですね。
ニュアンスとしては。
なるほど。強気ですね。強気とインテリといろいろ出てて清少納言らしいという話ですけど。
そうですね。
古い時代の話なんで古いことを言いますけど、古い時代の感性でものを言いますけど、男性の受けはよくなさそうな感じはしますね。
確かに。
今時そんなこともないんでしょうけどね。当時なら尚のことって気はしますが。
はい。という清少納言の歌でした。
はい。
では次は紫式部です。
はい。
この人も有名ですね。源氏物語の作者です。
そうですね。紫式部、源氏物語はよく長編小説としては世界的に古いとか言うんですか。
そうですね。日本初の長編小説と言われています。
なるほど。という意味で世界的に見ても結構古いものということなんですね。
はい。そうですね。
この方も大変頭が良いのですが、ただ本人がその賢さを隠そう隠そうとしていたというエピソードはあります。
なるほど。はい。
弟が習っている漢文を横で聞いていて、弟よりも先に覚えてしまうというぐらいの頭の良さだったんですが、
それをひけらかすのも苦手だし、読めないふりをしていたというぐらいのエピソードがあります。
ただ漏れ出てくる才能というのはどうしても見えてしまうもので、
源氏物語を一条天皇が読んで、この人は日本書紀をよく読んでいる人だと表したそうなんです。
なるほど。
はい。そのせいで日本儀のオツボネとあだなされてしまったのですが、
それはもう式部本人は大嫌いで嫌がっていたというエピソードもあります。
奥ゆかしい漢字といえば奥ゆかしいのかな?
そうですね。当時としては女性が学問をすることはあまり良くないものだとか、漢文は男のもので。
そうですね。かなと漢字とありますね。
というイメージがあったので、漢文が読めることは隠していたと言われています。
イメージがちょっと逆に近いけど、なんでだろうな。
そうですか?
なんか清少納言の方が、ただの勘違いだと思うんですけど、清少納言の方がつつましやかで、どちらかというと暗いイメージ。
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紫式部の方が陽キャというか明るい人みたいなイメージがあったのが、
そのままそれと反対ということにはならないかもしれないけど、
ちょっとイメージが勝手に持っていた僕のイメージとは狂うというか違いがあるような気がしています。
そうなんです。真逆なんですよね。
どっちかというと清少納言の枕野草子の方が陽キャという感じで、
言いたいことを言っている感じですもんね。
今で言うインスタグラムをバズらせるぞという感じですかね。
紫式部の方が文学部のメガネッコみたいな感じですかね。
書いているものもエッセイと恋愛小説みたいなタイプはそういう違いがよく出ていると言われているのかな。
もう一つ、紫式部の有名な作品の中に紫式部日記というものがあります。
結構きちんと日記を書いていらしたようで、その日記が今でも絵巻物にされていたりもするんですが、
この中で結構清少納言を漕ぎ下ろしています。
だから当時の彼女の感性とか、時代的にも正しい感性なんでしょうけど、
女性に当時の求められるつつましやかさが清少納言には見受けられないので、
そういう意味ではそういうことが気に入らなかったり、
ちょっと強めの言葉で言えば下品だったりっていうふうに彼女には見えたのかなっていうのは、
今のお話だけでもそんな気はしますけどね。
どういう論点で指摘しているのかはわかりませんが。
知識をひけらかす、大して読めもしないのにぐらいの勢いで書いてます。
なるほど。結構言いますね。
他の人についてはそこまでひどいことは書いてないんですけど、
清少納言に関してはかなり厳しいことを書いてますね。
性格がよほど合わない、考え方とかがよほど合わない。
そのようです。では歌に行きます。
めぐりあいて、見しやそれともわかぬ間に、
くもがくれにし、夜はの月かな。
という歌です。一時決まり、名で始まる歌はこれしかありませんので、
一時決まりな歌です。せっかく久しぶりに会えたのに、
それがあなたかとわかるかどうかのわずかな間に、
慌ただしく帰っていってしまった。まるで、
雲の間にさっと隠れてしまう、夜の月のように。という歌です。
情緒的といえば情緒的な。
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相手が男性かどうかはちょっとわからないのですけど、
幼な友達とめぐりあったことを話している歌です。
男性かどうかわからないけど、幼な友達。
そこはまたどうしてそういうことになるのかというとこも興味がありますね。
何かそういうエピソードがあったようなんです。実際に。
そういうことなんですね。
めぐりあいて、幼な友達と会って、
月とめぐるっていうのが縁のある言葉だそうで、
よく一緒に使われるようです。
ニュアンスとしてはわかりますよね。
月の満ち欠けがね、一純さっきのめぐるとか言うでしょうしね。
見しやそれとも、見たのがそれかどうかも、という意味です。
へー、面白いな。
わかぬ間に、見分けがつかないうちに、
雲が暮れにし、夜はの月かな。
夜はっていうのは夜に半分って書くんですけど、
夜中とか夜更けという意味です。
いわゆる夜半っていう読み方もしますもんね。
最初にぱっと見で思うところは、
大阪の関の会うと同じ字が出てくるなっていうのが、
2人比較してたっていうこともあって、
最初にぱっと目についたのはそこでしたね。
でも全然ね、それこそ性格が出てる。
テイストも全然違う。
会う会わないということに関しても、
性格の違いがよく出てる。
要するにもう会わないっていう歌と、
ちょっと会えたのにそれとも分からないみたいな、
儚い感じとか切ない感じとかを歌ってる紫式部と、
もう会ってやんねえからなって言ってる、
青少納言の性格の差がよく出てるような気がします。
そうですね。
式部はお父さんが越前の国の婦人だったために、
20代のころ地方でずっと暮らしていたんですね。
今のように交通も発達してないので、
たまに友達が訪ねてきても、
それが嬉しかったのに、
あっという間に帰ってしまったなっていう、
寂しさの歌かなと思います。
青少納言との比較みたいなことで言うと、
歌の中のテイストに比喩表現みたいなものが、
紫式部の場合は出てくる気がしますよね。
会ってすぐ、あなただと分からないぐらいで、
みたいなところの説明で、
ヤハの月っていうような表現が出てくる比喩。
っていうのが、
冗長的というか詞的というか。
そうですね。
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比べて青少納言の方は、
状況説明として、
鶏の声の真似とかっていうようなものが出てくるものの、
大阪の設計みたいな掛け言葉の巧みさとかはあるものの、
冗長的なもの。
歌の内容は冗長的な要素がないからしょうがないんだけど、
情感が湧くような詩の良さみたいなところっていうことよりかは、
枕草子のエピソード的な、
こんなことあって腹立ったわっていう感じも、
本当に枕草子とかにありそうな感じのところを、
形として歌にしたっていうような印象になりますね。
そうですね。
面白いですね。
というかなり対比的な2人のお話でした。
面白かったです。
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